ミモザの花言葉は怖い?不吉な意味はあるのか解説
ぽわぽわとした黄色い花が、集まって咲いているのが特徴的な「ミモザ」。
春の訪れを感じさせる鮮やかさや、見た目の可愛さから人気を集めていますが、どのような花言葉があるのかを知らない人は多いかもしれません。
この記事では、ミモザの花言葉に怖い意味があるのかを詳しく解説していきます。
Contents
ミモザの花言葉に怖い意味はある?
前提として、ミモザの花言葉に怖い意味はありません。
しかし、品種の中には白色のミモザがあり、その花言葉は「死に勝る愛情」という少し重めの意味を持っています。
樹皮や果実には有毒性があるといわれているため、そこから由来したのかもしれません。
その反面、木が丈夫なことから「頼られる人」という意味もあり、怖いというよりは、揺るぎない強さのようなものを感じられます。
不吉なイメージはありませんが、もし気になる人は別の色のミモザを選ぶと良いでしょう。
ミモザの花言葉
ミモザは国別に意味が異なるといわれていますが、どの花言葉も心温まるポジティブな意味合いを持っています。
ここでは、ミモザの花言葉を詳しく紹介していきます。
イタリアでの花言葉は「感謝」
「3月8日の国際女性デーに、男性から女性へミモザを贈る」という文化があるイタリアでの花言葉は「感謝」です。
国際女性デーが制定されたきっかけは、1904年3月8日に行われた女性労働者によるニューヨークでのデモ活動。
女性の権利と世界平和のための記念日として、イタリアでは「Festa della donna(女性の日)」が広まったのです。
贈るのは恋人や配偶者にかかわらず、母・祖母や、職場の女性など、日頃の感謝を伝えたい相手にプレゼントする日とされています。
日本での花言葉は「友情」「優雅」
日本で知られているミモザの花言葉は「友情」「優雅」です。
「3月8日に女性へミモザを贈る」というイタリアの習慣は、徐々に日本にも広まってきているものの「母の日=カーネーション」と並ぶほど認知度は高くありません。
「友情」という花言葉が贈る相手を限定していないため「男性から女性への贈り物」という概念にこだわらず、いつも仲良くしている友人にプレゼントするのもおすすめです。
フランスでの花言葉は「思いやり」
フランスでのミモザの花言葉は「思いやり」です。
フランスの出版社「Larousse」が扱う花事典によると、日本で親しまれている「オジギソウ」のことを、フランスでは「ミモザ・プディカ」と呼ぶのだとか。
一般的な黄色の花も「ミモザ」と呼ばれているため、ミモザの一種とされているのかもしれません。
オジギソウの特徴である、触れると葉がゆっくり閉じていく繊細な様子から「思いやり」という花言葉が生まれたと考えられているのです。
南フランスでは毎年2月にミモザ祭りが行われ、およそ6万人を超える来場者が、フラワーパレードやミモザ街道の散策を楽しんでいます。
ミモザの色で異なる花言葉も
「ミモザ」と聞くと、鮮やかな黄色い花を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、品種数は1,000種類以上あり、黄色だけでなく、オレンジや白の花もあります。
色別でも花言葉が異なるため、ぜひ参考にしてください。
- 黄色…「秘密の恋愛」
- オレンジ…「上品」「エレガント」
- 白…「死に勝る愛情」「頼られる人」
日本の花屋で出回るのは黄色が多いですが、ほかの色の花言葉も素敵ですよね。
相手に花言葉の意味を込めて贈りたい場合は、オレンジや白のミモザを使った雑貨を、ハンドメイドアプリで探してみるのもおすすめです。
ミモザは怖い花?植えてはいけないと言われる理由
一般的に、庭木として流通しているミモザの正式名称は「ギンヨウアカシア」といいます。
可憐な花を咲かせる姿が可愛く、シンボルツリーとしても人気を得そうですよね。
しかし、園芸に詳しい人からは「植えてはいけない」という声もあり「怖い花なのでは」と不安に思う人もいるかもしれません。
ここでは、ミモザを植えると後悔すると考えられる理由を紹介します。
成長が早く手入れが大変
ミモザはかなり成長が早く、大きくなると5〜10mほどになるといわれています。
横に広がるように育つので、庭に植える場合は、とても広いスペースを確保しておかなければなりません。
また、花や葉が散った後の掃き掃除が欠かせなかったり、綺麗に花を咲かせるために上手な剪定が必要だったりと、手入れがやや大変な品種です。
強風に弱いため根元から折れる可能性がある
ミモザは縦にも横にも大きく育つ分、頭が重くなるため、強風には幹が耐えきれません。
添え木をしていなかったり、剪定が不十分だったりすると、台風が直撃した際に根元からぽっきりと折れてしまう可能性があります。
また、雪の重さにも弱いため、降雪が多い地域にお住まいの方にはおすすめできません。
可愛い花を咲かせる一方で、倒木が怖い点がマイナスポイントとなります。
