シャクヤクの花言葉!色別の意味やプレゼントにおすすめのシーンを紹介
大きな花を咲かせるシャクヤク(芍薬)は、美人を例える言葉にも使われる上品な花。
色によってはウェディングシーンにも登場することが多いシャクヤクは、ギフトとして用いられることも多く、人気が高まっています。
そんなシャクヤクを贈るときは、花言葉が気になる方もいるでしょう。
今回は、シャクヤクに込められた花言葉やプレゼントにおすすめのシーンなどを紹介します。
色によって花言葉が異なるので、ぜひ花束を贈るときの参考にしてください。
Contents
シャクヤクってどんな花?
シャクヤクは、花の色や咲き方のバリエーションが豊かな花です。
シャクヤクとはどんな花なのか、どんな種類があるのか具体的に見てみましょう。
見頃を迎える時期やシャクヤクと似ている牡丹との見分け方も紹介します。
シャクヤクの特徴|旬は5月
ボタン科に属するシャクヤクは、モンゴルや中国などアジア北東部が原産地の植物です。
英語名で「Peony (ピオニー)」といい、日本でもピオニーと呼ばれることがあります。
シャクヤクは大ぶりの花が特徴で、中には手のひらよりも大輪のものもあり、見栄えするものが多いのが魅力です。
多年草のシャクヤクは、一度植えれば毎年花を咲かせてくれます。
シャクヤクの開花時期は4~6月頃で、見頃を迎えるのは5月中旬です。
花屋さんでは4~6月頃に店頭に並ぶので、時期になったら立ち寄ってみると良いでしょう。
シャクヤクは種類も豊富
シャクヤクは、色や花の形などの種類が豊富なのも特徴です。
平安時代以前に薬草として日本に入ってきたとされるシャクヤクは、その後観賞用として何度も品種改良されたため、形や色にたくさんの種類があります。
色は主に赤、ピンク、白、紫、黄色など。
花びらに、斑点や縞模様が入ったタイプもあります。
花の形は、一重や八重、バラ咲きや、内側に小さな花弁がたくさん集まっている翁咲きのものなどさまざま。
プレゼントとして贈るときには、相手の好きな形や色を想像しながら選ぶのも楽しいですね。
牡丹(ボタン)との見分け方
シャクヤクと牡丹(ボタン)は似ているので、間違われることが多くあります。
シャクヤクと牡丹を見分けるときは、葉っぱを見てみると分かりやすいでしょう。
シャクヤクの葉っぱは、牡丹よりも丸みや厚みがあり、光沢もあります。
一方牡丹の葉っぱはシャクヤクほど丸みがなく、光沢もありません。
また、切れ込みがあるのも特徴です。
このほか、シャクヤクよりも牡丹の方が少し先に開花時期を迎えるのも違いのひとつ。
牡丹とシャクヤクを間違えずにプレゼントしたい場合は、これらの違いも覚えておくと良いですね。
シャクヤクの花言葉を色別に紹介!
ここからは、シャクヤクの花言葉を紹介します。
色によって花言葉が違うシャクヤクは、少し怖い意味を持つ花言葉もあるので、贈るシーンによっては色をよく考えて選ぶのが大事です。
シャクヤクをプレゼントしたいと思っている方は、しっかりチェックしておきましょう。
シャクヤクの花言葉の由来
花言葉とは、花の特徴などに合わせ、象徴するような意味をつけたもの。
花言葉の知識があれば、大切な人にプレゼントするときに花を選びやすいでしょう。
シャクヤクの花言葉の意味は「恥じらい」や「はにかみ」「謙遜」「つつましさ」です。
「恥じらい」や「はにかみ」が花言葉となった由来にはいくつかの説がありますが、一説ではイギリスの言い伝えがもとになっているといわれています。
恥ずかしがり屋の妖精が、シャクヤクの花に隠れたときに花が赤くなったとのかわいらしいエピソードが、その言い伝えです。
シャクヤクは、色ごとにも花言葉があるので見てみましょう。
赤いシャクヤクの花言葉|誠実
赤いシャクヤクには、上記で紹介した「恥じらい」や「はにかみ」の花言葉のほかに「誠実」や「威厳」などの花言葉があります。
エレガントで大胆な外見の内部に秘められた、誠実な様子を表しているのでしょう。
そんな赤いシャクヤクは、華やかさのある凛とした女性に贈るのがおすすめです。
ピンクのシャクヤクの花言葉|はにかみ
ピンク色は、シャクヤクの定番カラー。
ピンクのシャクヤクが持つ花言葉は「恥じらい」や「はにかみ」といった、シャクヤクに共通する花言葉と同じです。
ピンクには、かわいらしいイメージがあり、ピンクのシャクヤクはウェディングブーケにもよく活用されます。
可憐な雰囲気を持つ女性に、花束にしてプレゼントするのも良いでしょう。
白いシャクヤクの花言葉|幸せな結婚
白色のシャクヤクには「幸せな結婚」という花言葉があり、ピンクのシャクヤク同様、ウェディングシーンにおすすめです。
白いシャクヤクは、花びらがしっかり開いていると豪華な印象に。
一方つぼみの状態は、丸くコロンとしたフォルムでかわいらしい印象になります。
ほかの色とも合わせやすいので、例えば緑の葉と混ぜてナチュラルなブーケを作るのも良いでしょう。
紫のシャクヤクの花言葉|怒り
紫のシャクヤクには、ほかの色にはない、ややきつい印象の花言葉「怒り」や「憤怒」があります。
そのため、花言葉を知っているような相手に贈ってしまうと、不快な思いをさせてしまうこともあるでしょう。
プレゼントとして贈る際には、紫のシャクヤクは選ばないほうが無難です。
シャクヤクの花言葉にぴったりなシーンは?
