オリーブの花言葉には怖い意味もある?結婚式で人気の理由も解説
ナチュラルな雰囲気が魅力のオリーブの木は、結婚式の装花や観葉植物として人気が高いです。
そんなオリーブの花言葉には、どのような意味があるのでしょうか。
この記事では、オリーブの花言葉やオリーブがもたらす効果や基礎知識を紹介します。
Contents
オリーブの花言葉を解説!怖い意味はある?
特別な日を彩る植物は、素敵な意味があるものを選びたいですよね。
オリーブは別名「幸せを呼ぶ木」とも呼ばれており、結婚式などハレの日に選ばれることが多い植物です。
しかし、オリーブの花言葉には「怖い意味がある」と噂されることもあります。
ここでは、オリーブの花言葉について解説しましょう。
オリーブの花言葉は「平和」「知恵」「安らぎ」「勝利」の4つ!
オリーブには4つの花言葉が存在します。
それは「平和」「知恵」「安らぎ」「勝利」です。
ここでは、そのオリーブの花言葉について、それぞれ意味を解説します。
意味を知れば、オリーブの木が人気なのも納得でしょう。
平和
オリーブの花言葉「平和」は、旧約聖書「創世記」に記されている「ノアの方舟」が由来となっています。
ノアの方舟は、人間の悪行に怒った神が地球を洪水で滅ぼすと告げ、ノアに家族とすべての動物のつがいが乗り込める船をつくるよう命じる物語。
無事生き延びたノアが地上にハトを放つと、ハトはオリーブの若葉を持ち帰ってきました。
ノアはそのオリーブの若葉を見て、平和の訪れを実感します。
この物語により、オリーブは昔から「平和の象徴」として親しまれてきました。
そして現代でも、平和と直結する花言葉として定着しているのです。
知恵
オリーブの花言葉でもある「知恵」は、ギリシャ神話の「アテナとポセイドンの覇権争い」が由来となっています。
神は対立するアテナとポセイドンのうち、人々の役に立つ贈り物をしたほうに支配権を与えると告げました。
そして、アテナは食用にも薬にもなるオリーブの木、ポセイドンは戦いに役立つ馬を人々に贈りました。
オリーブはこの花言葉の理由から、現在も知恵が詰まった贈り物として親しまれています。
安らぎ
「安らぎ」はノアの方舟が由来となった「平和」に関連する花言葉。
ハトが持ち帰ったオリーブは人々を苦しみから解放し、安心感を与えました。
平和から連想する言葉として、安らぎも花言葉として考えられるようになったのでしょう。
勝利
「勝利」もアテナとポセイドンの覇権争いが由来です。
ポセイドンとの勝負に勝ったアテナを象徴して、オリーブにも勝利の花言葉がつきました。
オリンピックで表彰台に立った選手にオリーブの冠が渡されるのも、花言葉が関係しているのでしょう。
オリーブの花言葉には後悔や反省という意味はない
上述したように、オリーブの花言葉にはキリストの物語やギリシャ神話が深く関わっています。
オリーブの花言葉に「後悔」や「反省」などの怖い意味があるといわれるのは、由来を正しく知らないことが原因かもしれません。
オリーブの花言葉はポジティブな意味が込められているため、特別な日に贈ると喜ばれるでしょう。
オリーブにはスピリチュアル効果もあるって本当?
