街コンとは？合コンとの違いやメリット・デメリット、街コンイベントを解説

出会いイベントの一つとして、近年人気の街コン。

ですが、参加したことのない人にとっては、「街コンて何？合コンとどう違うの？」と疑問に思うことも多いでしょう。

そこで今回の記事では、街コンの特徴や合コンとの違いについて解説したうえで、参加するメリット・デメリットなどを紹介していきます。

街コンとは何？

男女の出会いの場にはマッチングアプリや婚活サイト、結婚相談所などさまざまありますが、「街コン」も近年注目されている出会い方の一つです。

街コンは特定の地域の飲食店の食べ歩き・飲み歩きをするスタイルで、参加者同士で仲を深めること、そして地域活性化につなげることを目的としています。

ただ一口に街コンといっても、その規模は主催者やイベント内容によってさまざまです。

その地域にある多くの店舗が街コンの対象となり、参加人数多めの大規模街コンもあれば、街コンと銘打ってはいるものの特定の店舗やパーティー会場を使って行われる婚活・恋活パーティーのようなイベントもあります。

また、街コンは同性2人ペアでの参加が条件となっているケースが多いのも、大きな特徴です。

街コンの発祥地は「宇都宮」

街コンの発祥は栃木県宇都宮市で、そのイベント名は「宮コン」。

街コンというイベントが有名になったのはここ数年のことですが、宮コンが初めて開催されたのは実は2004年になります。

意外と発祥の歴史は古く、そこから2011年頃を境に、東京・大阪などをはじめとした全国あらゆる地域で街コンは開催されるようになったといいます。

合コンとの違い

街コンの「コン」は、合コンの「コン」から来ているため、いわゆる造語になります。

では、そんな合コンと街コンにはどのような違いがあるのでしょうか。

違いとなるポイントは以下の通りです。

このように合コンと街コンでは、同じ出会いイベントであっても、その性質上さまざまな点で違いがあることがわかります。

街コンに参加するメリット・デメリット

「街コンだったら合コンでもよくない？」と少々疑問に感じるところがありますが、街コンだからこそのメリットが存在します。

とはいえ、メリットがあればデメリットもあります。

そこでここでは、街コンのメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット：一度に多くの人と出会える

