枝垂れ梅の花言葉とは?特徴や盆栽・鉢植えなどの楽しみ方を解説
枝が垂れるように下に伸びた豪華な花姿の枝垂れ梅。
桜とは違った美しさで、多くの人を魅了します。
そんな枝垂れ梅の花言葉は前向きなものが多く、枝垂れ梅に相応しいものばかりです。
今回は、枝垂れ梅の花言葉や特徴、楽しみ方を紹介します。
Contents
枝垂れ梅の花言葉とは?
枝垂れ梅の花言葉は、ポジティブな意味が多いのが特徴です。
一つずつ読み解いてみると、古くから伝わる話が関係しているものも。
ここでは、しだれ梅の花言葉の意味を紹介します。
高潔
枝垂れ梅の花言葉は「高潔」。
高潔とは、汚れがないことを意味します。
枝垂れ梅は枝が下に垂れ、美しく華やかな姿が印象的ですよね。
豪華絢爛に咲き誇り、気高く壮大であることからつけられた花言葉です。
春の訪れを待たず、きらびやかに咲く枝垂れ梅にぴったりな花言葉ですね。
忠実
枝垂れ梅には「忠実」という花言葉もつけられており、学問の神様といわれる菅原道真が由来となっています。
昌泰4年(901年)に菅原道真が太宰府天満宮に左遷されました。
この時に育てていたと言われる梅の木が、一夜にして京都から太宰府まで飛んできたという伝説の話があります。
このことから、枝垂れ梅の花言葉は忠実とつけられました。
忍耐
枝垂れ梅には「忍耐」という花言葉もあります。
枝垂れ梅は、1月下旬の寒い季節に花を咲かせます。
春を迎える前に花芽をつける枝垂れ梅は、寒さに耐えながら美しく壮大な姿に変わっていくのです。
このことから、枝垂れ梅には「忍耐」という花言葉がつけられました。
寒さに耐えながら育っていく枝垂れ梅に相応しい花言葉ですね。
華やかさ
枝垂れ梅には「華やかさ」という花言葉も。
枝垂れ梅は枝が下に伸び、その美しい花姿は近くで見ると迫力があります。
梅は500種類以上の品種があると言われていますが、なかでも枝垂れ梅は華やかさが際立ち、ゴージャスな花姿が印象的です。
このことから、しだれ梅の花言葉は華やかさとつけられました。
堂々と咲き誇る花姿に相応しく、枝垂れ梅のイメージにぴったりな花言葉です。
枝垂れ梅の花の特徴
枝垂れ梅は、バラ科に分類される観賞用の花ウメで、2月1日の誕生花として知られています。
中国から日本に渡ってきたといわれる枝垂れ梅は、2月〜3月頃に開花し、白やピンクの花を咲かせます。
樹高は5〜10mほどになり、目線の高さくらいまで垂れ下がる枝が特徴。
枝垂れ梅の花を間近で楽しめるので、写真映えも期待できます。
美しい花姿は圧巻で、地元の人はもちろん、多くの観光客を魅了する豪華さは枝垂れ梅ならではだといえるでしょう。
枝垂れ梅の花や実の楽しみ方
美しく、堂々たる姿で咲き誇る枝垂れ梅には、さまざまな楽しみ方があるのを知っていますか?
