イキシアの花言葉は怖い?色別の意味や育て方もチェックしよう
春に花を咲かせる「イキシア」という花をご存知でしょうか?
幻想的で可憐な花を咲かせることが特徴で、その美しさに魅了された愛好家もいるほど。
今回は、そんなイキシアの美しい姿から連想された花言葉をご紹介。
色別の意味や育て方まで解説していくので、ぜひチェックしてみてください。
Contents
イキシアの花言葉を一覧で確認!
イキシアには、
- 「誇り高い」
- 「秘めた恋」
- 「団結」
といった意味の花言葉があります。
イキシアの花言葉の多くは、一つの茎にたくさんの花を咲かせる姿などから連想されています。
まずは、それぞれの花言葉の意味や由来を見ていきましょう。
「誇り高い」
細い茎に美しい花をいくつも咲かせるイキシアの姿は、目を惹くほど神秘的。
直立した茎の先に、星のような形の花が咲き誇る姿から「誇り高い」という花言葉がうまれたという説があります。
イキシアが自身の美しさを誇りに思って、堂々と咲いているように見えることからも「誇り高い」という花言葉がしっくりきます。
「秘めた恋」
花が咲く前のイキシアのつぼみは、大きくめいっぱい咲く花びらとは対照的で、あまり目立ちません。
このことから、恋心を胸に隠している姿を連想し「秘めた恋」という花言葉がつけられています。
イキシアの花が密集して咲く様子からも、心のなかに秘めた情熱をイメージできるでしょう。
「団結」
「団結」という花言葉もイキシアの花の咲き方に由来しています。
たくさんの花が1本の細い茎に集まって咲く様子が、一致団結している仲間の結束力を象徴しているようです。
イキシアはその咲き方から、西洋でも「Solidarity(連帯)」という花言葉があります。
色別(白・赤・青など)の意味
花の種類によって花言葉が決まっているイメージがありますが、色ごとにも異なる花言葉がついている場合があります。
諸説ありますが、イキシアの場合も色ごとに以下のような花言葉がついています。
- 白:純粋な愛
- ピンク:恥ずかしがり屋の愛
- オレンジ:楽しく優しい愛
- 赤:灼熱の激しい愛
- 青:聡明
イキシアの花言葉に怖い意味はある?
花とともにメッセージを贈ることのできる花言葉ですが、なかには怖い意味をもつ花言葉もあるため、悪い意味がないか気になる人も多いでしょう。
たとえば、愛に関する花言葉の多いバラですが、黒いバラには「憎しみ」といったように、ネガティブな花言葉をもつケースがあります。
しかしながら、イキシアには前述したようにポジティブな花言葉しかありません。
色によってもネガティブな意味はないため、プレゼントにしても安心です。
イキシアについてもっと知ろう!
幻想的な姿が魅力的なイキシアですが、そもそもどのような植物なのかご存知でしょうか?
イキシアは、バラやチューリップのように、名前を聞けば誰でもその姿を思い浮かべられるような花ではないかもしれません。
ここからは、イキシアの特徴や名前の由来など基本知識を知っていきましょう。
イキシアの特徴
- 科・属名:アヤメ科・イキシア属
- 学名:Ixia hybrida
- 和名:槍水仙(ヤリズイセン)
- 英名:Ixia/African corn lily
- 原産地:南アフリカ
- 開花時期:4月~5月ごろ
- 誕生花:3月17日/5月16日
イキシアは、チューリップや水仙のように春に花を咲かせる、一重咲きの球根植物です。
雨の日や夜は花びらを閉じ、明るい日中にめいっぱい花を開かせます。
針金のように細く丈夫な茎に、小ぶりな花をたくさん咲かせるため、花束のような印象を与える花です。
花の中心がパンジーのブロッチのように濃い色になる品種が多く、イキシアのチャームポイントにもなっています。
イキシアの名前の由来
日本で呼ばれている「イキシア」という名前は、学名や英名に用いられている「Ixia」からついています。
古代ギリシャ語で「有名な植物」を表す「Ixia」が学名の語源になった説もありますが、ギリシャ語で虫や鳥を捕らえる「鳥もち」を意味する「ixos」が語源になったとも言われているのです。
また、葉や茎を切ると粘着性のあるネバネバした液を出すことも由来に関係しています。
かつてはアフリカのトウモロコシ畑に多く自生していたため「African corn liliy」という英名がつけられたそうです。
和名では、槍のような細い葉と、水仙と同じような花のつき方によって「槍水仙(ヤリズイセン)」と呼ばれています。
イキシアの主な品種・種類
アフリカに存在しているイキシアの原種は50種以上。
