すみれの花言葉は怖い？色別・言語別の意味や同じ日の誕生花も紹介

道端や公園など、身近な場所で目にする「すみれ」。

可憐な印象のブーケや、すみれをモチーフにしたかわいい小物を贈りたいと思う人もいるでしょう。

そこで気になるのが、すみれの花言葉です。

今回は、すみれの基本情報と併せて、色や言語別の花言葉を紹介します。

すみれと一緒にプレゼントしたい誕生花もまとめているので、要チェックです。

すみれ全般の花言葉とその由来を紹介！

さっそく、すみれの花言葉を紹介していきます。

すみれの花にはさまざまなカラーがありますが、まずは色に関わらず全般に当てはまる花言葉をチェックしていきましょう。

ネガティブな意味があるかどうかや花言葉の由来についても解説します。

「小さな幸せ」「誠実」など

すみれの花言葉は以下の3つです。

アスファルトから顔をのぞかせたり、道端にひっそりたたずんだりと、かわいらしいすみれの姿に合う花言葉ばかりですね。

ネガティブな意味もありません。

そのため、庭やインテリアに取り入れるほか、ギフトにするにも安心です。

花言葉の由来は謙虚に咲く姿から

すみれの花言葉は、いずれも控えめな意味合いなのが特徴。

すみれの奥ゆかしい姿からこれらの花言葉がつけられました。

頭を下げたような花のつき方も、謙虚なイメージにつながっているのです。

また、すみれに多い紫色から連想される、落ち着いた印象も影響しているといえるでしょう。

さらに、散歩中などにすみれの花を見つけてほっこりとした気持ちになることも、花言葉の由来のひとつです。

すみれの色別の花言葉は？死にまつわる怖い意味もある？

すみれと言えば紫色をイメージすることが多いでしょう。

しかし、実はすみれはカラーバリエーション豊富な花なのです。

ここでは、色別にすみれの花言葉を紹介します。

なお、すみれの花言葉を調べようとすると、死や怖いというキーワードを目にするかもしれません。

死にまつわる花言葉が存在するかも、あわせて確認していきましょう。

紫色：愛

すみれの定番カラーでもある紫色。

紫色のすみれには「愛」という花言葉があります。

さらに「貞節」との意味も。

どちらも、紫色のスミレが持つ奥ゆかしさにマッチしています。

愛する人を大切に思う気持ちや、一途な想いを表現したいときにぴったりです。

青色：用心深さ

青色のすみれには「用心深さ」や「愛情」といった花言葉があります。

青色の、冷静で落ち着いたイメージからついたのでしょう。

また青色のすみれは、パッと見ただけでは同系色の紫色と区別がむずかしいことも。

そういった意味でも、用心深さという花言葉につながったのかもしれません。

何事にも注意を払える丁寧な人に贈りたい言葉です。

白色：純潔

白色のすみれの花言葉には「純潔」「無邪気な恋」「あどけない恋」があります。

清潔感のある白色から連想される、純真無垢で初々しい恋愛感情を表現した花言葉です。

一方、白色のすみれの花言葉は怖いといわれることも。

その理由は、イギリス文学の「ハムレット」のなかで「彼女の美しく穢れのない死体からすみれの花が咲くだろう」というセリフにあります。

当時、若い女性が亡くなった際に、白い花で装飾するのが一般的だったため、白色のすみれ＝乙女の死というイメージがついたようです。

ピンク色：希望

ピンク色のすみれの花言葉としては、紫色と同じ「愛」と、さらに「希望」が挙げられます。

ピンク色の花には、愛情をイメージさせる花言葉がつくことがよくありますが、すみれの場合「希望」というワードも相まって、よりポジティブな印象があるでしょう。

黄色：つつましい喜び

黄色のすみれの花言葉には「つつましい喜び」のほか「田園の幸福」という意味があります。

「田園」とはなかなか珍しいシチュエーションですが、田畑の片隅に咲くすみれを見つけ、うれしくなる様子を表しているのかもしれません。

全般の花言葉「小さな幸せ」にも通ずるところがあります。

すみれの花言葉は言語によって違う？

つづいて、言語ごとにすみれの花言葉を見ていきましょう。

すみれは、言語によっては日本語と同じ意味の花言葉があります。

一方で、なかには日本語とは少し違う花言葉も。

今回は、英語・ドイツ語・フランス語にフォーカスしました。

英語：謙虚

英語の場合、すみれの花言葉には「modesty=謙虚」「faithfulness＝誠実」という意味があります。

つまり、日本での花言葉と同じです。

英語圏の文化は日本と大きく異なるため、すみれの印象が同じなのは意外ではないでしょうか。

すみれの控え目なイメージは、世界共通なのかもしれません。

ドイツ語：純真

