面白い花言葉19選!誰が決めたか分からない変な花言葉を紹介
花にはそれぞれ象徴的な意味が込められていますが、中には不思議な花言葉がつけられている植物や花があります。
思わず笑ってしまうようなものや、誰が決めたのか疑いたくなるような意味の分からない花言葉がつけられているものも。
そこでこの記事では、誰が決めたか分からない変な花言葉たちに注目して紹介します。
Contents
花言葉は誰が決めた?
花言葉の起源ははっきりと分かっておらず、複数の定説がありますが、一般的には17世紀頃のトルコの風習「セラム」が起源といわれています。
セラムは花や果物、絹糸などに意味を込めて贈り、相手に気持ちを伝えるという習慣です。
この風習がトルコからヨーロッパに伝わり「花に意味を込めて思いを伝える」ことがブームとなったのが花言葉の誕生と言われています。
さらに、ヨーロッパから世界へと花言葉が広まると各国や土地のイメージに合わせて様々な花言葉が作られました。
そのため、花言葉とは特定の人が決めているというものではなく、それぞれの場所や国の文化によって様々な意味がつけられています。
思わず笑っちゃう面白い花言葉8選
様々な想いが込められている花言葉ですが、中にはクスッと笑ってしまうような面白い意味を持つものも存在します。
こちらでは、友達や家族と盛り上がること間違いなしの面白い花言葉を紹介します。
柿:広大な自然の中で私を永遠に眠らせて
快適に過ごしやすい5月頃、葉と同化するように花を咲かす柿は、自然に由来する花言葉が多いです。
その中の1つである「広大な自然の中で私を永遠に眠らせて」は、深い意味を感じさせる花言葉ですが、どうしてこのような花言葉になったのかは分かっていません。
また、他にも柿の花には「自然美・恩恵・優しさ・恵み」といった素敵な花言葉がつけられています。
ちなみに、柿の花は余命宣告を受けた患者から主治医に贈られることもあるようです。
マダガスカルジャスミン:二人で東へ旅に
ジャスミンのような芳醇な香りを放つことから花名がつけられたマダガスカルジャスミン。
「清らかな祈り・愛される花嫁・自惚れ屋」の花言葉以外に「二人で東へ旅に」とかなり限定的な花言葉がつけられています。
一説ではマダガスカルジャスミンの白い花の姿を花嫁に例え、新郎新婦の新しい旅立ちに由来していると言われています。
ストレリチア:恋する伊達男
花の形が極楽鳥に見えることから日本名では「極楽鳥花」と呼ばれるストレチアは、高級切り花や観葉植物として人気があります。
オレンジ色の花に青色のガクと色鮮やかな花と同じく、花言葉にも情熱的なものが多いです。
そんなストレチアの人の目を引く魅力的な花の姿に由来して「恋する伊達男」という花言葉がつけられています。
他にもストレチアには「輝かしい未来・万能」といった、花のトロピカルで明るいイメージから花言葉がつけられているものもあるのです。
スイカ:かさばったもの
夏の風物詩の1つであるスイカの花には、「かさばったもの」という面白い花言葉がつけられています。
この花言葉はイギリスでつけられたとされており、スイカの果実が大きくかさばることが由来です。
確かにスイカは大きく重い実をつける植物。
花は小さくて可愛らしいのに実のおかげで、かさばるという花言葉をつけられるのは、少し可哀想な気もしてしまいますよね。
キンギョソウ:推測ではやはりNOです
金魚のような可愛らしい花の姿から、名前がつけられているキンギョソウ(金魚草)。
「推測ではやはりNOです」という花言葉は、花が仮面にも見えることが由来となっています。
舞踏会で出会った相手の仮面の下の顔を推測してみたけど断ることにした、シーン考えると面白さが増すでしょう。
また、キンギョソウは花色の種類も豊富で、色別で花言葉も違います。
見た目も可愛く存在感のある花なので、アレンジメント花などの贈りものにもおすすめです。
フジバカマ:他人の恋の相談役
秋の七草の1つであるフジバカマには、「他人の恋の相談役」という面白い花言葉がつけられています。
