出雲大社でやってはいけないタブー!二礼四拍手・参道など正しい参拝マナー
恋愛や縁結びのパワースポットとして有名な出雲大社。
出雲大社には、参拝するにあたってタブーとされる行動があることを知っていますか?
神聖な場所にふさわしくない行いをすると、せっかくのご利益をいただき損ねてしまうかもしれません。
そこでこの記事では、出雲大社のタブーや正しい参拝作法を詳しく解説します。
出雲大社の歴史や慣習を理解し、適切なマナーを心がけることで、より意義深い参拝となり、恋愛運アップのご利益も期待できるでしょう!
Contents
【最重要】出雲大社だけの独自ルールとタブー3選
出雲大社が他の神社と最も異なるのは、その参拝作法と境内でのルールです。この3つの独自ルールを知らないと、神様へ敬意を払っていないと見なされてしまう可能性があります。
参拝時に「二礼二拍手一礼」をすること
一般的な神社の作法である「二拝二拍手一拝」を、出雲大社でそのまま行うのはタブーです。
| NG行動 | OKな作法(出雲大社式) |
| 二礼二拍手一礼で拝礼する | 二礼四拍手一礼で拝礼する |
【二礼四拍手一礼が正しい作法である理由】
古来より、数字の「八(やお)」は無限大を意味する縁起の良い数字とされてきました。
出雲大社で最も格式高い例祭(勅祭)では「八拍手」が行われますが、平素は、その半分の「四拍手」で限りない拍手をもって神様を讃える作法が正式とされています。
拝殿、御本殿、境内の全ての社殿でこの「二礼四拍手一礼」が作法となります。
松の参道の「中央」を歩くこと
出雲大社の境内は、四の鳥居をくぐるごとに神域としての厳かさが増していきます。
中でも、三の鳥居(鉄の鳥居)をくぐった先にある「松の参道」の中央を歩くのは、二重の意味でタブーです。
- 神様の通り道: 参道の中央(正中)は、神様がお通りになる道とされています。参拝者は敬意をもって左右の端を歩くのがマナーです。
- 松の根の保護: この参道は、古くからの美しい松並木を保護するため、現在、中央部分は立ち入り禁止となっています。
OKな作法: 松の参道は、神様への敬意と松の根への配慮から、必ず左右どちらかの舗装された歩道を利用してください。
引いたおみくじを境内の木に結ぶこと
一般的な神社ではおみくじを木に結ぶことがありますが、出雲大社ではおみくじを神聖な木に結ぶのは避けられています。
OKな作法:
出雲大社のおみくじは、吉凶を断定するものではなく、神様からの教えやメッセージが書かれているため、持ち帰って大切に読み返すことを推奨しています。
結びたい場合は、境内に設けられた専用の「おみくじ結び所」を利用してください。
神様に失礼にあたる!一般的な参拝のタブー3選

出雲大社独自の作法を知ることは大切ですが、神域である神社を訪れる際には、すべての神様に対して共通する、最低限の敬意とマナーを守ることが、私たちの心を整える上でとても重要になります。
ここでは、無意識のうちにやってしまいがちだけれど、神様に失礼にあたってしまう可能性のある、一般的な参拝のタブーを3つご紹介します。
これらのマナーはもちろん出雲大社でも守らなくてはなりませんので、しっかり頭に入れておきましょう。
ラフすぎる服装(露出やサンダル)で参拝すること
神様にご挨拶する場にふさわしくない、清潔感に欠ける服装はタブーとされています。
| NG服装の具体例 | OKな服装(推奨) |
| 露出が多い服(ノースリーブ、ミニスカート) | 襟付きのシャツ、ブラウス |
| ダメージ加工のデニム、穴あきジーンズ | チノパン、スカート、清潔感のあるパンツ |
| サンダル、ミュール、ヒールの高い靴 | 革靴、歩きやすい清潔なスニーカー |
【心掛け】 祈祷を受ける場合は特に、ジャケットを羽織るなど、よりフォーマルな服装を心がけましょう。鳥居をくぐる際は、必ず脱帽してください。
お賽銭を強く「投げ入れる」こと
お賽銭を遠くから勢いよく投げる行為は、神様に失礼にあたるとされています。
お賽銭は、神様への感謝の気持ちを表すものです。
拝殿の正面に立ち、賽銭箱に静かに手を近づけて、そっと滑らすように納めてください。
タブー6:神域の「中央」を横切り続けること
