ビオラの花言葉は怖い?紫・黄色など色別の意味や花の特徴を解説
ガーデニングとしても人気のビオラは、色彩豊かで見た目も美しい花です。
プレゼントで贈る人も多いですが、気になるのはビオラが持つ「花言葉」でしょう。
この記事では、ビオラの花言葉を色別の意味や花の特徴について解説します。
ビオラの名前の由来や贈り物としてぴったりのシチュエーションも併せて紹介するので、参考にしてください。
Contents
ビオラの花言葉とは?怖い意味はある?
ビオラの花言葉には怖いものや不吉なものはありません。
色とりどりなビオラは、総合的にも色別的にも心の温かさを感じさせてくれる花言葉ばかりなので、どのようなシーンにも適しています。
まずは、ビオラ全体の花言葉を見ていきましょう。
私のことを想って
「私のことを想って」は、恋人や大切な人に対する強い思いを表現しています。
この花言葉は、ビオラの小さく愛らしい花が持つ控えめで繊細な美しさが由来です。
ビオラは一見控えめですが、近くで見ると非常に美しく、その姿が「想い続ける心」を象徴しているといわれています。
遠く離れた人や久しぶりに会う人に贈ることで、物理的な距離を越えた心のつながりを感じさせてくれるでしょう。
忠実・誠実
「忠実・誠実」は、友人や家族、パートナーなど大切な人への信頼と誠実さを表しています。
この花言葉は、冬の寒さにも耐え抜く強さを持っているビオラの姿が「忠実で誠実な心」を象徴しているのです。
そのため、長い付き合いや深い関係を持つ人々に贈るのに適しており、結婚式や記念日などの特別な日に贈る花としても人気があります。
もの思い
「もの思い」は、深く考え込むことや内省的な気持ちを表しています。
この花言葉は、ビオラの花が持つ落ち着いた色合いと、静かに咲く姿が由来です。
また、ビオラの花びらの繊細な模様や形が、心の中の複雑な思いや考えを映し出すかのように見える所も花言葉に結び付いているといえるでしょう。
日常生活に忙殺されがちな人々にとって、ビオラの花を観賞することは自分の心を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
【色別】ビオラの花言葉
ビオラは花の色が豊富で、それぞれの色別に花言葉があります。
ここでは、色ごとにどのような花言葉があるか、またどのような場面に向いているのかを紹介します。
オレンジのビオラ
オレンジのビオラの花言葉は「天真爛漫」と「純粋」です。
鮮やかなオレンジ色は、見る人に元気を与え、その無邪気で純粋な美しさで心を明るくしてくれます。
オレンジのビオラは、まるで子供のような天真爛漫さと純粋な心を象徴し、その存在自体が喜びと明るさをもたらす存在です。
庭や鉢植えに取り入れると、その鮮やかな色合いが空間を明るくし、見る人の気持ちを元気にしてくれます。
赤のビオラ
赤のビオラの花言葉は「思い出」「もの想い」「思想」です。
赤色は深い思い出や感情を呼び起こす色で、赤のビオラは、鮮やかな色合いで、過去の思い出や深い感情を象徴しています。
その色を眺めいていると、思わず思想にふけってしまう程に目を引くとしてこの花言葉がついたともいわれているのです。
また、過去を思い出した上で未来への希望も感じさせるため、贈り物にも適しています。
白のビオラ
白のビオラの花言葉は「純粋」「慎み」「律儀」「あどけない愛」です。
白のビオラは、純粋で慎ましい美しさで、見る人の心を穏やかにし、純粋な愛や律儀さを象徴します。
結婚式や記念日の装飾としても人気があり、純粋な愛を表現するのにぴったりな花です。
また、大切な人への感謝の気持ちや誠実な思いを伝える際にも適しているので、お礼として贈るのも良いでしょう。
青のビオラ
青のビオラの花言葉は「誠実な愛」「純愛」です。
青のビオラは、その清涼感のある色合いで、見る人に信頼と誠実さを感じさせます。
友人や家族、パートナーへの誠実な愛を示すために最適で、その美しさは特別な存在という気持ちを込めるのにぴったりな色です。
また、青のビオラは、その涼しげな色合いから、安らぎと平穏も与えてくれます。
そして、青色は空や海を連想させるため、気持ちをスッキリとさせ、背中を押すような応援の気持ちも込められるでしょう。
紫のビオラ
紫のビオラの花言葉は「揺るがない魂」「思慮深さ」「誠実」です。
紫のビオラは、高貴な色合いから、特別な場面で大切な人に対しての装飾や贈り物として人気があります。
揺るがない凛とした魂と誠実さを象徴する花は、大切な人はもちろん尊敬する人に贈るのにもぴったりといえるでしょう。
また、紫は精神的な強さも象徴するため、応援の意味を込めて贈るのにも適しています。
ピンクのビオラ
ピンクのビオラの花言葉は「私を想って」「少女の恋」です。
ピンクのビオラは、柔らかい色合いで、初恋や純粋な愛の象徴として人気があります。
家族や友人、恋人などさまざまな相手への愛情を示す際には、この花を送るのがおすすめです。
また、恋心に寄り添った花言葉を持つピンクのビオラは、とくにロマンチックな場面での装飾に向いています。
誕生日や記念日、特別なデートの際に取り入れてみましょう。
ビオラの花の特徴とは?
