マイナス思考な人の特徴とは?原因や抜け出す方法をわかりやすく解説

マイナス思考な人は、あらゆる物事のマイナス面に目を向けてしまいます。
どんどん気分が落ち込んでしまうため、「できれば前向きに考えられるようになりたい」と考えることも多いでしょう。
今回の記事では、マイナス思考な人の特徴とその原因、抜け出す方法についてわかりやすく解説します。
後ろ向きな自分を改善したい人は、ぜひチェックしてみてください。
Contents
マイナス思考とは
マイナス思考とは、物事をマイナスに捉えてしまう考え方のことです。
マイナス思考な人は自分に自信を持っていないことが多く、「自分ではダメだ」「どうせ失敗する」と、あらゆる物事を悲観的、否定的に捉えます。
「ネガティブ思考」と呼ばれることもあります。
マイナス思考な人の特徴5選
マイナス思考な人には、いくつか共通点があります。
ここでは、マイナス思考な人の特徴5選を紹介します。
悪い方にばかりイメージしてしまう
マイナス思考な人は、何事も悪い方にばかりイメージしてしまいます。
悪い想像ばかりしてしまい、始める前に諦めてしまうのです。
「うまくいかない」と決めつけてしまうため、実力を思うように発揮できなかったり、自らチャンスを逃したりしてしまいます。
人に頼るのが苦手
マイナス思考な人は、人に頼るのが苦手です。
「迷惑に思われたらどうしよう」と考えてしまうため、素直にお願いすることができません。
そのため、困ったことがあっても、どうにかして1人で解決しようとします。
後悔することが多い
マイナス思考な人は、昔のことを思い出しては後悔することが多いです。
「あのとき何であんなことをしてしまったのだろう」「もっとこうすればよかったのに」と、過ぎ去ったことに執着します。
失敗を次に活かす機会があるなら、反省する意味はあるでしょう。
しかし、マイナス思考な人は、ただ過去の失敗を引きずる傾向があるのです。
他人と自分を比べてしまう
事あるごとに他人と自分を比べてしまうのも、マイナス思考な人の特徴です。
マイナス思考な人は、「自分は自分、人は人」という考え方ができません。
他人と自分を比較し、自分の至らなさを見つけ、落ち込んでしまうのです。
否定的な発言や考えが癖になっている
マイナス思考な人は、否定的な発言や考えが癖になっています。
「自分は失敗する」と思い込んでいるため、「でも」「だって」といった言葉を多用します。
また、「きっと自分には無理だけどね」と、失敗したときのための言い訳をすることもあるでしょう。
マイナス思考ばかりしてしまう原因
どうしてマイナス思考になってしまうのでしょうか。
ここでは、マイナス思考ばかりしてしまう原因を解説します。
育った環境に影響を受けているから
育った環境は、性格に大きな影響を与えます。
マイナス思考になってしまうのは、育った環境に影響を受けているからかもしれません。
たとえば、幼い頃に褒められた経験が少ないと、自分を肯定的に見ることができなくなってしまいます。
「そんなこともできないの?」「ダメな子ね」と親に言われた経験があると、大人になっても「できない自分」「ダメな自分」としか思えず、マイナス思考に走ってしまうのです。
過去にトラウマがあるから
大きな失敗やミスなど、過去にトラウマがあって、マイナス思考になっている人もいます。
「また同じことをしでかしてしまうのではないか」と考えて、物事を悲観的に捉えてしまうのです。
「同じミスは避けたい」という思いは、悪いことではありません。
しかし、気にしすぎると、再チャレンジする気力すら湧かなくなってしまいます。
病気や障害を抱えているから
うつ病や強迫性障害など、病気や障害を抱えていてマイナス思考に陥ってしまうこともあります。
マイナス思考が見られる病気や障害は、決して少なくありません。
日常的にマイナス思考による弊害があるのなら、医療機関で一度相談してみましょう。
マイナス思考は悪いこと?意外な3つのメリット
実は、マイナス思考は悪いことばかりではありません。
ここでは、マイナス思考の意外な3つのメリットを解説します。
物事に対する洞察が深くなる
物事に対する洞察が深くなるのは、マイナス思考のメリットです。
ポジティブ思考な人は、物事の良い面ばかりに目を向けてしまいます。
そのため、物事の本質を見極めることに長けていません。
