自分らしさとは?自分らしい人の具体例や自分らしさの見つけ方を解説

就活などで自己アピールを考えている際に「自分らしさって何だろう?」と頭を悩ませた経験がある人は少なくないでしょう。
社会に出ると、大人としての言動を期待されることも増えますが、どうすれば自分らしくいられるのでしょうか。
今回の記事では、自分らしさの意味と自分らしい人の具体例を紹介します。
自分らしさの見つけ方についても解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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自分らしさとは
自分らしさとは、「他人に囚われることなく、自分なりの価値観を大切にできている状態」をいいます。
生まれ持った個性や持ち味を認め、自分の気持ちに素直に行動できることを「自分らしい」と表現することができるのです。
もちろん自分らしさは、先天的なものだけで構成されているわけではありません。
これまでの経験や習得した知識などによっても形作られます。
そのため、自分らしさは歳とともに成長し、人によっては昔と別人のように見えることもあるでしょう。
しかし、成長によって本質的な性格や強みが消えてしまうわけではないのです。
自分らしさを出せている人の具体例3選
「自分らしく」といわれてもピンと来ないこともあるでしょう。
では、どういう人が自分らしいといえるのでしょうか。
まずは、自分らしさを出せている人の具体例3選を紹介します。
自分の考えをしっかりと持っている
他者を気遣えるのは素敵なことですが、人の意見にばかり気を取られていては、自分自身を見失ってしまいます。
自分らしい人は、自分の考えをしっかりと持っているものです。
相手の意見を認めつつ「自分はこう思う」と自己主張できるのなら、自分らしさを出せているといえるでしょう。
それは他者を信頼しているという証でもあります。
「自分が意見を言ったら気を悪くするのでは」と不安になるのは、相手をそういう人物だと思いこんでいるからです。
相手を「人の意見にも耳を傾けてくれる人だ」と信じることができれば、自己主張をためらうこともなくなるでしょう。
他者への信頼があるからこそ、自分らしさを出すことができるのです。
常に自然体でいられる
自分らしさを出せている人は自己肯定感が高く、常に自然体でいられる傾向があります。
自分に正直でいることに不安を感じないため、肩の力を抜いてリラックスできるのです。
人目を気にしたり、他人に気に入られるよう体裁を繕ったりすることもありません。
素直で嘘をつかない
自分らしく振る舞える人は、変に自分を飾ることもないので、常に素直で嘘をつかないという特徴があります。
勿論、TPOを考慮して社交辞令を言うこともありますが、それはあくまでもマナーの範囲内です。
必要以上に見栄を張ったり、話を盛ったりすることはないといえるでしょう。
自分らしさを出せている人は、ありのままの自分を認めているからこそ、嘘偽りを言う必要がないのです。
自分らしさを見つける方法
自分らしさを見失ったときには、一体どうすればよいのでしょうか。
ここでは、自分らしさを見つける方法を見ていきましょう。
自分にとって大切なことや価値観について考える
自分らしさがわからなくなったら、自分にとって大切なことや価値観について考えてみましょう。
自分らしさを構成する要素は複数あり、大切なことや価値観もその一つです。
自分が何にこだわり、何に重きを置くかを明らかにすることで、自分らしさの輪郭を見つけることができるでしょう。
また、自分を振り返りながら「好きなこと」「得意なこと」をノートに書き出してみるのもおすすめです。
自分を形作っている要素を見える化することで、自分らしさにつながるヒントを見つけることができるかもしれませんよ。
自分の考える「自分らしさ」と向き合う
「自分とはどういう人間なのか」を考えてみるのも手です。
自分の性格をノートに書き出してみることで、自分の考える「自分らしさ」と向き合うことができるでしょう。
たとえば、「よく笑う」「飽きっぽい」など、思いつくことから順番に並べてみてください。
そして、自分が思う自分自身の特徴を全て書き出したら、今度は身近な人に自分がどういう人間か聞いてみるのもおすすめです。
自分では気づかなかった自分らしさと出会えるかもしれませんよ。
自分の嫌いなことや苦手なことについて考える
自分と向き合ったときに「短所ばかりが気になってしまう」ということもあるでしょう。
しかし、心配は無用です。
自分の嫌いなことや苦手なことについて考えることも、自分らしさを知る手がかりになります。
欠点も含めて全てが自分自身です。
そもそも完璧な人間はいませんし、欠点から目をそらせば、それはもはや自分ではなくなってしまいます。
恐れず、ありのままの自分と向き合い、全てを受け入れましょう。
