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厄払いに一緒に行ってはいけないって本当?家族で行くべきか一人で行くべきか解説

神秘
この記事は約 10 分で読めます。

お寺や神社で行う厄払いや厄除け。

御祈願して邪気や災厄を払いのけるというもので、自身を守る上では大切な行事の1つです。

しかし「厄払いは誰かと一緒に行ってはいけない」という話もあるため、家族で厄払いに行こうか悩んでいる人もいるでしょう。

この記事では、厄払いに一緒にいけないとされる人やその理由について解説します

 

厄払いは一緒に行ってはいけない?一人で行った方がいい?

結論からいうと厄払いには「誰かと一緒に行ってはいけない」という決まりはありません。

家族や友人と一緒に受けるのはもちろん、一人で厄払いを受けるのも自由です

厄払いは神聖な儀式であり精神的な安定こそが、儀式の効果を高めるとされています。

そのため、家族や親しい友人など一緒に行って安心できる身近な存在と一緒に受けるのがおすすめです。

 

厄払いを一緒に行ってはいけないと言われる理由は?

厄払いを一緒に行ってはいけないと言われているのは、せっかく払った厄が一緒に受けた人たちが拾ってしまうという考え方が理由です。

しかし、払った厄が他人に移ることはありません。

厄払いという儀式は厄払いする人を厄から守り、遠ざけるという意味合いで行う儀式です。

あくまで個人に対しての厄除けであるため、他人は関係しておらず、厄が周りに降りかかることはありません。

 

厄払いを一緒に行ってはいけないとされる人の特徴

厄払いを一緒に行ってはいけないという決まりはなく、むしろ厄払いする人を精神的に支え儀式の効果を高めるとされています。

しかし、厄払いを一緒に行かない方がいい人も中には存在します。

こちらでは、厄払いに行く際に注意した方が良いとされる人の特徴について解説します。

 

体調が優れない人

家族であっても体調が優れない人は厄払いに誘わない方がいいでしょう。

いつもの日常とは異なる厳かな儀式は、肉体的にも精神的にも負担となってしまう場合があります。

体調が優れない人や怪我をしている人が厄払いを受けることで、体調が悪化してしまう可能性も。

どうしても一緒に厄払いをしたい場合は、日を改めて心身が健康な日時に改めたほうがいいでしょう。

 

妊娠中の女性

厄払いを一緒に受ける際に注意したいのが妊娠中の女性。

お腹にいる赤ちゃんのために自身のエネルギーを使っている妊婦さんは、いつも以上にデリケートで負担を感じやすくなっています。

そのため、厄払いに参加することで母体にストレスがかかるだけでなく、胎児に悪影響を及ぼす場合もあるため、避けたほうが安心です。

ただし、本人の強い希望がある場合は体調が落ち着いている時期に受けるようにしましょう。

 

厄払いは家族で行くべき?一緒に受けるといい人の特徴

厄払いを一緒に受けても同行者に厄がうつることはないため、誰と一緒に受けても問題ありません。

しかし、厄払いとは神聖な儀式であるため、一緒に受ける相手によっては効果が半減したりしてしまうことも。

こちらでは、厄払いを一緒に受けるといい人の特徴を紹介します。

誰と一緒に受けたらいいか迷っている人は、こちらを参考に誘ってみてくださいね。

 

厄年の人

厄払いを一緒に受けるといいのが厄年の人。

厄年とは障りや災難が降りかかりやすいとされている年のことで、神社やお寺などでも厄年の対象となる生まれ年が掲示されています。

環境や人生の転機となる大きな変化が多い時期でもあるため、心も身体も体調を崩しやすくなります。

厄年を安心して過ごせるように前厄・本厄・後厄に該当する年は厄払いをしておくのがおすすめです。

 

