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離婚した夫婦の復縁率は10%以下!再婚禁止期間や関係を修復するコツとは

 2022/03/02 特集
この記事は約 9 分で読めます。

大切な人と共に過ごせる結婚生活はメリット満載です。

だからこそ、離婚後に「もう一度やり直したい」と復縁を望む人は決して少なくないでしょう。

または別れたパートナーが復縁を望むことがあるかもしれません。

しかし、一度別れた相手と再婚して、うまくいくか心配になるものです。

この記事では、離婚したパートナーとの関係を修復するコツや復縁する前に考えるべき2つのことを紹介します

離婚したパートナーともう一度やり直したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

 

離婚した夫婦の復縁率は10%以下

元パートナーとの再婚を望む人にとっては悲報でしょうが、離婚した夫婦が復縁する確率は「10%以下」です。

厚生労働省の調査によると、平成27年の婚姻件数において夫妻両方が再婚という組み合わせは9.7%ということがわかっています。

再婚同士の結婚は当然ながら元夫婦ばかりではないため、離婚した夫婦が復縁する確率は9.7%を下回るわけです。

元パートナーとの再婚率はかなり低いと考えられます。

 

離婚相手との復縁を考えるきっかけ

協議離婚にしても調停離婚にしても、そのときは離婚するのが正解という結論に至ったはずです。

弁護士を挟むような状況に陥れば、泥沼化と言わざるを得ません。

しかし、離婚後に「やはりもう一度やり直したい」と復縁を望むのは、なぜなのでしょうか

離婚相手との復縁を考える主なきっかけは次の3つです。

 

子供にお願いされる

夫婦が離婚したといっても、子供の父親と母親という関係性に変わりありません。

突然離れて暮らすことになれば、寂しいと思うのが当然でしょう。

子供に「また一緒に暮らしたい」とお願いされたことがきっかけとなり、離婚相手との復縁を考えるケースがあります。

「子はかすがい」という言葉があるように、子供が夫婦を結びつけるきっかけになることは少なくないようです

 

経済的な困窮

離婚後は経済的に困窮することがあります。

たとえ慰謝料や養育費をもらっていても、子供を一人で育てていくのは大変です

子供が成長すれば学費はもちろん、塾代や習い事などにもお金がかかるようになるでしょう。

シングルでは日々の生活だけで精一杯になるケースは、決して少なくありません。

経済的な問題が復縁を望むきっかけになることがあります。

 

元パートナーへの思いが蘇る

夫婦関係に終止符を打ったとしても、お互いのことを嫌いになって離婚したわけではないケースがあります。

その場合、元パートナーへの思いが蘇り、復縁を考えるきっかけになることがあります。

離れてから相手の存在の大きさに気づき、「もう一度やり直したい」という感情が芽生えるのはよくある話です。

一度は愛した相手ですから、些細なことが復縁を考えるきっかけになるケースは少なくないでしょう。

 

離婚した夫婦が気になる再婚禁止期間とは?

日本は民法によって「再婚禁止期間」が定められています。

ここでは「再婚禁止期間」の規定について、簡潔に説明していきましょう。

 

女性だけに適応される法律

再婚禁止期間とは、女性だけに設けられている法律です。

女性は離婚後100日を経過しなければ、再婚できません

この法律が女性だけに定められているのは、法律上の父子関係が重複しないようにするためです。

また、離婚後300日以内に生まれた子は、婚姻中に妊娠したものと考えられるため、前の夫の子と推定されます。

そのため、離婚後100日経過してから再婚しても、離婚から300日経たずに出産すれば、前夫の子とみなされるのです。

民法772条を理解していないと、新しい人生を歩むときに問題を抱える可能性があります。

男女関係なく、離婚時にしっかり理解しておきましょう。

 

前婚の夫が再婚相手なら制限はない

再婚禁止期間は子の父を特定することが目的なので、前婚の夫が再婚相手なら再婚禁止期間の制限はありません。

復縁再婚であれば、離婚後100日経過するのを待たずに再婚可能です

好きなときにヨリを戻せると覚えておきましょう。

 

離婚したパートナーと復縁するコツ

離婚したパートナーと復縁したい場合は、慎重に関係を修復していく必要があります。

ここからは復縁のコツを紹介しますので、焦らずに少しずつ信頼関係を築いていきましょう。

 

冷却期間を置く

離婚原因は夫婦によってさまざまですが、もし些細な喧嘩がきっかけで別れたのであれば、冷却期間を置くことでお互いに冷静になれます。

心の落ち着きを取り戻すと自分の言動を素直に反省できたり、相手への愛情に気づいたりできるものです

冷却期間中に相手の信用を失わないためにも、慰謝料や養育費の支払い・子供の面会日など離婚条件をきっちり守っておきましょう。

 

