淑女とはどんな女性?そもそも淑女の意味って?気品溢れる女性になる方法も
「淑女」といわれると嫌な気はしませんが、そもそも「淑女」とはどんな女性をいうのでしょうか。
褒め言葉であることはわかっても、どんな振る舞いが淑女に当たるのか、ピンと来ない女性も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、淑女の意味と気品溢れる女性になる方法について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
そもそもの意味をおさらい!「淑女」とは?
「淑女」は日常生活のなかではあまり耳にする機会がない言葉です。
まずは、「淑女」の意味をおさらいしておきましょう。
淑女とは「しゅくじょ」と読み、おしとやかで慎ましく、品格と教養を感じさせる女性を指します。
淑という漢字の意味は、「しとやか」「よい」「慕う」です。
相手をひそかに慕って手本にする「私淑(ししゅく)」という言葉もあります。
つまり、しとやかで好ましく慕われるのが「淑女」というわけですね。
淑女ってどんな人?
美しいだけでなく、品格も兼ね備えた「淑女」はどのような性格の持ち主なのでしょうか。
ここでは、「淑女」と呼ばれる女性の具体的な特徴を見ていきましょう。
自分を大切にしている
淑女は、身だしなみにきちんと気を遣い、また教養もある女性です。
しかしそれは、自分を大切にしているからこそ身に付けられているもの。
彼女たちは自分を客観視できるので、自分の立ち振る舞いや言葉遣いが相手にどんな印象を与えるのかを理解しています。
相手を不快にさせないために身だしなみに気を遣い、話の引き出しを増やすために教養を身に付けるのです。
相手を思う心から、自分自身をしっかりと大切にできている人が淑女だといえます。
言葉遣いがキレイ
挨拶を交わせば、誰もが淑女の言葉遣いが綺麗だと気づくでしょう。
言葉は人と交流するためのツールです。
自分が言葉を発するときにはそれを受け取る相手がいるので、綺麗に越したことはありません。
相手の気持ちを考えられる淑女だからこそ、普段の言葉遣いも自然と思いやりのある美しいものになるのです。
いつも穏やかな笑顔を絶やさない
相手の気持ちを思いやり、.いつも穏やかな笑顔を絶やさないのが淑女です。
楽しいときだけではなく、相手を受け入れる気持ちがあるときにも人は笑顔になります。
拒絶されないことがわかれば、誰もが安心して声をかけられるでしょう。
淑女の笑顔は自分の感情の表現であるだけでなく、相手の緊張を和らげるためのものでもあるのです。
気品溢れる「淑女」になる方法
どこに出かけても恥ずかしくない振る舞いができる淑女になるには、どうすればよいのでしょうか。
最後に、気品溢れる「淑女」になる方法を紹介します。
TPOに合わせた服装を選ぶ
場の雰囲気を壊さないよう、TPOに合わせた服装を選ぶよう心がけましょう。
特に改まった席ではドレスコードを意識することが大切です。
最近ではゲストに洋服の色をドレスコードとして指定する場合がありますが、実はドレスコードには7種類のルールがあります。
- 格式高い「フォーマル」
- 機会の多い「セミフォーマル」
- 自由度の高い「インフォーマル」
- フォーマル寄りな「スマートエレガンス」
- 上品かつカジュアルさもある「カジュアルエレガンス」
- 企業のパーティーに合う「ビジネスアタイア」
- キレイめなスタイルの「スマートカジュアル」
これらの基本を押さえることで、TPOに合わせた服装をチョイスできるようになるでしょう。
まずはそれぞれどんな特徴があるのか、覚えることから始めてみてくださいね。
外出時はメイクとヘアセットを欠かさない
外出時はメイクとヘアセットを欠かさないことも大切です。
素敵な服も、ノーメイクや派手すぎるメイクだったり髪の毛がぼさぼさだったりしていては、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
外見を整えるのは、他人に不快な思いをさせない気遣いであることを忘れないようにしましょう。
丁寧な言葉遣いを心がけネガティブワードは使わない