ドイツ語では、すみれに対して2つ花言葉があります。

1つ目は、日本と同様「bescheidenheit＝謙虚さ」です。

2つ目に、日本語と少し異なる「unschuldig＝純真」があります。

かわいらしくおしとやかなイメージの花言葉で、白色のすみれが持つ意味と近いかもしれません。

フランス語：つつしみ深い

フランス語におけるすみれの花言葉は「discrète＝つつしみ深い」です。

やはり、すみれの控え目で奥ゆかしい雰囲気を感じさせる花言葉になっています。

日本語の花言葉と比べると、さらに落ち着いたイメージが強いようです。

また「あなたが好き。けれど告白はできない」という意味もあるのだとか。

すみれはどんな花？基本情報まとめ

すみれにまつわるさまざまな花言葉がわかったところで、ここからは、花の特徴や生態、種類など基本情報を解説していきましょう。

すみれによく似ているパンジー・ビオラとの違いもまとめました。

さらに、多種多様なすみれのなかから代表的な種類をピックアップして具体的に紹介します。

すみれの特徴と名前の由来

すみれは温帯地域に自生する多年草です。

日本全土で見られるほか、中部地方においては平地から標高1,500mの高原にも自生するほど、分布域が広い植物。

種類によって色や花の大きさ、葉の形などはいろいろですが、茎の先にぶら下がるように咲く花の様子や、5枚の花びらと蜜の入った距(きょ)と呼ばれる短い管がある構造が共通しています。

すみれの名前は、花を横から見た際の距のフォルムが、大工道具の「墨入れ」と似ていることが由来です。

また、かつては食用としてすみれの若葉が楽しまれており「摘み入れ」が訛ったものという説もあります。

すみれが見ごろの季節

すみれの開花時期は3月〜5月です。

早咲きのすみれが寒さの残る早春から咲き始め、その後、さまざまな種類で次々に開花を迎えます。

春先、サクラやチューリップなどに注目が集まるなか、すみれもひっそりと花を咲かせているのです。

新緑が美しい5月あたりまでに見ごろを迎え、各地でかわいらしい花を楽しめるでしょう。

パンジーやビオラとの違い

春になると、すみれによく似たパンジーやビオラの花を見かけるようになります。

いずれもすみれと同じ、スミレ科スミレ属の植物です。

というのも、ビオラやパンジーは、すみれを品種改良してつくられた園芸品種なのです。

特徴の違いとしては、すみれに比べ花びらが丸みを帯びていることが挙げられます。

すみれの種類一覧

すみれは全世界で400種類以上、日本国内だけでも50種類以上あるといわれています。代表的な品種をいくつか紹介しましょう。

すみれと一緒に贈ろう！同じ2月21日の誕生花と花言葉は？

すみれの花言葉はかわいらしくポジティブな意味が多いため、ギフトにも適しています。

例えばですが、2月21日に誕生日を迎える人に誕生花としてすみれを贈るとよいでしょう。

季節的にまだ手に入らない場合には、すみれをモチーフにしたアイテムや造花を贈るのもひとつ。

アーティフィシャルフラワーと呼ばれる造花なら、生花に負けない素敵な贈り物になります。

ここでは、すみれと一緒にプレゼントするのにおすすめの、2月21日の誕生花を紹介しましょう。

ネモフィラ

鮮やかなブルーが美しいネモフィラの花言葉は「可憐」「あなたを許す」「どこでも成功」です。

誕生日はもちろん、仲直りのシーンや相手を応援したいときに贈るのも適しています。

すみれと一緒に花束にすれば、同系色で爽やかなブーケになるでしょう。

サンシュユ

サンシュユは春に咲く黄色の木花です。

花言葉には「持続」「気丈な愛」「耐久」「強健」があります。

長い間変わることのない愛と強さを表現できるため、ギフトとして贈れば、相手に愛情の深さを伝えられるでしょう。

黄色と青紫色は補色関係にあり、色味の相性もバッチリです。

ギョリュウバイ

ギョリュウバイは白色や赤色、ピンク色の花を咲かせる低木で、色により花言葉が異なります。

いずれもポジティブな意味を持ちますが、恋愛シーンにぴったりなのは赤色の「濃厚な愛」です。

レモンのような爽やかな香りも楽しめます。

すみれと一緒に贈れば、より華やかなギフトになるでしょう。

すみれの花言葉に想いを込めて大切な人へプレゼントしよう！

すみれの花言葉には「小さな幸せ」をはじめとする、控え目ながらポジティブな意味があります。

可憐なすみれの花は、相手への深い愛情をこっそり示すのにうってつけです。

生花はもちろん、シーンによって、アーティフィシャルフラワーやすみれをモチーフにしたアイテムを取り入れてみてください。

なかなか口にできない想いをすみれの花言葉と一緒に大切な人へ伝えてみませんか？