ストックの花言葉に怖い意味はある？八重咲きや色別の意味も解説

冬から春先にかけて庭を彩ってくれるストック。

ピンクや白、黄色、紫などカラーバリエーションが豊富なだけでなく、一重咲きのものから八重咲のものまで、さまざまなタイプがあります。

そんなストックをプレゼントしたいと考えたときには、花言葉が気になりますよね。

おすすめの品種や適したシーンなどもまとめて紹介するので、参考にしてください。

ストックの花言葉は？色別・八重咲きの意味も！

色や咲き方などバリエーションが豊富なストックには、それぞれに花言葉があります。

プレゼントするなら、怖い意味があるのかどうかもチェックしておきたいポイント。

それではさっそく、具体的にどんな花言葉があるのか見てみましょう。

ストックの花言葉は「見つめる未来」

ストック全般に通じる基本的な花言葉は「見つめる未来」です。

ストックは、西洋では古くから結婚式やプロポーズの花として用いられることが多かったため、明るい未来が想像される花言葉がついたようです。

この他にも「永遠の美」「求愛」「愛情の絆」といった花言葉もあります。

いずれも愛や女性をイメージできる素敵な花言葉ばかり。

ストックの花もちや香りの良さも、花言葉に表されているようです。

【色別】ストックの花言葉

カラーバリエーションが豊富なストックは、色によって花言葉が異なります。

ただ全体的に、恋愛に関連したものが多いのが特徴です。

ストックを贈ろうかと検討している方は、相手に失礼にならないようにするためにも、最後まで全色チェックしてくださいね。

白

白いストックは、可憐で清楚な雰囲気が特徴です。

そんな白いストックの花言葉には「ひそやかな愛」と「思いやり」のふたつの意味が込められています。

なかなか伝えられない気持ちを抱えているときにプレゼントに添えれば、想いが届くかもしれません。

ピンク

ピンクのストックの花言葉といえば「ふくよかな愛情」。

ピンクの花がたくさん集まった姿は、優しい雰囲気で愛に満ちた印象をもちます。

ふくよかな愛情という母性を連想させるピンクのストックは、母の日のプレゼントにしても良いでしょう。

黄色

黄色のストックは「さびしい恋」が花言葉。

黄色い花には、陽気な印象の花言葉がつけられていることも多い中、ストックにはややネガティブな印象の花言葉がつけられています。

西洋では、黄色に対して「裏切り」などのマイナスイメージもあるため「さびしい恋」という花言葉になっているのかもしれません。

赤

赤いストックには「私を信じて」という花言葉があります。

深い色味が印象的な赤いストックは、華やかさもありつつ情熱的でいきいきとした印象です。

そんな花の様子から、強い意志を感じられる花言葉がつけられたと考えられます。

紫

優雅な雰囲気を漂わせる紫のストックは「おおらかな愛情」が花言葉です。

ストックの中でも気品があるカラーで、落ち着きも感じられる大人っぽい印象をもつ紫のストック。

花言葉を添えて、年上の女性や母親へのプレゼントにするのも素敵ですね。

ストックの花言葉がもつ怖い意味

恋愛にまつわる花言葉が多いストックには、怖い意味は見られません。

しかし、ストックの花言葉の由来にまつわる、やや悲しい物語があります。

それは、敵同士の国のお姫様と王子様が登場する恋愛ストーリーです。

2人の関係を知った父親に、お城から出られないようにされてしまったお姫様。

どうしても王子に会いたかったお姫様は、護衛たちの隙を見てはロープを使ってお城から抜け出していたのです。

しかしある日、お姫様が降りているときに途中でロープが切れ、お姫様は地面に叩きつけられてしまいます。

亡くなったお姫様を前に悲しみに暮れた王子様は、お姫様がお城から落としたストックを帽子に挿して偲んだのだとか。

こんな悲しいお話から、ストックの花言葉に怖いイメージをもつ方がいるのかもしれません。

八重咲きストックの花言葉

八重咲ストックの花言葉は、ストックの基本の花言葉のうちの「永遠の美」「愛情の絆」が該当します。

フランスの古い逸話では、理想の女性に出会ったときに「一途に思い続けます」という気持ちを伝えるため、男性は帽子にストックの花を入れて歩いていたのだそう。

これが、今日の八重咲きストックの花言葉の由来になっているようです。

ストックの基本情報を紹介！

