正しい願掛け方法で効果を狙う!願掛けの意味と神社参拝手順、絵馬の書き方
初詣や旅先などで神社に行ったとき、正しいお参り方法がわからないという人も多いのではないでしょうか。
特に願掛けをする場合は、正しい方法でしないと、十分に効果が発揮されない可能性があるので注意が必要です。
この記事では、願掛けの意味や神社の参拝手順、絵馬の書き方を紹介します。
Contents
願掛けの意味
「願掛け」とは自分の願いを実現させるために、神様や仏様に誓いを立てることです。
願いの中には、事故や病気などに対する厄払いはもちろん、商売繁盛や学業成就、心願成就など様々なものが含まれます。
神社に行って祈るだけでも十分と思う人もいるかもしれませんが、中には願い事が大きすぎて、それだけではお願いした気分になれないという人もいるでしょう。
その場合は、次の方法を使ってより強く願掛けをするのがおすすめです。
わかるようでわからない「百度参り」
百度参りとは、特定の神仏に自分の願い事を聞いてもらえるように行うお参り方法で、一度のお参りで100回祈願するか、100回その神社を訪れて祈願すると百度参りになります。
一度ではなく百度参りをすることで、信仰心の厚さと願い事の強さを示せる参拝方法として平安時代から続く方法です。
一度のお参りで100回祈願する場合は、本堂で願い事を100回繰り返すのではなく、一度祈願したら、神社の入り口まで戻らなくてはならないので注意しましょう。
入り口から参道を歩き、参拝というルートで100回往復すれば百度参りになります。
「水ごり」って何?
「水ごり」とは参拝のときに冷水をかぶり、心身の汚れを取り除くことで「水行」と呼ばれることもあります。
テレビなどで滝に打たれて修行している人を見たことがある人もいるかもしれませんが、それも「水ごり」です。
水ごりをすると、自分の中の悪いものが浄化され、心も身体もスッキリすると言われています。
とにかく浄化したい、運気をアップしたいときにはおすすめですよ。
「断ち物」とは
「断ち物」は願い事が叶うまで、自分の好きなものを断つと参拝のときに宣言し、それを実行する祈願方法です。
食べ物はもちろん、ゲームや漫画など自分の好きなことを断つのも良いでしょう。
ただし、あまり好きではないものを断っても、効果は期待できないので注意が必要です。
古くは上杉謙信も行ったと言われる「断ち物」は、参拝のときに宣言し、実行することで、願い事に対する真剣さが増し、自制心が育つことで願いごとを実現させる力があるようですよ。
神社で正しい願掛けを!参拝の方法・手順
正しい参拝は神社を訪れるときのマナーとして、ぜひ知っておきたいですよね。
神様に失礼のない振る舞いをすれば、それだけで神様がお願いを聞いてくれる確率も高まりますよ。
ここからは、神社で正しい願掛けをするための参拝の方法や手順を紹介します。
参拝する前に!「ついで」で行くのはNG
参拝するときは「ついで」で行くのはやめましょう。
どこかに出かけたときや観光のときに、せっかく近くまで来たからと「ついで」に神社に行くこともありますよね。
神様にご挨拶しようと思ったこと自体は素晴らしいですが、お願いをするのであれば「ついで」ではなく、それを目的に参拝に出かけましょう。
願掛けのためだけにわざわざ神社に行って参拝すると、神様も本気度を感じ取って願いを叶えてくれるかもしれませんよ。
願掛けというより、宣誓の気持ちで
参拝するときは願掛けというより、宣誓の気持ちを持つことが大切です。
ただ神様にお願いをするだけでは、願いは叶いません。
例えば「お金持ちになりたい」と願うなら、まずは自分が努力しなくてはいけないですよね。
他力本願ではなく、自分で望みに向かって努力できるように「宣誓」するのが参拝。
必死に努力する姿を神様に見せてこそ、神様がお力添えしてくれるのです。
そのため、参拝のときは「願いが叶うように努力するので、神様、どうぞ見ていてください」というように宣誓する気持ちを持ちましょう。
正しい参拝方法・手順
参拝には正しい方法や手順があります。
神社参拝のときは「二礼二拍手一礼」が基本です。
神様の前に来たら、まず2回お辞儀をし、その後2回パンパンと手を合わせて拍手をしましょう。
その次はお祈りです。
手を合わせて願いごとを唱え、最後にもう一度お辞儀をするのが正しい参拝の手順です。
お辞儀をするときは腰を90度になるように深く曲げるようにし、手を合わせるときは、胸の前にするようにしましょう。
