ポジティブシンキングとは?前向き思考のメリット&デメリットや身に付け方も
ポジティブシンキングとは、ネガティブシンキングと対をなす言葉です。
ネガティブよりはポジティブな方が良いとされているものの、そもそもポジティブシンキングとはどんな考え方を指すのでしょうか。
今回の記事では、ポジティブシンキングについて深掘りしていきます。
Contents
ポジティブシンキングとは?
はじめに、ポジティブシンキングについて解説します。
ポジティブシンキングの意味
ポジティブシンキングとは、積極的、楽観的な考え方をすること。
つまり、前向きな考え方や姿勢を見せることが、ポジティブシンキングなのです。
ポジティブシンキングができる人は、問題が起きても物事を前向きに捉えていい結果に導けるともいわれています。
誤解されやすい!誤ったポジティブシンキング
ポジティブシンキングは、前向きや積極的という抽象的な意味を含んでいるため、誤認が生じる場合があります。
いい結果をもたらすとされているポジティブシンキングも、誤った認識のままでは効果が発揮されません。
誤解されやすい誤ったポジティブシンキングは、以下の通りです。
- 心が伴っていない口先だけの前向きさ
- 都合の悪いことから目を背け、自分のすべてを肯定する
- 無理にポジティブシンキングをする
- ネガティブ感情をNGだと思い込む
元々ネガティブに考えがちの人は、「まずは言葉からポジティブにしよう」「ネガティブな感情になるのは良くないんだ」「とりあえずなんとかなると思うようにしよう」など、誤った「ポジティブ」になりがちです。
ポジティブシンキングとは、心が伴うことが大切だということをしっかりと肝に銘じておきましょう!
ポジティブシンキングのメリット
ここからは、ポジティブシンキングになることへのメリットを紹介します。
すぐに行動できるようになる
ポジティブシンキングになると、行動力がつきます。
どんな状況においても、「これはチャンスかもしれない」と前向きに思うようになるので、あれこれ考える前にまずは行動するようになるからです。
また、行動的になることによってその分出会いの幅も広がります。
新たな出会いによって自分の考えがアップデートされたり、良い経験ができたりといったメリットもあるでしょう。
時間の使い方が上手くなる
ポジティブシンキングができる人は、失敗や挫折を経験してもクヨクヨ悩んだりはしません。
長い間ダラダラと悩むのではなく、反省点や改善点を見出したら気持ちをサッと切り替えられるからです。
ネガティブになって立ち止まり続けている間に、ポジティブシンキングの人は挽回のチャンスを得ていることもあります。
変えられない過去をずっと引きずるか、失敗の原因や反省点を見出して改善点を考えて切り替えるか、どちらが時間の使い方が上手と言えるかは、いうまでもありませんよね。
モチベーションの維持がしやすい
ネガティブな人の場合、無意識のうちに後ろ向きな捉え方をしている場合があります。
たとえば、締め切りまで「あと1時間しかない」と捉えるか「まだ1時間もある」と考えるかでは、前向きさが違いますよね。
「締め切りまで1時間」という事実は同じでも、捉え方次第で変わるもの。
ポジティブシンキングの人は、このように事実として変わらないことも前向きに捉え、うまくモチベーションを維持できるのです
ポジティブシンキングのデメリット
一見いいことの方が多いように思えるポジティブシンキングですが、デメリットも存在します。
次は、ポジティブシンキングのデメリットを見ていきましょう。
同じ失敗を繰り返しやすい
ポジティブシンキングの人全員に当てはまることではありませんが、失敗や挫折の原因を深く考えず、気分を切り替えてしまう人は、同じ失敗をしやすい傾向にあります。
切り替えの早さに焦点を当てすぎてしまうあまり、原因の深掘りができていないのです。
限界まで頑張りすぎてしまう
本当に心がツライときでも、ポジティブでいようとしてしまうあまり無理をしすぎてしまう人もいます。
真面目な人に多いのですが、このような人たちは自分の限界がギリギリのところまできてやっとメンタルや体調に不調をきたしていることに気が付きます。
気付いたときには休養が必要だった…なんてパターンも珍しくありません。
ポジティブシンキングの身に付け方
最後にポジティブシンキングの身に付け方を紹介します。
達成できそうな具体的な目標を立てる
目標を達成できると、誰しもが達成感を得られるものでしょう。
達成感と目標をクリアしたという成功体験は、自己肯定感にも繋がります。
どんな小さい目標でもいいので、達成できそうな具体的な目標を持つようにしましょう。
意識して物事を前向きに捉える
前向きに捉えることを意識することは、ポジティブシンキングに欠かせません。
何かトラブルが起こったとしても、視点を上手に変えて前向きに捉え直し、「次はこうしよう」といった良い未来を作るための改善策を考えられるようになるからです。
難しいかもしれませんが、何か困難に直面したときは視点を変えてみましょう。
ネガティブな言葉を使わない
ポジティブシンキングになるためには、物事を楽観的に捉えたり前向きに考えたりする必要があります。
ネガティブな言葉を使いながら楽観的に、または前向きに考えることは難しいでしょう。
また、後ろ向きな表現をしてしまうことで自分自身を卑下してしまうことにつながり、自己肯定も低下します。
ネガティブな言葉は、できる限り使わないようにしましょう。
ポジティブシンキングの人と一緒に過ごす
前向きな人と一緒に行動することで、その人がなぜここでこういった言動をするのか分かりやすくなります。
ネガティブな人からすると、思いつかなかったようなことが分かることもあります。
周りにポジティブシンキングが身についている人がいるのなら、一緒に過ごすようにしましょう。
適度な運動習慣を身に付ける
適度な運動習慣は、科学的にみてもポジティブシンキングに有効とされています。
運動をすることで交感神経が活発化し、前向き思考になりやすいからです。
体を動かすのがあまり好きではない方や苦手な方は、まずは簡単なストレッチや筋トレから始めてみましょう。
YouTubeをみれば、ベッドの上でもできるものなどもあります。
自分に合った方法で取り入れてみましょう。
楽しかったことや嬉しかったことを思い出す時間を作る
日々、楽しかったことや嬉しかったことを思い出す時間を設けるようにしましょう。
そうしたポジティブな記憶を思い出すことで、脳が活性化するといわれているからです。
「食べたごはんが美味しかった」「天気が良かった」などでもOKです。
少しでも思い出す時間を作ってみましょう。
ポジティブシンキングとは、前向きで積極的な考えのこと!
ポジティブシンキングとは、前向きで積極的な考えや姿勢のことを指します。
心が伴っていることが重要で、口先だけだったり、無理やりポジティブになろうとしたりするのは意味がありません。
本物の前向き思考を手に入れるためには、思考の癖を治したり日々の習慣を改善したりする必要があります。
一朝一夕で手にいれられるものではありませんが、人生を豊かにしてくれるものであることは間違いないでしょう。
ポジティブシンキングを身に付けて、より良い人生を送りましょう!
- ポジティブシンキングの意味は、積極的、楽観的な考え方をすること
- 誤ったポジティブシンキングは、「口先だけ」「都合の悪いことから目を背ける」「ネガティブ感情をNGだと思い込む」などがある
- ポジティブシンキングのメリットは、「すぐに行動できるようになる」「時間の使い方が上手くなる」「モチベーションの維持がしやすい」
- ポジティブシンキングのデメリットは、「同じ失敗を繰り返しやすい」「限界まで頑張りすぎてしまう」
- ポジティブシンキングになるためには、「達成できそうな具体的な目標を立てる」「適度な運動習慣を身に付ける」などがある