マッチングアプリに潜むビジネス勧誘する人に要注意【見分け方&対処方法】
「マッチングアプリ」を男女の出会いの場として使っている人は多いでしょう。
手軽に恋活・婚活のできるマッチングアプリは非常に便利ですが、一方でビジネス勧誘目的の人が潜んでいるのも事実です。
そこで本記事では、そうしたマッチングアプリ内でのビジネス勧誘・犯罪目的の人を見分ける方法について解説していきます。
Contents
マッチングアプリに潜むビジネス勧誘する人の種類
残念ながら、マッチングアプリ(婚活アプリ・恋活アプリ)を男女の出会い探し以外の目的で使用する人は後を絶ちません。
優良なアプリでも少なからず業者が潜んでいる可能性はあるのです。
まずはどのような勧誘が行われているのか、その種類について知っておきましょう。
マルチ商法への勧誘
マッチングアプリを利用したビジネス勧誘でもっとも多いのが、「マルチ商法(ネットワークビジネス)」への勧誘です。
マルチ商法とは、自身が契約した商品やサービスを他の人にも購入させることで紹介料などの利益が得られる商法を指します。
実体のない取引を行うねずみ講とは異なり、マルチ商法は商品やサービスが提供されるため、違法行為というわけではありません。
しかし、強引な勧誘や押し売りのような状況になりやすいことから、問題視されることの多い商法といえるでしょう。
また、実際に儲かっているのは上層部だけで、末端の人はキツいノルマがあるなど、関わっても得することはほとんどありません。
勧誘した友人や知人との関係が壊れることも少なくないため、マルチ商法に魅力を感じても安易に受け入れるのは危険です。
投資への勧誘
マッチングアプリには、投資の勧誘をしてくる人が潜んでいる場合もあります。
これから上場する会社や新商品など、何かに投資させることで利益が得られるということを言葉巧みに勧誘してくるのが特徴です。
投資勧誘の場合、はじめのうちは本当に利益を出すことで信用を得て、投資へのハードルを下げさせるというケースが存在するので要注意。
本格的に投資したあとはお金を持ち逃げされてしまう可能性が高いため、くれぐれも投資の甘い話には乗らないようにしましょう。
宗教への勧誘
マッチングアプリで知り合った人が「宗教」への勧誘をしてくることがあります。
何を信じるかは人それぞれの自由ですが、男女の出会いを目的としたマッチングアプリではあまり適切な行動とはいえないでしょう。
勧誘を受け入れてセミナーや合宿といった活動に参加すれば、マインドコントロールされる危険性も少なくありません。
取り返しのつかないことになる前に、宗教の話をする人とは距離を置くのがベターです。
風俗への勧誘
意外かもしれませんが、マッチングアプリでは風俗への勧誘をしてくる人が潜んでいる場合もあります。
マッチングアプリ内で交流しようとせず、外部のサイトに誘導してくるような異性は風俗業への勧誘である可能性が高いと考えてよいでしょう。
男性には風俗利用を促し、女性には風俗業への斡旋を目的としているわけです。
「あやしい」と思ったら、そうしたサイトへは飛ばずに無視することをおすすめします。
マッチングアプリを利用して勧誘する人の手口
マッチングアプリを勧誘目的で利用している人は、最初のうちは一般的な会員のように振る舞ってくることが多いです。
狙った相手にはさも恋愛目的のようなアプローチをして、ある程度信用させてから勧誘へと駒を進めるのが基本的な手口でしょう。
一見出会いを求めているような素振りを見せるため、最初のうちは通常の会員と見分けづらいのが難点です。
親しくなったあとにビジネス勧誘されれば、多くの人は断りづらくなりますよね。
それが彼らの狙いなのです。
くれぐれも相手をすぐに信用せず、本当に恋愛目的なのか慎重に見極めることが大切です。
マッチングアプリに潜む勧誘してくる男女の特徴
続いては、マッチングアプリに潜む勧誘をしてくる男女の特徴について見ていきましょう。
