「SNS疲れ」を感じる人は多数!疲れる原因や疲弊したときの対処法を解説
さまざまな情報を得られるSNSは見ていて飽きませんが、その一方で疲れを感じる人は少なくありません。
しかし、人間関係に影響を与えるのが心配で、スパッとやめられない人が多いでしょう。
SNS疲れを感じているなら、少しずつ距離を置くことが大切です。
この記事では、SNSで疲れる原因や対処法を解説します。
Contents
SNSで疲れる人は多い
株式会社アスマークのアンケート調査では、42.7%の男女が「SNS疲れの経験あり」と回答しました。
とくにFacebookやLinkedInなど、職場の人との交流が含まれるSNSに疲れを感じる人が多い傾向です。
体力を使っていないのに疲れを感じるなら、SNSが原因かもしれません。
疲労感がある人は、SNSとの向き合い方を改めるとよいでしょう。
参考元:株式会社アスマーク「SNS疲れに関するアンケート調査」
SNSで疲れる原因
SNSはネットで簡単にコミュニケーションがとれる便利なWebサービスです。
私たちの生活にすっかり浸透していますが、使い方次第で疲れてしまうことがあります。
まずはSNSで疲れる原因をチェックしていきましょう。
長時間使用してしまう
友人がどんな投稿をしているのか気になって、頻繁にSNSをチェックする人は少なくないでしょう。
趣味仲間が発信する情報を逐一確認する人もいるかもしれませんね。
最新情報を入手しておかなければ、置いていかれそうな気分になってしまうため、SNSを頻繁に開くのです。
スマホを長時間使用しすぎて、心も体も疲れてしまうことがあります。
写真映えに囚われている
自分が撮った写真の評判がいいと嬉しいものです。
SNSは最も手軽に他人からの称賛を得られるツールといえるでしょう。
綺麗に撮れたオシャレな写真をアップするだけで、多くの「いいね」がもらえるからです。
しかし承認欲求が強くなると、写真映えに囚われてしまうことがあります。
何枚も撮り直したり加工にこだわったりすると、SNS投稿にかなりの時間を費やさなければなりません。
写真へのこだわりがエスカレートすると、SNS疲れを感じてしまうでしょう。
他人の投稿に劣等感を抱く
友人や知人が華やかな日常を投稿していると、誰もが羨ましく感じるものです。
自分と比較することで嫉妬心が芽生えることもあるでしょう。
しかしネガティブな感情を持つと、脳が疲れを感じやすくなります。
他人の体験談や写真に劣等感を抱くほど、精神疲労が蓄積されていくのです。
投稿や「いいね」などに義務感を覚える
SNSは友人の近況が知れたり、コミュニケーションをとれたりするのが魅力ポイントですが、それがすべて良い方向に働くとは限らないものです。
親しい人の投稿に「いいね」しなければ嫌悪感を持たれる可能性があり、自分が更新頻度を落とせば心配して誰かが連絡してくるかもしれません。
身近な人とつながっていればいるほど、気を使う場面が増えるもの。
友人の投稿に反応する・1日1回は発信するなど、SNS利用に義務感を覚えれば、疲れを感じずにはいられないでしょう。
対人トラブル
自分や友人のSNS投稿が原因で、関係がギクシャクする可能性があります。
仕事でミスして「もう無理…」とツイートしただけなのに、投稿を見た人が自分に向けられた言葉だと勘違いするかもしれません。
反対に友人がSNSで悪口を言っていると「自分のことなのではないか?」と感じてしまい、喧嘩に発展することもあるでしょう。
自分や他人の何気ない投稿を深読みし合うことで、疲れるケースがあるのです。
SNS疲れを解消するための対処法
SNSに疲れても友人や知人とつながっていれば、完全にやめるのは難しいですよね。
ここでは、SNS疲れを解消するための対処法を紹介します。
完全に断つのが難しい人は、次の方法を試してみてください。
利用時間を決める
友人の投稿や自分の投稿への反応が気になってダラダラと見続けてしまう人は、SNSの利用時間を決めましょう。
1日1時間・休憩の30分だけといったように、制限時間を設ければ使い過ぎて疲れることはありません。
タイマーを利用して、きちんと管理するのがおすすめです。
通知をOFFにする
SNSの通知がくるとその都度見てしまうので、スマホを手放せなくなります。
仕事中や勉強中も集中できず、SNSのせいで作業効率が下がりかねません。
何をするにも時間がかかれば、疲れてしまうでしょう。
