シャガの花言葉に怖い意味はある?誕生花や特徴も紹介
シャガはアヤメに似た花を咲かせる植物ですが、どんな花言葉がつけられているか知っていますか?
シャガについて調べると「怖い」「植えてはいけない」というワードが出てくることも。
そこで今回は、シャガの花言葉とその由来、怖い話について解説します。
シャガの花言葉や花の特徴について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
シャガの花言葉とは?怖い意味はある?
シャガは、美しい花を咲かせる植物です。
その見た目から、大切な人へプレゼントしたいと考える方も多いかもしれません。
ただし、シャガには少しネガティブな印象の花言葉があるので要注意。
贈った相手が困らないように、花言葉の意味をチェックしておきましょう。
私を認めて
シャガには「私を認めて」という花言葉があります。
この花言葉は、シャガの花がアヤメやアイリスよりも目立ちにくいことからつけられました。
確かに、シャガの花はそれほど大きくなく目立ちませんが、とても美しく咲き誇るので、ほかの花に負けない魅力があります。
友人が多い
シャガには「友人が多い」という花言葉もあります。
日本で自生するシャガは、種を作れないため根茎を広げて繁殖するのが特徴です。
シャガの根と茎が次々と広がっていく様子が、この花言葉の由来になったといわれています。
大切な友人に贈る場合は、花言葉と日頃の感謝の気持ちを添えて贈ると、喜ばれるのではないでしょうか。
反抗
「反抗」もシャガの花言葉のひとつ。
この花言葉からは、少しネガティブな印象を受けるかもしれません。
しかし、由来はとてもポジティブで、シャガが日陰でも強く育つ様子からつけられました。
また、シャガの葉っぱが剣のように鋭い形をしていることも、花言葉の由来といわれています。
植物が育ちにくいとされている日陰で力強く生きるシャガの姿は、勇気を与えてくれるでしょう。
シャガの花にまつわる怖い話があるって本当?
シャガに怖い意味の花言葉はありませんが、花にまつわる怖い話はいくつかあるとされています。
例えば、シャガの名前の由来は、インドの神話に出てくる「死者を食べる魔獣」が関係しているという説。
不気味な逸話があるために、怖いイメージを持たれることもあるようです。
しかし、花にまつわる怖い話はあくまで迷信にすぎません。
シャガはたくさんの美しい花を咲かせ、多くの人に愛されています。
シャガの花の特徴や名前の由来を解説
独特な花言葉や言い伝えがあるシャガは、中国原産のアヤメ科アヤメ属の多年草です。
日本では自生のほか、公園に植えられることも多くあります。
草丈は30cm〜60cm程度とやや小さめですが、たくさんの美しい花を咲かせるところがシャガの魅力です。
シャガの花の特徴
シャガの学名や開花時期は以下のとおりです。
- 学名:Iris japonica
- 和名:著莪・射干
- 別名:胡蝶花
- 開花時期:4月~5月
- 誕生花:4月27日、5月6日、6月8日
シャガは、沖縄・北海道を除く日本各地に生息する常緑多年草で、アヤメの仲間の中では早い4月〜5月頃、春〜初夏の季節に開花時期を迎えます。
湿り気のある明るめの日陰を好み、薄紫色や白い花を咲かせるのが特徴です。
シャガは「ヒオウギ」という植物に似ていることから、中国名でヒオウギを意味する「射干(she gan)」と呼ばれていました。
その「射干」を日本語読みしたところ「シャガ」になったといわれています。
また、フリンジが入ったような花びらや、独特の模様が蝶に似ているため、別名で「胡蝶花」ともつけられました。
シャガは複数の日の誕生花としても親しまれています。
シャガの種類
シャガにはさまざまな種類があります。
例えば「ヒメシャガ」は、他のシャガよりも一回りほど小さく、白や紫の花を咲かせます。
また「スジシャガ」は葉に白い斑が入るのが特徴です。
花色が青紫色をした「中国青花シャガ」もあります。
種類によって花色や模様が違うので、好みのものを見つけてみてください。