丁寧な言葉遣いを心がけ、ネガティブワードは使わないようにしましょう。
人の品性は目に見えない部分にこそ表れるものです。
どれだけ上品に振る舞っていても、話し方ひとつで台無しになってしまうこともあります。
身近に淑女と呼ぶにふさわしい女性がいれば、彼女の話し方をお手本にするのがおすすめです。
また、愚痴や悪口といった話題は相手を不快にさせる可能性が高いので、できるだけ明るい話題を提供しましょう。
ゆっくり目だけどハキハキと話す
会話はゆっくりめにハキハキと話すよう心がけましょう。
緊張していると、つい早口になりがちです。
聞き手の立場を考えられれば、相手が聞き取りやすいよう話すペースは自然とゆっくりになるはずです。
また気持ちに余裕が生まれて話しながら次の言葉を考えられるようになるので、言い間違えたり噛んだりすることも少なくなるでしょう。
自分の感情をコントロールする
淑女を目指すなら、自分の感情をコントロールする意識を持ちましょう。
相手のことを最優先に考え、自分のわがままを通すようなことはありません。
喜怒哀楽をすぐに顔や態度に出してしまえば、その場の空気を悪くしてしまいます。
怒りのピークは6秒といわれていますから、頭に来るようなことがあったら、6秒間カウントして気持ちを落ち着けてみてくださいね。
人によって態度を変えない
いつも笑顔の淑女を目指すなら、人によって態度を変えないよう心がけましょう。
好きな相手には笑顔を見せて嫌いな相手にはつれない態度を取ったり、損得勘定で態度を変えたりするようでは、品格を疑われてしまいます。
常に自制心を持って、感情に惑わされないことが大切です。
常に上品な振る舞いを忘れない
淑女になるには常に上品な振る舞いを忘れないよう心がけましょう。
誰でも気が緩むとつい他人への気遣いを忘れてしまいがちです。
しかし、人目を忘れてだらしない態度を取ったりぞんざいな物言いをしたりすれば、品格を保つことは難しくなってしまいます。
上品な立ち居振る舞いが身についていれば、どんな時でも自然と優雅に振る舞えますから、日々精進して上品さを身につけていきましょう。
テーブルマナーを会得する
食べ方にはその人の生まれや育ちが表れるものです。
淑女を目指すなら、テーブルマナーを会得するよう心がけましょう。
マナーは本やネットでも学べますし、マナー教室に通うのも手です。
基本をマスターしたら、実際に格式の高いレストランに足を運んでみましょう。
最初はぎこちなくても回を重ねていけば、次第に板についてくるはずです。
最低限の教養を身に着ける
淑女になるには最低限の教養を身に着けるようにしましょう。
せめて中学校までに習う程度の知識は持っておきたいものです。
今やネットで情報を得られる時代ですから、SNSを見るだけでなく、時事ニュースなどにも目を通しておくといいでしょう。
また、意外と書き文字も見られているものです。
自分の名前だけでも綺麗に書けるよう練習しておきましょう。
正しい書き順を意識すると字の形が整いやすくなりますよ。
努力次第で誰しもが淑女になれる
おしとやかで慎ましく、品格と教養を兼ね備えた淑女に憧れる女性は少なくないでしょう。
もちろん彼女たちも生まれた時から淑女だったわけではありません。
長い歳月をかけて教養と礼儀作法を学んできたからこそ、淑女と呼ばれる資質を手に入れることができたのです。
努力次第で誰もが淑女になれるのですから、足りないものをひとつずつ手に入れていきましょう。
学ぶべきことはいろいろありますが、その根本にあるのは他人に対する気遣いです。
人を思いやる気持ちを忘れなければ、自分が何を学び、どう振る舞うべきかも自然とわかってくるでしょう。
- 淑女とは、おしとやかで慎ましく、品格と教養を感じさせる女性のこと
- 淑女の特徴は、自分を大切にしている・言葉遣いがキレイ・いつも穏やかな笑顔を絶やさない
- 気品溢れる淑女になる方法は、TPOに合わせた服装を選ぶ・外出時はメイクとヘアセットを欠かさない・丁寧な言葉遣いを心がけネガティブワードは使わない・ゆっくり目だけどハキハキと話す・自分の感情をコントロールする・人によって態度を変えない・常に上品な振る舞いを忘れない・テーブルマナーを会得する・最低限の教養を身に着ける