家族

一人で厄払いに行くのが不安な人は、家族と一緒に参加するのがおすすめです。

厄払いは厳かな儀式であるため、精神的に不安感が大きくなる人もいるでしょう。

不安な気持ちが大きいままだと、儀式に集中できないばかりか心の負担も大きくなります。

せっかくの厄払いの効果を十分に授かるためにも、家族などの安心できる存在と一緒に受けるのがおすすめです。

自分だけでなく大切な人たちの厄も払って、家族みんなでいい一年を迎えましょう。

 

最近運が悪いと感じる人

一緒に厄払いを受けたほうがいい人の特徴に、最近運が悪い人があげられます。

仕事でミスを連発する、よく怪我をする、頻繁に物を無くすなど、よくない出来事が立て続けに起こる人は運気が下がっている可能性が高いです。

厄払いは邪気や穢れを払い、運気の巡りを改善することを目的とする儀式。

そのため、最近運が悪いと感じる人は厄払いをすることで、安心して過ごせるでしょう。

 

引っ越しや転職などの大きな変化がある人

引っ越しや転職などの環境の変化が大きな人も厄払いを一緒に受けたほうがいいです。

環境が大きく変わる時期は、精神的にも体力的にも不安定になりやすくなります

また、新しい環境を前向きな気持ちで迎えられるように、厄払いでこれまでの穢れや厄を払いましょう。

 

人間関係に悩んでいる人

人間関係に悩んでいる人も厄払いをした方がいい人の特徴の1つ。

嫌がらせに悩んでいたり、人間関係のもつれが何度も起きるという人は運気が低下している可能性が高いでしょう。

人間関係の悩みは運気が低下しているだけの問題ではないかもしれません

しかし、自分なりに努力しているのに中々人間関係が改善しない人は運気が低下している可能性が高いため、厄払いで運気の流れを改善しましょう。

 

厄払いを受けるときのマナーは?

神社やお寺で受ける厄払いは厳粛な儀式のため、事前にしっかりと作法やマナーを把握しておきましょう。

厄落としのための儀式であることは知っていても、正しいマナーや作法を知らない人も多いのではないでしょうか。

こちらでは、厄払いを受ける際のマナーについて解説します。

当日慌てないように、事前にしっかりと準備しておきましょう。

 

フォーマルな服装で参加

厄払いに行く際はフォーマルな服装が望ましいです。

男性であればスーツにネクタイ、女性ならスーツやワンピースがおすすめ。

スーツの準備が難しい場合も、露出が少なく落ち着いた色味の洋服を選びましょう。

ジーパンやスリッパ、サンダルなどのカジュアルな服装はNG

また、祈願を受ける社殿に入った際は帽子やコートを脱ぐなどの基本的なマナーにも気を付けましょう。

 

元旦から節分までに受けるのが一般的

厄払いは立春までに受ける風習があるため、新しい年が明けてから節分までに受けるのが一般的です。

多くの神社が元旦から祈願できるため、初詣のタイミングで一緒に受ける人も多いです。

あくまでも昔からの習わしによるものであるため、節分を過ぎて受けても問題ありません。

仕事で忙しい人や体調が優れない人は、落ち着いたタイミングで厄払いしましょう。

 

祈祷料・初穂料を準備しておく

厄払いを受ける際は祈祷料・初穂料を準備しておきましょう。

初穂料とは、厄払いや祈願などの慶事を受ける際に神様へ感謝の気持ちを込めて支払うお金のこと。

5,000円から1万円程度が相場ですが、神社によっては金額が決まっている場合もあるため、事前に問い合わせておくと安心です。

初穂料に使用するお金は新札を用意し、紅白の蝶結びや水引きののし袋に包みましょう。

神社での厄払いには「御初穂料」、お寺には「お布施」と表面に記載するのが一般的です。

 

神社ごとの作法に従う

厄払いと一言にいっても作法やマナーは神社によって異なります。

座っているだけでいいところもあれば、一人ひとり前に出てお祓いを受ける場合もあるでしょう。

神社ごとの作法は控室や厄払い中に説明や指示があるため、落ち着いて指示に従ってください。

 

