すずらん(鈴蘭)の花言葉とは?怖い意味や色別の花言葉も解説
まるで鈴のような、可愛らしい見た目が印象的な花「すずらん」。
一体どんな花言葉を持つのか、気になっている人もいるかもしれませんね。
そこでこの記事では、すずらんの特徴や花言葉を徹底解説します。
花の色によっても意味が異なるので、ぜひ花言葉を理解したうえで家に飾ったり大切な人にプレゼントしたりしてくださいね。
Contents
すずらん(鈴蘭)とはどんな花?
「すずらん(鈴蘭)」はヨーロッパやアジアを原産地とするキジカクシ科の植物で、主に春から初夏にかけて花をつけます。
一体どのような花なのか、まずはすずらんの特徴を5つチェックしていきましょう。
鈴に似た白い花が特徴
すずらんの最大の特徴といえば、花名にも由来するコロンとしたつりがね状の花の形です。
スラリとした細い茎に、直径1cmほどの小ぶりでうつむきがちな花を咲かせます。
その姿がまるで鈴のようであることに由来し「鈴蘭」という和名が名付けられました。
また、1つの茎に対してたくさんの花を咲かせるのも特徴的。
色は白がポピュラーですが、ピンク色の花をつけるものもあります。
花自体は小ぶりなものの、華やかさと可憐さを兼ね備えた美しい花です。
すずらんは主に2種類!
すずらんを大まかに分類すると「ニホンスズラン」と「ドイツスズラン」の2種類になります。
といっても、花の見た目はほとんど同じ。
唯一見分ける方法は花の中にあり、赤い点がついているとドイツスズラン、真っ白なのがニホンスズランです。
また、ドイツスズランは花の背丈が葉っぱと同じかそれより高く、ニホンスズランは花の背丈が葉っぱより低いといわれています。
現在は日本でもドイツスズランの方が多く出回っています。
基本的には鉢植えで育てる
すずらんを育てるときは、苗を購入してプランターに植え付けます。
種から育てる方法もありますが、花が咲くまでに時間がかかるため苗から育てるのが一般的です。
すずらんは涼しい木陰で咲くことが多いため、日差しが強いところで育てるのはNG。
とはいえ多少は陽の光が必要なので、直射日光が当たる場所を避けつつ外で育てるのが良いでしょう。
また、土選びもすずらんを育てるうえで重要なポイント!
水はけがよく通気性の高い赤玉土や腐葉土、軽石などを混ぜて使うのがおすすめです。
すずらんは毒に注意!
とても可愛らしい見た目をしたすずらんですが、実は毒を含んでいるため注意が必要です。
花だけでなく、葉っぱや根っこ、花粉に至るまで毒が含まれています。
誤飲すると頭痛やめまい、吐き気に見舞われたり、重度の場合は心不全や心臓麻痺を引き起こしたりするケースも。
口に入れるのはもちろん、口元に触れたりすずらんを触った手で口のまわりに触れたりしないようにしましょう。
すずらんに触れるときは、手袋等をつけたほうが安心です。
贈り物にもぴったり
すずらんは可憐な見た目、芳しい香りからギフトとしても人気のお花です。
海外では「聖母マリアの花」ともいわれており、結婚式用のブーケなどハレの日に用いられています。
花束にする場合はすずらんのみでまとめたり、他のお花と合わせたりとアレンジは自由自在。
また、キレイにラッピングをして鉢植えの状態で渡すのもおすすめです。
花束で渡すよりも扱いやすく、プレゼントされた側も喜んでくれるでしょう。
すずらんの花言葉は?