害虫対策が必要
害虫被害に合いやすい品種なのも「ミモザを植えてはいけない」と言われる理由のひとつ。
特に、樹液を吸うイセリアカイガラムシは株を弱らせるため、最悪の場合、木が枯れてしまうのです。
また、イセリアカイガラムシの排泄物が葉や幹につくと、カビが発生し、すす病になることも考えられます。
その排泄物は糖分を含んでおり、アリやスズメバチを引き寄せる原因にもなるので、虫によって怖い思いをするかもしれません。
それも承知のうえでミモザを植えるなら、しっかりと害虫対策をしましょう。
おすすめのミモザの贈り方
「3月8日の国際女性デーにミモザを贈る」というイタリアの文化が世界的に広まり、日本でも人気を集めているミモザ。
市場に出回るのは2月〜3月と短いため、貴重なこの時期に、大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。
最後に、おすすめのミモザの贈り方を紹介するので、プレゼントしたい相手を思い浮かべながら、ぜひ選んでみてくださいね。
シンプルながらインパクト大の「花束」
ミモザの花が集まったときのパッとした鮮やかさを活かせる花束は、いつまでも相手の思い出に残るものとなるでしょう。
近年は結婚式のブーケにもよく使われており、明るい印象を与えられますよ。
シンプルなミモザのみの花束は、ポンポンとした花の可愛さを味わえます。
豪華さをプラスしたいなら、白色の花を合わせたり、ユーカリなどのグリーンを足したりするのも良いでしょう。
ただし、ミモザは水を吸い上げる力が弱い性質を持つため、ふわふわな花を楽しめるのは約1〜2日です。
プレゼントする直前に購入し、ドライフラワーにする方法なども教えてあげると良いかもしれません。
お手入れ要らずの「フラワーアレンジメント」
ポンと置いておくだけで、その場が華やかになるフラワーアレンジメントもおすすめです。
吸水性のスポンジに花を生けているため、相手が花瓶を持っているかどうかを気にせずに贈れます。
水換えやお手入れの必要もなく、忙しい相手にも気軽にプレゼントできるのがメリットです。
花の香りや質感を届けたいなら生花、長く飾ってもらいたいなら、生花をリアルに再現したアーティフィシャルフラワーを選ぶと良いでしょう。
可愛い花を毎年楽しめる「鉢植え」
ミモザが好きな相手には、鉢植えを贈ってみてはいかがでしょうか。
ふわふわとした可愛い花を毎年楽しめるため、春が近づく度にワクワクした気持ちで過ごしてもらえるかもしれません。
地植えよりも小さく育つことから、ベランダでも育てられるでしょう。
ただし、剪定や芯止め、植え替えなどが必要となるので、園芸に慣れている人に贈るのがおすすめです。
インテリアとしてもおしゃれな「リース」
デザイン性が高く、インテリアとして飾ってもらえるリースもおすすめです。
丸い形のリースには「永遠」という意味があり、ヨーロッパでは幸運のお守りとされています。
そんなリースに「感謝」の花言葉を持つミモザを合わせ、相手への思いを込めてプレゼントすると良いでしょう。
アーティフィシャルフラワーで丸い形を作ったミモザリースや、木のつる・小枝などのベースをあえて活かしたボタニカルなものもあるため、相手のイメージに合わせて選んでみてください。
ナチュラルな雰囲気がかわいい「スワッグ」
ヨーロッパで古くから親しまれているスワッグは、ナチュラルな雰囲気が可愛く、おしゃれなものを好む人へのプレゼントに向いています。
「魔除け」という意味合いもあるため、新居祝いにもおすすめです。
ただし、スワッグはドライフラワーを使用しているものがほとんどなので「風水的に良くないのでは…」と悩む人もいるかもしれません。
しかし、風通しの良いところや、人がよく通る廊下・階段の踊り場などは空気が流れやすく、スワッグを飾る場所として適しています。
気になる人は、プレゼントを贈るときに相手に伝えてみてくださいね。
ミモザの花言葉に怖い意味はない!大切な人へ贈って感謝や愛を伝えよう
黄色くポンポンとした花が特徴のミモザは、見ているだけで優しく穏やかな気持ちにさせてくれるでしょう。
花言葉に怖い意味はなく、むしろ「感謝」や「友情」などといったポジティブな意味を持っているため、大切な人へのプレゼントとしてもおすすめです。
花束やフラワーアレンジメント、リースなど、さまざまな贈り方があるので、相手のことを思い浮かべながらじっくりと選んでみてくださいね。
- ミモザの花言葉に怖い意味はなく、ポジティブな意味を持っている
- 一般的な花言葉は「感謝」「友情」「思いやり」など
- イタリアでは3月8日の国際女性デーにミモザを贈る習慣があり、全国的にも広まっている
- ミモザを植えてはいけないと言われる理由は、手入れが大変・倒木や害虫の対策が必要になるなど
- 花束やフラワーアレンジメント、リースなどにして、ミモザを大切な人に贈ろう