木蓮(マグノリア)の花言葉は怖い?白・紫の色別による意味の違いも解説
大ぶりで華やかな花姿の木蓮は、春を告げる人気の植物です。
また優しい香りも人気で、フレグランスやバスケア商品などに用いられることも多くなっています。
そんな木蓮ですがプレゼントにしようと考えた際に、怖かったり縁起の悪い花言葉がないかと気になる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、木蓮(マグノリア)について基本情報や代表的な花言葉やについて詳しく解説します。
Contents
木蓮(マグノリア)の花言葉はなに?
花にはその名前や生い立ち、雰囲気などからつけられた花言葉が存在します。
ここでは木蓮(マグノリア)の代表的な花言葉について詳しく見ていきましょう。
自然への愛
木蓮(マグノリア)は、まるで太陽を迎え入れるかのように上に向かって開花します。
春の花である木蓮のこの姿は、冬が終わり花々が芽吹く春を喜びまるで祝福しているかのよう。
そこから「自然への愛」という花言葉が付けられたのです。
咲く花自体が大きく、自然を謳歌しているように見えるのも由来のひとつであると言われています。
忍耐・持続
木蓮(マグノリア)は、地球最古の木という説があります。
さまざまな地で木蓮科の植物は化石として発見されており、種としては1億年以上前から存在しているのではないかと言われているのです。
恐竜が生存していた時期を経て、氷河期といった地球の過酷な変動を生き抜いてきた種である木蓮。
このことから「忍耐・持続」という花言葉が付いたとされています。
威厳・荘厳
木蓮(マグノリア)は3〜5mほどにもなる高木で、しっかりとした幹からしなやかに伸びた枝に大量の花を咲かせます。
その姿はインパクトがあり、まさに「威厳・荘厳」といった表現がぴったりです。
また、木蓮は10種ほどありさまざまな種類をあわせて植えると、見たものを圧巻する美しい景色となります。
これも「威厳・荘厳」の由来と言えるでしょう。
崇高・崇敬
木蓮(マグノリア)は、その花の形が「蓮(ハス)」に似ていると言われています。
また、実際名前の中にも「蓮(ハス)」の文字が含まれており、これは「木に生える蓮」から由来すると言われているのです。
蓮は仏教において、仏の象徴とされる花。
木蓮はその象徴にあやかって「天国に咲く蓮の花」ともされます。
そのため「崇高・崇敬」の花言葉は、まさにぴったりであると言えるでしょう。
木蓮の花言葉|色別
木蓮には、さまざまな品種があり色別で花言葉も変わると言われています。
ここでは、木蓮の中でも一般的によく見かける「白」と「紫」の木蓮について、その花言葉を詳しく見ていきましょう。
ハクモクレン(白)の花言葉
白木蓮である「ハクモクレン」の花言葉は「慈悲」「気高さ」です。
穢れのない真っ白な花は、まさに凛とした気高さもあり、全てを包み込む慈悲深さも感じられる洗練された色。
さらに、ハクモクレンの花は夜になると花びらを閉じてしまいます。
昼間の明るい時間にだけ堂々とした姿を輝かせるのも、ハクモクレンの花言葉に似合うのではないでしょうか。
シモクレン(紫)の花言葉
紫木蓮である「シモクレン」の花言葉は「高潔な心」です。
古来から紫は高貴な色とされ、貴族などが集まる特別な場面で用いられてきました。
シモクレンは紫色の中に、少しピンクかかった色味もあり上品さや妖艶さ美しさといった、華やかな場にふさわしい雰囲気を醸し出しています。
また、愛情を含む花言葉も持つことから人を虜にしやすい花としても人気があるのです。
木蓮の花言葉に怖い意味はない
花言葉は、ときに「怖い意味」を含むものもあるとされています。
しかし、木蓮には怖い意味の花言葉はありません。
むしろ気高さ・優雅・崇高といった気品溢れる意味が中心で、見た目でも花言葉でも人を魅了します。
もしあえて怖い表現というのであれば「威厳・荘厳」を、威圧感のある意味として捉える人がいる可能性も。
しかしこれらも、たくましさや強さを象徴するプラスの言葉になるため、決して悪い意味、怖い意味にはなりません。
そもそも木蓮とは?