視覚はもちろん、味覚でも楽しめるので、枝垂れ梅をあらゆる方法で堪能しましょう。
ここでは、枝垂れ梅の花や果樹の楽しみ方を紹介します。
盆栽・鉢植え
枝垂れ梅を楽しむなら盆栽や鉢植えがおすすめ。
剪定することで、美しいままコンパクトに保てます。
剪定は10月〜11月が適しており、3分の1の高さを残して切り落としましょう。
枝垂れ梅の美しさを保つには、季節によって置く場所を変えることもポイント。
- 春・秋:風通しが良く日当たりが良好な場所
- 夏:西日を避けた半日陰の場所
- 冬:風や霜よけがある日光が当たる場所
室内で観賞したい場合は、冷暖房が直接当たらないように、枝垂れ梅に適した環境を整えることが大切です。
また、枝垂れ梅を楽しむには、肥料をあげるタイミングも重要。
5月・6月・9月の年3回、有機性の肥料をあげましょう。
より枝垂れ梅を身近に感じたい人は、パンジーと枝垂れ梅の寄せ植えなど、ガーデニングを楽しむのもおすすめです。
お花見
枝垂れ梅を自宅で育てるのが難しい人にはお花見がおすすめ。
2月になると、各地で枝垂れ梅を楽しめる場所が増え、地元の人や観光客で賑わいます。
華やかに咲き誇る枝垂れ梅は圧巻で、京都市にある方除けの大社城南宮では、2月〜3月にかけて「しだれ梅と椿まつり」が行われます。
白やピンクに染まった枝垂れ梅と、日中地面に落ちたツバキが苔一面に広がり、思わず写真撮影したくなるほどの美しさに魅了されることでしょう。
枝垂れ梅をはじめとするツバキやサザンカ類、金木犀などを取り揃えた植木市が開催しているのも見どころです。
お花見は昼と夜で雰囲気が変わるため、行く時間帯によって違った表情を見せます。
枝垂れ梅の堂々たる豪華な花姿に、圧倒されること間違いありません。
枝垂れ梅シロップ
枝垂れ梅は、シロップにすれば味覚でも楽しめます。
材料は梅の実・砂糖・酢のみで、手軽に作れるのが嬉しいですよね。
枝垂れ梅の花シロップは、ジュースやゼリーはもちろんのこと、隠し味として料理に加えても良いでしょう。
枝垂れ梅のシロップは、漬け込んでから7日〜10日ほどで飲めます。
シロップをさまざまな方法でアレンジして、食を楽しみましょう。
【おまけ】梅全般の花言葉
500種類以上の品種があるといわれている梅。
それぞれ花言葉は違いますが、梅全般に共通する花言葉が存在するのを知っていますか?
ここでは、梅全般の花言葉を紹介します。
不屈の精神
梅全般に共通する花言葉の一つに「不屈の精神」があります。
不屈の精神とは、苦悩や困難に屈することなく、目標に向かって頑張ること。
梅は、厳しい寒さに耐え忍ぶ、強くたくましい植物です。
このことから、不屈の精神という花言葉がついたといわれています。
優美
紅色の梅の花には「優美」という花言葉がつけられています。
上品で美しいことを表す優美は、梅の花にぴったりですよね。
主張しすぎない小ぶりの花が集まる梅の木は、芳しい香りと上品な美しさをイメージさせます。
このことから、紅色の梅の花は優美と結びついたとされます。
気品
白い梅の花言葉は「気品」。
紅色の梅の花とは一味違った可憐な花が印象的で、その姿が清く美しい花姿であることが由来だとされています。
また、白花の幹の断面が紅色に比べて白いのも特徴。
このことから、美しさが際立ち、気品とつけられたといわれています。
枝垂れ梅には前向きな花言葉が多い!盆栽やお花見などで梅の花を楽しもう
今回は、枝垂れ梅の花言葉や特徴、楽しみ方を紹介しました。
枝垂れ梅はポジティブな花言葉が多く、華やかで美しい花姿に惹きつけられる人も多いでしょう。
枝が垂れ下がった花姿は圧巻で、多くの人の目にとまる豪華さが印象的です。
そんな枝垂れ梅は、視覚と味覚を刺激し、五感で楽しめる魅力的な植物。
盆栽や鉢植えなどの園芸やガーデニングは、日々の暮らしに華やかさを加えてくれますよ。
コツを押さえれば美しさが保たれ、自宅にいながら枝垂れ梅を堪能できるのでおすすめです。
また、枝垂れ梅の花でシロップを作れば、味覚でも楽しめます。
さまざまな方法で、シダレウメを楽しんでくださいね。
- 枝垂れ梅の花言葉は高潔・忠実・忍耐・華やかさでポジティブな意味を持つ
- 枝垂れ梅は白やピンクの花を咲かせるバラ科に属する植物。
- 枝垂れ梅のは盆栽・お花見・シロップ作りなどさまざまな楽しみ方がある
- 梅全般の花言葉は不屈の精神・優美・気品。
- 枝垂れ梅を五感で楽しんで身近に感じよう