以下の項目に当てはまり「おかしいな」と思ったら、早急に離れることをおすすめします。
大勢で写っている写真を掲載している
マッチングアプリのプロフィールに、大勢で写っている写真を掲載している人は要注意です。
普通出会い目的の場に掲載する写真であれば、自分ひとりで写ったわかりやすいものを使うでしょう。
にもかかわらず大勢での写真を掲載しているのは、その「集団」に対する帰属意識が高いからといえます。
マルチ商法の会員や宗教など、何らかの集団に所属している可能性があるでしょう。
とはいえ、友達と撮った写真しかなかったというパターンもあるので、他の特徴と照らし合わせながら慎重に見極めることをおすすめします。
ハイステータス
やたらとハイステータスな人は、勧誘目的である可能性が高いです。
若いのに高収入、海外旅行や高級ホテルの利用といった豪遊アピールがすごいなど、通常では考えられないようなハイステータスの人物は警戒したほうが良いでしょう。
こんなにお金があるのは「〇〇の会員だから」と、マルチ商法や投資に誘ってくるかもしれません。
とくに収入源がはっきりしない人にはくれぐれも注意してください。
職業が謎めいている
「自由業」「アドバイザー」「オーナー」といった、具体的に何をしているのかわからない職業の人には気をつけたほうが良いでしょう。
勧誘ビジネスを行っている人は、職業が謎めいている傾向にあります。
こちらから質問しても「コミュニティを運営している」「ビジネスに対する包括的なアドバイスをしている」など、仕事の具体的な内容が見えてこない人は黄色信号です。
はぐらかしてくるのは、何か後ろめたいことがある証拠でしょう。
また、会社員であっても副業しているという場合は、それが勧誘ビジネスかもしれません。
何をしているのかわからない部分のある人には、警戒しておくのがベターです。
メッセージの返信がとにかく早い
メッセージの返信がとにかく早い人は、勧誘目的の可能性があります。
ただ単にマメな人という場合もありますが、勧誘目的の人は早く話を進めていきたいのでメッセージの返信も早くなりがちです。
どんな時間にメッセージを送ってもすぐに返ってくるという場合は、慎重にやりとりした方が良いかもしれませんね。
すぐに会おうとする
出会い系サイト(恋活・婚活サイト)に潜むサクラとは違い、勧誘目的のユーザーはすぐに会おうとしてくるという特徴があります。
なぜなら彼らは一刻も早く、自分のビジネスに勧誘したいからです。
やりとりをはじめたばかりなのに、すぐ会おうとする人には注意した方が良いでしょう。
とくに昼間のカフェやファミレスに誘い出そうとしてくるタイプには要注意。
資料を広げて説明しやすい時間帯・場所を選んでいる可能性があるので、できるだけ警戒することをおすすめします。
イベントやセミナーに誘ってくる
やたらとイベントやセミナーに誘ってくる人は要注意です。
出会い目的のマッチングアプリでは、直接会うことになれば「1対1」が基本でしょう。
にもかかわらず、よくわからないイベントやセミナーに連れ出そうとするのは、そこで勧誘したいという別の目的があるからです。
また、料理教室や友人たちのパーティーなど、一見セミナーっぽくない集まりであっても勧誘業者主催の可能性があるのでくれぐれも注意しましょう。
マッチングアプリに潜む勧誘目的ユーザーの見分け方
勧誘目的である危険ユーザーの具体的な見分け方は以下の通りです。
プロフィールをしっかり確認する
勧誘目的のユーザーを見分けるには、最初にプロフィールや自己紹介文をしっかり確認することが大切です。
過剰にハイステータスをアピールする人や職業がはっきりしない人は危険です。
プロフィールを見て違和感があれば、直接会う前にきちんと質問して不安解消に努めることをおすすめします。
1週間以上やりとりを続ける
マッチングアプリでは、つながった相手と直接会う流れになるのが基本です。
