かすみ草の花言葉は怖い?色別の花言葉からプレゼントにおすすめのシーンまで紹介
白く小さな花が集まって咲くかすみ草。
素朴なかわいらしさがあり、ブーケやドライフラワーとしても人気です。
上品でつつましやかな雰囲気からアレンジメントとして使われることも多く、葬儀などの弔事で目にすることもあります。
そのため、贈り物に適しているのか、それとも怖い花言葉があるのか、と心配になる人もいるのではないでしょうか。
今回はそんなかすみ草の花言葉をご紹介。
かすみ草がぴったり合うおすすめの場面もお伝えするので参考にしてみてください。
Contents
かすみ草がどんな花なのかを知ろう!
かわいらしくもつつましい雰囲気があり、ほかの花を引き立てる名脇役としてフラワーアレンジメントでも活躍するかすみ草。
そんなかすみ草とは、どのようなお花なのでしょうか?
まずはかすみ草の特徴や名前の由来などを確認していきましょう。
かすみ草の特徴や基本情報
- 科・属名:ナデシコ科・ジプソフィラ属
- 和名:霞草(カスミソウ)
- 英名:Gypsophila/Baby’s breath
- 原産地:中央アジア カフカス地方
- 開花期:5月から7月ごろ
- 誕生花:4月4日/5月21日/6月1日/11月30日
かすみ草は中央アジアにある黒海とカスピ海に挟まれた、カフカス(コーカサス)地方が原産の植物です。
現在はアジアだけではなくヨーロッパやアフリカ北部などに広く自生。
ナデシコ科に分類され、多くは50cmから60cmほどに成長します。
かすみ草には1年をかけて花が咲き枯れる1年草と、同じ株から2年以上花を咲かせる多年草の2種類があり、花屋で目にすることが多いのは多年草タイプです。
かすみ草の名前の由来
かすみ草は明治から大正にかけての時期に日本に入ってきました。
その名の通り霞のようにふんわりとやさしい雰囲気のあるかすみ草。
名前の由来も、枝の先に霞のようにいくつもの小さい白い花をつける様子からつけられています。
英名はギリシャ語で石膏を表す「Gypsos」と、愛するという意味の「Philos」を組み合わせた「Gypsophila」と名付けられています。
ほっと吐き出された赤ちゃんの息をイメージさせる「Baby’s breath」という名前も。
このように、かすみ草は名前自体もやさしい雰囲気のある花だといえるでしょう。
かすみ草には怖い花言葉がある?
結論として、かすみ草の花言葉の意味はポジティブなものばかりです。
お供えの花としてアレンジメントの一部で使われることもあるため「怖い意味の花言葉があるのでは?」と思われるのでしょう。
かすみ草にはネガティブな花言葉はないので、安心してプレゼントしてくださいね。
かすみ草の花言葉を色ごとにチェックしよう!
かすみ草にはどのような花言葉があるのでしょうか?
代表的なのは、
- 「感謝」
- 「幸福」
- 「無邪気」
- 「親切」
といったポジティブな言葉です。
このように前向きな花言葉の多いかすみ草は白い花が印象的。
しかし、ピンクの花を咲かせる品種や染料で色をつけた白以外のかすみ草もあり、色ごとに花言葉の意味も異なります。
ここからは色ごとに花言葉の意味を紹介していきます。
白いかすみ草
かすみ草のなかでも一般的なのが、素朴でかわいらしい姿が人気の白いかすみ草でしょう。
白いかすみ草は代表的な「幸福」「感謝」「無邪気」「親切」をはじめ、けがれのない白さから「清らかな心」という花言葉も持ち合わせています。
また、霞がかった様子から「夢見心地」といった意味の花言葉も。
そのおぼろげでやさしいイメージにぴったりな花言葉が多くあります。
ピンクのかすみ草
ピンク色のかすみ草の花言葉は「切なる願い」。
ピンクは希望や願いを象徴することが多くあるため、この花言葉がつけられているのでしょう。
かすみ草のなかでも、毎年花を咲かせる宿根かすみ草のレッドシーや、赤花かすみ草のクリムゾンやジプソフィラといった品種はピンクの花を咲かせます。
赤色のかすみ草
赤いかすみ草には、その色のイメージから「感激」という花言葉がつけられています。
赤は情熱や興奮など心が大きく動くイメージがあるため、花の色から由来した花言葉といえるでしょう。
うれしいことがあったらお祝いの花束として、赤色のかすみ草をアレンジに加えてみるのもおすすめです。
青色のかすみ草
青色のかすみ草の花言葉は「無邪気」「清い心」です。
青色は誠実さや清らかさをイメージさせるため、このような花言葉がついたのでしょう。
かすみ草のなかで青色の花を咲かせる品種はないため、青色のかすみ草にするためには染色液で花を染めます。
かすみ草の染色は茎を染色液につけるだけと簡単にできるので、自分で青色に染めるとより誠実さがアピールできるかもしれません。
紫のかすみ草
青いかすみ草と同様に、紫の花を咲かせるかすみ草の品種もありません。
そのため、花束などで見られる紫のかすみ草は染色されているものがほとんどです。
紫のかすみ草も青いかすみ草と似た「清らかな心」という花言葉を持っています。
高貴な色である紫のかすみ草は、夜霧のように神秘的で純粋無垢なイメージがあるため、この花言葉がつけられたのでしょう。
かすみ草の花言葉が合うシーンは?