翌年にお礼参りをする

厄払いした翌年は、一年無事に過ごせた感謝の気持ちとお礼を伝えにお礼参りをするのがマナーです。

一般的には厄払いをした翌年の同時期に行くのがいいとされています。

お礼参りの際は、厄払いを受けた際にいただいたお札やお守りを持参し、返納しましょう。

神社ごとの具体的なお礼参りのやり方は、厄払いをした神社に問い合わせてください。

お願いしてばかりでお礼や感謝の気持ちを伝えないのは、神様に対して失礼です。

厄払いを受けた翌年にはお礼参りをすることを忘れないようにしてくださいね。

 

厄払いに行ってはいけない日はある?

一般的に厄払いは新年から節分までに受けるのが一般的ですが、反対に行かない方がいい時期はあるのでしょうか。

せっかくの厄払いであるため、最高のタイミングで受けたいと思うのは当然のことでしょう。

こちらでは、厄払いに行ってはいけない日があるのか、避けたほうがいい日があるのか解説します。

 

基本的には365日いつでも受け付けている

厄払いは古くからの習わしに従って節分までに受ける人が多いですが、基本的にどの神社も365日いつでも厄払いをすることが可能です。

誕生日や縁起の良い日など、自由なタイミングで厄払いに行っても問題ありません

厄払いの効果は1年続くといわれているため、厄年の人は前厄・本厄・後厄それぞれの年に厄払いするのがいいですが、最近では本厄のみ厄払いを受ける人も増えています。

受ける時期は本人の都合のいいタイミングで構いませんが、厄払いの翌年にお礼参りするのを忘れないようにしましょう。

 

神社での厄払いは「忌中」を避ける

厄払いはいつでもご自身の都合の良い時期に受けることが可能ですが、神社で厄払いする際は「忌中」は避けたほうがいいです。

忌中とは、死去された日を1日目として四十九日法要までの期間のことを指します。

神道で忌中は穢れのある時期と考えられており、神社への参拝は避けるべきとされています。

そのため、神社での厄払いは忌中を避けるようにしましょう。

ただし、お寺では忌中であっても厄払いが可能です。

 

「仏滅」「友引」などの六曜も気にしなくていい

六曜とは中国で考案された吉凶を判断する考え方のことで、カレンダーや手帳などに記載されている場合があります。

結婚式などのお祝い事や転職や引っ越しなどの一大イベントの日程決めの参考にする人も多いです。

厄払いでも六曜で縁起のいい日に受けた方がいいと思う人もいますが、実は六曜の考え方は神社やお寺とは関係がないとされています。

そのため、六曜では凶日とされている仏滅や友引などに厄払いしても問題ないため、ご自身のタイミングで行って大丈夫です。

 

厄払いに一緒に行ってはいけない人はいない!ただし体調不良や妊娠中の女性は要相談

厄払いは自身の厄を払い身を守る儀式なので、誰と一緒に行っても問題ありません。

むしろ家族など身近な存在の人と一緒に行くことで、心身が安定し祈祷に集中できます。

ただし、体調不良や妊娠中の女性はいつもと違う雰囲気が悪影響となる場合もあります。

厄払い自体はいつでも受けられるため、体調が万全な時期に一緒に受けるようにしましょう

また、厄払いした翌年にはお礼参りして一年無事に過ごせた感謝の気持ちを伝えに行ってくださいね。

 

まとめ
  • 厄払いに一緒に行ってはいけないという決まりはない
  • 妊娠中の女性や体調不良な人と一緒に行くのは避けたほうがよい
  • 厄年の人や運気が悪いと感じる人は厄払いして運気アップを目指そう
  • 神社によってマナーや作法が違うので事前に確認しておこう
  • 神社での厄払いは忌中を避けて受けよう

 

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