シロツメクサの花言葉を徹底解説!怖いって本当?プレゼントしても大丈夫?
愛らしい丸い花を咲かせるシロツメクサ。
公園や空き地など身近なところに生息していますが、シロツメクサの花言葉をご存じでしょうか。
今回は、シロツメクサの花言葉をはじめ、特徴や歴史、プレゼントにおすすめのシーンなど解説します。
シロツメクサの花言葉を知りたい人だけでなく、好きな人に告白を考えている人も必見です!
Contents
シロツメクサ(白詰草)ってどんな花?
シロツメクサと言えば、子どもの頃に花冠や指輪を作った経験がある人も多いのでは?
また、シロツメクサの別名はクローバー。
クローバーと聞くと、より身近な植物と感じるのではないでしょうか。
まずは、シロツメクサの特徴や開花時期、歴史などを紹介します。
シロツメクサの特徴・開花時期・分布地域
別名:クローバー、オランダゲンゲ など
分類:マメ科シャジクソウ属
開花時期:5月中旬~8月
国内分布:ほぼ全国
原産地:ヨーロッパ
シロツメクサは、5月中旬から8月ごろにかけて白くて丸い花を咲かせる植物です。
地面を這うように茎が伸び、ところどころに根を張ります。
シロツメクサの葉は3枚がメインですが、まれに4枚以上になることも。
花が咲き終わると下向きになり、枯れて種子を抱くサヤとなります。
空き地や畑、道端など身近な場所に生息し、日本全国に分布しています。
日当たりのいい場所では、大きな群落となっていることも珍しくありません。
シロツメクサの歴史・名前の由来
シロツメクサが日本に到来したのは、江戸時代。
オランダからガラス製品や陶器を輸入する際、乾燥させたシロツメクサが緩衝材代わりに使われていたことから始まります。
ガラス製品などが破損しないよう、箱の中にシロツメクサが詰められていたのです。
その様子から、日本では「白詰草(シロツメクサ)」と名付けられました。
そして、緩衝材の役割を果たすシロツメクサの中にあった種子が発芽し、日本でも生息し始めたのだとか。
もっとも、シロツメクサが日本中に広がったのは、緩衝材以外の用途として利用されるようになったためです。
シロツメクサにはミネラルやタンパク質が豊富に含まれており、家畜のエサに利用され始めます。
さらに、根の中に窒素を取り込む特性があることから、ほかの作物を育てる肥料としても使われるように。
やがて野生化して繁殖し、日本全国に広まっていきました。
シロツメクサの類似種
シロツメクサには「アカツメクサ(ムラサキツメクサ)」という似た種類の植物があります。
花の形がシロツメクサと似ていますが、アカツメクサは濃いピンクや紫に見える色の花を咲かせます。
また、シロツメクサと違って全体に毛があることも特徴です。
アカツメクサは、シロツメクサと同様に緩衝材として利用されていた歴史があり、漢字では「赤詰草」と表記されます。
シロツメクサの花言葉は枚数によって変わる?
つづいて、シロツメクサの花言葉をチェックしてみましょう。
さきほど、シロツメクサの別名は「クローバー」だと紹介しました。
「四つ葉のクローバーは幸せを運んでくれる」と言い伝えられていることから、ハッピーな花言葉なのではとイメージするかもしれません。
実は、シロツメクサの花言葉は葉の枚数によって異なるのです。
さっそく見てみましょう。
シロツメクサの花言葉はおもに4つ
シロツメクサの花言葉は「幸運」「私を思って」「約束」「復讐」の4つとされています。
「幸運」は、まさに四つ葉のクローバーの言い伝えを連想する花言葉です。
「私を思って」や「約束」は、キリスト教が由来となっています。
というのも、聖パトリック(パトリキウス)がキリスト教の教えである「三位一体」を説く際、シロツメクサの三つ葉を使ったと伝えられているため。
のちに聖パトリックを祝う日にはシロツメクサの葉を胸に差すのが習わしとなり「約束」の花言葉が誕生しました。
「幸運」「私を思って」「約束」の3つと毛色が違うのが「復讐」。
シロツメクサには、ハッピーなイメージとは対照的に、怖い花言葉も存在するのです。
花冠に適したシロツメクサには怖い花言葉がある?