由来は不明ですが、控えめな花色と花の姿からは他の花の引き立て役のような儚い印象を受けるでしょう。
小さな花が少しずつ咲かせるフジバカマには他にも「あの日を思い出す・ためらい・躊躇・遅れ」といった情緒的な花言葉がつけられています。
アザレア:禁酒
ベルギーを中心としたヨーロッパが原産地のアザレア。
ツツジの一種で、西洋ツツジやオランダツツジ、アゼリアとも呼ばれる華やかで可憐な花です。
「禁酒」の花言葉は乾燥した土地を好むアザレアの特徴から、お酒のない状態を意味する「dry(乾燥)」が由来となっています。
アザレアには他にも「節制・恋の喜び」という花言葉があるほか、赤やピンク、白と色によっても異なる花言葉がつけられている花です。
ひょうたん:手に負えない重さ
古くから縁起の良い植物とされてきたひょうたんには「幸福・繁栄・平和・夢」など、ポジティブな花言葉が多くつけられています。
その一方でひょうたんには「手に負えない重さ」と他の花言葉とは雰囲気の違う花言葉もつけられているのです。
大きく重量のある実を何個も実らせるひょうたん。
花言葉のはっきりとした由来は分かっていませんが、大きな実をいくつも付ける様からきているのではないでしょうか。
面白いけどプレゼントには向かない花言葉6選
一風変わった花言葉の中には、縁起があまり良くないものや少し怖さを感じるものもあります。
こうした少し怖さのある花言葉がつけられている花は、プレゼントにするのではなく話のネタにする程度に留めておくと良いでしょう。
こちらでは、面白いけどプレゼントには向かない花言葉をいくつか紹介します。
アザミ:触れないで
日本各地に自生する野草の一種であるアザミには、「触れないで」といった花言葉がつけられています。
アザミの葉や茎にある鋭く硬いトゲに由来しており、他にも「厳格・独立・報復」といった他社との接触を恐れるような花言葉がつけられています。
上品で可愛らしい花を咲かせるアザミですが、安易に触れると危険なので花言葉通り触れないようにしましょう。
クリナム:遠くへ行きたい
出典:https://gardenstory.jp/plants/59865
主に浜辺に咲くことの多いヒガンバナ科であるクリナムの花言葉は「遠くへ行きたい」という少し切ないもの。
この花言葉は、クリナムの花の種が海を漂流することに由来しているといわれています。
ユリのように白く上品な花を咲かせるため、贈り物として良さそうに感じますが花言葉的には避けたほうが良いでしょう。
また、ユリのような白く美しい花を咲かせるクリナムは「汚れがない・清潔」という素敵な花言葉もつけられています。
サラセニア:ちょっと変人
北アメリカに自生する植物であるサラセニアには「ちょっと変人」というユニークな花言葉がつけられています。
ハエやハチなどの虫を食べることや、細長い筒状の見た目など、他の花々と比べると少し変わっているといえるでしょう。
しかし、他の花々と違う変わっているという点が魅力となり、寄植えなどにも使われています。
アイビー:死んでも離れない
出典:https://greensnap.co.jp/columns/ivy_language
枯れにくく生命力が強いため寄植えなどで人気があるアイビー。
「永遠の愛・友情・信頼・永遠の愛」など、人との絆に関するポジティブな花言葉が多い中「死んでも離れない」という少し怖さを感じる意味もあります。
ウエディングでも人気の植物ですが、受け取る側によっては少し重たいと感じてしまう場合も。
アイビーを贈るなら恋人や家族など、死んでも一緒にいたいと思える相手に限定したほうが良いでしょう。
カンボク:年齢を感じる
カンボクは、中国や樺太、北海道や本州中部以北に分布しています。
「年齢を感じる」という花言葉は、白くて可憐な花を咲かせる花や真っ赤に成熟する果実からは連想できません。
むしろ、果実や花、茎葉などは薬用として、木の部分は爪楊枝として用いられていたりと、人間にとって役立つ存在なだけに由来が気になる花言葉です。
