【彼岸花(ヒガンバナ)の花言葉】怖い意味もある?基本の花言葉・色別を紹介
秋ごろになると、よく見かける「彼岸花」ですが、怖い・不吉なイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。
植物公園やお花屋さん、ひいては街中にも数多くの彼岸花が咲いています。
そんな彼岸花ですが、実はネガティブな花言葉ばかりではありません。
この記事では、彼岸花の花言葉・色別の花言葉を紹介するので、これまでのイメージを払拭させましょう。
Contents
彼岸花の花言葉とは?
彼岸花の花言葉には、いい意味と怖い意味の2パターンがあります。
自宅に飾ったり贈ったりするときに、気をつけたい点でもあるのでチェックしておきましょう。
彼岸花のいい意味
彼岸花全般の花言葉には「情熱」「再会」といった、いい意味があります。
たとえば「情熱」という花言葉は、彼岸花の真っ赤な花びらにちなんでつけられました。
「再会」という花言葉は、彼岸花が開花するお彼岸シーズンに「あの世とこの世がもっとも近くなる時期」から由来しているそうです。
あの世、と聞くと怖く思われるかもしれませんが亡くなった人との再会を喜ぶ人にとっては、素敵な花言葉になるでしょう。
彼岸花の怖い意味
一方、彼岸花全般の花言葉には以下のものも存在します。
- 悲しき思い出
- 独立
- 諦め
どれも怖い、というよりは悲しい印象ではないでしょうか。
どの花言葉も故人を偲んだり、この世とあの世をつなぎ合わせたりする意味を持つので、恐怖心より悲痛な思いが込められています。
では、なぜ彼岸花には怖いイメージがつきまとうのか、3つの理由を見てみましょう。
理由1.死にいたる毒があるから
彼岸花は、花・葉・茎・球根に「死にいたる危険性のある毒」をもつ毒花です。
「食べると彼岸(死んだら行く世界)に行く」という言い回しも、彼岸花の毒性にちなんだもの。
実際に、口から彼岸花を摂取してしまうと下痢・嘔吐・中枢神経の麻痺など、死にいたることもあります。
このようなことから、彼岸花は怖いというイメージがついたと考えられます。
理由2.お墓に植えられていたから
古くから、彼岸花はお墓の周辺に植えられていました。
これには2つの理由があり、1つ目は地下へ潜り墓地を荒らすモグラやネズミを、彼岸花の球根にある毒で退治するためです。
2つ目は彼岸花の毒性から虫除け効果に期待しているからです。
このような理由を知らず、単純に「お墓に咲いているから彼岸花は怖い」と思われてしまっているのでしょう。
理由3.怖い別名があるから
彼岸花には、日本国内での別名・地名・方言名を合わせると約1000個もの名前があると言われています。
以下では、怖いと言われるようになった別名を紹介します。
彼岸花の別名 |
幽霊花(ゆうれいばな) |
地獄花(じごくばな) |
痺れ花(しびればな) |
死人花(しびとばな) |
捨子花(すてごばな) |
剃刀花(かみそりばな) |
狐花(きつねばな) |
蛇花(へびのはな) |
はっかけばばあ |
天蓋花(てんがいばな) |
怖い別名が多い彼岸花ですが、中にはいい意味をもつ別名もあります。
たとえば、「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」という別名は、サンスクリット語で「赤い花」「葉より先に咲く花」を意味し、仏教では「天から舞い降りためでたい花」と考えられています。
墓地に咲いていることから彼岸花は、怖いイメージを持たれやすいですが、怖い花言葉にとらわれずいい花言葉にも目を向けてみると見え方が変わってくるでしょう。
【色別】彼岸花の花言葉
彼岸花は赤色をイメージしやすいですが、白・黄・青・オレンジといった色も咲きます。
それぞれの色によって花言葉も変わるので、順に見ていきましょう。
赤い彼岸花の花言葉
まずは彼岸花といえば定番の赤い彼岸花です。
花言葉は「情熱」、赤い花姿からつけられています。
1本でもインパクトがあるので、お彼岸に一輪飾るのも風情があっていいでしょう。
白い彼岸花の花言葉
白い彼岸花の花言葉は、
