「子育て疲れた…」お疲れママの危険な思考&疲れを感じる原因、改善法とは
近年共働きや核家族化の影響で、育児疲れを感じている女性が増えています。
夫や家族の協力が得られず、一人で抱え込んでしまっているというママも多いでしょう。
そこで今回の記事では、子育て中のママが疲れを感じる原因や改善方法について解説していきます。
誰もが通る「子育て疲れた…」と感じる瞬間
子供はかわいいとは思っていても、ワンオペ育児や年子育児などのせいで疲れを感じることは珍しくありません。
まずはみんなの「子育て疲れた…」と感じる瞬間・理由を見ていきましょう。
一人になりたいけどなれない
子供は一瞬たりとも目が離せない存在であり、面倒を見ている時間は気が休まることがありません。
とくに子供が小さい時期はほぼ一心同体の状態で、全く一人の時間がないというママも。
いくら可愛い子供相手とはいえ、常に誰かと一緒というのは結構辛いものです。
一人になりたいけどなれない、という状況は息抜きもできず「疲れた」と感じても仕方ないでしょう。
家事が思い通りに進まない
子育て中は家事が思い通りに進まないものです。
料理中や洗濯中でも一向に構わず、子供は泣いたりわがままを言ってきたりします。
そうした子供の一挙手一投足に付き合っているうちに、どんどんやらなければならない家事は溜まってしまうでしょう。
とくに完璧主義のママの場合、自分のペースで家事がこなせないことがストレスになりがちです。
シングルマザーで頼れない
シングルマザーで、周囲に頼れる人がいないママも育児に家事に仕事にと追い込まれやすいです。
仕事も子育ても自分一人の手でやらねばならない状況というのは、想像以上に辛いものです。
頼れる夫や家族もなく、一人で全てをこなしていては疲れてしまって当然でしょう。
そのままでは自分が倒れてしまうかもしれません。
そうなる前に、実家や行政サービスといった「頼れる相手」を見つけておくことが大切です。
また遠くに嫁いだ人や転勤で知らない人しかいないママも同様の辛さを抱えているかもしれませんね。
イヤイヤ期に振り回されている
子供は2〜3歳ころに「イヤイヤ期」を迎えます。
何に対しても「嫌だ」と感情的になって大人たちを振り回すため、相手をするパパ・ママは非常に疲れる時期です。
イヤイヤ期には個人差があり、自我の強いタイプの子だと本当に大変です。
とはいえ成長には重要な一過程であり、時期が過ぎればある程度おさまるので大人も頑張りすぎないことが大事でしょう。
4歳〜9歳くらいに訪れる反抗期
ある程度心も体も成長してきた、4歳〜9歳頃に「中間反抗期」というものが訪れます。
思春期の反抗期よりも認知度が低いため「最近急に言うことを聞いてくれなくなった…」と悩んでしまうママも多いです。
口答えや反抗的な態度が増えてくるため、一緒にいる大人は疲弊してしまうことも少なくありません。
他人に迷惑をかけないかぎりは、とりあえず本人のやりたいようにやらせてあげるのがおすすめです。
中学生・高校生の思春期反抗期
精神的・肉体的にも大人に近づいてくる中高生に訪れるのが「思春期反抗期」です。
小さなころとは違う態度や言葉遣いに悩み、疲れを感じてしまうパパママもいます。
とはいえ、悩みやイライラの原因が複雑になるため、親が対応できることが少なくなってくるでしょう。
一歩引いて見守る、というのは幼少期とは違う不安があるものですが、親も悩み過ぎずに「何があってもあなたの味方だよ」というメッセージを伝えることが大事です。
子育てに疲れたママの危険な思考
どんなママであっても子育ては疲れるものですが、そうした疲れのせいで危険な兆候が表れることも少なくありません。
ここでは、注意すべき「疲れたママの危険な思考・行動」について解説していきます。
育児に家事に完璧を求める
良い母・良い妻でいたいからといって、育児や家事に完璧を求めすぎるのは止めましょう。
なんでも完璧にこなそうとするのは、結局自分を追いつめることになりかねません。
また、思い通りに育児や家事が進まないことがストレスとなり、子供に当たってしまっては本末転倒です。
少しくらい育児や家事の手を抜いてもさほど影響はないはずです。
完璧主義は止めて、気持ちにゆとりを持つことを優先させましょう。
自分のことを責めてしまう
子育てが上手くいかないと、自分を責めてしまうママもいるでしょう。
「また怒鳴ってしまった」「子供が言うことを聞いてくれない」など、子育てにまつわる悩みは尽きることがありません。
しかし、全く悩まず順風満帆な子育てをすることなど不可能です。
たとえ失敗したと思っても、過度に自分を責めず「よくあることだ」と開き直るくらいでOKです。
子育てのハードルを高くしすぎず、何でも自分のせいだと思い込まないことが大事です。
他のママと比較してしまう
つい他のママと自分を比較してしまうのも、危険な思考です。
家事も育児も完璧で、しかもバリバリ働いているような完璧ママも中にはいるかもしれません。
しかし、そうした人と自分を比べるのは無意味です。
いくら完璧に見える人でも悩みは抱えているものであり、どの家庭が一番かなんて順位はつけられません。
子供にとっての一番のママであればそれで十分です。
他のママと自分をむやみに比べず、自分の価値観を大切に子育てすることを目指しましょう。
なんでも一人で頑張っちゃう
子育てや家の仕事など、なんでも一人で頑張っちゃうのは危険な兆候です。
