亡くなった人に話しかけてはいけない理由とは?故人と話す際の注意点も解説

大切な人の訃報は、本当につらくて悲しいですよね。
だからこそ「亡くなった人が目の前に現れたら言葉をかけたい…」と思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、言葉をかけると取り返しがつかない事態に発展する可能性があるのです。
この記事では、亡くなった人に話しかけてはいけない理由と、故人と話す時の注意点を紹介します。
Contents
亡くなった人に話しかけてはいけない理由
亡くなった人の霊体が目の前に現れても、話しかけてはいけません。
トラブルを引き起こす可能性があり、非常に危険です。
では、なぜ亡くなった人に話しかけてはいけないのか、詳しく見ていきましょう。
目の前に現れた霊が本人かどうかがわからない
亡くなった人が見えたり、気配を感じたりした場合「会いに来てくれたのかな」と思い、嬉しさと話したい気持ちでいっぱいになりますよね。
しかし、霊体が目の前に現れても、亡くなった人に話しかけてはいけないといわれています。
というのも、目の前に現れた霊は、本人ではない可能性があるからです。
もし霊が見えても本人かどうかを見極めるのは難しく、悪霊であるケースも珍しくありません。
悲しみに暮れている遺族の気持ちを利用し、悪霊が話しかけてくるケースも少なくないのです。
悪霊だと気づかずに話してしまうと、取り憑かれるケースも珍しくありません。
そのため、目の前に霊が現れても話しかけてはいけないのです。
話しかける内容によってはあの世に連れて行かれる
霊に話しかける場合、内容によってはあの世に連れて行かれることも。
亡くなった人に心残りや寂しさがあると、故人の魂がこの世に残る可能性があります。
このような状態で「何で先に逝っちゃったの」「この先どうしたらいいのかわからない」などの悲しみを故人に伝えてはいけません。
ネガティブな言葉は、故人が天国で安らかに眠れない原因となります。
「今までありがとう」「ゆっくり休んでね」など、ポジティブな気持ちで故人を送りましょう。
亡くなった人に話しかける時の注意点
霊体が見えてもトラブルに繋がる可能性があるため、亡くなった人に話しかけてはいけないといわれています。
しかし、霊が見えない状態であれば話しかけても問題ありません。
とはいえ、亡くなった人に話しかける場合、細心の注意を払う必要があります。
ここでは、亡くなった人に話しかける時の注意点を紹介します。
故人への後悔の気持ちを持たない
亡くなった人に話しかける時は、後悔の気持ちを持ったまま話しかけるのはやめましょう。
大事な人が亡くなると、悲しみやネガティブな感情を抱くのは仕方ないことです。
しかし、後悔の気持ちが残り続けている状態は、故人が安心してあの世に行けない原因になります。
そのため、亡くなった人が安心してあの世に行けるように、明るく前向きな姿勢で毎日を過ごすことが大切。
もちろん、すぐに悲しみが癒えることはないかもしれません。
故人に元気な姿を見せてあげられるように、少しずつ日常を取り戻しましょう。
ネガティブな感情を持たない
亡くなった人に話しかける時は、ネガティブな感情を持たないようにしましょう。
ネガティブな気持ちがあると、故人は成仏できずに魂がこの世に残り続ける可能性があります。
大事な人が亡くなったらつらく、悲しい気持ちになるのは仕方ありません。
しかし、その気持ちを引きずると、故人はあなたを放っておけなくなるのです。
あの世に行く人をこの世に引き戻すことはできませんが、この世にいる人をあの世に連れて行くことはできるといわれています。
「そんなに悲しいなら一緒にあの世に行こう」と連れて行こうとするため、できるだけポジティブな気持ちで過ごしましょう。
亡くなった人が喜ぶ行動
大切な人が亡くなったら悲しい気持ちが強く、生きる気力を失くすほどの大きなショックを受ける人は少なくありません。
しかし、故人はつらそうなあなたを見て、心を痛めます。
そのため、亡くなった人が安心してあの世で過ごせるように、故人が喜ぶ行動を心がけ、明るい気持ちで過ごしましょう。
ここでは、亡くなった人の喜ぶ行動を紹介します。
ポジティブな報告をする
亡くなった人にポジティブな報告をすることで、故人は喜んでくれるでしょう。
悲しみを乗り越え、前向きに過ごしていることが伝われば故人は安心できるからです。
仏壇がある家庭は、毎日感謝の気持ちを伝えると同時に、ポジティブな報告をしましょう。
たとえば「結婚が決まった」「試験に合格した」などの嬉しい報告は、天国にいる故人も一緒に喜んでくれるはず。
また、大きな報告ではなくても「上司に褒められた」「仕事がうまくいきそう」など、日々の喜びを共有しましょう。
報告する時は心の中で唱えたり、独り言のような感覚で伝えたりするのが吉です。
心を込めて供養をする
大事な人が亡くなったら、心を込めて供養することが大切。
無事に一日を終えられるのは、ご先祖様が守ってくれているからであることを忘れてはいけません。
そのため、心を込めて供養し、感謝の気持ちを伝えることが重要です。
