ストレス限界のサインとは?ストレスを感じる瞬間や効果的な対処法を紹介

現在大きなストレスを抱えていて、辛い思いをしているという人も多いでしょう。
ストレスは日々溜まっていくもので、こまめに発散させる必要があります。
しかし、上手に発散できないとどんどん蓄積されてしまい、ストレス限界サインが身体に現れることも。
今回の記事では、ストレスについて解説しつつ、身体に現れるストレス限界サイン、ストレスを感じる瞬間、対処法まで紹介します。
辛いストレスを打破したい人必見です!
Contents
ストレスとは?
ストレスという言葉は日常的に使われていますが、そもそも何なのかをご存知ですか?
ストレスとは、もともと物理学の分野で使われていた用語です。
外からの刺激(ストレッサー)によって心身に負荷がかかり、歪みが生じている状態を指します。
また、嫌なことがあっても無理して行うなど、自分の中で処理しきれない感情が蓄積している状態もストレスと表現されるのです。
ストレスの要因は日々の生活の中に多く潜んでおり、たとえば仕事や友達付き合い、家族との関係性などが挙げられるでしょう。
ストレスが一切ない生活を送るというのは難しいため、自分自身でストレスの要因をなるべく取り除いたり対処したりすることが大切です。
過度なストレスを抱えたままにしていると、うつ病や不安障害(不安神経症・強迫性障害)といった精神疾患になってしまう可能性があり、薬での治療法やカウンセリングなどが必要になる場合もあるので侮らないようにしてください。
日頃から自分自身の心と身体の状態を知っておくことが何より重要といえます!
もう限界!ストレスを感じる瞬間5選
人はどんなときにストレスを感じやすいのでしょうか。
ここでは、ストレスを感じる瞬間について解説します。
仕事が忙しすぎるとき
会社員の多くが経験するストレスが溜まる瞬間は、仕事が忙しすぎるとき。
「毎日残業ばかり」「大量の業務に追われている」なんて状況では、ストレスが溜まるのも当然です。
とくに人手不足の会社だと少人数で仕事を回していかなければならないので、従業員にとっては最悪な労働環境だといえます。
転職するわけにもいかず、人事担当者に相談しても解決しない…という場合はストレスが蓄積されてしまうでしょう。
人間関係のもつれがあるとき
仕事やプライベートでの人間関係にもつれがあるときもストレスは溜まりやすいといえます。
とくに嫌いな人と接する機会が多ければ多いほどストレスを感じてしまうでしょう。
関わらないようにすればストレスが溜まることはないものの、どうしても避けられないこともありますよね。
そんなときに我慢して接することで、どんどんストレスが蓄積されてしまうのです。
家庭内で問題が発生したとき
家庭内で問題が発生したときも、ストレスを感じる瞬間です。
たとえば、夫婦間で不満が溜まり喧嘩に発展することはあるあるですよね。
- 妻が家事で忙しくしているにもかかわらず、夫はぼーっとしているだけ
- 仕事から帰ってきたらいつも妻の愚痴を聞かされる
- 「疲れた」と口癖のようにいう夫に嫌気が差す
など、相手に対して不満が募り次第にストレスの原因となってしまうのです。
満員電車に乗ったとき
社会人の多くが経験するであろう満員電車もストレスが溜まる原因のひとつ。
満員電車はパーソナルスペースを保つことができず、知らない人と距離が近くなることでイライラを感じやすい空間といえます。
「電車内で大声で会話している」「優先席で化粧している」など、乗車マナーがなっていない人に対して嫌悪感を感じ、ストレスとなってしまうケースもあるあるです。
常識のない人と接するとき
常識のない人たちと接すると、その人の対応ひとつひとつにイライラしてしまうもの。
- 自己中心的な行動をとる
- ゴミを道端に捨てる
- 歩道で端に寄らず道を塞いでしまう
など、さまざまなシーンで目に付く部分があるでしょう。
周りに対して思いやりのない対応に嫌気が差し、ストレスを感じてしまうのです。
【診断】身体に現れるストレス限界サイン
過度なストレスは、身体に悪影響をもたらします。
ここでは、身体に現れるストレス限界サインを紹介するので、自分に当てはまるものはないか診断の参考にしてみてください。
食欲が極端に増減する
心身が不健康な状態になると食欲が不安定になることがあります。
大幅に食欲が増すこともあれば、急激に減ることもあり、「最近過食がやめられない」「急にごはんが喉を通らなくなった」などの変化が見られたら、それはストレスが限界に達している証拠かもしれません。
不眠気味になる
ストレスが溜まっているときの代表的な症状のひとつである不眠。
眠たいのに眠れないといった日々が続き、慢性的な寝不足に陥ることも珍しくありません。
眠れたとしても浅い睡眠で質の良い深い睡眠がとれないため、心身の疲れは蓄積したまま朝を迎えてしまいます。
睡眠サイクルに異変を感じたら、ストレスが溜まっているサインと把握しておきましょう。
何をしても楽しくない
ストレスが限界に達すると無気力な状態になってしまいます。
新しいことをはじめる気にもなれず、好きなことをしても楽しめません。
やらなければならないことがあってもどんよりとした気持ちでなかなか取り掛かれないため、仕事にも支障が出てしまいます。
このような無気力状態が長期的に続いている場合は、うつ病を発症している可能性も。
また、適応障害や自律神経失調症でも見られる症状のため、何をしても楽しくないという状態が長く続いているときは、一度病院を受診することをおすすめします。
情緒不安定になる
ストレスによってイライラしたり、急に不安感が押し寄せて涙があふれたりと、情緒不安定になるのもストレスが限界に達したサインのひとつ。
自分でコントロールすることができず、感情に振り回され続けてしまいます。
「ここ最近涙もろくなった」「感情がコロコロ変わりやすい」と感じるなら、ストレスが蓄積されている証拠といえるでしょう。
ぼーっとして集中力がない
集中力が続かず、注意力散漫になったと感じていませんか?