お寺の場合は「一礼合掌一礼」なので、注意してくださいね。
絵馬の正しい書き方・奉納の仕方
神社で参拝したときに、絵馬を書くこともありますよね。
絵馬はおみくじやお守りとは異なり「奉納」するものなので、持ち帰らず、境内にある絵馬専用の奉納場所に納めるようにしましょう。
雨風で消えないように、油性のマジックでしっかり願いごとを書き、名前と住所も添えるのが一般的です。
自分の願いごとが、神様にしっかりわかるようにしてくださいね。
また、願いが叶ったときは、お礼参りをするのも忘れないようにしましょう。
恋愛の願掛けをするなら!縁結び神社7選
神社で恋愛の願掛けをしたいという人もいるでしょう。
恋愛の願掛けは、縁結びの神様がいる神社で行うのがおすすめです。
日本には様々な場所に縁結びの神様を祭る神社がありますが、できれば有名な神社で願掛けしたいですよね。
早速、日本で有名な縁結び神社7選をチェックしていきましょう。
【秋田県】浮木神社
田沢湖畔に建つのが浮木神社です。
美しさを求めるあまり、龍になり田沢湖に住み続けているという辰子の伝説を持つ田沢湖は、古くから美と縁結びのパワースポットとして知られています。
神社には縁結びのお守りも売っているので、参拝したときはぜひ購入してくださいね。
【埼玉県】川越氷川神社
埼玉県にある川越氷川神社も、縁結び神社として有名です。
川越氷川神社に祀られている神様の中でも須佐之男命(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)は夫婦の神様なので、縁結びや結婚運、家族円満などにご利益があると言われています。
また、1日20体限定で販売される「縁結び玉」は、良縁に恵まれるお守りとして話題です。
【福井県】金崎宮
難関突破と恋の宮というキャッチフレーズで親しまれているのが金崎宮です。
桜の名所としても知られる金崎宮では、桜の時期に男女が「花換え」をすると将来幸せになれると言われています。
桜の時期には「花換まつり」が行われているので、春の参拝がおすすめです。
【滋賀県】多賀大社
「お多賀さん」として古くから地域の人々に慕われている多賀大社。
豊臣秀吉が寄進したと言われる太閤橋があるなど、古くからある由緒正しい神社です。
伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)という夫婦の神様が祀られていることから、縁結びとしても有名でよく結婚式なども行われています。
【鳥取県】白兎神社
古事記に登場する「因幡の白うさぎ」ゆかりの神社が白兎神社です。
古事記では白うさぎは、大国主命と八上姫神の恋のキューピットとして登場するため、白兎神社は恋愛にご利益があると言われています。
特に遠距離恋愛にご利益があると言われているので、該当する人はぜひチェックしましょう。
【岡山県】最上稲荷
最上(さいじょう)稲荷は日本三大稲荷の1つです。
境内にある「縁の末社」のエリアが特に有名で、全国でも珍しく縁結びの神様と悪縁を断ち切る神様が一緒に祀られています。
毎月7日には「縁の末社で両縁参り」という催事が行われているので、悪縁を断ち切ってから、良縁を結びたいという人におすすめですよ。
【福岡県】水田天満宮
恋の命を祀っていることで縁結びにご利益があると言われている水田天満宮。
境内では色々なところにハートマークが祀られていて、それだけでも恋愛に効果がありそうです。
毎年3月3日と11月3日には「良縁成就祭」が行われ、その前後の月だけ、おみくじの色がピンクに変わります。
だるまに願掛けする正しい方法
願掛けと言えば「だるま」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
受験のときに願掛けでだるまに目を入れたという人もいるでしょう。
実はだるまの願掛けには正しい方法があり、色によっても意味が異なります。
しっかり願掛けするためには、正しい作法を知っておくのがおすすめです。
ここからは、だるまに願掛けする正しい方法を解説します。
願掛けするときは左右どっちに目を入れる?
だるまは目が描かれていない状態で売られており、自分で目を入れるのが一般的です。
まずは、だるまの左目に願い事を唱えながら目を入れましょう。
意味を知らずに先に右目を入れてしまった、という人もいるかもしれません。
しかし、だるまに目を入れるという行為自体が縁起の良い行いとされているので、間違ってしまっても問題はありません。
願いが叶っただるまはどうする?
