就活や転職の面接で問われる「働く目的とは?」理由や答え方・例文を解説!
「学校を卒業すれば社会へ出て働くのは当然のこと」と、何となくで就活する人が多いです。
それは、とくに『働く目的』が見出せないまま今に至るからといえるでしょう。
この働く目的さえ、自分の中で見つけられていれば就職活動・転職活動でとても有利なものになってくれます。
この記事では、男性女性・職業問わず、働く目的についての考え方や、面接で働く目的を問う理由を徹底解説していきます。
働く目的を上手に伝えられるよう例文も用意しているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
働く目的とは?4つの考え方
そもそも働く目的とはなんなのか…、その考え方をまだ持てていない人がいます。
もし今のままだと、やりたいこと・職業観などがはっきりしないまま過ごすことになります。
いざ面接に行っても面接官の質問に堂々と答えることができないでしょう。
そこでこの項目では、働く目的の考え方について解説していきます。
人の役に立つ
人の役に立ちたい気持ちは働くためのモチベーションにつながります。
「困っている人を助けたい」「みんなが笑顔になるといいな」など、周りの人の力になりたい気持ちは働く目的に値します。
豊かな人生を築く
仕事をすると見合った対価を受け取ることができます。
働いて得た収入は生活に必要なものだけでなく、趣味や娯楽にも使うことができ、働かない人生よりも格段に豊かな人生を築けるでしょう。
収入のため、人生のためと考えて働くのも、また働く目的になります。
やりたいことを実現する
自分のやりたいことを実現すべく働くことも目的の一つです。
「子供の頃に憧れていた仕事に就きたい思いから職業を選ぶ」「開業したいからそのために働く」どんなことであっても夢に向かうことは働く目的になります。
やりたい仕事に向けて何が必要かを考えて、就職や転職活動してはいかがでしょうか。
自己成長の場
社会に出て働くと学校では経験しないような問題や悩みが生じることがあります。
- 理不尽に怒られた
- 人間関係がめんどう
- 残業が続く
など、どれもしんどい悩みにはなりますが、「社会人になってこのトラブルたちを乗り越えられたら大人として成長できる!」という考え方にシフトチェンジしてみるのはいかがでしょうか。
問題解決し、成長していくことを働く目的として持つことができれば大きな望みでも叶えられる人間になれるかもしれませんよ。
【はたらく理由ランキング】ビジネスパーソンの本音!働く目的を調査
世の中の働く社会人が人生のほとんどを捧げる働く目的とは何があげられるのでしょうか。
ここでは転職サイトdoda(デゥーダ)が2019年に公開した「はたらく理由ランキング」を紹介します。
自分にも当てはまる働く目的はあるのか、持てそうな働く目的はあるか、見つけてみましょう。
Q.「はたらく理由ランキング」
(20~30代のビジネスパーソン1,000人対象)
- 生きていくため
- 趣味や嗜好品を豊かにしたい
- 家族を支えるため
- やりがい・好きな仕事だから
- 社会人として働くのは当たり前だと思うから
- 自分自身の成長のため
- 社会とつながりをもちたい
- 社会の役に立ちたい
- 世間体が気になるので
- ほかにやりたいことがありその備え/夢をかなえるため”
1~3位の働く目的はお金のためという結果でした。
1位の回答は半数以上を占め、1~3位を合計すると、なんと回答数の8割以上が収入を働く目的にしていることが発表されてます。
『仕事=お金』は必ずつながるものといえますね。
さらに詳しく見ていくと、1位の20代回答者は親からの自立・奨学金返済など経済的目的が目立ちました。
30代回答者になると、老後の安定を考えた上での行動になっています。
2位は20代30代ともに、「好きなことのためだから頑張れる」とプライベートの充実が目的なことが多いです。
3位は30代回答者が9割を占め、家族を持つ回答者からは、家族の暮らしや子供のためを意図した意見が見られます。
就活・面接・esで「働く目的」を問う3つの理由
就職活動や転職活動で、面接官から必ずといっていいほど聞かれる「働く目的」。
なぜ企業側は聞きたがるのでしょうか。
