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授かり婚(おめでた婚)は今や当たり前?割合やメリット・デメリットを紹介

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この記事は約 9 分で読めます。

妊娠してから結婚することを「授かり婚」と呼びます。

しかし「できちゃった婚じゃないの?」「何が違うの?」と深く意味を理解していない人も多いです。

また、授かり婚を肯定的に捉える人が増えつつはあるものの、いまだに否定・批判の言葉を投げる人も存在します。

そこでこの記事では授かり婚が気になる人に向けて、授かり婚のメリットとデメリットを詳しく解説します

また、授かり婚したときにすべきことも紹介するので、ぜひ参考にして自身のライフスタイルや婚活の参考にしてみてくださいね。

 

「授かり婚」とは?

授かり婚とは、2人の同意のもと結婚前に子どもを授かることを意味します

これまで広く使われていた「できちゃった結婚」と大きく異なる点は2人の同意があることです。

想定外の妊娠や出産をきっかけに結婚に至る場合を「できちゃった結婚」、2人の意思で結婚前に妊娠することを「授かり婚」と区別します。

以前は婚前交渉や結婚前の妊娠を良しとしない風潮がありましたが、肯定的に捉える人が増えつつあるのが現状です。

授かり婚はカップルが結婚に前向きな姿勢で、最近では周囲も祝福しやすいため「おめでた婚」と呼ばれることもあります。

 

割合はどのくらい?

実際に結婚前に妊娠した夫婦はどのくらいの割合でいるのでしょうか。

平成21年度の厚生労働省の統計データによると「結婚期間が妊娠期間より短い出生の嫡出第1子出生に占める割合」25.3%です。

つまり、4組に1組のカップルは結婚前に妊娠しているということ。

近年では妊娠をきっかけに結婚に至るのは、それほど珍しいケースではないといえるでしょう。

 

授かり婚するメリット

結婚前の妊娠に否定的な考えを持つ人は、今もなお一定数存在します。

しかし、授かり婚だからこそのメリットを感じられるのも事実です。

まずは授かり婚のメリットを知って、自身の結婚観の見直しや人生設計に役立ててみましょう。

 

結婚までがスムーズ

授かり婚の最大のメリットは結婚までがスムーズなことです。

妊娠しているので出産に向けて、両家顔合わせや入籍、結婚式などが短期間で進みます

子どもを授かっていない場合は、プロポーズされても気持ちの準備や仕事の都合に左右されて、結婚まで時間がかかることも…。

慌ただしいスケジュールかもしれませんが、トントン拍子に進むのでストレスも少ないでしょう。

 

幸せを一気に感じられる

結婚、妊娠はどちらも人生において最上の幸せが味わえるビッグイベントです。

授かり婚はそんな幸せを一気に感じられるのも魅力でしょう。

出産の不安や結婚準備の忙しさも大きな幸せを思えば乗り越えられるはずです

また、新しく生まれてくる子どものおかげで、家族になることを早い段階で実感することができるのもメリットになるでしょう。

 

若いママになれる

授かり婚するカップルは、10代や20代の若い層が多い傾向にあります。

そのため若いうちにママになれるのも授かり婚の魅力といえるでしょう。

子育てには体力が必要ですし、子育てが落ち着いても働き盛りなので老後の経済的な不安も少なく過ごしやすいです。

また、周りのママ友より若いのは羨ましがられたり、優越感に浸れたりするかもしれませんね。

 

不妊を心配しなくていい

近年は晩婚化が進み、結婚適齢期という言葉が死語になりつつありますが不妊で悩んでいる熟年夫婦も多いです

その点、授かり婚であれば今後不妊の心配をしなくて済みます。

不妊を理由に夫婦仲が冷え込んだり、離婚に発展したりするケースも珍しくありません。

妊娠しやすいタイミングで子どもを授かることができるのは幸運といえるでしょう。

 

授かり婚するデメリット

授かり婚にはメリットがある一方、さまざまな理由から否定されることも少なくありません。

授かり婚を検討している人は、とくにデメリットにも注目しておきましょう。

 

批判されることがある

授かり婚のイメージは良くなりつつありますが、「結婚して妊娠」という順序を重んじる人もまだ多いです。

周囲から批判される可能性はある程度覚悟が必要になるでしょう。

「計画性がない」「順番が逆だ」と、せっかくの幸せムードに水を刺されるかもしれません

批判されることは授かり婚の大きなデメリットになりますが、2人の意思が堅ければ批判を気にせず幸せを貫けるでしょう。

 

子どもを優先しないといけなくなる

子どもを授かった時点で、何をするにも子どもを優先しないといけなくなります。

結婚に向けて準備しているときも、女性は妊娠中なので体調を気遣う必要があります。

体調に考慮して両家顔合わせが叶わなかったり、結婚式場の相談ができなかったりすることもあるでしょう。

出産後も育児を優先して新婚生活が思うように楽しめないかもしれません。

 

経済的な不安がある

結婚準備や出産、育児には、想像以上にお金がかかります。

また授かり婚は、若い年代のカップルに多いので経済的な不安を抱えやすいでしょう。

結婚生活や子育てのための貯蓄が十分に準備できないまま、結婚に至った場合苦労することになるかもしれません。

経済的な理由で、結婚指輪を用意できなかったり、結婚式を先延ばしにしたりするカップルも珍しくないです。

 

