【大切なひとへ贈ろう】「愛」の意味を持つ花言葉〜春夏秋冬〜25選
花には、その特徴や逸話が由来となって、さまざまな花言葉が付けられています。
花言葉に「愛」の意味が込められた花は、大切な人への贈り物に最適です。
恥ずかしくて愛情や日頃の感謝を言葉で伝えられない人も、花言葉でなら気持ちを伝えられるはず。
この記事では、花言葉に「愛」の意味を持つ花を紹介します。
ぜひ参考にして、大切な人との記念日や誕生日プレゼントに花を贈ってみましょう。
Contents
【一年通す花】「愛」の意味を持つ花言葉
基本的に花は開花時期によって出回る時期が異なります。
しかし、温室栽培や海外からの輸入によって一年を通して入手できる花も多くなりました。
まずは通年出回っている「愛」の花言葉がある花を見ていきましょう。
薔薇(バラ)「愛」
「愛」の花言葉を持つ花として、薔薇(バラ)を真っ先にイメージする人も多いでしょう。
バラ全般の花言葉は「愛」と「美」です。
万人に愛される花姿は、園芸品種として人気が高いだけでなく、プロポーズや告白のときに贈られる花としてもお馴染みですよね。
ただ、花言葉は花の色によって異なるので、色別の花言葉を紹介します。
赤 | 「愛情」「情熱」「あなたを愛してます」 |
ピンク | 「しとやか」「上品」「可愛い人」 |
白 | 「純潔」「清純」「深い尊敬」 |
黄 | 「平和」「友情」「友愛」 |
紫 | 「気品」「誇り」「高貴」 |
また、バラは贈る本数によっても意味が異なります。
- 1本:「一目ぼれ」
- 3本:「告白」
- 6本:「夢中」
- 11本:「最愛」
- 108本:「結婚してください」
このように色や本数で花言葉が変わってくるので、贈る相手やシーンに合わせて選ぶようにしてくださいね。
ベゴニア「愛の告白」
ベゴニアの花言葉には「愛の告白」「片思い」「親切」があります。
赤や白、オレンジなどの鮮やかな花を一年中咲かせ、左右非対称の複雑な葉が特徴です。
主に鉢花として楽しまれ、寒さや暑さに強いのでガーデニング初心者にもおすすめ。
花言葉の通り、片思いの相手に告白するときに一緒に贈れば、より気持ちが込められるでしょう。
サボテン「枯れない愛」
サボテンの花言葉には「枯れない愛」「燃える心」「偉大」があります。
トゲと多肉質の茎が印象的なサボテンですが、赤や紫など、鮮やかで可愛らしい花を咲かせるのが特徴です。
「枯れない愛」という花言葉は、厳しい環境でも花を咲かせるところから付けられています。
サボテンには一途な愛のメッセージがあり、インテリアとして部屋に飾ることもできるので、愛する人への贈り物に最適でしょう。
アイビー「永遠の愛」
アイビーの花言葉には「永遠の愛」「不滅」「誠実」があります。
可愛らしい葉が魅力で、観葉植物や結婚式の花飾りとしても人気が高いです。
枯れることなく、他の木や岩にツルを絡ませながら成長する様子から「永遠の愛」という花言葉が付けられました。
一年を通して出回っていますが、開花時期は9月〜12月で7日程度しか花を咲かせません。
花を咲かせるのは非常に珍しいことなので、2人で一緒に見ることができたら、永遠の愛が叶うかもしれませんね。
【春の花】「愛」の意味を持つ花言葉
春は植物が一斉に芽吹く季節であり、別れや出会いなど、人間関係にも変化が訪れる時期です。
離れ離れになってしまう大切な人や、新しい出会いに花を贈るのもいいでしょう。
ここでは、愛の花言葉を持つ春の花を紹介します。
カーネーション「無垢で深い愛」
カーネーション全般の花言葉は「無垢で深い愛」です。
赤いカーネーションには「母への愛」という花言葉があり、母の日のプレゼントとしても馴染みが深いでしょう。
白色には「純粋な愛」、ピンクには「感謝」などがあり、日頃の感謝を伝えるにはぴったりの花言葉です。
ただ黄色には「侮蔑」、濃い赤色には「哀れみ」といったネガティブな花言葉もあるので、贈るときには注意しましょう。
勿忘草(ワスレナグサ)「真実の愛」
勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉は「真実の愛」です。
鮮やかな青色の花が人気で鉢花だけでなく、ブーケやドライフラワーでも使われています。
また勿忘草には「私を忘れないで」という花言葉もあり、花名もこれに由来しているそうです。
卒業や転勤などで離れてしまう大切な人を思って、勿忘草を贈るのもいいかもしれませんね。
