オンシジューム(オンシジウム)の花言葉は怖い?黄色・白など色別の意味はある?
中南米を原産地とするラン科の植物オンシジューム(オンシジウム)。
観賞目的の洋ランとして栽培されることが多いため、切り花やフラワーアレンジメントはもちろん、ギフトとしても人気です。
この記事では、オンシジュームの花言葉や特徴について解説します。
贈り物にオンシジュームを検討中の人は、本記事を参考にしてくださいね。
Contents
オンシジューム(オンシジウム)の花言葉は?色別の意味はある?
オンシジュームの花言葉は「一緒に踊って」「可憐」「清楚」「気立てのよさ」の4つ。
どれも優美な花言葉で、愛らしい小花をたくさん咲かせるオンシジュームにぴったりです。
花言葉の意味から、女性にプレゼントすると喜ばれるでしょう。
花束やアレンジメントのほか、プリザーブドフラワーやハーバリウムなど、可愛さをそのまま楽しめるギフトにするのもおすすめ。
ちなみに、オンシジュームは定番の黄色のほか、ピンク・白・オレンジなどもありますが、色による花言葉の違いはありません。
オンシジューム(オンシジウム)の花言葉の由来は?
オンシジュームの花言葉「一緒に踊って」は、細い茎に咲く小花がスカートをはためかせている踊り子に見えることに由来します。
花姿は両手でスカートを持ち上げ、まるで「踊りましょう」と誘っているようです。
このことから、Dancing lady orchid(踊る女性のような蘭)という英名がつけられました。
「可憐」「清楚」は、どの色の花も控えめでおしとやかな女性に見えることに由来します。
「気立てのよさ」も、上品さや落ち着きのある女性をイメージしたもので、奥ゆかしさのある花姿は魅力たっぷりの女性そのものですね。
オンシジューム(オンシジウム)の花言葉に怖い意味はない
オンシジュームの花言葉は「一緒に踊って」「可憐」「清楚」「気立てのよさ」の4つで、怖い意味の花言葉はありません。
しかし、ランにまつわる少し怖いギリシャ神話があります。
精霊サテュロスとニンフの息子オルキスは、父親に似て酒癖が悪く、酔っては周りに迷惑をかけることで有名でした。
そんな折、祭りの席でまたもやハメを外したオルキスは、女司祭に手を出そうとします。
すると、その場にいた酒の神ディオニュソスは大激怒。
なんと、オルキスをバラバラにし殺してしまったのです。
オルキスの無残な姿を見たサテュロスは、息子を返してほしいと神々に祈りました。
どんな悪癖があろうと、サテュロスにとってはかわいい一人息子です。
しかし、神々は聞き入れてくれず、サテュロスは嘆き悲しみました。
すると、サテュロスを気の毒に思った神は、バラバラになったオルキスの体をランの花に変えたのです。
このことから、ギリシャ神話におけるランは、オルキスの生まれ変わりといわれています。
精霊の死という意味では少々怖いですが、オンシジュームに怖い意味の花言葉はないのでプレゼントしても問題ありません。
オンシジューム(オンシジウム)とはどんな花?
上品な花言葉と慎ましやかな雰囲気が人気の植物オンシジューム。
ギフトとして贈るなら、花言葉だけでなく特徴や由来などを知っておくと、選ぶ際の参考になります。
- 和名:雀蘭(すずめらん)/群雀蘭(むれすずめらん)
- 英名:Oncidium/Dancing lady orchid(ダンシング レディー オーキッド)/Butterfly orchid(バタフライ オーキッド)
- 開花時期:通年(品種により異なる)
- 誕生花:1月15日/11月28日
和名と英名の由来
オンシジュームには、雀蘭(すずめらん)・群雀蘭(むれすずめらん)という和名と、Dancing lady orchid・Butterfly orchidという英名がついています。
和名は、雀が群れで小枝(茎)にとまっているように見えることに由来しているそうです。
とくに、オレンジ色の場合、特徴的な唇形の花弁がより雀の愛らしい姿に見えるでしょう。
英名のDancing lady orchidは踊り子のように見えることから、Butterfly orchidは、たくさんの蝶が飛んでいる様子に由来します。
日本では雀、海外では蝶と、イメージするものによって名前が異なるのは面白いですね。
花が咲くのは不定期
オンシジュームの魅力は、通年通して可愛らしい花が楽しめることです。
オンシジュームの開花は不定期で、12月~1月の春咲き・4月~6月の秋咲き・9月~10月の冬咲きとパターンが分かれています。
加えて、約400種類以上もの品種があるといわれ、色・大きさ・香りなど特徴はさまざま。
つまり、品種によって花期が異なるため、1年中観賞できるのです。
葉の形で4つに分類できる
約400種類以上もあるといわれるオンシジュームは、黄色系・白色系といった花の色だけでなく、葉の形で分類できます。
大きく分けると「薄葉系」「剣葉系」「棒状葉系」「厚葉系」の4つです。
薄葉系は、厚みのない葉が1~2枚ほどついており、株元の茎が太く成長するのが特徴。
オンシジュームの中では最も王道な種類です。
剣葉系は、葉先が尖りやや肉厚なのが特徴で、カラフルかつ唇形をした花びら「唇弁(しんべん)」が大きい傾向にあります。
棒状葉系は、剣葉系よりも丸みがあり、肉厚な葉をもっているのが特徴です。
厚葉系は、葉が肉厚で茎も大きく、薄葉系とは違い葉は1枚しかありません。
このように、一口にオンシジュームといっても、さまざまな種類があります。
オンシジュームは1年中楽しめる花!怖い意味の花言葉はないのでプレゼントにおすすめ
茎にたくさんの小花を咲かせ、開花時期が不定期のため1年中楽しめるラン科の植物オンシジューム(オンシジウム)。
その愛らしい花姿から「一緒に踊って」「可憐」「清楚」「気立てのよさ」という花言葉がつけられました。
怖い意味の花言葉はないので、女性へのプレゼントにぴったりです。
花弁の大きさ・色・香り・ボリューム感など、品種によって異なるので相手をイメージして選ぶのがおすすめ。
鉢植え・花束・フラワーアレンジメントなど、どんなスタイルでも喜ばれますよ。
- オンシジュームの花言葉は「一緒に踊って」「可憐」「清楚」「気立てのよさ」
- 怖い意味の花言葉はないのでギフトに最適
- ランにまつわる少々怖いギリシャ神話がある
- 開花時期が不定期のため、通年を通して観賞できるのが魅力
- 種類が豊富なので、贈る相手をイメージして選ぶのがおすすめ