夫婦・独身女性の老後の生き方が少しのコツで楽しく、幸せなものに変わる

年齢を重ねると、気になってくるのが「老後の生活」です。
公的年金の問題や下流老人など、高齢者や老後に関わるワードには心配なものが多いのも気になります。
しかし、今から老後に向けて準備しておけばそうした不安を軽減することが可能です。
今回の記事では、夫婦・独身それぞれの老後の生き方のコツや注意点について解説していきます。
幸せな老後を過ごすためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
夫婦での老後の生き方
まず気になるのが、夫婦での老後の過ごし方ではないでしょうか。
今まさに老後を過ごしている世代もその生き方はさまざまです。
2人の生活でイキイキしている夫婦もいれば、お互いの存在が負担になっているというケースも少なくありません。
夫婦2人で楽しく老後を過ごすためにはどのようなことに気をつけるべきなのか、まずはそのコツについて紹介していきます。
孫の面倒
老後、多くの人たちが生きがいとしているのが「孫の面倒を見る」ことです。
特に、近距離別居や同居のおじいちゃんおばあちゃんの場合は、孫育ての主戦力となることも多いです。
現在は共働きの夫婦が多く、子どもの面倒を祖父母に頼らざるを得ない状況も増えていることから、今後も孫の面倒が老後の生きがいになる人は増えていくでしょう。
しかし、子ども世帯と家が離れているため孫の面倒が見れない、あるいはそもそも孫がいないという可能性もあります。
孫の存在は老後の大きな励みになることは確かですが、それだけを生きがいにしないことも大切です。
趣味
たっぷり時間のある老後の生活において、趣味は大きな生きがいの1つとなります。
これまで続けてきた趣味を楽しむも良し、あるいは新たな趣味を始めてみても良いでしょう。
テニスや山登り、旅行など、夫婦一緒に楽しめる趣味を持つのもおすすめです。
老後といえど、そのライフスタイルは一人ひとり異なります。
退職後もアルバイトなどで忙しい人もいれば、とにかく時間が有り余っているという人もいるでしょう。
しかし、どのような状況であっても趣味であれば自分のペースで楽しむことができます。
楽しく老後を過ごすためにも、今からぜひ趣味探しをしてみてはいかがでしょうか。
夫婦でアルバイト
退職金や年金額が少ない、子どもの教育にお金をかけたなどの理由で、老後の生活費が心もとないという人もいます。
そうした不安を解消するためには、夫婦でアルバイトに励むのがおすすめです。
アルバイトで収入を得ていれば、定年退職後でもちょっとした旅行や趣味を楽しむ余裕もできるでしょう。
また、あえてアルバイトの曜日をずらすことで1人の時間を作れば、お互いリフレッシュにもなります。
アルバイトによって生活にメリハリができれば、ぼんやりと過ごすよりずっと有意義な時間の使い方ができるようになります。
老後の夫婦でのアルバイトは、精神的にも金銭的にもメリットが多いといえるでしょう。
【夫婦で過ごす老後】注意点
老後は夫婦一緒に過ごす時間が必然的に増えます。
そのため、お互い現役時代とは違う点に気を配ることが必要です。
しっかりと家事を分担してきた夫婦でもない限り、夫の定年後は妻側に家事の負担がかかることが多いです。
妻側に負担がかかり過ぎることは、夫婦の老後にとってマイナスにしかなりません。
老後は家の仕事を共助できるよう、しっかり話し合うことが大切です。
また、夫婦が一緒にいることでお昼ご飯の準備など、これまでなかった家事が増えてしまう可能性もあります。
夫側も手伝うよう心掛けたり、外出の機会を増やすなど、生活サイクルを工夫することも必要です。
独身女性の老後の生き方
女性は男性よりも平均寿命が長いことから、老後一人暮らしを経験する人が多くいます。
独身を貫いたり、パートナーと死別したりと、誰であってもおひとりさまの老後を迎える可能性はあるといって良いでしょう。
では、独身女性が幸せな老後を過ごすためには、どのような生き方を心掛けるべきなのでしょうか。
ここでは、おひとりさま老後を楽しく生きるコツについて紹介していきます。
一人旅
若いころより体力が低下する老後は、フットワークが鈍くなりがちです。
「どうせひとりだから…」と、家にこもりがちになってしまうケースも少なくありません。
しかし、老後を1人で楽しく過ごしたいのなら、おひとりさまでの外出を積極的に楽しむべきです。
特におすすめなのは、自由な時間を生かした一人旅です。
ゆったりとした一人旅は、家族がいたり仕事が忙しいとなかなか難しいもの。
ぜひおひとりさまのポテンシャルを生かして、たくさんの好きな場所に出かけてみることをおすすめします。
ボランティア活動