「復讐」がシロツメクサの花言葉になった経緯は、明確に解明されていません。
ただ「約束」や「私を思ってほしい」願いが果たされなかった場合「復讐」に身を焦がしかねないといった解釈もあるようです。
さらに、シロツメクサをふんだんに使って編みこんだ花冠には「私を忘れないで」という花言葉があります。
「忘れてしまったら復讐されるのでは?」と少し怖い意味にとらえてしまいそうですね。
【葉の枚数別】シロツメクサの花言葉
一つ葉:初恋・開拓・始まり・困難に打ち勝つ
二つ葉:すてきな出会い・調和・平和
三つ葉:愛・信頼・希望
四つ葉:幸運・私のものになって
五つ葉:財運
六つ葉:名誉
七つ葉:無限の幸福
八つ葉:家内安全・子孫繁栄
九つ葉:神の運
十つ葉:成就・完成
シロツメクサの葉は、ほとんどが三つ葉です。
しかし、四つ葉をはじめ、五つ葉や六つ葉、それ以上に葉をつけたシロツメクサが見つかることも。
日本では2009年に56枚もの葉をつけたシロツメクサが岩手県で見つかり、ギネス記録に認定されています。
とはいえ、四つ葉以上のシロツメクサを発見できる確率はごくごくわずか。
希少価値があるからこそ「名誉」「無限の幸福」「神の運」といった花言葉がつけられているのも、うなずけます。
【番外編】シロツメクサの類似種の花言葉
シロツメクサの類似種、アカツメクサの花言葉もチェックしておきましょう。
アカツメクサの花言葉には「豊かな愛」「上品」「実直」「勤勉」があります。
花言葉の「豊かな愛」は、アカツメクサの繁殖力の強さに由来すると考えられています。
シロツメクサをプレゼントするおすすめのシーン3選!
幸福を象徴するような花言葉があるシロツメクサは、プレゼントにもピッタリ!
花冠だけでなく、ブーケや鉢植えにしたシロツメクサを贈るのもおすすめです。
ここでは、シロツメクサをプレゼントするのに適したシーンを紹介します。
告白するとき
好きな人に告白するとき、シロツメクサの花言葉が気持ちにリンクします。
「幸運」や「約束」だけでなく、三つ葉の花言葉「愛」「希望」も告白にピッタリではないでしょうか。
新しい関係となる門出を、シロツメクサが後押ししてくれそうです。
友人へ感謝の気持ちを伝えたいとき
友人に感謝の意味を込めた贈りものをしたいシーンにも「幸運」の花言葉があるシロツメクサがおすすめです。
三つ葉の花言葉には「信頼」もあるので、さらに友情を深められるでしょう。
また、結婚祝いや昇進祝いにもシロツメクサが好んで選ばれています。
復縁をお願いしたいとき
別れたものの、また同じ相手との縁を結びたいときに、シロツメクサをプレゼントする人もいるようです。
「復讐」の花言葉からの着想で、過去を洗い流して相手と再出発したい気持ちを表しているのでしょう。
プレゼントではありませんが、シロツメクサには復縁が叶うおまじないもあります。
おまじないの方法は「新月から満月の間に四つ葉のシロツメクサを見つけ、押し花にして持ち歩く」のだそう。
機会があったらチャレンジしてみてくださいね。
シロツメクサには愛の告白にぴったりな花言葉がある!
シロツメクサの花言葉には「幸福」「私を思って」「約束」「復讐」があります。
葉の枚数によって違う花言葉があるのも、興味深いですね。
シロツメクサの別名であるクローバーからは四つ葉を連想しやすいですが、三つ葉でも「愛」や「希望」といった恋愛にちなんだ花言葉があり、好きな人へ告白するときにプレゼントしてもいいでしょう。
ただ、シロツメクサにある幸せなイメージとは裏腹に、意外にも怖い意味の花言葉も。
「復讐」や「私を忘れないで」の花言葉は、相手を深く想うからこそ出てくる感情の表れなのかもしれません。
今回紹介した花言葉を参考に、シロツメクサで好きな人や友人に想いを伝えてみてはいかがでしょうか。
- シロツメクサ(別名:クローバー)は白くて丸い花を咲かせる植物
- シロツメクサの花言葉には「幸福」「私を思って」「約束」「復讐」などがある
- シロツメクサの葉の枚数ごとにも「財運」「名誉」「神の運」といった花言葉がある
- 好きな人に告白したり復縁をお願いしたりするシーンでシロツメクサをプレゼントするのがおすすめ