参道中央は神様の通り道であり、拝殿前やご本殿前など、特に厳粛な場所を横切る行為は失礼にあたります。
OKな作法:
- 鳥居をくぐる際、参道を歩く際は、必ず中央を避け、左右の端を歩きましょう。
- 鳥居の前では立ち止まり、一礼をしてからくぐるのが正式なマナーです。
出雲大社の正しい参拝作法
出雲大社での参拝には、独自の作法があり、これを正しく理解して実践することが重要です。
これらの作法を丁寧に守ることで、より深い敬意を表し、心のこもった参拝となります。
二礼四拍手一礼の方法と意味
出雲大社を参拝する際は「二礼四拍手一礼」を用いましょう。
【手順】
最初に二回礼をし、次に四回手を叩き、最後にもう一度礼をする
二礼四拍手一礼には、神様への感謝と尊敬の気持ちが込められています。
二回の礼は神様へのあいさつ、四回の拍手は神様への呼びかけ、最後の一礼は神様への感謝を表しているのです。
御本殿でのお参りの仕方
御本殿に向かう前に、手水舎で丁寧に身を清めましょう。
御本殿では、ご神体の正面から挨拶をすることが重要です。
出雲大社の場合、御本殿の西側がご神体の正面にあたります。
ご神体に向かって、二礼四拍手一礼を行い、心を込めてお参りしましょう。
以上が、出雲大社での正しい参拝作法の概要です。
これらの作法を守ることで、神様への感謝と尊敬の気持ちを表すことができるでしょう。
出雲大社参拝時のその他の注意点

出雲大社に参拝する際、これまで紹介したタブー以外にも守るべきマナーやルールがあります。
神聖な場所を訪れる意識を持ち、適切な行動をとることで、より有意義な参拝となるでしょう。
ここでは、出雲大社参拝時の注意点をいくつかご紹介します。
写真撮影のマナーとルール
出雲大社では、写真撮影に関するマナーとルールがあります。
まず、御本殿内での写真撮影は基本的に禁止されています。
神聖な空間であるため、静かに参拝することが大切です。
撮影する際は、他の参拝客に迷惑がかからないように配慮するのがマナー。
そもそも、参拝時はカメラやスマートフォンに気を取られすぎないことが基本です。
写真を撮ることに夢中になり、本来の目的を忘れてしまっては本末転倒なので、参拝を最優先に考えてくださいね。
おみくじの正しい引き方と保管方法
おみくじを引く前に、まずは心を落ち着けましょう。
神様に向かって一礼し、自分の願いごとを心の中で唱えます。
そして、おみくじ箱から番号の書かれた棒を1本引き抜きます。
あまり悩まずに、直感で選ぶのがコツです。
おみくじの内容が良くなかった場合でも、すぐに捨てるのはタブーとされているので要注意。
おみくじを破ったり、乱暴に扱ったりすることは避けてください。
自宅に持ち帰る場合は、清潔な場所に保管することをおすすめします。
参拝後の過ごし方のコツ
出雲大社の参拝後は、周辺のスポットを楽しむのもおすすめです。
定番は、コシの強い麺が特徴的な郷土料理「出雲そば」を味わうこと!
出雲大社周辺には、美味しい出雲そばを提供するごはん屋さんが多数ありますので、旅の思い出としてぜひ立ち寄ってみてください。
また、恋愛運アップのご利益があるとされるスポット巡りをするのも良いでしょう。
タブーを知って出雲大社を正しく参拝しよう
出雲大社を訪れる際は、まず宇迦橋の大鳥居をくぐることから参拝が始まりますので覚えておきましょう。
参拝の際は、出雲大社独特の「二礼四拍手一礼」という正しい作法を守りましょう。
御本殿では、ご神体の正面から丁寧に参拝することが大切です。
参拝後は、境内や周辺にある恋愛運アップのスポットを巡るのもおすすめです。
これらの場所を訪れることで、出雲大社のパワーをより深く感じることができるでしょう。
正しい作法と敬意を持って参拝することで、出雲大社の神聖な雰囲気を十分に味わえます。
歴史ある神社のパワーを感じながら、心を込めて参拝してみてはいかがでしょうか。
出雲大社での特別な体験が、あなたの人生に良い影響をもたらすかもしれませんよ!
- 出雲大社に存在するタブーを犯す=神様への冒涜
- ラフすぎる服装で参拝したり、お賽銭を雑に投げ込んだりするのはNG
- 御本殿ではご神体の正面から丁寧に参拝するべし
- 出雲大社では「二礼四拍手一礼」が基本
- マナーをしっかり守って出雲大社のパワーを感じよう