- 想うはあなたひとり
- また会う日を楽しみに
ロマンチックな印象がある花言葉ですが、恋心を表したようにも思えますし、故人に思いをはせているようにも受け取れますね。
黄色い彼岸花の花言葉
黄色い彼岸花の花言葉は、
- 陽気
- 元気な心
- 深い思いやり
- 追想
明るく元気な印象を持つ黄色にぴったりの花言葉が多いですね。
唯一、「追想」という花言葉だけは、故人を悼む様子を表しているように思えます。
青い彼岸花の花言葉
青い彼岸花は、人気アニメに使われたことで世の中に広まりました。
しかし、実際には青い彼岸花は存在せず、花言葉もありません。
そもそも青い花は、遺伝子組み換えされたものが多く、実在しないことがほとんどです。
酸素遺伝子が少ない彼岸花が青い色になることは、現在難しいとされています。
今後、品種改良されて青い彼岸花が店頭に並ぶかもしれないことに期待しましょう。
オレンジの彼岸花の花言葉
オレンジ色の彼岸花の花言葉は「妖艶」です。
ビタミンカラーというよりは、少々ダークなオレンジ色のため、日陰で咲くオレンジの彼岸花が妖しげで美しく見えたことが由来と言われています。
彼岸花の詳しい情報まとめ
最後に、お供え物や贈り物にぴったりの彼岸花の基本情報を紹介します。
科・属 | ヒガンバナ科・ヒガンバナ属 |
和名 | 彼岸花、曼珠沙華(曼殊沙華) |
英名 | Red spider lily |
原産地 | 中国 |
開花期 | 7月~10月頃 |
誕生花 | 9月20日・9月23日・11月15日 |
彼岸花の特徴
彼岸花は、夏から秋にかけて開花する球根植物です。
埼玉県日高市にある「巾着田」は彼岸花の名所であり、日本一の群生地でもあります。
彼岸花の特徴といえば、独特の花びらですよね。
- 幅は、約5mm
- 長さは、約4cm
- 花びらは、6・7枚
放射状に広がる姿は、一輪でも圧倒的なインパクトを残します。
また、茎の長さは30〜50cmと成人の膝丈くらいにまで伸び、葉っぱも30〜50cm細長く伸び上がります。
美しい見た目とは裏腹に、怖い印象があるので誕生日やお祝いの席に彼岸花を贈ることはおすすめしません。
彼岸花の種類
彼岸花の種類は以下のように、色ごとに異なる品種名をもちます。
種類(品種名) | 色 |
ヒガンバナ | 赤 |
シロバナマンジュシャゲ | 白 |
ショウキズイセン | 黄色 |
キツネノカミソリ | オレンジ |
彼岸花の色は紹介した赤・白・黄色などが一般的であり、目にする機会が多いかと思いますが珍しいところでピンク・クリーム・紫なども存在します。
彼岸花の季節には、お花屋さんやフラワーギフト、植物公園にも並ぶのでぜひ、その美しさを楽しんでくださいね。
彼岸花の花言葉のように情熱的な恋をしよう
彼岸花の花言葉は「情熱」。
真っ赤な色のイメージの通り、ロマンチックな意味が込められていますね。
映画やドラマのような情熱的な恋愛に憧れている人もいるでしょう。
もし、素敵な出会いを探すなら、マッチングアプリ「ハッピーメール」がおすすめ。
累計会員数3,000万を突破しているので、数多くの出会いが期待できます。
20年以上の運営実績がある老舗のマッチングサービスなので、初めての方も安心して利用できます。
ぜひハッピーメールで、情熱的な恋を見つけましょう。
彼岸花はいい意味もあるが贈るときは気をつけよう!
彼岸花に怖いイメージを持つ人は多いですが、「情熱」「再会」といったいい意味もあります。
また怖いイメージなのは、彼岸花の役割を果たすためにつけられてしまったもので実際は美しく、ロマンチックな花でもあるのです。
とはいえ、故人にまつわる花言葉が多い花なので贈る相手によっては注意が必要です。
彼岸花を贈る際はメッセージカードも一緒に添えるといいかもしれません。
真っ直ぐ咲き誇る彼岸花を怖がらず、秋を楽しんでくださいね。
- いい意味を持つ彼岸花の花言葉は「情熱」「再会」
- 悲しい意味を持つ彼岸花の花言葉は「悲しき思い出」「独立」「諦め」
- 彼岸花に怖い意味を持つ花言葉はない
- 色によって彼岸花の花言葉は変わる