【ネモフィラ（瑠璃唐草）の花言葉】怖い意味もある？特徴・種類・由来など

自然界では珍しいブルーの花を咲かせる「ネモフィラ」。

庭を彩る苗・鉢植えをはじめ、植物公園の名花としても人気の高い花です。

幻想的な花やブルーが大好きな人への贈りものにも選ばれ続けています。

今回の記事では、ネモフィラ（瑠璃唐草）の花言葉を由来とともに紹介します。

ネモフィラの特徴や種類にも触れているので、贈りものの参考にもしてくださいね。

ネモフィラ（青）の花言葉とは？

ネモフィラの花言葉は、「あなたを許す」「どこでも成功する」「可憐」の3つです。

ギリシャ神話や性質、花姿からそれぞれが由来しています。

また、ネモフィラといえば青色が定番であり、ネモフィラ全般の花言葉は青いネモフィラの花言葉に当てはまると覚えておきましょう。

あなたを許す

「あなたを許す」というネモフィラの花言葉は、ギリシャ神話で語られた男女の悲恋に由来します。

『彼女と結婚できるなら命が尽きても構わない』と神様に誓った男性は、その願い通り結婚することができたものの結婚初夜に命を落とすことになりました。

悲しみにくれた彼女は、冥界の門前まで行きますが、それより先には行かせてもらえません。

泣き続ける彼女の姿を哀れに思った神は、彼女を一輪の青い花に変えたのです。

その彼女の名前が「ネモフィラ」であり、花言葉の由来といわれています。

どこでも成功する

「どこでも成功する」というネモフィラの花言葉は、原産地の北アメリカから他国に渡っても枯れることなく育った丈夫な性質にちなんでいます。

英語圏のネモフィラの花言葉も「success everywhere（どこでも成功する）」といわれているそうですよ。

可憐

「可憐」というネモフィラの花言葉は、小ぶりな咲き姿に由来しています。

花びら1枚1枚の大きさを示す花径は2cm〜3cmほどとかなり小さめで、可愛らしさが特徴です。

小ぶりの花が群れて咲く姿が、控えめであり愛らしい様子から「可憐」と付けられました。

怖い意味もある？

ネモフィラに怖い意味をもつ花言葉はありませんが、「あなたを許す」という花言葉に怖い印象を抱く人も少なからず存在します。

とくに由来となったギリシャ神話の悲恋を知った後は、マイナスの印象を受けるのではないでしょうか。

ただ、『怖い』というよりも『悲しい』という印象が強いので、ネモフィラを恐れる必要はありません。

【色別】ネモフィラの花言葉は？

ネモフィラは青い花が一般的ですが、白・黒のネモフィラも陰ながら存在します。

知識の一つに、贈りものの選択肢の一つになるよう、それぞれの花言葉も紹介するので参考にしてくださいね。

ネモフィラの詳しい情報まとめ

最後に、「ネモフィラ」の基本情報を紹介します。

フラワーギフト選びにも役立ててくださいね。

ネモフィラの特徴

ネモフィラは、早春から初夏までの涼しい季節に咲く北アメリカ原産の一年草です。

花径2cm〜3cmで、ブルーの花姿が魅力的な愛らしさが特徴。

また、花の中心部には黒い斑点が5つあり、羽状に2枚ずつ生える双子葉もネモフィラ特有のポイントです。

ネモフィラの観賞スポットとして有名な茨城県のひたちなか海浜公園『みはらしの丘』では、4月中旬～5月上旬にかけて一面にネモフィラ畑が広がります。

他にも山梨県の山中湖花の都公園や大阪のまいしまシーサイドパークなど、各地方でその美しい姿を見ることができます。

苗・ボトルフラワー・ドライフラワーなども身近に楽しめますが、ネモフィラ畑に足を運んでみるのもおすすめです。

ネモフィラの種類

青いネモフィラが一般的ではあるものの、その種類は多数存在します。

なかでも人気のある代表的な品種を紹介します。

また一般的なネモフィラは、ムラサキ科・ネモフィラ属に分類されますが、以下で紹介する4つの品種はすべてハゼリソウ科・ネモフィラ属（ルリカラクサ属）になるので、その違いも頭に入れてチェックしてくださいね。

インシグニスブルー

インシグニスブルーは、ネモフィラの代表品種です。

別名『ネモフィラ・メンジェシー』と呼ばれ、花径2cmほどの青い花びらと、花の中心部の白色とのコントラストが特徴的です。

市場に最も流通しているので、園芸店・ホームセンター・お花屋さんなどで購入しやすいでしょう。

アトマリア

正式名称は『ネモフィラ・メンジェシー・アトマリア』。

白無垢の花びらの中央に黒い斑点の付いた花姿に由来し、英語で吹雪を意味する『スノーストーム』という別名でも親しまれている品種です。

花径は3cm前後でネモフィラにしては大ぶりの花を咲かせますが、どんな花とも相性がいいので庭植えにうってつけでしょう。

マクラータ

マクラータは、英語圏では『ファイブスポット（5つの斑点）』とも呼ばれ、文字通り、白い花びら1枚1枚の先端に鮮やかな紫（ネイビー）の斑点をもつのが特徴です。

また、花びらには薄紫色の縦縞模様も入っており、開花時にはたくさんの花を咲かせて庭を個性豊かに彩ってくれます。

ペニーブラック

ペニーブラックは、黒い花びらに白の縁が印象的なクラッシックさが特徴です。

群れになると、少々奇妙に感じるかもしれません。

多数植える場合は、他の色も合わせて挿し色程度に植えるのがおすすめです。

ネモフィラ名前の由来

ネモフィラの花名は、原種が森の周りで咲くことに由来します。

属名は『nemos phileo』で、ギリシャ語の『nemos（小さな森）』と『phileo（愛する）』を掛け合わせて「ネモフィラ」と呼ばれるようになりました。

『小さな森に生息する愛すべき花』という意味を名前に込めたのでしょう。

ちなみに和名の「瑠璃唐草」は、

に見えたことが由来しています。

また、英名の「baby blue eyes」は、ネモフィラの花を赤ちゃんの青い瞳に見立ててつけられているそうですよ。

ネモフィラの誕生花

ネモフィラの誕生花は、以下の通りです。

誕生日にちなんだフラワーギフトを考えているなら、誕生花を贈りましょう。

ネモフィラには「初恋」「成功」「可憐」などハッピーな花言葉が多いので、恋人・家族・友人などの誕生日に贈ると喜ばれるはずです。

花束を送りたくなるパートナーを見つけよう

花にはそれぞれ花言葉があり、告白やプロポーズなど、好きな人に気持ちを伝えるときにぴったりの花もあります。

好きな人に花束をプレゼントするときは花言葉を調べてみましょう。

とはいえ、「花束を送るような相手もいない…」という人もいるはず。

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ネモフィラは誰からも愛される花！

幻想的なブルーの小花がきれいな「ネモフィラ」は、誰からも愛される花です。

花壇に加えるなら定番の青い花だけでなく、白・黒の花も植えるといいアクセントになってくれるでしょう。

また、ネモフィラの鉢植えや苗、ボトルフラワーなどをプレゼントするときは相手に伝えたい花言葉をメッセージカードに添えることをおすすめします。

春・初夏を神秘的に彩るギフトとして、ぜひネモフィラを贈ってみてくださいね。