リンドウ:苦しんでいるときのあなたが好き
日本や中国などアジアを中心に生息しているリンドウには「苦しんでいるときのあなたが好き」という少し変わった花言葉がつけられています。
秋頃になると群生せず、ひっそりと紫の花を咲かせるリンドウの姿が寂しさや悲しさを連想させることが由来と言われています。
他にも、昔から薬草として使われていたことに由来して「正義・勝利」という花言葉もつけられていますが、プレゼントには避けたほうが良いでしょう。
意味が分からない変な花言葉5選
花言葉は、花の姿形や特性などが由来となってつけられているものが多いです。
しかし、中にはどうしてこうなったのか想像もできないような変な花言葉もいくつかあります。
そこでこちらでは、謎に包まれている意味が分からない変な花言葉を紹介します。
ピーマン:海の恵み
家庭料理でもよく使われる野菜の1つであるピーマン。
そんなピーマンの花言葉は「海の恵み」という、思わずツッコんでしまうような意味が込められています。
実は海の恵という花言葉は、赤く熟したピーマンが海の珊瑚と似ていることが由来となっているのです。
ピーマンの不思議な花言葉は他にも、海の近くで栽培されることが多かったことや、海を渡ってきた野菜であることが由来と言われています。
タネツケバナ:父の失策
雑草を物ともせず群生して可愛らしい小さく白い花を咲かせるタネツケバナ。
「勝利・情熱・不屈の精神」というポジティブな花言葉がつけられている中「父の失策」という変な花言葉もつけられています。
由来は分かっていませんが、父親はもちろん父親になった人にプレゼントするのはやめておきましょう。
キンチャクソウ:あなたに私の財産を捧げます
巾着のような花姿から名前がつけられたキンチャクソウ。
属名のCalceolaria(カルセオラリア)はスリッパ、英名のPocketbook flowerは財布と袋状になった下の花弁が名前の由来となっています。
花言葉も名前同様に特徴的な花弁が由来となっており、他にも「幸福・ふくよか・援助」という花言葉があります。
クレオメ:想像したほど悪くない
特徴的な花姿をしているクレオメは、その見た目からSpider flower(蜘蛛の花)や風蝶草(フウチョウソウ)、Kattensnor(猫の髭)など各国で様々な名前で呼ばれています。
花言葉の「想像したほど悪くない」も、見た目のイメージが由来となっています。
蜘蛛の花と聞いて怖い印象を持っていた人が実物を見たときの反応はまさに、「想像したほど悪くない」だったのかもしれませんね。
パセリ:お祭り気分
洋食では欠かせない名脇役のパセリ。
そんなパセリには「祝祭・お祭り気分・愉快な気持ち」など、ワクワクするような花言葉がつけられています。
お祭り気分といったユニークな花言葉は、ギリシャのオリンピックなどのお祭りごとでパセリが利用されていたことが由来となっています。
しかし、パセリには「死の前兆・不和」といったネガティブな花言葉もつけられています。
パセリはポジティブとネガティブの花言葉を併せ持つ、少し変わった植物なのです。
花言葉にはクスッと笑えるものがある!話題のネタとして友人や恋人と楽しもう
花言葉には素敵なメッセージが込められているものだけでなく、クスッと笑えるものも多いです。
花をプレゼントするときは、誕生花以外にも少し変わった花言葉をもつ花をプレゼントするのも面白いですよ。
しかし、中にはプレゼントには向かないけど面白い花言葉もあるので、贈る相手を考えてから花を贈りましょう。
花言葉の由来を考えてみたり、友人や恋人と花言葉のルーツを考えてみたり話題のネタとして楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 花言葉は特定の人が決めているものではなく、各国で様々な意味が込められている
- クスッと笑っちゃうような花言葉にも、きちんと由来がある
- 面白いけどプレゼントには向かない花言葉もあるので注意しよう
- 考えるほど意味が分からなくなる変な花言葉も多い