普段ならミスをしないような場面でミスを連発したり、集中力が欠けていることから判断能力が鈍ったりと、ストレスによって業務に支障が出ることも少なくありません。
仕事において怒られる機会が突然増えたと感じるなら、ストレスが限界に達しているといえます。
心身ともに自分の状態を把握し、きちんと労ってあげる必要があるでしょう。
倒れる前に!ストレスの限界を感じたときの対処法
ストレスが溜まり続け、限界にまで達すると心労で倒れてしまう可能性もあります。
そんな最悪の事態を防ぐためにも、溜まってしまったストレスはきちんと発散することが大切。
最後に、ストレスの限界を感じたときの対処法を紹介するので、最近疲れ気味だな…と感じる人はぜひ実践してみてください。
何も考えないで湯船に浸かる
ストレスが溜まっているときはギリギリの精神状態で過ごしているため、何事も悪い方向に考えがち。
そんなときは、一旦思考を停止してゆっくりと湯船に浸かってみましょう。
余計はことは考えず、ぼーっとするだけでOK!
体も心もほぐれてリラックス効果が期待できます。
溜まっていたストレスも軽減されるでしょう。
騒いだり大声を出したりする
ストレス発散方法として、よく挙げられるのが大声を出すこと。
大きな声を出すことで脳が刺激され、心と体をリフレッシュしてくれる効果があるといわれています。
カラオケに行ったり友達とワイワイ騒いだり、気分転換も兼ねて大声を出してみましょう。
イライラが吹き飛んで気持ちがスッキリしますよ。
家中の断捨離をする
家の中にいらないものは溜まっていませんか?
いらないものがあるなら、この機会に断捨離してしまいましょう。
不要なものを失くすことで、部屋の中も気持ちもスッキリすること間違いなし!
ものが散乱している部屋では疲れも余計溜まってしまうため、定期的に断捨離することをおすすめします。
とにかく体を動かす
イライラの感情を吹き飛ばすイメージで体を動かすのもおすすめです。
運動に集中することで気持ちを自然とリセットできます。
軽いウォーキングからはじめても良いですし、友達と複数人で行うスポーツを楽しむのも良いでしょう。
また、リズムに合わせて身体を動かす「リズム運動」は、ストレスに対して効能のあるセロトニンを活性化させる効果があるためぜひ取り組んでみてくださいね。
感情を紙に書いて客観視する
今の感情を紙に書き出して客観視することも対処法のひとつ。
頭の中で考えるより紙に書き出すことで、改めて自分自身の感情を目で見て再確認できます。
そうすることで、ストレス予防策が見えやすくなるのもメリットです。
また、自分の感情を文字にすることはストレスを吐き出す行為といえるため、それだけで気持ちが晴れ晴れすることでしょう。
ストレスは体に毒!限界を感じたら迷わず休もう
ストレスは体に毒になるもの。
多少のストレスであればすぐに影響はありませんが、蓄積していくことで体にも心にも悪い影響が出始めます。
「最近食欲がなくなった…」「些細なことでイライラしてしまう」など、自分自身で変化を感じたら迷わず休息をとってください。
甘いものを食べたり好きなことを存分に楽しんだり、思い切り自分を甘やかしてあげることも大切ですよ。
ストレス解消にまつわる本もたくさんあるので、電子書籍のKindle版でチェックしてみるのもおすすめ。
こまめにストレス発散をして、自分を労ってあげてくださいね。
- ストレスとは、外からの刺激(ストレッサー)によって心身に負荷がかかり歪みが生じている状態を指す
- ストレスが限界に達すると不眠症状や食欲の増減などSOSサインが現れる
- 仕事が忙しいときや家庭に問題があるときなどにストレスは溜まりやすくなる
- ストレス限界を感じたときは、体を動かしたり大声を出したりしてストレスを発散させることが大切