しかし、お互いのことを良く知らない段階で会うのは得策ではありません。
もし相手がすぐに会いたがったとしても、1週間以上はメッセージのやりとりを続けるようにしましょう。
それで相手が難色を示すようなら、何か別の目的がある可能性が高いです。
また、トラブル防止のためにも、会う前から自身の個人情報や連絡先などは教えないことをおすすめします。
デートする場所&時間帯をチェック
ビジネス勧誘を目的としたユーザーは、何よりも効率を求めています。
短期間にたくさんの人を勧誘したいと思っているため、デートの約束は昼間のカフェを指定するパターンが多いです。
昼間のカフェであれば、ディナーで勝負するよりも時間の調整が利くからでしょう。
ただし、最初のうちはあえて昼間のデートを申し出る普通のユーザーも存在するため、これだけで「勧誘目的」と断定するのは難しいかもしれません。
それ以外の言動やプロフィールなど、他の情報もチェックしたうえで判断すると良いでしょう。
マッチングアプリ利用者から勧誘されたときの断り方
マッチングアプリでビジネス勧誘を行っている人の手口は非常に巧妙です。
気をつけている人でも、ビジネス勧誘に当たってしまうことがあるかもしれません。
もし何かに勧誘されてしまったら、「興味がない」としっかり断ることが大切です。
「時間がない」「お金がない」などの曖昧な断り方では、「でもこうすれば大丈夫だよ」と相手から反論されてしまう可能性があります。
話が長引けば長引くほど付け入るスキを与えてしまうので、興味がないことをきっぱり伝えたうえでその場を離れるのがベストでしょう。
また、勧誘された後も油断せず、一切の連絡を断つことが賢明です。
マッチングアプリ利用者から勧誘されたときの対処方法
最後に、マッチングアプリの利用者から勧誘されたときの適切な対処方法を紹介します。
運営会社に通報してブロックする
勧誘目的のユーザーは、一度断られた相手でもしつこく勧誘してくる可能性があります。
断ったにもかかわらずメッセージが送られてくる場合は、運営会社に通報したうえで相手をブロックしてください。
運営側にとっても勧誘目的の人は望ましくないユーザーであり、問題アリと判明すればしっかり対処してくれます。
被害に遭ったときは警察に相談する
もしも勧誘による被害に遭った場合は、迷わず警察に相談しましょう。
警察や消費者センターといった公的機関であれば、相談に応じてくれます。
悪質なケースでは、加害者が犯人として逮捕されるパターンもあるでしょう。
トラブルはひとりで抱え込まず、早めに警察に話してみるのがおすすめです。
マッチングアプリに潜む勧誘目的のユーザーを上手に回避しよう!
マッチングアプリは便利なツールですが、会員数が多く誰でも登録できるため、出会い目的ではない人が潜んでいることがあります。
勧誘目的のユーザーが少なからずいることを覚えておき、誰かとやりとりする際はくれぐれも注意しましょう。
本記事で紹介した勧誘をしてくる男女の特徴や見分け方を参考に、怪しい目的を持っている相手を上手に回避してください。
もしも勧誘目的のユーザーと出会ってしまった場合は、きっぱりと断ることが大切です。
マッチングアプリを使うなら、勧誘目的のユーザーを避けつつ、素敵な出会いを見つけてくださいね。
- マッチングアプリ内には、マルチ商法や投資といったビジネス勧誘を目的としている人が少なからず存在する
- 勧誘を目的としたユーザーは、最初は普通の出会いを求めているようなアプローチで近づいてくるので注意が必要
- ハイステータス、職業がはっきりしない、すぐに会いたがるといった特徴のある人は勧誘目的である可能性が高い
- マッチングアプリ内にいる勧誘目的のユーザーを見分けるには、プロフィールやデートに指定してくる時間・場所をチェックしよう
- もしも勧誘の被害に遭ったら、運営に通報・警察に相談することが大事