街コンは街をあげてのイベントなことが多く、大規模なイベントになります。

男女の参加者が100人を超える街コンも少なくありません。

一度の機会で多くの異性と出会うことができるため、良い出会いにつながることにも期待が持てます。

メリット：カジュアルに参加できる

フォーマルな雰囲気の婚活パーティーやお見合いと異なり、出会いイベントのなかでも比較的カジュアルに参加できるのが街コンです。

気軽なノリで出会いを見つけたい人、お堅い雰囲気が苦手な人には、より向いている出会いの場といえるでしょう。

メリット：友達と参加できる

街コンは友達同士などのペアで参加するパターンが多いです。

そのため、初参加でも心細くないのが嬉しいポイント！

「ペアで」と参加条件が決まっていなかったとしても、「一人参加限定」となっていない限りは、友達同士での参加は認められています。

一人で参加するのはどうしても不安で…という人にはありがたいメリットになるでしょう。

メリット：食事・お酒が楽しめる

飲み歩き・食べ歩きするスタイルの街コンでは、単純に食事やお酒が楽しめます。

気になるお店に行きながら、異性とも出会える一石二鳥のメリットになるでしょう。

デメリット：おしゃべり下手は疲れる

街コンは婚活イベントのように、自己紹介やゲームなど段取りが決まっているものは少ないです。

開始したときは、取り仕切る人がいても店を巡るタイミングはそれぞれですから、本人に託されると認識しておきましょう。

そのため初対面の人に対して人見知りしがちだと、疲れてしまうことは多いです。

会話上手な人にこそ向いているため、「知らない人ばかりのところで話すのは疲れる…」という人には向いていないことも多いでしょう。

デメリット：婚活向けではない

真剣に結婚相手を探す目的で参加するなら、正直なところ街コンは不向きといえます。

たくさんの人と出会えるチャンスは確かにありますが、参加してくる人の多くは、まずは気軽に異性と出会うことを目的としています。

そのため結婚まで真剣に視野に入れている人は少なく、目的が合致しないため、結果として良い出会いにはつながりにくいでしょう。

婚活目的で出会いを探すなら、婚活アプリや結婚相談所を活用した方がより効果的かもしれません。

街コンの定番イベント

街コンにはさまざまなパターンのイベントがあります。

ここからは、街コンの定番イベントとして挙げられるものを紹介していきます。

立食形式

立食パーティーの形式で開催される街コンは、比較的フランクな場といえます。

一人もしくは二人組で行動し、気になる人に自由に話しかけることができます。

おしゃべりしながら、飲食を楽しむ形式になるため、人見知りしない人向きです。

着席形式

立食に対して着席した状態で飲食しながら、出会いを見つけていくスタイルの街コンもあります。

この場合は、ローテーション形式で順々に席を変更しながら、自己紹介し合ったりフリートークしたりするのが特徴です。

立食形式に比べると、話に集中しやすいのがポイントです。

イベント形式

街コンの中でも珍しい形式なのが、イベント企画を通じて出会いを見つけていくスタイルです。

スポーツやゲーム、アウトドアなどさまざまな企画があり、同じ趣味嗜好を持つ人を見つけやすいのが大きな魅力。

イベントを一緒に楽しむという性質上、会話が苦手な人でも比較的なじみやすい傾向にあります。

お一人さま限定

街コンの中には、お一人さま限定という条件のついたイベントもあります。

原則として街コンはペア参加のパターンが多いですが、「一緒に参加できる人がいない」「友達と一緒は気を遣う」そんな人にはおすすめのプランでしょう。

真剣度が高めの街コン形式といえます。

【年齢別】街コンイベントの特徴

「街コンで気軽に出会いを求めたい」「自分が街コンに参加するのはありなのかな…」と年齢によっても街コンへの意識が異なるでしょう。

最後に、街コンの特徴を年齢で分けて紹介するので、街コンに参加するかどうか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

10代の街コンイベント

10代が集まる街コンは、参加者の多くが学生なので、楽しいイベント企画を通じた街コンになることが多いです。

また、参加費も比較的格安なのが大きな魅力。

スポーツ系や趣味系企画がメインとなり、ワイワイ楽しみながら恋を育むことができます。

ただ、街コンの多くは基本的に飲酒ありきなので、10代向けの街コンはそこまで多く開催されていません。

20代の街コンイベント

20代の街コンは、大勢で集まってワイワイ盛り上がるタイプの街コンが多いです。

街コンの参加者の中でも若者層がメインとなり、20代を対象とした街コンは全国各地で非常に多く開催されています。

立食形式から着席形式、イベント形式、お一人さま限定まで、あらゆる街コンを楽しむことができるのが20代ならではです。

30代の街コンイベント

30代ともなれば本格的に結婚を考えている人も多くなるため、20代の街コンと比べると、少し雰囲気は落ち着きます。

参加者の中にも、婚活を目的として参加している人が増えるので、真剣度の高い「お一人さま参加限定」がおすすめです。

40代の街コンイベント

40代の街コンは、参加できるものが少なくなってしまうのが難点です。

街コン自体、20代～30代が対象年齢になってしまいやすく、参加したくても行けるイベントが見つからないこともしばしば。

バツイチやシンママシンパパ向けなどのイベントも増えてくるので、初婚・再婚にこだわらず探すのがいいでしょう。

50代の街コンイベント

50代向けの街コンは、ほとんど開催されていません。

とはいえ、稀に50代の街コンが開催されていることもあるので、チャンスを逃さないためにぜひ参加してみてください。

市役所や飲食店、街コンイベントサイトで情報収集することができますよ。

年の差の街コンイベント

街コンの中には、「年の差」をコンセプトにしたイベントもあります。

例えば男性は30代、女性は20代…といったように年齢についての参加条件が設けられているパターンです。

「年上（年下）の恋人を作りたい」という人向きなので、自分の理想の相手が見つかりやすくなります。

街コンとは地域をあげての大規模イベントのこと！

街コンは合コンと比べると大型の出会いイベントであり、地域活性化や町おこしをコンセプトにしているのが特徴です。

たくさんの人が参加する大規模イベントなので、その分出会いも見つかりやすくなります。

恋活の方法に困ったときは、興味のある街コンのイベント情報を調べてみたり、街コンのおすすめ人気ランキングから行きたいものを探したりして、ぜひ参加してみましょう。

とくに初対面の人ともすぐ仲良くなれるタイプの人は、素敵な相手と出会える大チャンスです！