夢だと気づいてはいけない夢7選!明晰夢を見るメリット・デメリットを解説

眠っている間に「これは夢だな…」と気づいた経験はありませんか?
夢であることに気づくという不思議な体験を味わいたい人も多いでしょう。
しかし、中には「夢だと気づいてはいけない夢」というものが存在します。
なぜ、夢を夢だと気づいてはいけないのでしょうか。
そこで今回の記事では、夢だと気づいてはいけない夢「明晰夢」について詳しく解説していきます。
明晰夢を見るメリットやデメリットについても合わせて見ていきましょう。
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【明晰夢】夢だと気づいてはいけない夢とは
明晰夢とは「これは夢だ」と自覚しながら見ている夢のことです。
特徴としては、非常にリアルであることが挙げられます。
普通の夢は物事がはっきりせず、五感もぼんやりとしているものが多いです。
しかし、明晰夢の場合は触覚や聴覚などがはっきりしており、より現実と近い感覚があります。
感覚や感情が研ぎ澄まされてしまう「明晰夢」は、いい意味でも悪い意味でも普通の夢より心身に影響を与えやすいといえます。
明晰夢は危険?
なぜ明晰夢は「夢とは気づいてはいけない夢」だと言われるのでしょうか。
明晰夢は眠りの浅い「レム睡眠」のときによく見られると言われています。
つまり、「目覚めるか目覚めないかの瀬戸際にもかかわらず起きることはできない、しかし本人は夢という自覚がある」という、非常に疲れる状況になりやすいのです。
楽しい夢ならまだしも、夢の内容が怖いもの・不吉なものだった場合でも自分の意思で目覚めるのが難しく、体や心に負担をかける可能性のある夢ともいえます。
【明晰夢】夢だと気づいてはいけない夢を見るメリット
厄介なことが多そうな「明晰夢」ですが、いくつかの良い点も存在します。
ここでは、夢とは気づいてはいけない夢・明晰夢のメリットを見ていきましょう。
夢をコントロールして楽しむことができる
明晰夢には慣れると自分で夢をコントロールすることができるというメリットがあります。
夢だという自覚があるため、意識すれば自由にストーリーを書き換えられるのです。
空を飛んだり憧れの芸能人とデートしたりと、現実では難しいことでも明晰夢の中なら自由に楽しむことができます。
これは、明晰夢の大きな利点といえるでしょう。
夢の中での経験を活かせる
明晰夢はリアルな夢であるため、夢の中の経験が実体験のように活かされます。
受験やプレゼン、発表会など緊張する場面をリアルに体験できると考えれば、十分予行練習として活用することが可能です。
このように、夢の中でのリアルな経験が苦手意識の克服や経験につなげられるのは、明晰夢特有のメリットだといえるでしょう。
自分の深層心理に気づくことができる
夢は自分の意識と深く関係しています。
そのため、明晰夢の内容には自分の深層心理・素直な気持ちが反映されていることが多いです。
通常の夢であればすぐ忘れてしまう夢も、意識のある明晰夢は覚えていることが多く、自分の深層心理や重要な本心に気づける可能性が高いのです。
明晰夢のおかげで、自分が本当にやりたかったことや必要なものを知ることができるかもしれません。
【明晰夢】夢だと気づいてはいけない夢を見るデメリット
明晰夢には少なからずデメリットが存在します。
なぜ明晰夢を繰り返し見ることが危険なのか、その理由を詳しく知っておきましょう。
寝ても疲れが取れなくなってしまう
明晰夢の大きなデメリットは、寝ても疲れが取れなくなってしまうことです。
明晰夢は本人が夢だと自覚できる程度には過敏になっているため、脳を十分に休めることができていません。
心と体を休めるための睡眠なのに、明晰夢ばかり見ていると神経過敏になり、不眠に近い状態になる恐れがあります。
夢と現実の境界が分からなくなってしまう
明晰夢のもう一つのデメリットは、夢と現実の境界が分からなくなってしまう可能性があることです。
怖い明晰夢であれば起きた後でも恐怖心に苛まれたり、いい明晰夢であってもその満足感で現実の努力を放棄してしまったりする恐れがあります。
明晰夢はそのリアルさゆえに、現実との境目を曖昧にしてしまうのです。
夢だと気づいてはいけない夢の内容7選