ヒヤシンス「悲しみを超えた愛」
ヒヤシンスの花言葉は「悲しみを超えた愛」です。
穂のように丸く開いた花と強い香りが特徴で、黄色や白、ピンクなど、花色にバリエーションがあります。
ただし、赤色のヒヤシンスには「嫉妬」というネガティブな花言葉があるので注意しましょう。
檸檬(レモン)の花「誠実な愛」
檸檬(レモン)の花言葉は「誠実な愛」です。
レモンは5月~6月に白く可愛らしい花を咲かせ、ほのかに良い香りがします。
またレモンの実にも「熱情」という花言葉があり、強い酸味があることから付けられたそうです。
マーガレット「真実の愛」
マーガレットの花言葉は「真実の愛」です。
春になると可憐に咲くマーガレットの花たちにぴったりの花言葉といえるでしょう。
またマーガレットといえば、「好き、嫌い、好き…」と花びらをちぎって恋占いすることから、「恋占い」「秘めた恋」という花言葉も付いています。
チューリップ「博愛」
チューリップの花言葉は「博愛」です。
シンプルな花と細い茎が特徴のチューリップは世界中で愛されています。
また赤色には「愛の告白」、ピンクには「愛の芽生え」などの花言葉があるので、好きな人に贈るなら、赤やピンクがおすすめです。
【夏の花】「愛」の意味を持つ花言葉
夏は葉や枝が青々と生い茂る季節ですが、花を咲かせる植物も多いです。
ここでは、愛の花言葉を持つ夏の花を紹介します。
ブルースター「幸福な愛」
ブルースターの花言葉は「幸福な愛」です。
水色の小さな花が可愛らしいブルースターは、爽やかで初夏を思わせる花といえます。
花言葉は、結婚式に青色を取り入れると花嫁の幸せが叶うという「サムシングブルー」が由来です。
小さいながらも存在感があるので、花束やアレンジメントフラワーにアクセントとして入れてみるのもいいでしょう。
かすみ草「永遠の愛」
かすみ草の花言葉には「永遠の愛」「無垢の愛」「幸福」があります。
小さくてふんわりとしたかすみ草は、花束全体の調和を取り持つ名脇役です。
すべてを優しく包み込むイメージの通り、柔らかな愛情を感じる花言葉が付けられています。
好きな人に花束を贈るなら、かすみ草は忘れずに入れておきましょう。
桔梗(キキョウ)「永遠の愛」
桔梗(キキョウ)の花言葉には「永遠の愛」「誠実」「気品」があります。
万葉集に詠まれたり、秋の七草に数えられたりと、古くから日本人に愛される花です。
凛とした佇まいと上品な青紫色の花は見る人を引き付ける魅力があります。
落ち着いて品のある女性に贈るのに最適でしょう。
撫子(ナデシコ)「純愛」
撫子(ナデシコ)の花言葉には「純愛」「無邪気」があります。
小さくギザギザとした花が繊細な印象を与えるナデシコは、女性や子どもを表す植物とされてきました。
清楚でおしとやかな女性を指す「大和撫子」は、ナデシコの花に見立てた言葉です。
この花言葉のようなピュアな女性に贈りたい花ですね。
センニチコウ「色あせぬ恋」
センニチコウの花言葉には「色あせぬ恋」「不朽」「永遠の恋」があります。
ボンボンのような可愛らしい花が、5月~11月まで鮮やかに咲き続けるため、このような花言葉が付いたそうです。
ドライフラワーにすることで長く楽しめるので、切り花を贈るのがいいでしょう。
忍冬(スイカズラ)「愛の絆」
忍冬(スイカズラ)の花言葉には「愛の絆」「献身的な愛」「友愛」があります。
スイカズラはスイカズラ科のつる性植物で、つるを伸ばして成長し、一度巻き付いたら離さないことから、この花言葉が付いたそうです。
初夏に白い花を咲かせ、徐々に黄色に変化する様子は毎日眺めていても飽きない美しさがあります。
ただし繁殖力が強いので、鉢花を庭に植え変えるときは注意してくださいね。
鳳仙花(ホウセンカ)「燃えるような愛」
鳳仙花(ホウセンカ)の花言葉は「燃えるような愛」です。
この花言葉は、ホウセンカの熟した実に触ると皮がはじけて種が飛び出す様子から付けられています。
ただしホウセンカには「短気」「私に触れないで」といったネガティブな花言葉もあるので注意しましょう。
相手に余計な誤解を与えないために、メッセージカードを添えて贈るのがおすすめです。
【秋の花】「愛」の意味を持つ花言葉
秋の花は春や夏ほど華やかさはありませんが、ノスタルジックな風情がたっぷりです。
ここでは、愛の花言葉を持つ秋の花を紹介します。
金木犀(キンモクセイ)「真実の愛」
金木犀(キンモクセイ)の花言葉には「真実の愛」「初恋」「気高い人」があります。