ストックは、アブラナ科アラセイトウ属の植物です。

一般的には多年草の植物ですが、湿気の多い日本の夏には適さず夏を越えられないため、日本では一年草として扱われています。

開花時期は3月〜5月頃で、この時期になると甘い香りと花姿で、私たちを楽しませてくれます。

花の色は、ピンクや赤、白、黄色などさまざま。

品種により草丈は異なりますが、すらっとした茎に複数の花が咲くストックは、見た目が上品で可愛らしい花です。

花もちも良いため、アレンジメントや切り花など、いろいろなシーンで楽しめます。

ストックはバリエーションが豊富！おすすめの品種は？

ストックは、世界中に約50種類が分布している植物です。

一重咲きと八重咲き、枝分かれして花を咲かせるタイプと枝分かれしないタイプなど、バリエーションが豊富。

ここでは数ある品種の中から、おすすめのストックを紹介していきます。

定番品種「スタンダードタイプ」

スタンダードタイプはストックの中でも定番品種のひとつ。

小さな花がたくさんついているのが特徴です。

また茎がかためで、他の品種と比べて香りが強いといった特徴もあります。

特に人気があるのは、花が白いタイプです。

また「雪波」や「朝波」「アイアンシリーズ」も注目されています。

冬の花壇の主役「キスミーシリーズ」

キスミーシリーズは、氷点下の寒さにも耐えられる園芸品種で、冬の花壇の主役にもなる植物です。

霜が当たらないところなら、冬の間咲き続けることもあるため、初心者にも育てやすいのではないでしょうか。

カラーバリエーションは、イエローやローズ、チェリー、ブルーなど豊富です。

草丈は低いものの縦のラインが美しいため、いろいろな色を組み合わせて花束にするのも魅力的でしょう。

プレゼントに最適「スプレーストック」

茎の先がスプレー上に枝分かれして、その先に花を咲かせる「スプレーストック」。

扇状に広がるため豪華な雰囲気があり、切り花やフラワーアレンジメントによく利用されます。

香りの良さも魅力なので、プレゼントにもおすすめです。

ストックの花言葉を贈るのに最適なシーンとは？

上品な見た目だけではなく、花言葉も愛情たっぷりのストックは、プレゼントに最適な植物です。

やさしく温かみのある花なのでどんな場面にも似合いますが、花言葉や季節をふまえて、特におすすめのシーンを紹介していきます。

結婚記念日や特別な日のお祝いに

「愛情の絆」や「豊かな愛」を花言葉にもつストックは、いつも仲良く深い絆で結ばれているパートナーへの贈り物として、結婚記念日や特別な日のお祝いにぴったりです。

華やかな見た目と甘い香りが、祝福シーンをさらに彩ってくれるでしょう。

バレンタインやホワイトデーに

ストックの開花は3月くらいからですが、市場に出回るのは12月あたりから。

バレンタインやホワイトデーの季節にはストックが出ているため、花束にして贈るのもおすすめです。

また、愛情を伝えたいときにストックを添えたら、より気持ちが深く伝わるはず。

香りも一緒にプレゼントしたい方は、八重咲きのストックを選ぶと良いですね。

新たなスタートを応援するときに

冬から春にかけて、枯れずにきれいに咲くストックは、卒業シーンや入学シーンなど、新たなスタートを切ろうとしている方へのギフトとしてもおすすめ。

「見つめる未来」という花言葉も、大切な門出を祝うシーンに合っています。

ストックは、カスミソウなど他の花とも相性が良いため、一緒にアレンジするとよりおしゃれになりますね。

誕生花として誕生日プレゼントに

12月31日や2月8日、3月2日などの誕生花でもあるストックは、誕生日に渡すのにも最適です。

誕生花は、その日に生まれた人の運命や性格を象徴するものだったり、愛や富をもたらしてくれる守護神的なものだったりするといわれています。

ストックが誕生花となっている人へ贈れば、素敵なプレゼントになるでしょう。

ストックの花言葉を贈ろう！甘い香りとともに大切な人へ

恋愛にまつわる魅力的な花言葉をたくさんもつストックは、上品な見た目と甘い香りが特徴の魅力あふれる植物です。

そんなストックを大切な人へのプレゼントとして贈れば、気持ちをしっかりと伝えられ、喜ばれるに違いないでしょう。

カラーバリエーションや品種が豊富なだけでなく、他の花との相性も良いので、ぜひ好きなものを選んで、アレンジしてみてはいかがでしょうか。