飲み会の上手な断り方&例文の決定版!行きたくないときに使える友達・会社共通の断る理由
コロナ禍も徐々に落ち着きを取り戻しはじめ、以前のようにプライベートでも仕事でも飲み会をする機会が増えてきました。
喜ぶ人がいる反面、どうやって断ろうかと頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。
断り方を間違え、苦い経験をしてしまったなんて人もいるかもしれませんね。
今回の記事では、飲み会の上手な断り方と例文、あわせて行きたくない時に使える断る理由を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
どうしても行きたくない飲み会の上手な断り方と例文
飲み会のお誘いを断るのは難しいものですが、無理に参加しても良い結果にはなりません。
まずは、どうしても行きたくない飲み会の上手な断り方と例文を紹介します。
あえて前向きな返答をしたあとに断る
誘われて「行きません」と即答すれば、当然のことながら角が立ちますよね。
相手に嫌な印象を与えないためにも、あえて前向きな返答をした後に断るようにしましょう。
これは初頭効果と呼ばれている『人は先に伝えた内容の方が印象に残りやすい』という心理学を応用したテクニックです。
行きたくない、予定があるなど否定から入るのではなく、先に前向きな言葉を使うようにしましょう。
例えば「行きたくないけど行きます」と「行きたいけど行けません」だと、好印象を持たれやすいのは誘いを断わった後者の方なのです。
伝える順番を意識して上手に断りましょう。
【例文】
「今夜、みんなで飲みに行こうよ」
「はい!行きたいです!ちょっと待ってください(スケジュール確認)ああ、ごめんなさい、予定が入ってました…また誘ってください!」
「飲み会、来週金曜に決まったんですけど、参加でいいですか」
「いいですね!たぶん大丈夫だったはず(スケジュール確認)…しまった、その日は家族の用事がありました…残念ですが不参加でお願いします」
お礼・理由・断り・リスケの4ステップで断る
職場や仲間内の親睦をかねた飲み会となると、断るハードルはさらに上がります。
そんな時は、お礼・理由・断り・リスケの4ステップで断りましょう。
最初に誘ってもらったことへの感謝を伝えます。
その上で理由とともに断りを入れ、いつなら行けるとリスケを申し出るという流れです。
明確な理由とリスケの提案があることで「行きたいけど行けない」といったニュアンスになりますし、相手も仕方がないねと受け止めやすくなります。
しかしリスケを提案する以上、都合が合ってしまえば飲み会に参加するのは避けられません。
飲みに行くこと自体を避けたいなら、リスケの際に具体的な日程を伝えないようにしましょう。
【例文】
「同期で飲み会するんだけど、週末大丈夫?」
「有難う。ぜひ参加したいんだが、週末は忙しくて抜けられそうにないな。来週以降なら大丈夫だからまた誘ってよ」
「今日みんなで飲みに行くけど、一緒にどうだ?」
「誘っていただけて嬉しいです!ただ、あいにく今日は家の用事で急いで帰らないといけなくて…週末はだいたい空いてるのでまた誘ってください」
別なもののせいにして断る
飲み会へ行きたくないというのが本音でも、それを正直に伝える必要はありません。
本音は隠して別なもののせいにして断るようにしましょう。
「用事があって」「仕事が立て込んでて」「体調が悪くて」といった事情を伝えれば、相手を不快にせず穏便に断れます。
【例文】
「週末の飲み会、行けるよね?」
「行きたかったんですけど、家の用事で早く帰らないといけなくなってしまいました」
「この後みんなで飲みに行くけど、お前も行くよな?」
「いいですね!行きたいんですけど、どうもお腹の具合が悪くて…楽しんできてください!」
飲み会を断るときに使える角が立ちづらい理由
飲み会を断るなら、明確な理由がある方が断りやすくなるのは当然のことです。
しかし、理由によっては相手を不快にさせてしまうこともあるので注意が必要です。
ここでは、角が立ちにくい断る理由を見ていきましょう。
家庭の事情
もっとも断りやすい理由は「家庭の事情」です。
家族ぐるみの付き合いでもない限り、家庭の事情に首を突っ込んでくる人はいませんから、だいたいこれで切り抜けられます。
ただし、あまりに頻繁に使うと親切心から事情を知りたがる人がいないとも限りません。
使い過ぎないよう注意しましょう。
健康上の理由
飲酒が体によくないことは誰でも知っています。
飲み会を断るときに「健康上の理由」といえば、無理強いされることはないでしょう。
それほど親しくない相手なら「医者に止められている」「健康診断の数値が悪かった」など具体的に伝えるとより説得力があります。
ただ、同じ職場や家族と顔見知りの相手だと嘘がバレる可能性もあります。
その場合は「最近体調が気になってお酒を控えている」など曖昧な内容に留めましょう。
他に予定がある
他に予定があるという理由は、あらゆる場面で使える断り文句の万能選手です。
先約があれば優先するのはごく自然なことですし、「用事があるなら仕方ない」と相手もあっさり承諾してくれるはずです。
しかし飲み会の会場周辺をぶらぶらしていると、誰かに見られて嘘がバレてしまう可能性もあるので注意しましょう。
他に予定があるといって断った場合は、どこにも寄らず直帰するのが得策です。
個人の用事が立て込んでいる
よほど親しい間柄でない限り、相手のプライベートについてあれこれ問いただす人はいませんよね。