シャガを植えてはいけないといわれる理由
美しい花が魅力のシャガですが、時には「植えてはいけない」といわれることもあります。
その理由には、シャガの独特な生態が関係しているのです。
なぜ、シャガは植えてはいけないといわれるのか、理由を詳しく見ていきましょう。
毒性に注意が必要
実は、シャガの根には「イリシン」という毒成分が含まれています。
誤って口に入れると、嘔吐・下痢・胃腸炎を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。
特に、ペットや小さい子どもがいる家庭では、シャガの根を口に入れないように気をつけましょう。
繁殖力が非常に強い
「シャガを植えてはいけない」といわれるのは、シャガの繁殖力が強いことも理由のひとつです。
シャガは、地下に茎を伸ばして繁殖する特徴を持っています。
シャガが育ちやすい環境の場合、気付かぬうちに爆発的に増えることがあるので注意が必要です。
もしもガーデニングで栽培する場合は、隣家の敷地に侵入しないようにトタン板などで対策するとよいでしょう。
シャガと誕生花が同じ花と花言葉
シャガは栽培・管理に注意が必要な植物ですが、見た目の美しさからギフトとしても人気があります。
シャガは4月27日、5月6日、6月8日の誕生花なので、誕生日をお祝いするプレゼントとして贈ってみるのもいいかもしれません。
また、シャガと同じ日の誕生花もあるので、チェックしておきましょう。
ここからは、シャガと同じ日の誕生花の中で、プレゼントにおすすめの花をご紹介します。
【4月27日】アカシア
「アカシア」は、シャガと同じ4月27日の誕生花です。
アカシアは黄色いポンポンのような花を咲かせ、主に暖かい地域を好みます。
アカシアの花言葉は「友情」「エレガンス」「秘めやかな恋」。
花言葉の「友情」は、アカシアの小さな花がたくさん集まって咲く姿が由来となり、つけられました。
花束やドライフラワーにして贈るのもおすすめです。
アカシアは「ミモザ」と呼ばれることも多いですが、厳密にはミモザとは異なります。
ミモザはピンク色の花を咲かせますが、アカシアの花は黄色です。
「ニセアカシア」という植物もありますが、こちらもアカシアとは異なります。
【5月6日】クチナシ
「クチナシ」は、5月6日の誕生花。
ヨーロッパでは、男性が女性に贈る花としてポピュラーです。
クチナシには「優雅」「喜びを運ぶ」「とても幸せ」という花言葉がつけられています。
これらの花言葉は、白い花の美しさと、上品な香りが由来となりました。
日本でも、古くから庭園や結婚式の装飾などに用いられ、愛されています。
【6月8日】ジャスミン
「ジャスミン」は6月8日の誕生花です。
ジャスミンの花は紅茶や香水に使われ、古くから多くの人に親しまれてきました。
ジャスミンには「幸福」「優美」「愛らしさ」「愛想のよい」という花言葉があります。
かわいらしい純白の花を咲かせ、縁起のよい花言葉を持つことから、結婚式のブーケや髪飾りとしても人気です。
シャガをプレゼントするときは花言葉を理解してから贈ろう
シャガには、根茎を広げて繁殖する様子から「友人が多い」という花言葉がつけられているため、大切な友人へのプレゼントに適しているでしょう。
ただし、シャガには「反抗」というネガティブに感じる花言葉もつけられているため、プレゼントする場合はメッセージカードなどを添えるといいでしょう。
また、シャガには、繁殖力が強く根に毒性を持つ特徴もあります。
そのため、もしもプレゼントした相手が、シャガを庭で栽培して園芸・ガーデン作りを楽しみたい場合には注意が必要です。
贈った相手が困らないよう、シャガの花の性質についても十分に理解してから贈りしょう。
- シャガは中国原産のアヤメ科の植物
- シャガの花言葉は「私を認めて」「友人が多い」「反抗」
- 花言葉の「反抗」は日陰でも強く育つ様子や鋭い葉っぱの形からつけられた
- シャガに怖い花言葉はないが花にまつわる怖い話がある
- シャガの根には毒性があり繁殖力が強いので栽培する場合は注意が必要