しかし、ネガティブ思考な人は物事の悪い面に目を向けることができるため、対象をより深く理解することができます。
トラブルを回避しやすい
不測の事態が起きたときにトラブルを回避しやすいのも、マイナス思考のメリットと言えるでしょう。
マイナス思考な人は、常に最悪の事態を想定し、そのための準備を怠りません。
そのため、ポジティブな人に比べて、トラブルを回避できる可能性が高いです。
反省が成長につながる
反省が成長につながるのも、マイナス思考のメリットと言えます。
マイナス思考な人は、後悔することが多いです。
反省を踏まえ、改善点を見つけることができるため、同じミスは二度と犯さないでしょう。
過去の失敗を「過ぎたこと」と考えるのは、悪いことではありません。
しかし、何の反省もしなければ、同じ失敗を繰り返してしまいます。
【改善したい人向け】マイナス思考から抜け出す方法
マイナス思考にも良い面はありますが、デメリットが多いのも確かです。
前向きに考えられるようになるためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
最後に、マイナス思考から抜け出す方法について解説します。
考え込む時間を決めておく
マイナス思考から抜け出したいなら、考え込む時間を決めておきましょう。
いくら考えても答えが出ないことはあります。
マイナス思考の無限ループに陥らないように、アラームをかけて、時間になったらすぐに次のことを始めるようにしてください。
考え込む時間を設定しておけば、いつまでも考え続けることはないはずです。
目の前の物事に集中する
マイナス思考な人は、暇さえあれば後ろ向きな考えに囚われてしまいます。
暇な時間を作らないように、できるだけ目の前の物事に集中する癖をつけましょう。
目の前の物事に集中すれば、「自分にはできないだろう」と考えたり、「あのとき、こうしていれば…」と後悔したりすることもありません。
体を動かしてリフレッシュする
マイナス思考に囚われてしまったら、体を動かしてリフレッシュするようにしましょう。
体を動かすと精神は安定し、脳は活性化されます。
実際、「運動習慣がある人は、精神が安定しやすい」と言われています。
ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられるものから始めてみましょう。
小さな成功体験を大事にする
「自分は何をやってもダメだ」という思い込みがある場合は、小さな成功体験を大事にしましょう。
いつも寝坊しがちな人は、時間通りに起きられただけで成功です。
成功体験を積み重ねれば、少しずつ自分に自信が持てるようになるでしょう。
できないところに目を向けるのではなく、できたことに目を向けるようにしてください。
考え方や発言をポジティブに変換する
マイナス思考から抜け出したいなら、考え方や発言をポジティブに変換するようにしましょう。
たとえば、何かに失敗してしまったら、「失敗した」と考えるのではなく、「失敗したから改善点がわかった」と考えるようにしてください。
考え方や発言をポジティブに変換することで、徐々にポジティブ思考が身につくはずです。
マイナス思考は悪いことばかりではない
「自分のマイナス思考を改善したい」と思っている人は少なくないでしょう。
しかし、マイナス思考は悪いことばかりではありません。
「物事に対する洞察が深くなる」「トラブルを回避しやすい」など、メリットもあります。
マイナス思考の良いところは活かし、デメリットだけを改善していきましょう。
どうしてもマイナス思考に囚われてしまうなら、目の前のことに集中したり、体を動かしたりするのがおすすめです。
- マイナス思考とは、物事をマイナスに捉えてしまう考え方のこと
- マイナス思考な人の特徴には、悪い方にばかりイメージしてしまう・人に頼るのが苦手・後悔することが多い、などがある
- マイナス思考ばかりしてしまう原因は、育った環境に影響を受けているから・過去にトラウマがあるから・病気や障害を抱えているから
- マイナス思考の意外な3つのメリットは、物事に対する洞察が深くなる・トラブルを回避しやすい・反省が成長につながる
- マイナス思考から抜け出す方法には、考え込む時間を決めておく・目の前の物事に集中する・体を動かしてリフレッシュする、などがある