お地蔵さんがついてる人の6つの特徴！どんなご利益・効果があるのかも解説

神様がつくように、お地蔵さんがついている人がいると聞いたことはありませんか。

あるいは、あなた自身についていると言われた人もいるでしょう。

実は、地蔵の加護がある人は性格や特徴に共通点があるのです。

今回は、どんな特徴があるのかに加え、ご利益やお地蔵さんがつくようになる方法について解説します。

お地蔵さんとは

柔和な表情で、老若男女問わず信仰されているお地蔵さん。

神社・お寺の境内や道端にいらっしゃるのを見たことがある人も多いですよね。

実は、お地蔵さんは親しみをこめて呼ばれている名前。

正式名称は地蔵菩薩といい、釈迦や観世音などと同じく菩薩の一尊です。

仏教の聖地である古代インドでは「クシティ・ガルバ」と呼ばれています。

「クシティ」は大地「ガルバ」は子宮・胎内という意味を持つことから、あらゆる命を育む大地のように、慈悲を求める人々に寄り添い教え導く存在だとされてきました。

つまり、お地蔵さんは修行者でありながら、道祖神として多くの人の信仰対象になっているのです。

ちなみに、ほとんどのお地蔵さんが、赤いよだれかけや頭巾をしているのは魔除けのため。

とくに、この世に生を受けたばかりの赤子や子どもたちの成長を見守る役割を持っています。

お地蔵さんがついてる人の特徴は？

お地蔵さんはとても慈悲深く、私たちにとって身近に感じられる仏様です。

では、そんな尊い存在がついている人は、どのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、性格的特徴について解説します。