女性へのプレゼントにピッタリの花言葉を持つシャクヤクは、どんなシーンに贈るのがおすすめなのでしょうか。
ここでは、おすすめのシチュエーションや贈り方を紹介します。
どのようなスタイルで贈るかはっきりと決まっていない場合は、色やイメージ、贈る相手の年齢、予算などをお花屋さんに伝えて、ステキな贈りものにしましょう。
大切な方への結婚祝いに
大輪で豪華なシャクヤクは、大切な方への結婚祝いにおすすめ。
「恥じらい」「はにかみ」「幸せな結婚」などの花言葉は、ウェディングシーンにピッタリです。
純白のドレスや白無垢とも相性が良い白いシャクヤクや、かわいらしい女性に似合うピンクのシャクヤクでステキな花束を作ってみましょう。
5月生まれの方に誕生花として
シャクヤクは、5月に見頃を迎えるだけでなく5月14日の誕生花でもあります。
そのため、5月生まれの方の誕生日プレゼントとしてもおすすめです。
いくつかのシャクヤクを合わせたり、シャクヤク同様、5月が旬の花や枝ものと合わせたりするのもおしゃれでしょう。
いつもよりステキな母の日に
母の日がある5月は、シャクヤクの見頃の時期とも重なります。
そのためシャクヤクは、母の日に贈りたい花としてカーネーションやバラとともに人気です。
見ごたえのある大きなシャクヤクは、一輪だけでも高級感があるので、お母さんへの感謝の気持ちがしっかり伝わるでしょう。
普段の母の日よりも感謝を込めたいときに、カーネーションと合わせて贈るのもおすすめです。
頑張った人へのお祝いに
大きな花を咲かせるシャクヤクは、迫力があり豪華なため、発表会などハレの日のお祝いシーンにもぴったり。
初夏のお祝いに贈る花束は、ピンクのシャクヤクに新緑を合わせて、明るい色合いのものにするのも良いでしょう。
シャクヤクを花束として贈れる時期は限られています。
シャクヤクが見頃の時期にプレゼントする機会があれば、ぜひチョイスしてみてください。
シャクヤクを長く楽しむためには?
シャクヤクをプレゼントとしてもらったときや、自分用に購入した場合、できるだけ長い間みずみずしい姿を眺めていたいですね。
シャクヤクは楽しめる季節が限られていますが、お手入れすることで少しでも長く綺麗な状態を保つことが可能です。
ここでは、シャクヤクを長く満喫するための、お手入れのコツを紹介します。
余分な葉は切り落とす
シャクヤクの切り花は生ける前に、まず余分な葉を落としましょう。
切り落とすのは、生けたときに水に浸ってしまう部分や、アレンジには使わない葉です。
余計な葉を落とすことで、花に十分な水を送れるため、水切れを起こしにくくなります。
このとき、花のつけ根にあるのはガクといって花を支える役割があるため、間違えて取ってしまわないようにしましょう。
茎を水切りする
次に茎を水切りします。
水切りとは、簡単に言えば水の中で茎を切ること。
水切りすると、水を吸い上げやすくなり、花全体に水が行きわたります。
水切りする際は、深さのある容器に水を入れ、水の中で茎を大きく斜めに切りましょう。
切った後はすぐに茎を水から出さず、2分程浸しておいてください。
水を吸い上げる導管をつぶさないよう、よく切れるハサミを使うのがポイントです。
つぼみを洗う
つぼみには、べたべたとして蜜がついていることがあり、このままにしておくと花が開きにくくなってしまいます。
蜜がついているつぼみがあったら、水切りをする前に水の中につぼみを入れて、やさしく洗ってあげましょう。
生けている間は水替えを行う
生けたシャクヤクを長持ちさせるには、水替えや切り戻しも大切です。
水替えは、1〜2日に1回やりましょう。
水替えをするときは、生けている器も中性洗剤で洗うとバクテリアの繁殖が抑えられます。
また茎も洗い、ぬめりも落としましょう。
さらに水替えのときには、茎や枝の切り口を新たに切り直す「切り戻し」をすると、茎は水を吸いやすくなり花が元気になります。
庭で育てるのもおすすめ
シャクヤクを長い期間楽しみたい場合には、庭に植えて育てるのも良いでしょう。
植え付けに適した時期は、4〜5月と9〜10月です。
咲き終わった花は摘み取ることで、これから咲く花に栄養が行きわたるだけでなく、風通しも良くなり、害虫予防にもなります。
10〜11月には、地上に出ている茎をカットしてあげると、根だけにしっかり栄養が届き、次の年にもシャクヤクを楽しめます。
シャクヤクを贈ろう!花言葉を知ってとっておきのプレゼントに
大輪で豪華なイメージのあるシャクヤクは「恥じらい」「はにかみ」「幸せな結婚」など、ステキな花言葉があるためプレゼントにおすすめです。
一輪でも見栄えがあるので、大切な方への贈り物としてもぴったりでしょう。
花言葉を添えて、ぜひ大切な方へのとびっきりのプレゼントにしてください。
- 種類が豊富なシャクヤクは5月が見頃
- シャクヤクには共通の花言葉である「恥じらい」「はにかみ」以外に、色ごとにも花言葉がある
- 赤は「誠実」、ピンクは「はにかみ」、白は「幸せな結婚」、紫には「怒り」の花言葉がある
- シャクヤクは結婚祝いや5月生まれの方への誕生日祝い、母の日、ハレの日のお祝いにおすすめ
- 水替えや切り戻しをして、長くシャクヤクを楽しもう