トマトの花言葉と由来は?怖い意味はあるのかを解説
植物にはそれぞれ花言葉があり、それは花を咲かせる野菜も例外ではありません。
夏野菜のトマトは黄色い花を咲かせ、花言葉も持っています。
今回の記事ではトマトの花言葉について詳しくご紹介します。
ネガティブな意味や怖い花言葉があるか、他の夏野菜の花言葉についても合わせてチェックしましょう。
Contents
トマトの花言葉とは?
植物にはそれぞれ花言葉があり、それは色や形のイメージから決められていることが多いです。
また、果実の栄養や香りなど人間にもたらすものから発展した花言葉もあります。
夏になると真っ赤な実をつけるトマトですが、その前の初夏の頃には黄色い花をつけます。
ここではトマトにつけられた花言葉をご紹介します。
完成美
トマトの1つ目の花言葉は「完全美」です。
これは真っ赤に熟した実の美しさに由来する花言葉と言われています。
太陽の光をたっぷり浴びたトマトは、濃い赤色をして表面がツヤツヤですよね。
綺麗な丸い形で実はずっしりと重みがあり、まさに完成された自然の美しさを感じます。
味もさることながら、食卓に彩りを加える役割も担っているトマト。
これ以上ない美しさを表す「完全美」は、そんなトマトにぴったりの花言葉です。
感謝
トマトの2つ目の花言葉は「感謝」です。
これは、栄養たっぷりのトマトを食べることで人々が健康に過ごせることから、実りへの感謝を込めてつけられた花言葉です。
トマトを食べて元気になると医者にかかる機会が減るため「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど。
食べれば医者いらずのトマトは、現代でも栄養価が高い野菜として親しまれています。
ジューシーな実にはビタミンや食物繊維が豊富に含まれ、夏バテ防止にぴったり!
また、老化を防ぐ抗酸化作用もあり肌のシミを予防する効果もあるとされていますよ。
ミニトマトも同じ花言葉
トマトよりも小ぶりサイズのミニトマトも、花言葉は同じ「完全美」と「感謝」です。
ミニトマトは通常約2.5センチほどの品種で、トマトよりも皮が厚いものがほとんど。
小さな実に栄養がぎっしり詰まっていて、その栄養価はトマト以上と言われています。
種類豊富なミニトマトも夏が旬の野菜で、トマト同様に黄色い花を咲かせます。
トマトの花言葉に怖い意味はない
花言葉と言っても、ポジティブで美しいものばかりではありませんが、トマトの花言葉に怖い意味は一切ありませんでした。
プレゼント等で注意しなければならない怖い花言葉ですが、トマトにはないので安心してくださいね。
ここでは、お役立ち情報として残酷な花言葉や、恨み・妬みが込められたネガティブな花言葉を持つ植物をあわせてご紹介しましょう。
- 黄色いカサブランカ:裏切り
- オトギリソウ:恨み、敵意
- 黄色いカーネーション:軽蔑
- 菊:落胆、憂鬱、冷遇された愛情
- スイセン:私の元に帰って
特に黄色い花を持つ植物には、怖い花言葉があるケースも多いです。
お花を贈る際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
トマトの特徴について紹介
トマトの基本情報は以下の通りです。
全く別物に見えますが、実はナス科に分類されています。
また、7/26の誕生花にもなっていますよ。
- 分類:ナス科ナス属
- 学名: Solanum lycopersicum
- 原産地:南アメリカ
- 開花時期:5~7月頃
- 誕生花:7/26
名前の由来はメキシコ
トマトという名前はメキシコ先住民が「ふくらむ果実」の意味でつけた「トマトゥル」が由来。
元々トマトゥルは赤い風船のようにふくらむ植物「ホオズキ」を表していましたが、見た目が似ていることからトマトも同じように呼ばれるようになったそうです。
ちなみにメキシコではホオズキも食用として広く料理に使われており、風船のようながくの中からはトマトそっくりの実が出てきます。
黄色い花を咲かせる
トマトは5〜7月の初夏の時期に黄色い花を咲かせます。