明晰夢の中でも、とくに「夢だと気づいてはいけない」要注意な夢の内容を紹介します。
縁を切った人が出てくる夢
縁を切った人が出てくる夢は、夢だと自覚しないほうがいい夢の1つです。
縁を切った相手というのはストレスの要因になりやすい存在であり、夢といえど会うのは良くありません。
夢の中でより感覚がリアルになり、過去の嫌なことを思い出してしまう可能性が高いです。
目が覚めた後も精神的に不安定になったりストレスを感じたりするなど、現実世界に悪い影響を及ぼします。
自殺にまつわる夢
自殺にまつわる夢も、気づいてはいけない夢です。
普通に見る夢よりも夢だと自覚している分、自殺の過程や感覚がかえってリアルに感じられてしまいます。
結果として、自殺への恐怖心やハードルが下がってしまう可能性があるのです。
もし精神的に不安定になっているときに自殺にまつわる明晰夢を見てしまったら、大きな影響を受けかねないでしょう。
自分が交通事故に遭う夢
自分が交通事故に遭う夢も、気づかないほうがいい夢です。
明晰夢として気づいてしまうと、交通事故のリアルな感覚にショックを受けてしまう可能性があります。
普通なら起きたら忘れてしまっていることも、夢だと気づいているがゆえに、精神的なダメージを現実世界にまで引きずってしまうのです。
交通事故に遭う夢は、夢と気づかないままにしておきたい夢だといえるでしょう。
大きい動物に襲われる夢
大きい動物に襲われる夢も夢だと気づかないほうがいいです。
クマやサメ、ライオンなどの大きな動物が襲ってきた場合、現実であれば人間はひとたまりもありません。
もし夢の中の出来事だとしても、死の恐怖を身近に感じることになってしまいます。
自分の心を守るためにも、恐ろしい夢はあくまで夢のまま処理したほうがよいのです。
亡くなった人が出てくる夢
亡くなった人が出てくる夢も、夢だと気づいてはいけない夢です。
亡くなった人がいるこの世界は夢だと自覚すれば、その人への恋しさや夢で逢えたうれしさによって現実世界へ戻りたくないという気持ちが膨らんでしまいます。
悲しみを追体験することで、落ち込んだり死への思いが強くなったりする可能性もあります。
亡くなった人との思い出はあくまで夢の中だけでとどめておくことが、今を生きていくためには大切なことなのです。
ドッペルゲンガーと出会う夢
ドッペルゲンガーとは、自分とそっくりな存在・幻影のことで、見ると不吉だと言われています。
そんなドッペルゲンガーと出会う夢を見た場合も、夢と自覚しないほうがいいです。
自分とそっくりな存在が目の前にいるという状況は、自己認識をあやふやにしてしまいます。
もし夢だと自覚してしまえば、その不気味さがよりリアルなものとなって襲ってくるでしょう。
精神的にも不安定になる危険性があるので、ドッペルゲンガーの夢は夢だと気づいてはいけないのです。
世界が滅亡する夢
世界が滅亡する夢も、夢だと気づいてはいけない夢です。
当たり前ですが、世界が滅亡してしまう瞬間など恐怖でしかありません。
そんな夢をリアルに感じてしまったら、夢から醒めたあとも「本当に滅びるかもしれない」「自分や大切な人が死んでしまうかもしれない」といった考えに支配されてしまいます。
上手く割り切れない気持ちを背負うことになりかねないので、こうした夢も明晰夢として自覚しないほうがいいのです。
夢だと気づいてはいけない夢を恐れすぎないようにしよう
リアルに感じられる「明晰夢」には、いい面と悪い面の両方が存在します。
いい夢の場合は自分の利益になることも多いですが、怖い夢だった場合はそのリアルさが現実にまで影響してしまいます。
とくに、自分のトラウマや恐怖心をあおるような明晰夢は、心身ともに疲れさせてしまう可能性が高いです。
夢はあくまで夢であることを忘れてはいけません。
たとえ明晰夢のリアルさに戸惑ったとしても、恐れ過ぎず現実と切り離して考えることを心がけてくださいね。
- 明晰夢とはこれは夢だと自覚している夢のことであり、普通の夢よりもリアルに感じられるという特徴がある
- 現実感の強い明晰夢は心身を疲れさせる危険性がある
- 明晰夢には、自分で夢の内容をコントロールできる・夢の中での経験を現実に活かせるなどのメリットがある
- 明晰夢には寝ても疲れが取れない・夢と現実の境界がわからなくなるといったデメリットがある