ライラックの花言葉に怖い意味はある?庭木に植えてはいけない理由も紹介
淡い紫色の花びらが特徴的な春の花ライラック。
寒さに強くて、花が咲く期間が長いため、北海道といった寒い地域では定番の庭園木です。
そんなライラックですが、実は花言葉に怖い意味があるといわれることもあります。
今回は、ライラックの花言葉と植える際の注意点を解説。
ライラックについて詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ライラックの花言葉に怖い意味はある?
結論から言うと、ライラックの花言葉に怖い意味はありません。
ただ、ライラックには不吉な言い伝えがあるため、もし誰かに贈る場合は注意したほうがよさそうです。
というのも、イギリスでは男性が女性に紫のライラックを贈ることは、婚約破棄を意味します。
さらに、家に持ち込むと縁起が悪いことから、紫のライラックは不吉とされてきました。
イギリスの一部地域の風潮ですが、もし言い伝えや噂が気になる人へ贈る際は、紫以外の色を選ぶのがベターでしょう。
ライラックを植えてはいけないのはなぜ?
紫や白などの花弁が可愛らしく、贈り物にぴったりなライラックですが、実は植えてはいけないという意見が多い花でもあります。
では、なぜそう言われるのでしょうか?
ここからは、ライラックを育てる際の注意点を解説します。
十分な育成スペースが必要
ライラックを育てるには、敷地内に十分な育成スペースが必要です。
ライラックは、ケヤキやクヌギなどと同じ高木落葉樹のため、大きいものだと6メートルほどに成長します。
冷涼地域でも育ちやすいため、北海道では街路樹として植えられることも。
また、左右の枝の幅(葉張り)が4~5メートルにもなるため、家の中やほかの植物を遮光することもあります。
植えてはいけないわけではないですが、もしライラックを育てるのなら十分なスペースを確保しましょう。
暑さに弱い
ライラックを植えてはいけない理由として、枯れやすいことが挙げられます。
というのも、ライラックはとにかく暑さに弱く、涼しくて風通しのいい場所でないと育ちにくいです。
西日に弱いので、たとえ涼しい地域でも場所を間違えると枯れてしまうことも。
もともとは、暑くなりにくい西洋原産の植物なので、日本で植えるなら北海道や東北地方が適しているでしょう。
とはいえ、近年は熱中症になりそうなほど暑い時期もあり、地植えの場合、ライラックが蒸れて枯れることも少なくありません。
耐暑性がないため、東北より西の地域で育てるには場所を選ぶ植物です。
花が咲かないことも
ライラックは、育てる環境や気候によって花が咲かないことがあります。
そもそも、ライラックを植えてはいけないと言われるのは、花を咲かせるのが難しいからです。
暑さで弱ったり、剪定(せんてい)の際に誤って花芽(はなめ)を落としたりすると何年も花が咲かないことも。
なので、一度植えたら毎年花が咲く多年草とは違い、しっかりとしたメンテナンスが必要です。
せっかく育成スペースを確保し順調に育っても、手入れしないままでいると、花はいつまでも咲きません。
ライラックは環境や気候のほか、手入れの難易度が高いのがネックな植物です。
別の木になってしまうことがある
ライラックを植えてはいけない理由として、別の木になってしまうことも挙げられます。
「別の木になるなんて…」と思うかもしれませんが、実際よくある事例なのです。
というのも、ライラックはとても繊細な性質の木であるため、樹勢の強い別の木を接ぎ木として使い育てられます。
とくに多いのが、ライラックと同じモクセイ科の「イボタノキ」です。
この木は低木でギンモクセイのように密集して白い花が咲きますが、香りはそれほどありません。
そんな樹勢の強いイボタノキが台木なため、暑さにやられたり雑な管理をしたりすると、ライラックが枯れて、代わりに樹勢の強いイボタノキに乗っ取られます。
ライラックを植える際は、いくつかの注意点を知ったうえで適切なメンテナンスのもと育てましょう。
ライラックの花言葉
育てるのは難しいですが、卒業シーズンや送別会などでは、プレゼントとして大人気のライラック。
西洋では不吉とされていますが、色ごとについている花言葉は、恋や青春を連想させるものばかりです。