オリーブの花言葉は西洋の物語が中心ですが、東洋ではオリーブに風水効果があるといわれています。
花言葉にポジティブな意味があり、スピリチュアル効果も発揮してくれるまさに「幸せを呼ぶ木」です。
ここでは、オリーブがもたらすスピリチュアル効果について解説していきましょう。
オリーブがもたらす風水効果
風水ではあらゆるものに「陽の気・陰の気」があり、それぞれの気のバランスを整えることで運気がアップするといわれています。
オリーブは葉っぱが細長く上向きに生えており、成長速度が早い植物です。
その特徴から「陽の気」を持っており「邪気払い」「成長」「発展」などの効果が期待できるといわれています。
効果的な置き場所は玄関前
オリーブの風水効果を発揮させるには、置き場所も重要です。
オリーブの置き場所としておすすめなのが玄関。
玄関はもともと「陰の気」が漂っていますが「新しい気」を運び入れる場所でもあります。
そこに陽の気を持つオリーブを配置することで、より運気を向上させられるでしょう。
オリーブの木が結婚式で使われる理由
ガーデンウエディングなど、結婚式でたびたび目にするオリーブ。
オリーブは、花言葉や風水だけでなく栽培方法も縁起がいいのです。
通常、オリーブは実の収穫を助けるために2本の木を繋ぎ合わせる「接ぎ木」を行います。
オリーブの接ぎ木が新しい家庭を築いていく夫婦のように見えることから、結婚式でも利用されるようになりました。
また、接ぎ木をしたオリーブがつける実は新しい味になることがあり、夫婦から子どもが生まれる様子も重ねられます。
ほかにも、オリーブは樹齢が長いため「末永く幸せが続くように」という意味も込められているようです。
そもそもオリーブってどんな植物?花言葉以外の知識も知ろう!
オリーブは花言葉や風水の観点から「幸せ」「成長」を意味します。
結婚式やギフトに限らず、インテリアの観葉植物としても取り入れるのがおすすめです。
しかし、オリーブはどんな花を咲かせるのでしょうか。
ここからは、オリーブの基本知識や特徴、種類について紹介します。
オリーブの基本知識
オリーブはモクセイ科オリーブ属に分類される植物で、ジャスミンやキンモクセイの仲間です。
地中海地方などあたたかい地域が原産で、5月下旬から6月上旬ごろに白くて小さい花を咲かせます。
また、秋ごろから実がなり始め、最初は緑色だったものが完熟するにつれ赤から黒紫色に変化していきます。
オリーブの実はそのままでは苦く、ピクルスやオリーブオイルに加工することで美味しく食べられるのです。
オリーブの特徴
オリーブの花はお米のような小さな花がまとまって咲きます。
開花時期が短いため、自分で育てて咲かせるには剪定や気温、栽培環境に気を遣わなければなりません。
しかしオリーブは、落ち着いたシルバーグリーンの葉も魅力的な植物です。
葉の表は艶があり、裏は白っぽく、風が吹けば美しい表情を見せてくれます。
スモーキーな色の幹と葉のコントラストも、暮らしを彩るアクセントになるでしょう。
オリーブは種類もいろいろ
オリーブは常緑樹のため、1年を通して素敵な色味の葉っぱを楽しむことが可能です。
そのため、庭木や自宅のシンボルツリーとしても人気があります。
そんなオリーブには約1,600もの品種があり、実の形や葉のつき方はさまざま。
代表的なオリーブの種類は次の通りです。
【シプレッシーノ】
オリーブの中でも上に成長するため、狭いスペースでも育てやすいのが特徴。
【ネバディロブランコ】
枝や葉がよく成長し、初心者向けの品種です。
【ルッカ】
樹形がきれいなルッカは、おしゃれ好きな人におすすめです。
寒さや病気に強く、初心者にも育てやすいでしょう。
オリーブの花言葉は「幸せ」にまつわるものが多い!結婚式やギフトにもおすすめ
オリーブの花言葉はキリストの物語やギリシャ神話に由来があり、どれも幸せにまつわるものばかりです。
風水的にもポジティブな効果があるといわれており、結婚式やギフトにもぴったり。
何より「幸せになってほしい」と願いを込めることが、贈った人によろこばれる最大のポイントです。
ぜひ「幸せを呼ぶ木」オリーブを、大切な人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
- オリーブの花言葉は「平和・知恵・安らぎ・勝利」であり、怖い意味はない
- オリーブは風水で「邪気払い・成長・発展」といった前向きな効果がある
- オリーブは「接ぎ木」という栽培方法が結婚を連想させる縁起のいい植物
- オリーブの葉はシルバーグリーン、花は白くて小さく、おしゃれでかわいい印象を持つ
- オリーブは品種が多く、見た目や育てやすさで選ぶとよい