うつむき加減で控えめな印象を受けますが、よく見ると5枚の花弁が星状に広がっています。
ひとつの花におしべとめしべがあり、虫や風によって花粉が飛ぶことで自家受粉する花です。
家庭菜園では花を軽く触って意図的に受粉させる方法もあります。
トマトの和名
トマトが日本に入ってきたのは江戸時代初期のこと。
今でこそ食卓で人気のトマトですが、当時は見慣れない赤色から食用としては広がりませんでした。
しばらくは観賞用として、葉や花や実を愛でることで人々から親しまれていました。
日本で呼ばれていたトマトの和名をご紹介します。
赤茄子(あかなす)
トマトがナス科の野菜であることから、赤茄子という和名があります。
明治初期に欧米から食用として入ってきた時には、この赤茄子という和名が使われていました。
珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)
赤茄子と同じ意味で、珊瑚樹茄子とも呼ばれることがあります。
珊瑚樹は赤い小さな実をつける樹木で、果実の色はトマトさながらです。
唐柿(とうし)
中国から入ってきた呼び方にならい、唐柿と呼ばれることも。
なお、唐柿はイチジクの別名でもあります。
トマトの別名「愛のリンゴ」
トマトは別名「愛のリンゴ」と呼ばれています。
トマトの赤く丸い見た目がリンゴに似ており、情熱の赤や肉厚な果肉から愛が連想されたようです。
また、リンゴ自体が愛の象徴とされていることから、トマトもこのように呼ばれるようになりました。
トマト以外で素敵な花言葉を持つ夏の野菜
トマトの他にも、素敵な花言葉を持つ夏野菜がいくつかあります。
野菜の花言葉を知っている人はなかなかいないので、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。
ここでは、きゅうり・ナス・とうもろこしの花言葉をご紹介します。
きゅうり
きゅうりの花言葉は「洒落」です。
洒落には「気の利いた」「垢抜けた」という意味があります。
きゅうりに洒落という花言葉が付いた由来は、花をつけてから実が食べ頃になるまでの期間がとても短く花もすぐに散ってしまうため、その潔さから気の利いた食べ物と言われたからだそう。
また、きゅうりが江戸などの都心部で流行った洒落た食べ物だからという説もあります。
トマトと同じく黄色い花をつけるきゅうりですが、なかなか粋な花言葉があるんですね。
ナス
ナスの花言葉には、
- 「つつましい幸福」
- 「希望」
- 「真実」
- 「よい語らい」
- 「優美」
などがあります。
ナスは実がなりやすく、花が咲けば必ず1つは実が収穫できると言われています。
ナスを育てて食べるつつましくも幸せな暮らしや、食料を得られる希望、その結実性の高さに由来した「真実」という花言葉がつけられました。
また、見た目のイメージからくる「優美」という花言葉は、ナスの花が高貴な紫色であることや、美しい花を咲かせるのに下向きに開花する様が控えめで美しく見えることに由来します。
とうもろこし
とうもろこしの花言葉には、黄色い粒がぎっしり詰まった様子から「財宝」や「豊富」、規則正しく並んだ粒が美しいことから「洗練」といった意味があります。
また、昔の売買契約ではとうもろこしを通貨の代わりに用い、お互いに同意してから品物を渡していたことから「同意」という花言葉もあります。
さらに、とうもろこしの折れた茎には「けんか」や「仲違い」といった花言葉もあります。
トマトの花言葉は感謝・完成美!色々な野菜の花言葉を調べてみよう
現代の日本ではスーパーに行けば必ず売られているほどポピュラーになったトマト。
家庭菜園などで育てたことがなければ、黄色い花を咲かせることも知らなかったのではないでしょうか?
身近にあるもののあまり知られていないトマトの花言葉は「感謝」や「完全美」です。
色々な野菜の花言葉とその由来を調べてみると、新しい発見が得られるかもしれません。
ぜひこの機会に、たくさんの花言葉をチェックしてみてくださいね!
- トマトの花言葉は「感謝」「完全美」
- 怖い意味の花言葉はない
- トマトはナス科で初夏に黄色い花を咲かせる