特に職場やあまり親しくない人同士の飲み会であれば、個人的な理由を使えば飲み会を断りやすくなります。
そもそも1人暮らしであれば万能な「家庭の事情」は使いにくいので、個人の用事が立て込んでいると伝えるのがおすすめです。
「いろいろ先延ばしにしていたことがたまっている」といえば、具体的な内容まで聞かれることはないでしょう。
仕事が忙しい
忙しいアピールも角が立たない理由のひとつです。
特に「仕事が忙しい」といえば、しつこく誘われることはないでしょう。
とはいえ相手が職場の上司だと仕事の進捗状況を把握しているため、場合によっては「忙しくないだろ」と指摘されかねません。
職場関連の飲み会の場合は個人的な理由や家庭の事情で断った方が無難でしょう。
絶対にNGな飲み会の断り方
誰でも誘いを断られると、いい気はしないものです。
飲み会も下手な断り方をすれば、関係性がこじれかねないため注意しましょう。
最後に、絶対にNGな飲み会の断り方を紹介します。
曖昧な答え方をする
飲み会の幹事側にとっては、参加するかしないかはとても重要です。
断りづらいからといって「行けたら行く」「都合がつけば参加する」といった曖昧な答え方はしないようにしましょう。
来る可能性を匂わせてしまうと幹事はあなたの席を用意しなければなりませんし、ドタキャンや直前になっての不参加は周りに迷惑をかけてしまいます。
参加する気がないのなら、早めにはっきり伝えましょう。
あからさまに嫌そうな態度を取る
いくら飲み会が好きでなくても、断る時にあからさまに嫌そうな態度を取るのは絶対にやめましょう。
幹事も好きでやっている人ばかりではありません。
みんなの予定を取りまとめるのは大変ですし、仲間外れにならないよう声をかけてくれている可能性だってあります。
それなのに不快感を露わにされれば、面白いわけがありません。
今後も付き合っていくつもりがあるなら、声をかけてくれたことに感謝を述べ、丁重にお断りしましょう。
行きたくない理由をストレートに伝える
飲み会なんてくだらない、嫌いな奴と飲みたくないというのが本音でも、行きたくない理由をストレートに伝えるのは当然NGです。
飲み会が嫌というだけで、人間関係をわざわざ悪化させる必要はありません。
参加を断れば済むことですから、他人を不快にさせるような言動は厳に慎みましょう。
相手に感謝と謝罪の気持ちがない
自分の気持ちに正直であることは悪いことではありませんが、他人に対する配慮がなければ良好な関係は維持できません。
飲み会を断る際にも相手に感謝と謝罪の気持ちがないと、人間関係を悪化させる原因になってしまいます。
飲み会はお酒を楽しむだけでなく、良好な関係を築くために催されることもあります。
誘う側もあなたと仲良くしたくて声をかけたのかもしれませんから、その気遣いへの感謝は忘れないようにしましょう。
そうすれば参加しなくても相手を不快にさせることはないはずです。
返事をしないで放置する
飲み会を断る際には相手に迷惑をかけないことが大切です。
曖昧な答え同様、返事をしないで放置するのも慎むようにしましょう。
行かないと伝えるのは言いづらいかもしれませんが、返事をしないというのは対処法としては間違っています。
断るのは勇気がいりますが、返事を先延ばしにした挙句、そのままにしてしまえば幹事は店を予約することができません。
会場の関係もありますから、必ず断りの連絡を入れるようにしましょう。
すぐにバレるような嘘をつく
断る際にすぐにバレるような嘘をつくと信用をなくしかねません。
嘘の理由で断るなら、バレないよう気を配りましょう。
職場の飲み会は家庭の事情を理由にし、プライベートの飲み会は仕事を理由にすると内情が分からない分、嘘の理由でもバレにくくなります。
ドタキャンする
いくら断りづらくても話もせずに当日いきなりドタキャンするのは絶対にやめましょう。
飲み会はたいてい事前にお店を予約しているものです。
当日になってのキャンセルは幹事にもお店にも迷惑をかけてしまいます。
また料金が発生すれば後日、支払いを請求されないとも限りません。
人として不参加の連絡はきちんと事前に入れるよう心がけましょう。
飲み会は断り方ひとつで印象がガラリと変わるもの
飲み会は単にお酒を楽しむだけでなく、より良い人間関係を築く親睦の場でもあります。
もちろん飲み会以外でも良好な関係は作れますから、必ず参加しなければならないわけではありません。
しかし誰でも断られるといい気はしませんし、飲み会は断り方ひとつで印象がガラリと変わるものです。
「丸い卵も切りようで四角、物も言いようで角が立つ」という言葉もあります。
断るのは気が重いものですが、きちんとコミュニケーションを取るようにしましょう。
いちいち角を立てるより、相手の気持ちに配慮して「行けなくてごめんね」と伝えた方が丸く収まります。
穏便に断る方法をマスターして、より良い関係を維持していってくださいね。
- 飲み会を断る際の注意点にはあえて前向きな返答をしたあとに断る、お礼・理由・断り・リスケの4ステップで断る、別なもののせいにして断るなどがある
- 飲み会を断る際に角が立ちづらい理由には家庭の事情・健康上の理由・他に予定がある・個人の用事が立て込んでいる・仕事が忙しいなどがおすすめ
- 絶対にNGな飲み会の断り方には、曖昧な答え方をする・あからさまに嫌そうな態度を取る・行きたくない理由をストレートに伝える・感謝と謝罪の気持ちがない・返事をせず放置する・すぐにバレる嘘をつく・ドタキャンするなどがある