つい「私がママなんだから!」と、子供についての全責任を抱え込んでしまう母親は少なくありません。
自分で自分を追い詰めてしまい「子育て疲れた…」となっても仕方ないでしょう。
子育ては母親だけでなく父親や祖父母など他の家族と共有すべき仕事です。
また、いくら母親ひとりが頑張ったからといってどうにもならないことも多いです。
ぜひ周囲の人たちや行政サービスなどを上手く活用して、自分ひとりだけで頑張るという考えは止めることをおすすめします。
逃げたい一心で家出しちゃう
子育てで追いつめられた結果、家出してしまうママもいます。
こうしたケースは辛い状況から逃げ出したい一心であり、当の本人に悪意があるわけではありません。
しかし、家出してしまえば小さな子が家に一人になってしまう可能性もあり大変危険です。
冷静な判断ができるうちに、信頼できる人や行政に助けを求めることが大切です。
夫にイライラして離婚する
夫からの協力が得られないと、勢いで離婚してしまうケースもあります。
しかし、夫婦の話し合いなしに離婚を即決してしまうのは大変危険です。
DVや浮気など、離婚理由がはっきりしているならともかく、冷静じゃない心理状態で離婚を選ぶのは後悔する可能性があります。
まずは、自分自身の不安や悩みを相手に聞いてもらうことが大切です。
どうしても受け入れてもらえないなら離婚もやむなしですが、その場合もシングルマザーになって困らないよう周囲の協力や経済的な地盤固めをしてから離婚することをおすすめします。
子育てに疲れたママにおすすめの改善法
育児疲れをあなどってはいけません。
心身の疲れは子供への八つ当たりやネグレクト、育児ノイローゼなどの深刻な事態を引き起こす可能性があります。
子育て中は上手に息抜きすることが必要です。
最後に、子育て中ママたちにおすすめの気分転換や育児ストレスへの対処法を紹介していきます。
託児所・学童を利用する
いくらかわいい我が子でも、四六時中一緒にいると疲れてしまいます。
自分が面倒を見ることで子供に優しくなれないのなら、託児所や学童、園の延長保育などを利用するのがおすすめです。
一時的に子供と離れることで、心身ともにリフレッシュすればイライラや疲れも軽減できるでしょう。
「他人に預けるなんて…」と思わずに、上手に子育てサービスを利用することも必要です。
家事も仕事も程々にする
自分がしんどい時はぜひ、家事も仕事も程々にしましょう。
家事をしないことがあっても、家庭や子供に大きな影響を及ぼすことはありません。
デリバリーやスーパーのお惣菜を利用する、有給をとって思いっきり休むなど、自分にかかる負担を極力減らすのがおすすめです。
家事や仕事を程々にすることで、子育て疲れたと感じる負の心も晴れやかになるでしょう。
完璧主義を手放す
「子育て疲れた…」と思ってしまう人は、完璧主義タイプが多いです。
子育ても家事も仕事も、隙なく完璧にやり遂げたいと思ってはいないでしょうか。
しかし、全てを完璧にこなすのははっきり言って不可能です。
とくに子供はいつ何をするかわからないものであり、計画通りにならないことも多いでしょう。
いっそ完璧主義は手放して、「なるようになる」と鷹揚に構えたほうが上手くいくこともありますよ。
好きなものを食べる
毎日頑張っているママには自分を甘やかすことも必要です。
子育てに夢中だと、自分のことは何かと後回しにしている人が多いでしょう。
しかし、適度に息抜きしなければストレスが溜まってしまいます。
ぜひ好きなものを食べたりちょっと高級なスイーツを買ったりと、自分のストレス解消法を前向きに作ってください。
子どもたちを寝かせたら「アレ」を食べよう、と楽しみを作ることが育児の励みにもなるでしょう。
ママ友・女友達と喋りまくる
子供とだけ向き合っている生活の中では、「大人とおしゃべりがしたい!」という気持ちが強くなることもあるでしょう。
ぜひそんなときは、ママ友・女友達と集まって喋りまくることをおすすめします。
男の子ママ・女の子ママと現在の境遇を共有しあったり、女友達と子育て関係なしの話で盛り上がったりすることで日頃の疲れが解消できるはずです。
自分の育児法に迷った時こそ、一人で抱え込まず先輩ママに相談するのが一番!
直接会うのが難しい場合でも、リモートやLINEで会話するなど「共感し合える場」を作ることが大事です。
何もしたくないときは家事も育児も手抜きが一番!
予測不可能なことが起こりがちな子育ては、ママもパパも疲れを感じて当たり前です。
子育て以外の仕事・家事もやらなければならないことから、心身ともにくたくたになってしまうママも珍しくありません。
「子育て疲れた…」と思ったら、ぜひ自分を癒すことを優先しましょう。
無理をして自分がつぶれてしまっては元も子もありません。
何もしたくないのならその気持ちに正直に、家事も育児も手抜きしてしまうのが一番です。
イライラしながら完璧主義を目指すより、手抜きしつつニコニコしているママのほうが子供にとっても嬉しいはずです。
自分のためにも子供のためにも、上手にガス抜きしながら楽しく過ごしてくださいね。
- 一人になりたくてもなれない、家事が思う通りに進まないといった状況は「子育て疲れた」と感じやすい
- イヤイヤ期や反抗期の子供への悩みが育児疲れにつながることもある
- 他のママと比べたり自分だけで何でも抱え込んだりするのは、子育て疲れに陥りやすいNG思考なので注意しよう
- 「子育て疲れた…」そんなときは、家事・仕事をセーブするなど上手に息抜きすることが大事!