以下の3つの点に着目して質問されていることを頭に入れておきましょう。
自己成長意欲があるか見極めるため
企業が欲しい人材は、「将来さまざまな仕事を任せられる」人です。
そのためには、自己成長意欲がなければなりません。
質問の回答やPRから成長しながらも会社貢献できる人かな、リーダーシップを持って後輩を引っ張れるタイプかな、と自己成長意欲を見極めようとしています。
その人自身の価値観を知るため
働く目的を聞いてどんな価値観を持っている人なのか知ろうとしています。
価値観はこれまで育ってきた環境や経験により異なるため、あなたの考え方を深く知るきっかけになるためです。
企業が求める価値観と応募者の価値観がベストマッチしたとき採用となるでしょう。
働く目的や志望動機が会社と合うか確かめるため
企業理念にもとづいた業務を遂行できる人かどうか、企業にとってとても大切なことです。
お互いに求めるもの、達成したいものが違えば自社の発展が望めないからです。
面接の際に志望動機・働く目的を聞かれたら、応募先が目指す企業理念にまつわる回答をしましょう。
採用確率がグンッと上がりますよ。
働く目的を問われたときの解答【例文付き】
企業が応募者に対して「働く目的の考え方や自分の気持ち」を質問するのはわかっていても、いざ面接会場に足を運ぶとどのように伝えるべきか迷ってしまうことがありますよね。
もちろん事前に練習しておくことも必要ですが、機転を利かすためにポイントを押さえておくことも重要です。
最後に例文を3つ紹介します。
引き出しの1つとして頭に入れておきましょう。
働く目的を問われたときの回答ポイント
企業が働く目的を聞く本当の意味を理解し、求められている答えを返しましょう。
就職活動中の就活生の場合、まだ社会人経験が乏しい傾向にあります。
それなのに、社会人としての意見をぶつけるのは不適切でしょう。
- 人生経験からやりがいを感じたこと
- 仲間と乗り越えられたこと
- 集団生活で得られたこと
などから働く目的について答えられると良いです!
学校生活・部活動・バイト経験から多くの体験談を引っ張り出してみましょう。
例文:「働くとは自分の成長です」
ここからは、企業面接で使える働く目的の例文を紹介していきます。
まず1つ目は「働くとは自分の成長です」。
この一言に、企業の求めるすべてが詰まっているといっても過言ではないでしょう。
前述あるよう『自己成長意欲』が感じられるからです。
顧客とのやり取り、取引先への謝罪、社内調整などどんな細かなことでも、自分の成長のためとして受け止めることができれば確実に、企業にとって重宝されます。
例文:「経済面・精神面での豊かさを向上させるために働きたいです」
「経済面・精神面での豊かさを向上させるために働きたいです」は、一見お金を稼ぎのために働きたいです、と伝えているようでNGに思われますが悪いことではありません。
むしろ自分が働いて得た収入で生活を維持し、社会人としての自立(自律)を目指す人は企業側も望みます。
豊さとは?と問われれば、「親孝行できる余裕」「家庭を支えていきたい」「育成できる人間性を身につけたい」など具体的な目指すべき目標を答えましょう。
例文:「働くとは社会的な信用や信頼を得ることです」
3つ目の例文は、「働くとは社会的信用や信頼を得ることです」。
これは満点の回答といっても良いでしょう。
ネット社会、リモート社会な今、信用・信頼こそ重要視されるものです。
取引先はもちろん、社内でもどれだけの信用や信頼があるかで、その人の評価は変わります。
上下関係を重んじたり部署同士のつながりを大切にしたりできる自己PRは、企業側もプラスと判断してくれるでしょう。
働く目的とは?を知るためにまずは自己分析からはじめよう!
面接官に「働く目的とは?」と問われて慌ててしまうと印象ダウンです。
とはいえ、まだ働く目的を持てていない人もいるでしょう。
そんな人は、自身を自己分析してみてください。
自ずと自分の気持ちや働く目的が浮き彫りになり、職業を絞りやすくなったり採用確率が上がったりしますよ。
キャリアアドバイザーに相談したりしながら自分にぴったりな働く目的を見つけ出すのも良いでしょう。
企業面接であたふたしてしまわないために、しっかり働く目的を固めて面接に挑んでくださいね!