SNS疲れを解消するためには、通知機能をOFFにするのがポイントです。
通知がこなければSNSを思い出さずに過ごせるでしょう。
利用頻度を減らすことでSNS疲れを解消できるはずです。
苦手な人はブロックする
つながりたくない人からの友達申請を断れず、SNSにストレスを感じている人もいるでしょう。
苦手な人の投稿は見たくないし、自分の投稿も見られたくないですよね。
ストレスになる相手は思い切ってブロックすることで、SNS疲れを解消できるでしょう。
SNSを断捨離する
疲れの原因であるSNSを複数使用しているなら、断捨離して負担を減らすのがおすすめです。
「LINE」「Twitter」「Instagram」「Facebook」など、登録しているSNSが増えるほど利用時間は長くなります。
SNS疲れを感じている人は、一番フォロワーが少ないものを消したり、使いづらいアカウントを削除したりするといいでしょう。
自分が楽しく使えて負担にならないSNSだけを残し、あとは利用中止するのが得策です。
夢中になれる趣味を見つける
暇があればSNSを見てしまう人は、夢中になれる趣味を見つけましょう。
趣味に没頭すれば、SNSのことを思い出さずにすみます。
好きなことを楽しめばSNS疲れだけでなく、ストレス解消にもつながり一石二鳥です。
自分の興味があることに挑戦したり、友達にマイブームを聞いたりして、積極的に趣味を見つけてみてください。
頻繁に疲れる人がSNSをやめる方法
SNSで頻繁に疲れるなら、やめてしまうのが一番です。
最後にSNSをスムーズにやめる方法を紹介しますので、試してみてください。
一定期間SNSから離れる
SNSは疲れるからといって、いきなりアカウントを削除すると後悔する恐れがあります。
友人や知人と連絡がとれなくなって困るかもしれません。
まずはSNSとの付き合い方を見直すため、1週間ほどSNSから離れてみるのがおすすめ。
完全にやめるわけではないと思えば、気軽にチャレンジできるでしょう。
実際にSNSから離れてみると、利用しなくても平気と思えるかもしれません。
SNSに依存傾向がある人でも、少しずつ利用中止期間を延ばしていくことで、だんだんその状況に慣れていくはずです。
突然アカウントを消すと相互フォローの人に心配される可能性があるので、事前に伝えておくことをおすすめします。
スマホのホーム画面からSNSを消す
スマホのホーム画面にSNSのアイコンがあると頻繁に目に入ります。
スマホを手にするたびにチェックしたくなるでしょう。
ついSNSを開いてしまう人は、ホーム画面からアイコンを消すことをおすすめします。
アイコンが目に入らなければ、以前ほどSNSが気にならなくなるはずです。
さらにアプリにログイン情報を保存しないのもポイントのひとつ。
毎回起動に手間がかかれば自然と見る頻度が減っていくでしょう。
スマホ依存対策アプリを活用する
SNSをやめたいなら、スマホ依存対策アプリを活用するのが効果的です。
設定した使用時間にアラームが鳴るアプリや、1日の使用時間を制限するアプリなど、強制力をチェックして自分に合うものを選びましょう。
また、スマホを使わなければ生物が育つアプリもあります。
ゲーム感覚で使えるタイプなら、楽しく続けられるかもしれません。
気になるスマホ依存対策アプリを活用して、SNS断ちを目指しましょう。
SNSに疲れることで人間関係の悪化を招く恐れアリ
SNSを見ることで、知らなければよかった情報を知ることは少なくありません。
他人の投稿をチェックして、嫉妬したりイライラしたりするのは不毛でしょう。
悪感情によってSNS疲れを感じれば、投げやりな行動に出てしまうかもしれません。
交友関係を豊かにするはずのSNSが、かえって人間関係の悪化を招く恐れがあります。
SNS疲れを感じたら、通知をOFFにしたり趣味を見つけたりして、一時的に離れることが得策です。
- SNSで疲れる人は多い
- SNSで疲れるのは「長時間使用してしまう」「写真映えに囚われている」「他人の投稿に劣等感を抱く」などが原因として考えられる
- SNS疲れを解消するには「利用時間を決める」「通知をOFFにする」「苦手な人はブロックする」などの対処法がある
- 頻繁に疲れる人がSNSをやめるには「一定期間SNSから離れる」「スマホのホーム画面からSNSを消す」「スマホ依存対策アプリを活用する」といった方法がある