親から反対される可能性がある

年配世代は結婚前の妊娠にネガティブなイメージを持っている人が多いです。

授かり婚は親から結婚を反対される可能性があります。

なかなか了承してもらえず、結婚承諾に時間がかかる可能性が高いです。

とくに男性は相手の両親から歓迎されないケースもあるでしょう。

 

夫婦の時間が持てない

結婚から出産、子育てと、とにかく慌ただしいのが授かり婚の特徴です。

せっかくの新婚生活も、結婚準備でバタついたり妊娠による悪阻があったりと、なかなか夫婦の時間が持てない可能性があります。

夫婦2人きりで甘い時間を味わう余裕がないことはデメリットになるでしょう。

子どものためとはいえ、寂しい思いをするかもしれません。

 

授かり婚したときにするべきコト

子どもを授かっていない結婚でも、やらなければいけないことはたくさんあります。

にも関わらず、授かり婚となるとよりやらなければならないことが多くなるのは仕方がありません。

結婚に向けて急ピッチで進めなければいけないので、戸惑うことも多いでしょう。

最後に授かり婚したときにするべき7つのコトを解説します

 

両親に挨拶・報告する

結婚は2人の意思だけでなく、両親や家族の承諾が必要です。

妊娠し、籍を入れる前にまずは両親に結婚挨拶と妊娠報告をしましょう。

挨拶と報告はできるだけ早いタイミングで行うのがポイントです。

結婚前の妊娠報告は伝えにくく先延ばしにしがちですが、時間をかけるのは妊婦にとってストレスになります。

また、お相手の両親に不信感を抱かれてしまうかもしれません。

まずはお互い、自分の両親に報告して、女性側、男性側の順で挨拶しましょう。

 

友達に報告する

両親への挨拶と報告が済んだら、友達に報告しましょう。

交友関係の広さは人それぞれですが、友達全員に伝えるのは難しいですよね。

もし伝え忘れていた人がいたら、交友関係にヒビが入る恐れもあります。

まずは心の許せる親友にだけ伝えるのがおすすめです。

親友以外の友達へは安定期に入ってから報告しましょう。

 

職場に報告する

次に何かと手続きが必要になる職場に報告します。

最初は直属の上司に結婚と妊娠の報告をしましょう。

報告のタイミングは入籍の3ヶ月前までが目安ですが、授かり婚の場合は体調の影響もあるので、なるべく早く伝えるのがベストです。

余裕を持って報告できれば、業務の引き継ぎや保険などの手続きもスムーズに行ってもらえるでしょう。

 

女性側に配慮

職場には妊娠に複雑な感情を持っている女性も少なからず存在します。

妊娠の幸せを必要以上にアピールしない配慮も大切です。

産休・育休中は職場にいる人たちがフォローしてくれることを忘れず、無神経な言動は慎むようにしましょう。

とくに職場復帰を考えている女性なら、人間関係が悪くならないように心がける必要があります。

 

男性側の配慮

男性が職場に報告するときは、かならず最初に直属の上司に報告しましょう

同僚や他部署の管理職の耳に入ってしまうと、そこから情報が伝わってしまい、上司は他の人から結婚・妊娠話を聞かされてしまうかもしれないからです。

そのような状況は上司としてあまり気持ちが良いものではありません。

将来のことを見据えても上司と良好な関係を築いておくことは、必要不可欠でしょう。

 

入籍手続きをする

授かり婚の場合は、婚姻届の提出と母子手帳交付のタイミングが重要です

もし、入籍前に母子手帳をもらうと旧姓で登録されてしまいます。

自治体によっては入籍前でも新姓でもらえる場合もありますが、なるべく早めに入籍手続きをしましょう。

籍を入れることは、正式な夫婦になったことを実感できたり、両親を安心させることができたりと気持ちの面でも大切です。

 

結婚式の準備をする

妊娠中に結婚式を挙げる場合、妊婦の体調が安定する妊娠5ヶ月から7ヶ月がおすすめです

授かり婚は準備の時間が限られているので、両家顔合わせが済んだらすぐに結婚式場や指輪などの用意にかかりましょう。

また、準備期間と妊婦の体調が変化しやすい時期が重なりやすいので、可能な限り男性が率先して行動するようにしてください。

もちろん出産後に結婚式を挙げるカップルも多いので、挙式のタイミングは2人でよく話し合ってから決めましょう。

 

授かり婚は結婚するきっかけになる!

お互いの同意があるとはいえ、妊娠と結婚が一緒にやってくる不安は大きいでしょう。

両親や周囲からは反対されたり、心配されたりするかもしれません。

しかし、妊娠も結婚もどちらも幸せなことです

子どもを授かることで結婚を後押しするきっかけにもなるでしょう。

授かり婚も1つの結婚のスタイルとして理解することで、より自分らしい人生が歩めるはずです。

 

まとめ
  • 授かり婚とは2人の同意のもと結婚前に妊娠すること
  • 4組に1組のカップルが結婚前に妊娠している
  • 授かり婚のメリットは「結婚までがスムーズ」「幸せが一気に訪れる」などがある
  • 授かり婚のデメリットは「親から反対される」「経済的に不安」などがある
  • 授かり婚したらするべきコトがたくさん!男性が女性(妊婦)に配慮しながら行おう

 

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