孤独になりがちなシングル老後の場合、人と関わることは非常に大切です。
とはいえ、ご近所さんや家族・友人という決まった人間関係の中だけでは、関わりを広げるのは難しい部分もあるでしょう。
そこでおすすめなのが、ボランティア活動への参加です。
自分が誰かのためになるという経験は、いくつになっても嬉しいものです。
リタイア後は、そうした活動が新たな生きがいとなるかもしれません。
他人との関わりを絶ってしまわないためにも、ボランティア活動は老後におすすめの生き方の1つといえるでしょう。
バリキャリ
仕事に生きがいを感じるタイプなら、バリキャリの道を突き進むのもアリです。
現役のうちにしっかりと働いて、悠々自適な老後を過ごせるくらい稼いでも良いかもしれません。
また、自身が会社の経営者になることで、生涯現役として生き生きと働いている女性も中にはいます。
将来どのような働き方を目指したいのか、お手本となる先輩方を参考にしてみるのもおすすめです。
【独身女性1人で過ごす老後】注意点
楽しく充実したシングル老後を過ごすためには、いくつか注意しておくことがあります。
独身での老後は思っている以上に孤独になりがちです。
また、体力・気力の低下とも無関係ではいられないため、いざという時に助け合えるような人間関係を築いておくことは非常に重要といえるでしょう。
1人で寝たきり、さらには孤独死などということになってしまわないためにも、今から友人やご近所での交友関係を広げておくのがおすすめです。
また、老後年金生活となると収入が激減し、十分な医療費や介護費が払えなくなる可能性もあります。
そうしたリスクを避けるためにも、保険の見直しや投資信託などの商品で資産を増やしておくことも必要です。
老後の生き方をブログや本、ツイッターから知る
老後の生活を充実させたいとは思っていても、なかなか具体的な老後像がつかめないという人もいるでしょう。
そこで参考になるのが、今まさに老後を過ごしている人たちの生の声です。
ここでは、老後の生き方のヒントとなるブログや書籍の活用法を紹介していきます。
数あるブログから知識を得る
ブロガーにはさまざまな世代が存在します。
中には、まさに今老後を過ごしているシニア世代も。
老後をテーマとした投稿記事をチェックすれば、シニア世代のリアルな考え方や生活を垣間見ることができます。
老後の実情を知りたくても、周囲の話だけでは良く分からない部分も多いものです。
将来の自分に近いであろうライフスタイルのブログやサイトを参考にすることで、より現実感をもって老後の生き方について考えられるようになるはずです。
ツイッターおばあちゃん
流れの早いSNSと老後という組み合わせは、いまいちピンとこない人もいるかもしれません。
しかし、現在85歳である溝井喜久子さんはTwitter歴10年の「ツイッターおばあちゃん」なのです。
その内容は、日々の出来事から社会問題への鋭い意見まで、なかなか読み応えのあるつぶやきが並んでいます。
また、溝井さん自身がネット上での交流を楽しんでいる様子も見られ、1つの理想的なTwitterの活用法として下の世代も見習うところが多いのです。
孤独になりがちな老後の生活ですが、ツイッターおばあちゃんの生き方はSNSを通じても交友関係を広げることができるという、素敵な例と言えそうです。
本を読んでみる
平均寿命が伸び続けている現在、老後は人生の中でも重要な地位を占める問題となりました。
そのため、老年期の生活をテーマとした書籍は非常に増えています。
「老後」というワードで検索するだけで、定年後の生き方や退職生活の楽しみ方、さらには終活や遺産相続などの実践的なものまで、さまざまな本が出てくることに驚くでしょう。
老後の生き方に悩んでいるなら、ぜひそうした書籍を手にとることをおすすめします。
たくさんの本の中には、きっとあなたの知りたい情報もあるはずです。
夫婦は、お互いの配慮が大切。独身女性は、1人で過ごす準備も大切だが恋人を作る準備も大切。
老後はこれまでと生活スタイルがガラリと変わるため、多くのことを見直す必要があります。
いざ老後を迎えた時に焦らないためにも、今から老後の実情についての知識を身に着けておきましょう。
夫婦での老後なら、お互いの配慮が非常に重要なものとなります。
2人で仲良く生活し続けるためには、家事はしっかり分担するなど、片方に負担がかからないようにすることが大切です。
また、シングルで老後を迎える場合は、ひとりでも安心して過ごせるようしっかり準備しておく必要があります。
とはいえ、この先一生ひとりであると断定することはできません。
現役の今は、老後の準備をしつつも、パートナー探しとして恋活・婚活を並行して行うことをおすすめします。