素敵な花言葉がたくさんある木蓮は、一体どういう花なのでしょうか。
ここでは木蓮の基本情報をはじめ、開花時期や誕生花としての日付についても紹介します。
木蓮の基本情報と特徴
木蓮は、モクレン科モクレン属で中国(雲南省、四川省)が原産の花です。
一般的にモクレンは、外側が紫で内側が白い特徴的な花がイメージされ正式名称は「シモクレン」といいます。
暑さや寒さに強く自宅で栽培するのに、育てやすいとして人気の植物です。
また、木蓮には「ハクモクレン」「サラサモクレン」などさまざまな色や種類があります。
どれも育てやすさの特徴は変わらないため、自分好みの木蓮をお庭に取り入れてみましょう。
木蓮の名前はなにが由来?
木蓮は、中国で蘭の花に似ているとして「木蘭(モクラン)」と呼ばれていました。
日本では「モクラニ」と呼ばれていた時期もあります。
その後日本で広まった際に、蘭よりも蓮の花に似ているとされ「木蓮」と呼ばれるようになりました。
また、木蓮は英語で「Magnolia(マグノリア)」と呼ばれ、日本でも製品名などに使われることがあります。
これは、18世紀フランスの植物学者ピエール・マニョルにちなんで付けられた名前です。
木蓮が開花する季節はいつ?
木蓮の開花時期は3〜5月です。
長い冬が開け、春の訪れを知らせる花として古くから多くの人に親しまれ、愛されてきました。
また、木蓮は上品なフローラル系の香りがするため、この香りで春の訪れを感じる人も多くいます。
木蓮は一斉に咲くため、見た目が派手ですが実は強い風で簡単に花びらが飛んでしまうため花期が短い花です。
開花時期に木蓮を見かけたら、ぜひ写真などに収めてその美しさを楽しんでくださいね。
木蓮が誕生花の日
木蓮は、色によって誕生花の日にちが異なります。
【モクレン】が誕生花の日にち
- 1月8日
- 2月19日
- 3月17日
- 4月3日
- 5月7日
- 7月4日
紫色の【モクレン】が誕生花の日にち
- 3月21日
- 7月4日
- 7月20日
白色の【モクレン】が誕生花の日にち
- 3月1日
- 3月24日
- 4月15日
木蓮は風水的にいい
木蓮(モクレン)全般は、風水を好む人にも人気がある花です。
ここでは、木蓮で主に得られる運の種類や風水を考えるときに欠かせない方位などについて紹介します。
金運がアップする
風水で木蓮は、金運を高める効果があるとされています。
なかでも白い木蓮は金運効果がより高く、庭に植えるとお金に困らず暮らしていけると言われ人気を呼んでいるのです。
庭のようなスペースがない場合は、盆栽タイプの木蓮を部屋の左奥に置くと金運上昇が期待できます。
知り合いで木蓮を育てている人がいるなら、枝を切って分けてもらい飾っても効果は変わりませんよ。
恋愛運がアップする
風水で木蓮は、恋愛運にも効果があると言われています。
花言葉でも「自然への愛」があるように、愛情に関しても縁の深い花とされているのです。
今、恋愛で悩んでいる・うまくいっている状態を長く続けたいと思っているなら、白い木蓮を部屋に入って右手奥のコーナーに飾ってみましょう。
もちろん庭に植えたり、ベランダに飾ったりしても効果があるのでおすすめです。
植える方角はどこでも大丈夫
風水では方位が重要視されますが、木蓮を植える方位はとくに限定されていません。
木蓮は方位よりも美しく健康に育てることが重要です。
日当たりが大切になるため、しっかり日光が当たる場所に植えましょう。
また木蓮は根が粗く、細根が少ないため成木の植え替えは困難です。
あらかじめ日当たりを確認して、少なくとも直径3mの広さが確保できる場所に植えてください。
木蓮の花言葉が怖いのは勘違い!意味を知ってプレゼントしよう
今回は木蓮の花言葉について紹介しました。
木蓮の花言葉に、怖い意味がないかと心配されている人がいましたらご安心ください。
木蓮には怖い花言葉はないため、どんな場面でもプレゼントとして取り入れられます。
むしろ、品格や希望の意味が詰まった花言葉が多いため、プレゼントに最適だと言えるでしょう。
木蓮の花言葉を知って、ぜひ大切な人に贈ってみてくださいね。
- 木蓮は3~5月頃に開花を迎える春の花
- 木蓮の花言葉に怖いものや縁起の悪いものはない
- 風水でも木蓮は幅広い運気アップに効果があると言われている