その上で「なぜ嫌いなのか」「なぜ苦手なのか」について考えてみることが大切です。
嫌だと思う気持ちの裏には、そう判断する自分自身の価値観が隠れています。
思いの裏を探ることで、これまで見えなかった自分自身を知ることができるでしょう。
自分らしさを失ってしまう原因
ありのままでいたいと思っても、思うようにならないこともあるものです。
ここでは、自分らしさを失ってしまう原因について解説します。
周りの状況に影響を受けてしまうから
周りの状況に影響を受けてしまい、自分らしさを失ってしまうこともあるでしょう。
人間には生まれ持った自分らしさがありますが、それとは別にグループの一員として期待される役割も存在します。
たとえば、家族内においても「長男なんだから」「長女なんだから」といった期待や圧力があったりします。
会社員なら「仕事をしたくない」と言っても、当然通りませんよね。
当然、グループが健全に維持されるために従うべきルールもあるでしょう。
しかし、あまりに周りの状況に影響を受けてしまうと、期待に応えることにばかり気を取られ、本来の自分が抑圧されてしまいます。
自分らしくあるためには「”公”の自分」と「”私”の自分」のバランスを取ることが大切なのです。
他の人と比較して考えてしまうから
他の人と比較して考えすぎてしまうと、自分らしさを失ってしまいがちです。
人の成功を羨み、「自分も同じようになりたい」と他人をモデルケースにしてしまうと、自分以外の誰かが目標になってしまいます。
人を手本にすること自体は悪いことではありませんが、単に他人と比べるだけでは自分らしさは失われていくばかりです。
「何に憧れるのか?」をしっかり自分の中に落とし込んでから、ゴールを目指した方が自分らしさを失わずに済むでしょう。
受動的に決断してしまうから
受動的に決断してしまいがちな人は、自分らしさを失ってしまう傾向にあります。
受動的に決断してしまうと、自分の意思や価値観は反映されません。
そのため、自分らしさを維持するのは難しくなってしまいます。
他人任せにすることは楽な一方で、そのツケはいずれ必ず払うことになってしまうのです。
自分らしさを失わずに生きるコツ
他人に迎合することなく、自分らしく生きるためには、一体どのようにすればよいのでしょうか。
最後に、自分らしさを失わずに生きるコツについて解説します。
自分が自然体でいられる環境に身を置く
自分らしさを失わずに生きるために、自分が自然体でいられる環境に身を置くようにしましょう。
子供のうちは自分で家族や学校を選ぶわけにはいきませんが、大人になれば自分の意思と責任で、属するグループを自由に変えられます。
「自分らしく生きられない」と思ったら、「今いる場所は本当に自分にふさわしいのか」をしっかり考えてみましょう。
自分の気持ちや感覚に正直になる
自分らしさを失わないために、自分の気持ちや感覚に正直になりましょう。
自分が今どう思っているかをきちんと受け止めれば、自分らしさを常に意識できるはずです。
その上で、どこまで自己開示するかを決めましょう。
全ての人に自分を知ってもらう必要はありません。
ときには本音を言わずに話を合わせて終わる会話も必要です。
長く付き合っていきたい相手や、話を合わせる必要がある相手には、誤解されないよう言葉を選び、上手に自己主張していくようにしましょう。
自分らしく生きる覚悟をする
自分らしく生きる覚悟をして、素の自分を見失わないようにしましょう。
グループに属している以上、「公の自分」と「私の自分」が存在しますが、両者が常に一致するとは限りません。
会社では仕事に全力投球し、就業時間が終わったら、社会人としての自分は会社のロッカーに置いて帰る意識を持つのがおすすめです。
そうすれば自宅ではありのままの自分に戻れるでしょう。
自分らしさを見つけてありのままに生きよう
世知辛い世の中で、自分を見失っていないか、一度立ち止まって考えてみましょう。
優しい人ほど他人を気遣い、自分を後回しにしがちですが、上手にバランスを取ることが大切です。
自分が自分らしくいられなければ、本来の実力を発揮することも難しいでしょう。
最高の幸せを手に入れるためにも、自分らしさを見つけてありのままに生きることを心がけてください。
- 自分らしさとは、他人に囚われることなく自分なりの価値観を大切にできている状態のこと
- 自分らしさを出せている人には「自分の考えを持っている」「常に自然体でいられる」「素直で嘘をつかない」などの特徴がある
- 自分らしさを見つける方法は「自分にとって大切なことや価値観について考える」「自分の考える自分らしさと向き合う」「自分の嫌いなことや苦手なことについて考える」
- 自分らしさを失ってしまう原因は「周りの状況に影響を受けてしまうから」「他の人と比較して考えてしまうから」「受動的に決断してしまうから」
- 自分らしさを失わずに生きるコツは「自分が自然体でいられる環境に身を置く」「自分の気持ちや感覚に正直になる」「自分らしく生きる覚悟をする」