慈しみの心がある

お地蔵さんがついている人は、慈(いつく)しみの心があります。

慈しむとは、かわいがり大切にすること。

つまり、他者を思いやり、深い愛情をもって接することができる人のことです。

つらい思いをしている人に手を差し伸べ、どうすれば苦しみから解放されるかの答えを模索するために行動できます。

誰に対しても慈悲の心があるのは、まさにお地蔵さんそのものですね。

常に感謝の気持ちを持っている

お地蔵さんの加護がある人は、常に感謝の気持ちを持っています。

人として当たり前と思うかもしれませんが、彼らはどんな小さなことにも感謝を忘れません。

たとえば、家族みんなが毎日健康でいる・いつも明るくて笑顔・天気がいい・美味しいご飯を食べられるなどです。

どれも当たり前のように思えますが、実は継続するのはとても難しいこと。

だからこそ、お地蔵さんがついている人は、どんな些細なことにも感謝の気持ちを持っているのです。

子どもに愛情深い

お地蔵さんがついている人は、子どもに愛情深い人が多いといわれています。

そもそもお地蔵さんは、子どもの守護者として多くの人の信仰を集めてきました。

とくに、健康に育つよう願う人たちにとってはありがたい存在です。

また、お地蔵さんは、さまざまな理由でこの世に生を受けられなかった水子を供養する「水子地蔵」でもあります。

なので、たとえ他人の子どもであっても、将来や幸せを願う人はお地蔵さんがついているのかもしれません。

彼らにとっては、子どもたちの喜ぶ姿が何よりもうれしいことなのです。

慎ましやか

お地蔵さんの加護がある人は慎(つつ)ましやかな性格です。

慎ましいとは、遠慮深く態度や行動が控えめなこと。

つまり、自分勝手な行動や発言をするのではなく、相手の立場にたったうえで慎重に行動できる人のことです。

がつがつと自己主張するよりは、どうしたら周囲とバランスがとれるかを考えています。

自分あるいは身近にそういう人がいるのなら、お地蔵さんがついている可能性がありますよ。

非常に努力家

お地蔵さんがついている人はとても努力家です。

というのも、地蔵菩薩は成仏を望む修行者でありながら、同時に苦難や困難に立ち向かう人々に手を差し伸べてくれる存在でもあります。

なので、夢や目標があり、それに向かってひたむきに努力し続けられるのは、お地蔵さんの加護があるからかもしれません。

自分がどうしたいか理解するのは、そう難しいことではありませんよね。

しかし、いざ行動するとなると何をすべきか分からないもの。

たとえ行動を起こしても、ずっと継続するのは簡単なことではありません。

つまり、努力家な人ほど、お地蔵さんが見守ってくれているのです。

自分にも他者にも公平

お地蔵さんの加護がある人は、自分にも他者にも公平です。

自分に公平とは、己のミスに対して言い訳せず非を認めること。

改善点を見つけ、正しくあろうとするのが自分に公平な人といえます。

また、他者に公平とは、どんな価値観であっても尊重すること。

差別したり軽蔑したりするのではなく、みんな平等であるという考えです。

もし、このような人が周囲にいるのなら、その人にはお地蔵さんがついている可能性があります。

お地蔵さんがついてるとどんなご利益・効果がある？

麒麟は金運上昇、龍神は仕事運上昇といったように、神様だけでなくお地蔵さんにもさまざまなご利益があります。

もちろん、子供たちを守るのもご利益・効果のひとつです。

では、これ以外にどんなものがあるのか見ていきましょう。

無病息災

無病息災は、お地蔵さんの代表的なご利益です。

というのも、お地蔵さんを信仰・供養すると28の功徳(くどく)と7つのご利益があります。

功徳とは、神仏からの恩恵またはよい行いの報いのこと。

無病息災もそのひとつで、地蔵菩薩に関する経典『地蔵菩薩本願経』には「疾疫不臨」と記載されています。

健康でいられるのは、お地蔵さんが見守っているからこそですね。

慈悲の心が育つ

お地蔵さんがついていると慈悲の心が育ちます。

そもそも、地蔵菩薩が私たちに救いの手を差し伸べるのは、慈悲の心があるから。

優しくあたたかな心の持ち主だからこそ、人を助けることに全力になれるのです。

なので、お地蔵さんの加護がある人は、やがて慈悲深い人になれるでしょう。

きっと、あなたの助けが必要な人がいるはずです。

簡単なことではありませんが、慈悲の心で救ってあげてくださいね。

神霊が助けてくれる

お地蔵さんがついていると神霊が助けてくれます。

神霊とは文字通り神の御霊(みたま)のことで、人が亡くなり神になったもののこと。

目に見えない存在ですが、私たちははさまざまな御霊の加護を受けているのです。

つまり、お地蔵さんがつくということは、それだけ神様の手を借りられるということ。

あなたがピンチから脱したとき、もしスピリチュアルな存在を感じたのなら、それは神様かもしれませんよ。

理不尽なことが消えていく

お地蔵さんがついていると、理不尽なことが消えていきます。

長く生きていれば、さまざまな経験をしますよね。

楽しいこともあれば、うれしいこともたくさんあるでしょう。

しかし、ときには理にかなっていないことが起こる場合もあります。

たとえば、客から無茶苦茶なクレームがきたり、自分だけが叱責されたりなどです。

こんなとき「なんで私だけ！」と憤りたくなりますよね。

ですが、お地蔵さんがついていれば、理不尽なことはどこかへいきます。

今は大変かもしれませんが、少しずつ気持ちが楽になるはずですよ。

先祖の霊が苦しみから解放される

お地蔵さんは、先祖の霊の苦しみを解放してくれます。

「私たちにご利益があるの？」と思うかもしれませんが、先祖の霊が安らかでいられるのはとても大事なことです。

なぜなら、先祖供養をしっかりしないと、現世にいる私たちにも影響が出るから。

たとえば、体調を崩したり事故に遭ったりなど。

ですが、お地蔵さんの加護があれば、御霊も心おだやかに過ごせます。

もし、先祖の霊の苦しみを感じたら、お墓やお地蔵さんに手を合わせてみてください。

お地蔵さんがついてる人になるには？

生まれたときから仏様と縁があるとはいえ、すべての人にお地蔵さんがついているわけではありません。

子供の頃から縁がある人もいれば、人生半ばで恩恵を感じる人もいます。

では、どうしたらお地蔵さんがつく人間になるのでしょうか。

ここでは、お地蔵さんがつくようになる方法について解説します。

常に前向きでいる

お地蔵さんの加護を受けるには、常に前向きでいることが大切です。

とくに、神や仏といったスピリチュアルな世界においては、ポジティブな感情が運気アップや明るい未来につながるとされています。

なので、悲観的になるのはお地蔵さんが離れていくのでNG。

たとえ、つらいこと・苦しいこと・嫌なことがあっても顔を上げて前を向きましょう。

ポジティブな波動がお地蔵さんを惹きつけますよ。

思いやりの心を持つ

お地蔵さんに好かれるには、思いやりの心を持ちましょう。

思いやるとは、相手の立場になって考えること。

たとえば、誰かが悩んでいて、その人の立場になって考えたとき、自己中心的な言動はせず助けになろうとするでしょう。

つまり、思いやるとは相手の助けとなる行動をとることです。

積極的に行動を起こせる人は、お地蔵さんの加護があるかもしれませんよ。

無条件の愛を与える

お地蔵さんがついている人になるには、周囲に無条件の愛を与えましょう。

無償の愛ともいいますが、簡単にいえば見返りを求めないこと。

「私はこうしたから、じゃあなたはこうして」のように利得を要求するのではなく、相手に尽くすことに喜びを感じます。

つまり、仏のように慈悲の心を養うことが大切なのです。

お地蔵さんの加護を望む人は、周囲に見返りを求めていないか自分を振り返ってみてください。

感謝の気持ちを忘れない

お地蔵さんに見守ってほしい人は、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

もちろん、日々の生活において、感謝の心を維持するのは簡単なことではありません。

嫌なことがあったらストレスを感じますし、毎日おだやかに過ごしている人のほうが少ないでしょう。

だからこそ、小さなことでも感謝することが大切なのです。

一言「ありがとうございます」「感謝します」と言うだけで、心が軽くなりませんか？

必ずしも言葉に出す必要はないので、常に意識しながら心のなかで感謝を述べてみてください。

子どもに対する理解

お地蔵さんがつくのは、子どもに対する理解があるからです。

これまで記載したように、地蔵菩薩は子どもたちの成長をずっと見守っています。

健康であることを願い、愛し、ときには教え導くことが彼らの生きがいです。

なので、子どもに対する理解を深める必要があります。

そして、大切なのは子ども視点で物事を見ること。

自分だったらどうするか・どう思うかなどを考えられるようになると、お地蔵さんの加護を受けられる日が近いかもしれません。

お地蔵さんがついている人はご利益がたくさん！感謝の気持ちを持って過ごそう

お地蔵さんは、たくさんある菩薩のうちの一尊であり、慈悲を求める我々に寄り添い手を差し伸べてくれる尊い存在です。

そのため、さまざまなご利益があり、信仰・供養することでその恩恵を受けられます。

しかし、ただ手を合わせるだけでは加護は望めません。

思いやりの心を持ち、感謝の気持ちを日々意識することで、お地蔵さんからよい行いの報いを受けられるでしょう。

当たり前と思うのではなく、さまざまなものに感謝して過ごしてくださいね。