だるまは願いが叶ったら、もう片方の目も入れて、神社などで供養してもらいましょう。
だるまを購入した場所と同じ神社で供養してもらうのが基本ですが、どの神社でも受け入れてくれるので、同じ神社にお返しできない場合は近くの神社で供養します。
供養するときは、感謝の気持ちを込めるようにして、供養だけでなくお礼参りも忘れないようにしてくださいね。
【色別】だるまの意味
だるまと言えば赤色が一般的ですが、白や黄色のだるまを見かけることはありますよね。
実はだるまは色ごとに願い事の意味が異なります。
例えば、黒は商売繁盛、金色は金運や仕事運の上昇、黄色は心願成就、青は学業成就です。
自分の願いに合わせて、だるまの色を選ぶようにしてくださいね。
パワーストーンに願掛けする正しい方法
パワーストーンに願掛けする人もいるでしょう。
パワーストーンはたくさんある石の中から、自分の願い事にあった種類の石を選んで作ることができるのが魅力ですよね。
実はパワーストーンにも正しい願掛けの方法があるので、知っておくとより効果的に願いを叶えることができますよ。
早速、パワーストーンに願掛けする正しい方法を見ていきましょう。
願いに合うストーンを選ぶ
パワーストーンは自分の願いにあった石を選ぶのがポイントです。
例えば、恋愛成就ならローズクォーツやアメジスト、金運や仕事運ならタイガーアイがおすすめ。
ほかにも集中力を高めたいならシトリン、厄払いをしたい場合はオニキスなど、願い事に合わせて石を選びましょう。
たくさんあって何を選んだら良いかわからないという場合には、ショップに行ってお店の人など専門家に相談してみてくださいね。
願いごとはひとつ!詳細に命令するように
パワーストーンに願掛けするときの願いごとは、ひとつにするようにしてください。
たくさんの願いごとをしてしまうと、石がどの願いを叶えたら良いか迷ってしまいます。
願いごとはひとつに絞って、なるべく具体的に、そして命令するように唱えるのがポイントです。
ストーンにさわりながら願掛けする
願掛けするときは、ストーンにさわりながらすることも忘れないようにしましょう。
石をさわりながら、自分の願いをなるべく具体的に口に出して石に伝えると効果的です。
願いごとをしっかり石に伝えることを意識するようにしてくださいね。
ほかの人にさわられたら浄化が必要
パワーストーンはほかの人にさわられたら、浄化が必要だということも覚えておきましょう。
パワーストーンは自分のエネルギーと石の持つエネルギーを共有することで力を高めていきます。
そのため、ほかの人にさわられてしまうと、エネルギーが乱れてしまうのです。
ほかの人にさわられてしまったら、冷水や塩水でよく洗うようにして、一週間以上休ませてから使用しましょう。
正しい願掛け方法をマスターすれば、恋愛成就も夢じゃない
神社でもだるまでもパワーストーンでも、お願い事をする時には正しい方法があります。
その方法をしっかり守れば、あらゆる願い事が叶いやすくなることは間違いないでしょう。
もちろん、恋愛成就の願いもその一つです。
叶えたい恋愛を見つけるところから始めたいという人には、マッチングアプリ「ハッピーメール」がおすすめ。
累計登録者数は3,000万を越えているので、運命の相手がきっと見つかるはず。
マッチングアプリ「ハッピーメール」で素敵な出会いを叶えたら、正しい願掛け方法で恋愛成就させましょう!
願掛けで効果を狙うなら正しい方法を!
願掛けとは、自分の願いを神仏の前で宣言することです。
願掛けをするなら、正しい参拝方法でより効果的に願いを叶えられるようにしましょう。
この記事で紹介したほかにも、鳥居をくぐるときや手水舎でのマナー、お賽銭の金額など参拝マナーはたくさんあるので、参拝する前に調べるようにしてくださいね。
参拝のほかにも、だるまやパワーストーンなど色々な願掛け方法があるので、自分にあった願掛けの方法で幸運を呼び寄せましょう。
日頃から地域の氏神様への参拝をするのも、神様と仲良くなれて効果大です。
氏神様へは祈願というよりも、願いが叶った前提でご報告と感謝の気持ちをお伝えするといいでしょう。
神様に発した言葉は言霊になり、すべて自分に返ってくるので、感謝の言葉はとても大切です。
叶うという字は、口に十と書きます。願い事を10回、言葉にすると良いという説もあります。
叶うようにではなく、絶対に叶えるという気持ちが、願いを叶える秘訣です。
- 願掛けとは自分の願いを神様や仏様の前で宣言すること
- 願掛けするときは、神様に叶えてもらうというよりも、神様の前で「宣言」するという気持ちが大切
- 神社を参拝するときは、二礼二拍手一礼が基本
- 参拝以外にもだるまやパワーストーンなど、色々な願掛け方法があるので、自分にあった方法を試してみよう
占い師の「天宮日向子」です。
「困ったときの神頼み」という言葉があるように、さまざまな場面で願掛けを行う人は多いでしょう。
しかし、願掛けのお相手は神様です。願掛けをするときには、不敬のない振る舞いが必須といえます。
その上で、きちんと住所と氏名をお伝えしておくようにしてくださいね。神様に覚えてもらうことで、願いも叶えられやすくなります。
正しい参拝の方法や自分の願いにあった神社さん、自分に合った願掛けの方法など、本記事を参考にして、ぜひ願いを叶えてください。