ここからは、ライラックの花言葉を色別に解説していきます。
思い出・純潔・謙虚・友情
まず、ライラック全体に共通する花言葉は「思い出」「純潔」「謙虚」「友情」です。
どれも、人間関係・恋・青春を思わせる言葉ですね。
ちなみに、これらの言葉の由来は、フランスでライラックの葉がハートの形に見えたことからきています。
なので、過去を思い出して大切な人へ贈るもよし、清らかさをイメージして贈るもよしです。
また、贈った相手へ尊敬の気持ちを表したり、日頃の感謝を込めて友人に贈ったりしても喜ばれますよ。
どの花を渡そうか迷っている人は、ぜひライラックをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
紫は恋の芽生え・初恋
つづいて、紫のライラックには「恋の芽生え」「初恋」という花言葉がついています。
西洋では、贈られた女性は幸せになれないと言われていますが、日本ではギフトの定番色です。
もし、意中の相手がいるなら、さりげなく気持ちを伝えるチャンス。
また、淡い紫は四季のはじまり・新しい門出をイメージさせる色なので、新しいスタートを切ろうとしている人にぴったりです。
秘めた想いや応援の気持ちを込めたい人は、ぜひ紫のライラックを贈ってみてください。
ピンクは思い出
次に、ピンクのライラックには「思い出」という花言葉がついています。
可愛らしくも華やかなピンクの花びらが密集している姿は、女性たちが集まって楽しそうに思い出話をしているように見えますよね。
いつまでも変わらない友情ほど美しいものはないですから、友情の証として贈るのにぴったり。
エスタースターレーやティンカーベルのほか、レッドワインやピンクパヒュームなどの品種もいい香りがしておすすめです。
ピンクのライラックを贈って、ぜひ思い出話に花を咲かせてください。
白は無邪気・青春の喜び・若さ
白いライラックには「無邪気」「青春の喜び」「若さ」という花言葉がついています。
無垢な白は、汚れのない純粋な子どもを連想させ、花びらが密集する様は、まるで無邪気に公園で遊んでいるよう。
いきいきとした青春時代を思わせる白のライラックは、新たな人生をスタートさせる若者にぴったりの花なのです。
なので、これから社会人になったり、学校を卒業して遠くに行ったりする相手におすすめ。
人生の旅路を祝いたい人は、ぜひ白のライラックをプレゼントしてみてくださいね。
ちなみに、フランスでは青春のシンボルとして親しまれています。
ライラックの花言葉のように新しい恋を始めよう!
「恋の芽生え」「青春の喜び」といった花言葉を持つライラックは、新しい恋に踏み出す後押しをしてくれます。
好きな人がいなかったり、身近に出会いがなかったりと寂しい思いをしているなら、この機会に出会いを求めましょう。
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ぜひハッピーメールを活用して、素敵な恋を見つけてくださいね。
ライラックの花言葉に怖い意味はない!ただし西洋では不吉なイメージがあるのでギフトには不向き
金木犀のように小さな花びらが密集して咲き、春の訪れを告げるライラック。
紫・ピンク・白のほか、あまり見かけませんが青や赤もあり、それぞれに素敵な花言葉がついています。
一部では花言葉が怖いと言われていますが、それはあくまで「紫のライラックをもらうと結婚できない」という、西洋の言い伝えからきているネガティブなイメージによるもの。
ライラックに怖い花言葉はなく、むしろ恋のはじまり・友情・若さ・思い出を連想させるものばかりです。
香りもよく見た目も華やかなので、喜ばれること間違いなし。
とはいえ、なかには言い伝えを信じる人もいるので、贈る際は相手に配慮するのがベターです。
もし、ギフトとして贈るなら花言葉を踏まえながら選んでくださいね。
- ライラックに怖い花言葉はなく、ネガティブなイメージは西洋の不吉な言い伝えによるもの
- ライラックは、暑さに弱く十分な育成スペースが必要なため育てるのが難しい
- 環境・気候が合わず、雑な手入れをすると花が咲かない可能性も
- ライラックには初恋・記憶・人間関係にまつわる花言葉がついている