注意したいのは、供養が作業にならないこと。
仏壇の有無にかかわらず、形式にこだわるよりも、故人を思う心のこもった行動が大切です。
自身の報告も兼ねてお墓参りに行けば、故人は忘れられていないことに喜びを感じます。
遠くに住んでいてお墓参りに行けない人は心の中で感謝を伝えたり、ミニ骨壺を自宅に置いたりするのもいいでしょう。
故人がやり残したことを引き継ぐ
故人にやり残したことがある場合、あなたが代わりにやり遂げることで故人は喜んでくれるでしょう。
故人がやり残したことは遺書に記してあったり、生前の何気ない会話の中に隠れていたりします。
遺書に書いてない場合は、生前の会話を思い出してみましょう。
思い当たることがない場合は、占い師や霊能師に依頼して、故人の気持ちを聞いてもらうのがおすすめ。
亡くなった人の望みが叶えられれば、天国にいる故人も喜んでくれるでしょう。
故人からのメッセージを日常に活かす
亡くなった人からのメッセージを日常に活かすことで、故人は喜んでくれるでしょう。
亡くなった人の姿は見えませんが、さまざまな形でメッセージを送っています。
故人からのメッセージに気づき、何を伝えているのかを感じ取ることが大切です。
では、故人はどのようにメッセージを送っているのか、まとめてみました。
- 亡くなった人の匂いがする
- 気配を感じる
- 亡くなった人が夢に出てくる
- 急に物が動く
- 亡くなった人と深く関わりのある物が壊れる
- 耳鳴りがする
このような現象が起きた時、亡くなった人はあなたの近くにいる可能性があります。
故人が何を伝えに来たのかを考えて、適切な行動することが大切です。
遺品を大事にする
亡くなった人が大切にしていた遺品を大事に扱うことも、故人が喜ぶ行動の一つ。
生前に大事にしていたものを形見として毎日持ち歩けば、故人は喜んでくれるでしょう。
アクセサリーやキーホルダー、時計など、日常的に使える物であれば身につけることをおすすめします。
遺品をお守りとして身につければ、故人が災難から守ってくれるかもしれません。
ただし、身につけることで運気が下がった場合は持ち歩くのをやめ、不運が続く場合はお清めし、悪いエネルギーを浄化させましょう。
故人との思い出の場所に行く
亡くなった人とよく行った場所や思い出の地に足を運ぶことで、故人は喜んでくれるでしょう。
故人は、姿が見えないだけで実は側にいるということも珍しくありません。
そのため、故人が好きな場所や思い出の地に行けば、故人も一緒にその場所に来ている可能性があるのです。
思い出の場所に行ったら明るく過ごすのがポイント。
ポジティブな気持ちで楽しむことで、故人は喜んでくれるはずですよ。
故人の幸せを願う
故人の幸せを願うことも、喜んでくれる行動の一つです。
大切な人が亡くなった時は悲しい気持ちになり、涙を流した人も多いでしょう。
この感情は、故人を大切に思っており、一緒に過ごした時間が楽しかったからですよね。
お別れはつらく悲しいものですが「大切な人だからこそあの世で幸せに過ごしてほしい…」と願うことで、故人は喜んでくれるのです。
離ればなれになっても、この世からたくさんの感謝と愛情を伝えることが大切。
あなたの思いが伝われば、天国でも穏やかに幸せな毎日を過ごしてくれるでしょう。
話しかける以外に亡くなった人にしてはいけないこと
家族や身内など、大事な人が亡くなったら精神的に落ち込み、何もかもが手につかない状態になるかもしれません。
しかし、ネガティブな感情を抱いたままで過ごすのは、亡くなった人にとってもつらいことです。
あなたが悲しそうにしている姿に、故人は心を痛めるため、前向きな気持ちで日常を送ることが大切です。
すぐに心が癒えるほど軽いものではありませんが、故人はきっとあなたの側でいつも見守ってくれていますよ。
いつまでもあなたの心の中で生き続け、支えてくれています。
ネガティブな感情を少しずつ手放し、笑顔で過ごしてくださいね。
亡くなった人に話しかける時はポジティブな内容を心がけよう!
今回は、亡くなった人に話しかけてはいけない理由と、故人と話す時の注意点について紹介しました。
自身の家族が亡くなった場合、葬儀が終わると張り詰めていた気持ちが緩み、一気に抜け殻状態になることも少なくありません。
そのような時に亡くなった人が見えたり、声が聞こえたりしたら、誰でも話しかけたくなるはず。
しかし、身の安全を守るためには、むやみに亡くなった人に話しかけてはいけないのです。
もし、話しかける場合は、ポジティブな気持ちでいることが大切。
あなたの悲しそうな姿が故人の心を痛めるので、前向きに過ごしましょう。
また、故人が喜ぶ行動を心がけることで、亡くなった人を安心させる効果も。
亡くなった人が天国で安心できるように、前向きな気持ちで過ごしてくださいね。
- 霊の姿が見える場合は亡くなった人に話しかけてはいけない
- 亡くなった人に話しかける場合は、後悔の気持ちやネガティブな感情を持たないようにする
- 亡くなった人を偲び故人の喜ぶ行動を取ろう
- 亡くなった人に話しかける時はポジティブな内容を心がける
- 亡くなった人に話しかけてはいけない理由を心に留め、幸せに暮らすことが大切