すずらんはポジティブな花言葉を多く持っている植物です。
続いてはすずらんの花言葉を紹介しますので、プレゼントなどの参考にしてくださいね。
謙虚
すずらんには「謙虚」という花言葉があります。
これはすずらんの花が大きな葉っぱに隠れるように咲く様子に由来するもの。
また、すずらんの花が慎ましく咲く様子は「君影草(きみかげそう)」という和名にも表れており、まさに花言葉通りの謙虚な姿が、すずらん特有の魅力といえるでしょう。
いつも健気に頑張っている人への贈り物にすると、喜ばれるかもしれませんね。
純粋
「純粋」「純潔」も、すずらんの花言葉の一つです。
ヨーロッパではすずらんの花の形が、聖母マリアが被っている純白のベールに似ていると考えられていたことから、この花言葉がつけられたようです。
「純白」や「ベール」といえば花嫁の象徴でもあることから、ウェディングブーケに使う花としても親しまれています。
再び幸福が巡ってくる
春に咲くすずらんは、あたたかい季節を象徴する植物の一つとされています。
そのため、ヨーロッパなど寒い地域で暮らす人にとっては開花が待ち遠しい花。
その思いが由来し、すずらんには「再び幸運が巡ってくる」という花言葉もつけられています。
とてもポジティブな花言葉であるため、落ち込んでいる人を励ましたいときのプレゼントにもいいかもしれませんね。
色別のすずらんの花言葉は?
すずらんの花には白とピンクの2色があり、色によって花言葉が少し異なります。
続いてはすずらんの花言葉を色別に解説しますので、こちらもプレゼントやブーケの参考にしてくださいね。
白いすずらんは「純愛」
白いすずらんには「純愛」という花言葉があります。
同じように「純愛」という花言葉を持つ植物は他にもありますが、すずらんの「純愛」は控えめな見た目も相まって、主張しすぎない感じが印象的。
また「希望」や「仲直り」などの花言葉もあるため、まさに大切な人への贈り物にぴったりといえるでしょう。
他にも「幸福」「希望」など、幸せな未来を想像させる花言葉を多く持っているのも特徴的です。
ピンクのすずらんは「愛らしさ」
ピンクのすずらんはその見た目通り「愛らしさ」「可愛らしさ」という花言葉があります。
真っ白なすずらんは可憐なイメージがあるのに対し、薄いピンクのすずらんはどこか女性らしくて可愛らしい様子が印象的。
花束に入れると、ブーケ全体がパッと華やかな印象になります。
すずらんの花言葉には怖い意味がある?
「すずらんには毒がある」と知ると、怖い意味を持つ「裏花言葉」があるのではないかと気になりますよね。
しかし、すずらんには怖い意味の花言葉はありません。
有毒成分が含まれるという事実から、怖いイメージが先立ってしまっているのでしょう。
ちなみに、すずらんによく似たヒガンバナ科の植物・スノードロップの花言葉は「あなたの死を望みます」。
見た目が似ていることから、間違えている方が多いとも考えられます。
すずらんはハッピーな花言葉がたくさん!プレゼントにもおすすめ!
すずらんはとても可愛らしい形をしており、その香りはフレグランスになるほど魅力的。
さらに、幸せな花言葉がたくさんあるため、プレゼントにぴったりな花といえるでしょう。
大切な人との記念日に鉢植えを贈ったり、ウェディングブーケにしたりと、花言葉に自分の想いを重ねながら、様々なシーンにすずらんを取り入れてみてくださいね。
また、すずらんは5月1日、2日、28日の誕生花であることから、誕生日に合わせて贈るのも良いかもしれません。
ただ、すずらんには毒があるため取り扱いには要注意。
贈る相手にも取り扱い方の注意点を教えてあげると、さらに喜ばれるはずですよ。
- すずらんは直径1cmほどのコロンとした花をつける植物
- 葉や花、花粉などに毒があるため、取り扱いには注意が必要
- 色は白とピンクがあり、白は「純愛」ピンクは「愛らしい」という花言葉がある
- すずらん全体の花言葉は「謙虚」「幸福が巡ってくる」など幸せな意味が多い
- すずらんは悪い意味を持つ裏花言葉は特にない