「しんどいのに休めない…」仕事に疲れたときの対処法&休むための考え方
仕事やプライベートで問題が積み重なり、「心身共にしんどい…」と感じることもありますよね。
そんなときは仕事を休めればいいのですが、責任感から無理して職場に向かってしまう人も少なくないでしょう。
しかし、しんどいのに頑張り続けてしまうと、後々体に支障が出てきます。
鬱などの精神疾患にかかる恐れもあるので、限界を感じたら思い切って休むことも必要です。
そこでこの記事では、仕事に疲れたときの対処法を紹介します。
休むことへの罪悪感をなくす考え方も解説するので、今まさに「しんどい」と感じている人はぜひ参考にしてください。
Contents
休みたいのに休めない…と思ってる人は多い
仕事を休みたいのに休めない…そう思っている人はたくさんいます。
- 体調が悪い
- 憂鬱
- なんとなく気分が乗らない
このような理由で休みたいと感じるケースが多いでしょう。
高熱が出れば会社の人にうつすわけにもいきませんので、休みやすくなります。
しかし、自律神経の乱れで一時的な鬱症状が出ることもあれば、女性の場合は生理痛に悩まされることもあるでしょう。
とくに精神的な症状は外からは見えないため、それを会社に報告して「冷たい反応をされたら…」と考えると、休むとは言えなくなる人が多いはずです。
誰だって仕事が憂鬱に感じることはありますよね。
多くは一時的な状態で済みますが、症状が継続する場合は、鬱のサインということもあります。
長く疲労感が続いている人は、精神的な病気を疑った方がいいでしょう。
もうしんどい…仕事に疲れたらまず試してほしい5つのこと
仕事で疲れ果て「もうしんどい…」と感じたら、そのまま放置するのはNGです。
放っておくと肉体的にも精神的にも悪い影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、疲れたときに試してほしい5つのことを紹介します。
まずは実践しやすいことから取り入れてみてください。
仕事で直近の目標を設定する
仕事で疲れたら、やるべきことを付箋などに書き込み、タスク化しましょう。
「今ある仕事を30分以内に終わらせる」「あと5分でここまでの仕事を終わらせる」など、簡単なことで構いません。
直近の目標を定めておけば、ゴールが常に見えている状態になるので、しんどくても何とか仕事をこなせます。
タスクを記載した付箋は、デスクのどこかに貼り付けておくと良いでしょう。
食事・睡眠でしっかり身体を休める
疲れていると何をするにも億劫になりますが、しんどいときこそ食事と睡眠で疲労回復に努めることが肝心です。
食事で必要な栄養を補い、夜は早めに布団に入りましょう。
ただ横になっているだけでも体は休まります。
眠れなくても布団から出ずに目を閉じて、ゆっくり体を休めてください。
リラックスできる時間を作る
しんどいときは心に余裕がないため、常に追い詰められているような感覚がして、ストレスがどんどん蓄積されます。
それではしんどい状態から抜け出すことはできないので、リラックスできる時間を作りましょう。
心を落ち着かせることができれば、精神の回復にもつながりますよ。
お風呂にゆっくり浸かったり、ヒーリングミュージックを聞いたりして、心をリラックスさせましょう。
自分にご褒美をあげる
しんどいときは、自分にご褒美を与えましょう。
ご褒美は甘いものや好きなもの、成人ならお酒でも良いでしょう。
いつもより少し贅沢をして自分を甘やかしてあげてください。
ご褒美をしっかり堪能できれば、「また明日から頑張ろう」と気力が湧いてくるでしょう。
『疲れたときは自分にご褒美』を習慣づけることで、しんどい状態をすぐに打破できるはずですよ!