子供の面会日に会話する

元夫・元妻と復縁したいなら、2人での会話は欠かせません。

子供の面会日を取り決めしている場合は、元パートナーと定期的に顔を合わせることになります。

そのときこそ、2人で会話するチャンスです。

「最近どう?」「仕事は順調?」などと言葉を交わすだけで、心に引っかかっていたモヤモヤが解消されていくことがあります。

まずは少しずつ良好な関係を築いていけるように、面会日を活用して会話を増やしていきましょう。

 

子供の同意を得る

子供がいる場合は、自分が復縁を望んでいるからといって、勝手に話を進めてはいけません。

子供の気持ちを一番に考えましょう。

親の離婚によって傷つくのは子供です

それなのに親の都合で復縁するということになれば、子供の気持ちを振り回してしまいます。

再婚を喜ぶ子供もいるでしょうが、そうでないケースもあります。

自分たちだけで再婚話を進めず、子供の気持ちに配慮することが大切です。

子供へは事後報告でなく、必ず相談して同意を得てから復縁の話を進めましょう。

 

離婚原因になった問題を解決する

夫婦関係が破綻したということは、何か問題があったはずです。

離婚原因になった問題はうやむやにせず、再婚前に解決しておきましょう。

たとえば借金や失業など金銭面で問題があった場合は、今の経済状況を確認してから復縁を考えるべきです。

同じことを繰り返してしまえば、お互いにとってマイナスでしかありません

ただし、浮気やDVなどが原因で離婚した場合、相手が「もうしない」と約束しても復縁すれば元に戻る可能性があるため、冷静になって相手を見極めましょう。

 

相手の家族との関係修復に努める

結婚は家と家とのつながりでもあるため、離婚したことで相手の家族と険悪ムードになることがあります。

その場合、復縁を望んでも家族に反対される可能性は決して低くありません。

両親に猛反対されれば、2人が再婚を願っていてもスムーズにはいかないものです

一度壊れてしまった信頼関係を修復するのは大変ですが、相手の両親や兄弟と積極的にコミュニケーションをとりましょう。

相手の家族から信頼してもらえるように努めることで、復縁にグッと近づけるはずです。

 

離婚後の復縁を進める前に考えるべきこと

離婚を繰り返さないためにも、元パートナーとの復縁には注意すべきことがあります。

最後に復縁の話を進める前に考えるべきことを2つ挙げます。

 

相手が自分にとって本当に必要な存在かどうか考える

当然ながら離婚後はパートナーが家にいないため、寂しさを感じるケースがあります。

その寂しさを解消するためだけの再婚なら、うまくいかない可能性が高いでしょう。

復縁して一緒に住むようになれば、またお互いの嫌な部分が気になってしまうはずです

離婚後の復縁を進める前に、相手が自分にとって本当に必要な存在かどうか考えてみてください。

相手を思う気持ちはなく、自分の都合で復縁を考えているのであれば、再婚しても後悔するかもしれません。

 

再婚のリスクを考える

一度離婚したということは、何か大きな問題があったはずです。

問題を解決したつもりでも、同じことの繰り返しにならないとは言い切れません。

離婚するほどの問題なので、簡単に解決できるはずはないのです

一度別れた相手との再婚は離婚を繰り返してしまうリスクがあります。

また、友人や同僚から白い目で見られるケースもあるでしょう。

離婚相手と復縁するときは、さまざまなリスクを考えて慎重になる必要があります。

 

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離婚した相手と復縁できる可能性はゼロではない

離婚した相手との復縁は簡単ではありませんが、可能性はゼロではありません。

復縁を叶えるには、同じ失敗を繰り返さないためにも離婚理由となった問題や、自分の至らなかった部分を改善しておくことが前提です

子供がいる場合は、子供の気持ちを最優先に考えながら、焦らず慎重に進めていきましょう。

離婚した夫婦の復縁率は低いと言わざるを得ません。

しかし、元配偶者のことがどうしても必要な存在と思えるなら、復縁のために行動を起こしてはいかがでしょうか。

 

まとめ
  • 離婚した夫婦の復縁率は10%以下である
  • 離婚相手との復縁を考えるきっかけには「子どもにお願いされる」「経済的な困窮」「元パートナーへの思いが蘇る」などがある
  • 再婚禁止期間とは、離婚後100日間は再婚できないという女性だけに適応される法律だが、前婚の夫が再婚相手なら制限はない
  • 離婚したパートナーと復縁するには「冷却期間を置く」「子どもの面会日に会話する」「子どもの同意を得る」ことがポイント
  • 離婚後の復縁を進める前に、相手が自分にとって本当に必要な存在かどうかを考えよう

 

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