「真実の愛」という花言葉は、どれだけ離れていてもキンモクセイの香りが漂って、その存在を隠しきれないことが由来です。
また一度嗅いだら忘れられない特徴的な香りから「初恋」という花言葉も付いています。
忘れられない大切な人にキンモクセイの花を贈ってみてはいかがでしょうか。
エキザカム「愛のささやき」
エキザカムの花言葉には「愛のささやき」「あなたを愛します」「心地良い」があります。
その可憐な花姿が愛を告白する少女のようだから、このような花言葉が付けられたそうです。
小さな花びらとほのかな甘い香りも魅力で、女性から男性へのプレゼントにもいいでしょう。
ユリオプスデージー「明るい愛」
ユリオプスデージーの花言葉には「明るい愛」「夫婦円満」があります。
マーガレットに似た黄色い花が11月〜4月まで咲き続けるのが特徴です。
花言葉の通り、健気に咲く姿に周りを明るくさせてくれる雰囲気があるので、結婚記念日やパートナーの誕生日に最適でしょう。
秋明菊(シュウメイギク)「薄れゆく愛」
秋明菊(シュウメイギク)の花言葉は「薄れゆく愛」です。
可愛らしい花を咲かせますが、秋の花の代表であるコスモスに注目を奪われることから、切ない花言葉が付けられました。
ネガティブな意味の花言葉なので、大切な人に贈るのは避けるのがいいでしょう。
ただ、ピンクのシュウメイギクには「淡い思い」という花言葉があるので、片思いの相手に贈るのはいいかもしれませんね。
フランネルフラワー「いつも愛して」
フランネルフラワーの花言葉には「いつも愛して」「誠実」「高潔」があります。
美しい花を通年咲かせることが「いつも愛して」という花言葉の由来です。
また純白の花の印象から「誠実」「高潔」という花言葉も付けられており、結婚式の花飾りとしても人気があります。
普段は「愛して」なんて積極的な言葉を口に出せない人も、特別な日に贈ってみてはいかがでしょうか。
【冬の花】「愛」の意味を持つ花言葉
冬は草木が枯れる寂しい時期だと思われがちですが、厳しい寒さに負けずに咲く花も少なくありません。
最後に愛の花言葉を持つ冬の花を紹介します。
胡蝶蘭(コチョウラン)「純粋な愛」
胡蝶蘭(コチョウラン)の花言葉には「純粋な愛」「幸福が飛んでくる」があります。
コチョウランの学名は、ギリシャ神話に登場する愛と豊穣の神・アプロディーテーから「ファレノプシスアフロディテ」と付けられており、花言葉もこれが由来です。
また、花姿が春を告げる蝶に似ていることから、「幸福が飛んでくる」という花言葉も付けられました。
豪華な見た目から開店・開業祝いのスタンド花として贈られるイメージも強く、インパクト大なプレゼントに最適でしょう。
葉牡丹(ハボタン)「愛を包む」
葉牡丹(ハボタン)の花言葉には「愛を包む」「祝福」「慈愛」があります。
たくさんの葉が重なって、優しく包み込むような姿が花言葉の由来です。
寒さに強いのでガーデニングとして人気がありますが、最近ではアレンジメントフラワーとしても使われています。
ナンテン「私の愛は増すばかり」
ナンテンの花言葉には「私の愛は増すばかり」「良い家庭」「福をなす」があります。
6月〜7月頃に白い花を咲かせ、11月頃に赤い実を付ける様子から、「私の愛は増すばかり」という花言葉が付いたそうです。
日本では古くから魔除けとして鬼門の方角に置かれたり、お正月に飾られたりと縁起の良い植物とされてきました。
花束やアレンジメントフラワーに添えれば、アクセントになるのでおすすめです。
愛の花言葉を持つ花と感謝の気持ちを大切なひとに伝えよう!
花言葉に「愛」の意味がある花は数多く存在します。
花言葉は花の色や種類によっても異なるので、贈る相手やシーンに合わせて最適なものを選ぶのがポイントです。
また、バラやサボテンは一年中出回っていますが、その季節に見頃を迎える花や相手の誕生花を贈るのも喜ばれるはず。
ぜひ花に込められたメッセージを理解して、大切な人に感謝の気持ちも伝えましょう。
- 【通年】愛の花言葉を持つ花は「バラ」「ベゴニア」「サボテン」など
- 【春】愛の花言葉を持つ花は「カーネーション」「マーガレット」「チューリップ」など
- 【夏】愛の花言葉を持つ花は「ブルースター」「かすみ草」「キキョウ」など
- 【秋】愛の花言葉を持つ花は「キンモクセイ」「エキザカム」「フランネルフラワー」など
- 【冬】愛の花言葉を持つ花は「コチョウラン」「ハボタン」「ナンテン」