信頼できる上司に相談する
しんどくてどうにもならないと思ったら、信頼できる上司や先輩に相談してみることもおすすめです。
自分一人で抱え込んでいても問題は解決しませんが、上司に悩みを打ち明けることで仕事の負担を軽くしてもらえる可能性があります。
しかし、人間関係がしんどい状況を作り上げていて、信頼できる上司や先輩がいないケースもあるかもしれません。
そういった場合は、転職を検討してみても良いでしょう。
人生の大半をしんどい会社で過ごす必要はありません。
【疲れたときの心得】休みをとるのに罪悪感をなくす考え方
どうしてもしんどいときは、無理せず仕事を休むことも大切です。
しかし、休むことに罪悪感を持ってしまうと、休息がとりづらくなるでしょう。
ここでは、休むときに覚えておきたい心得を紹介します。
休むときの罪悪感をなくして、しんどい状態を脱却しましょう。
人手不足は自分のせいじゃない
人が足りていない職場で休むのはとても勇気が必要ですよね。
「自分が1日休むだけでも他の人に大きな負担がかかるのでは…」と気になって、休むことで逆にストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。
しかし、人手が足りないのはあなたのせいではありません。
職場の環境や給与など、職場に原因があって人手が少ない可能性があります。
そのため、あなたが罪悪感を感じる必要はないのです。
休まないのが美学の時代は終わった
休まないことは真面目で勤勉な印象を受けるものですが、それはもう一昔前の時代と考えることも大切です。
無理して頑張り続けることで、マイナスな結果をもたらすことも少なくありません。
しっかり休息をとり、万全の態勢で臨む方が物事は効率的に進みます。
しんどいときは最高のパフォーマンスを発揮するためにも、「休まないのが美学の時代は終わった」と考えて休みましょう。
休んだ後にフォローすれば大丈夫
1日休んだら自分自身の仕事は、他の人がやることになります。
そのことに罪悪感を覚える人も多いですが、休んだ後にフォローすれば大丈夫です。
たとえば、休み明けに自分の業務を担当してくれた人にお礼のお菓子を渡す、またはその人の仕事を肩代わりするなどしてフォローしましょう。
休み明けの対応次第で人間関係がこじれずに済むので、休むことへの罪悪感も減っていくことでしょう。
「しんどい」と感じるほど疲れたときの休日の過ごし方
最後に、「しんどい」と感じるほど疲れたときの休日の過ごし方を紹介します。
運動をする
運動をした後はすがすがしい気持ちになりませんか?
ウォーキングやジョギングなどのリズム運動を行うと、幸せホルモンが分泌されてストレスを軽減するといわれています。
しんどいときにハードな運動はキツイでしょうが、軽く身体を動かすだけでなんでもない休日を充実した1日に変えられますよ。
いつもと違う時間に起きる
出社日の朝は時間に追われてバタバタしがちですが、休日はゆったりと過ごすことができますよね。
そこで、時間を気にしなくていい休日は、平日よりも早起きしてみませんか?
早く起きて近所を散歩したり、近くのコーヒー屋さんで淹れたてのコーヒーを飲んだりと、平日にはない過ごし方をするのがおすすめです。
いつもと違う時間の流れを感じてリフレッシュすることができるでしょう。
通信環境を手放し自然に触れる
スマホやパソコンがある環境から離れて、自然豊かな場所にお出かけするのもおすすめです。
通信環境を手放せば誰かからの連絡で休日を邪魔されることもなく、無駄な情報を阻害することもできます。
また、自然に触れることはストレスホルモンの分泌を減らすともいわれているので、しんどいときに効果的です。
疲れを感じたときは通信環境を手放し、時間をかけて自然浴を楽しんでみましょう。
新しい出会いを作る
心がしんどいときに一人でいると、どんどん気が滅入ってしまうかもしれません。
とはいえ、遊べる友達がいない…という人は、新しい出会いを探してみましょう。
一人でも気軽に入れそうなバーに行けば、店員さんと仲良くなれたり、同じように一人で来ているお客さんと知り合えたりと、出会いの幅を広げることが期待できます。
また、社会人サークルに入会して、趣味友を探すのも良いでしょう。
共通の趣味があることで、初対面でもすぐに意気投合できるはずですよ!
銭湯やマッサージで体を癒す
体が疲れ切っていると感じるなら、銭湯やマッサージで体を癒すのがおすすめです。
筋肉のコリをほぐすことで体が一気に軽くなり、疲労を軽減させることができます。
また、体の疲れがなくなれば気持ちもリセットされ、仕事への活力が湧いてくるかもしれません。
肩や腰などの痛みが原因で仕事が億劫になっている人は、ぜひこの方法を試してみてください。
航空券を予約して旅行する
しんどいときは、現実逃避したいものですよね。
とはいえ、なかなか現実逃避する手段は思いつかないものです。
そこで、しんどい気持ちに支配されたときは、思い切って航空券の予約をするのがおすすめです。
旅行すれば今の状況から抜け出すことができるので、良い気分転換になるでしょう。
仕事ができそうにないというほど追い詰められているときは、休日に旅をして心のケアをしてあげましょう。
仕事を休みたいときは休んでもいい!
しんどくても仕事を無理して頑張る人は多いですが、本当につらいときは思い切って休んでみましょう。
周囲に迷惑をかけないことも大事ですが、何より大切なのは自分自身の体です。
しんどい状態が延々と続けば、自分ではケアできないほど悪化する可能性もあります。
そうなる前に休みをとって、心身の疲労回復を目指しましょう。
無理して仕事を頑張っても、パフォーマンスが落ちるだけなので、しんどいときは休息をとることが大切です。
- 仕事に疲れたら食事や睡眠で体を休ませ、自分にご褒美をあげることがポイント
- 仕事を休みたいときは、「人手不足は自分のせいじゃない」「休んだ後にフォローすれば大丈夫」と考えれば、休むことへの罪悪感が減る
- 「しんどい」と感じるほど疲れたときの休日は、リズム運動をしたり、自然浴をしたりしてストレス発散に努めることが大事