花束やフラワーアレンジメントで人気のあるかすみ草は、花言葉がポジティブなためプレゼントにもぴったり!
普段は脇役になりやすいかすみ草ですが、花言葉の意味をメインに考えながら贈るシーンを考えてみてもいいでしょう。
ここからは、かすみ草を贈るのにぴったりなシーンを紹介していきます。
大切な人へのプロポーズや結婚祝い
プロポーズのときはバラを贈るイメージが強いですよね。
しかし「清い心」の花言葉があるかすみ草を花束に入れるのもおすすめです。
欧米では、プロポーズの際に「私の妻になってください」という花言葉を持つ12本の花束を贈ることが多くあります。
花には本数によって花言葉があり、8本の「思いやりに感謝」は結婚記念日の贈り物としても人気です
かすみ草の花束を贈る際は、本数も意識して用意してみてはいかがでしょうか。
また、結婚のお祝いには「幸福」の花言葉を持つ白いかすみ草や「感激」の花言葉を持つ赤いかすみ草がぴったり。
祝福の気持ちをかすみ草にのせて贈ってみてくださいね。
感謝を伝える誕生日のお祝い
かすみ草は、誕生日プレゼントとしてフラワーアレンジメントや花束で贈っても喜ばれるでしょう。
特に白いかすみ草には「感謝」という花言葉があるため、身近な人への感謝を伝えるギフトに適しています。
かすみ草が誕生花となっている、下記の誕生日の人へのプレゼントにもおすすめです。
- 4月4日
- 5月21日
- 6月1日
- 11月30日
お世話になった人への退職祝いや退任祝い
「感謝」の意味を持つかすみ草は、お世話になった人の退職祝いや退任祝いにもぴったりです。
かすみ草は上品でつつましやかな雰囲気があるため、男女問わず人気があります。
そのため、仕事でお世話になった人など少しかしこまった相手であっても、フラワーアレンジメントの贈り物が喜ばれるでしょう。
かすみ草をプレゼントするときに気をつけたいポイントは?
贈り物にぴったりな花言葉を持つかすみ草ですが、単体では少し控えめで物足りない印象を持つ人も少なくありません。
シンプルで素朴な花ではありますが、かすみ草を贈るときには注意が必要です。
ここからは、かすみ草をプレゼントするときに注意したいポイントを紹介します。
ほかの花を組み合わせて贈るとベスト
花束の脇役的な存在になることが多いかすみ草。
シンプルな花束を好む人もいますが、かすみ草単体では質素な印象を持たれることがあります。
贈る人の好みにもよりますが、ほかの花と組み合わせてフラワーアレンジメントや花束にするとプレゼントとしても華やかになります。
ブーケやリースなどのアレンジも人気
かすみ草はブーケやリースなどのアレンジメントも人気です。
生花のかすみ草は水分量が少なく乾燥しやすいため、ドライフラワーにしても長く楽しめます。
インテリアにもなじみやすいため、リースやスワッグなど室内に飾りやすいデザインのアレンジメントもおすすめです。
かすみ草の花言葉を考慮した花束で感謝の気持ちを伝えよう!
白くかわいらしい姿から人気のあるかすみ草。
上品でアレンジに活かしやすいことに加えて、前向きな気持ちになれる花言葉ばかりなので贈り物にぴったりな花だと言えるでしょう。
ポジティブな花言葉のメッセージにのせて、大切な人へかすみ草をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
- かすみ草は「霞」のように白く、数多く咲く花の様子が名前の由来
- アレンジメントのしやすさから仏花として使われることもあるが、怖い意味の花言葉はない
- 花の色によって意味は変わるが「感謝」「幸福」「無邪気」「親切」といった花言葉が代表的
- 感謝を伝える誕生日祝いや退職祝い、清らかな心を伝えるプロポーズの場面など幅広く贈りやすい