原種に加えて、自然交雑種や園芸品種など、数多くの種類があります。
品種によって白や赤、ピンク、緑色のように、さまざまな色の花を咲かせるイキシアの主な種類を見ていきましょう。
ビリディフローラ
ビリディフローラは、南アフリカ原産のイキシアの原種。
細くとがった花びらが星のような印象を与える魅力的なその姿から、イキシアの原種のなかでも特に人気があります。
ラテン語で「緑色の花を咲かせる」というビリディフローラの名の通り、エメラルドグリーンの花色が幻想的です。
フレキシオーサ
イキシアのなかでも小ぶりなフレキシオーサは、大きくなっても草の丈が低いため、コンパクトに育てられます。
花は丸みがあり、青みがかったピンクの花びらが魅力的。
フレキシオーサも原種であり、丈夫で育てやすいといった特徴もあります。
ポリスタキア
ポリスタキアは透明感のある白や濃いピンクの花を咲かせるのが特徴。
花の根元に青みが差した白い花は、幻想的で美しいと特に人気があります。
また、ポリスタキアは原種のなかでも、比較的草丈の高いタイプ。
50cm近くまで伸びるほど茎も丈夫なため、切り花としても多く扱われています。
マキュラータ
マキュラータは同じ品種のなかでも、オレンジ・黄色・白と花色が豊富です。
鮮やかなオレンジ色や黄色の花びらの根元には黒いブロッチが入っており、コントラストが華やか。
イキシアのなかでも中間ほどの大きさで、30cmから40cmほどに成長します。
イキシアの花言葉がぴったりなギフトシーンは?
イキシアは誕生花となっている日が複数あるため、誕生日のプレゼントとしても適切でしょう。
また、誕生日といったイベント以外にも、イキシアの「秘めた恋」というメッセージとともに、隠していた恋心を伝える際のギフトにもおすすめ!
イキシアは花もちがいいため、ポリスタキアのような茎の長い品種は特に切り花にもぴったりです。
つぼみが多いものを選んでプレゼントすると、ひかえめなつぼみの姿から次々と華やかに開花する花を楽しめるでしょう。
イキシアの育て方のポイントは?
イキシアは、花の美しさや種類のバリエーションから好んで栽培する愛好家も多くいます。
毎年美しい花を咲かせるので、ガーデニングで庭を彩るのにもぴったりです。
最後に、イキシアの育て方についてチェックしていきましょう。
栽培環境
イキシアの球根は、高温多湿な環境が苦手。
そのため、植え付ける土は腐葉土が3割ほどの水はけがいい培養土が最適です。
さらに、アルカリ性の土を好むため、雨で酸性になった土は苦土石灰を混ぜて、土のphを調整してください。
植え付け
イキシアの球根は、地面の温度が0℃以下にならない10月から11月ごろに植えます。
寒すぎる時期に球根を植えてしまうと、越冬に必要な体力のないまま低温にさらされるため、春に花が咲かない恐れもあります。
花を咲かせた後、夏のあいだは球根の状態で休眠しますが、日本のように高温かつ雨の多い環境では、球根が腐ってしまうケースも。
場所によっては植えたまま育てることも可能ですが、休眠期間は球根を土から出して乾燥貯蔵しておくと確実です。
水やり・肥料
イキシアは、季節によって水やりの方法が変わります。
植え付けから開花までは生育期間に当たるため、土を乾かさないようにたっぷり水をあげましょう。
反対に、花が咲き終わってから植え付けする10月・11月ごろまでは、球根を乾燥させることが大切です。
そのため、水はあげずに土を充分に乾燥させ、球根を掘りあげて秋まで保管しておきましょう。
また、イキシアは肥料をほとんど必要としない植物です。
むやみに肥料を与えると、かえって病気にかかりやすくなってしまうため注意してください。
イキシアの花言葉に想いをこめて二人の絆を深めよう!
細い茎に星のような花をたくさん咲かせる幻想的なイキシア。
その美しい花の姿に由来する花言葉は、どれもポジティブな意味のあるものばかりです。
「誇り高い」「団結」といった花言葉をこめて、人生を共にするパートナーに贈ったり「秘めた恋心」のメッセージをこめて愛の告白をしたりと、二人の絆を深めるギフトにもおすすめ。
イキシアの花言葉を添えて、大切な人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
- エメラルドグリーンの花を咲かせるイキシア・ビリディフローラが人気の品種
- 花の姿から「誇り高い」「団結」「秘めた恋」などの花言葉がある
- イキシアの花言葉に怖い意味のあるものはない
- イキシアの花言葉は人生のパートナーへのプレゼントや愛の告白にもぴったり