ここでは、ビオラとはどのような花であるのか、基本的な特徴を紹介します。
誕生花としての日付や名前の由来などを知り、贈り物をするときの参考にしてみましょう。
ビオラの基本情報
ビオラはスミレ科スミレ属の植物で、パンジーに似た小さな花を咲かせます。
ヨーロッパやアジアが原産で、とくに冷涼な気候を好み冬の寒さにも強い花です。
一般的には一年草または多年草として扱われ、主に観賞用に庭や鉢植えで栽培され、園芸初心者にも育てやすい花として親しまれています。
また、ビオラは冬でも鮮やかな花を咲かせるため、寂しくなりがちな冬の庭に彩りを添える植物としても人気です。
花がら摘みをして、しっかり選定を行えば長い期間楽しめる花でもあります。
名前の由来
ビオラの名前は花の形状や香りがスミレに似ていることから、ラテン語の「スミレ」を意味する「Viola」に由来します。
ギリシャ神話にも登場するなど、古代ローマ時代から親しまれていたこの花は、可憐な姿と香りで人々に愛されてきました。
また、ビオラの花の色は品種によって異なりますが、紫、白、黄色の3色が一般的な色合いです。
そのため、ビオラの原種であるスミレと3色の花の色から「三色すみれ」と呼ばれることもあります。
見た目の特徴
ビオラの花姿は直径2〜4cm程度の小さな花で、五枚の花弁があります。
色は多様で、紫、青、黄、白、オレンジ、赤など様々な色合いがあり、庭や鉢植えのアクセントをはじめ、贈り物としても人気がある花です。
花びらの中心部にはもう一つの花があるような、目を引く模様があるのも特徴。
葉は卵形でややギザギザした縁があり、花本体と同じくらいの大きさのため、全体的にもまとまったフォルムが観葉植物としての美しさを演出しています。
開花時期・見ごろ
ビオラは一般的に春から秋にかけて開花しますが、とくに春と秋が見ごろ。
冷涼な気候を好むため、秋に種をまくと冬から春にかけて花を楽しめます。
寒さに強い花ですが、雪などに触れれば花は散ってしまうため、冬の間は暖かい場所で育てるようにしましょう。
1月6日・2月3日・11月11日が誕生花となるため、誕生日プレゼントにも最適です。
食用にも使われる
ビオラは観賞用としてだけでなく、食用花(エディブルフラワー)として、サラダやデザートの飾り付けに使われることがあります。
ほんのりとした甘みと柔らかな食感が特徴で、鮮やかな花の色合いは料理に彩りを加えるアクセントとしても人気です。
ただし、料理に使用する場合は、農薬を使用していない「食用」のものを選ぶように気を付けましょう。
ビオラの花を贈るのにぴったりのシチュエーション
ビオラは華やかな見た目と、温かな花言葉でどのようなフラワーギフトにも適した花です。
ここでは、贈り物を贈るシーンの中でもとくにメジャーなものと、ビオラの合わせ方について紹介します。
告白をするとき
ビオラの花は告白にぴったりの花です。
とくにピンクや赤のビオラは、愛情や情熱を象徴する色といわれています。
告白の場面でピンクのビオラを用いると、優しさと温かみを感じさせ、純粋な気持ちが相手に伝わるでしょう。
また、赤のビオラは深い愛情と情熱を表現するため、パートナーへ愛を伝える際にも最適です。
大切な人へのお礼
大切な人への感謝の気持ちを伝える際にも、ビオラの花を贈るのがおすすめです。
白や紫のビオラは、純粋な気持ちや尊敬を象徴し、その清潔感ある美しさで、慎み深さと誠実な感謝の気持ちを表現してくれます。
心からの感謝を伝えるための温かい贈り物には、花束としてのビオラもおすすめですが、ビオラをモチーフにしたものを選ぶのも良いでしょう。
お祝いごと
ビオラの花は、お祝いごとにもぴったりの花です。
例えば、オレンジや黄色のビオラは、元気と幸福を象徴する色として、喜びや祝福の気持ちを伝えてくれます。
新しいスタートや成功を祝う際には、明るく元気なスタンド花などで相手の背中を優しく押してあげましょう。
また、ビオラの花は多彩な色合いから色鮮やかな花束を作りやすく、お祝いごとを盛り上げてくれるのも魅力の一つです。
母の日
母の日の花といえばカーネーションが主流ですが、ビオラの花を贈るのもおすすめです。
母親への感謝の気持ちを込めて、ピンクや紫のビオラを贈ると、感謝や愛情を伝えられます。
ピンクのビオラは、思いやりと優しさを象徴しているため、普段感謝の気持ちをなかなか伝えられない人にはぴったりです。
プレゼントにそっと添えるだけでも、素敵な贈り物になるでしょう。
ビオラには相手を想う優しい花言葉がたくさん!さまざまなプレゼントシーンにおすすめ
ビオラは感謝や愛情など、自分の温かい気持ちを大切な人に伝える花言葉が満載です。
花言葉には、怖い意味や不吉なものはないため贈り物としても最適で、さまざまなシーンで用いられています。
また、育てやすさからガーデニング用の花としても人気があり、部屋や庭・ベランダに飾れば日々の雰囲気に彩りを加えてくれるでしょう。
老若男女問わず愛されるビオラの花の魅力を知り、ぜひ自分の気持ちを込めて贈ってみてください。
- ビオラは感謝・愛情など温かい意味の花言葉をもっている
- 花言葉の中に怖いものや不吉なものはない
- 色ごとにもさまざまな花言葉があるのでシチュエーションごとに選べる