アイリスには怖い花言葉がある?色別の意味や特徴・種類も解説
色鮮やかで、ひらひらとした花びらが印象的なアイリス。
華やかなその姿から、プレゼントにしたいという人もいるかもしれません。
今回は、贈り物にするときに気になるアイリスの花言葉の意味をご紹介。
「アイリスの花言葉を知りたい」「大切な人にアイリスをプレゼントしようか迷っている」という人はご一読ください。
Contents
怖い意味がある?アイリスの花言葉を色別にチェック
アイリス全般の花言葉は「希望」や「信じる心」「恋のメッセージ」「良き便り」など、ポジティブな意味ばかり。
その多くは、アイリスの語源にもなっている虹の女神イリスからつけられています。
たとえば「恋のメッセージ」や「良き便り」という花言葉は、天上と地上を行き来してメッセージを運ぶイリスの役目から。
また、女神イリスに由来して、色ごとの花言葉もつけられています。
ここからは、アイリスの色ごとの花言葉をみていきましょう。
【紫のアイリス】「雄弁」や「知恵」
普段目にすることの多い紫色のアイリスは「雄弁」や「知恵」といった花言葉がつけられています。
「雄弁」とは相手に納得させ、感銘を与える程の説得力があること。
「知恵」とは幅広い分野についての知識を持っていることです。
どちらも、人々に信用され親しまれていた女神イリスをイメージしてつけられています。
人望の厚い人への贈り物にしてもぴったりの花言葉だといえるでしょう。
【青いアイリス】「強い希望」や「信念」
青色のアイリスが持つ花言葉も、虹の女神であったイリスが、神々の伝達係を務めていたことから「強い希望」や「信念」とつけられたようです。
アイリスが真っ直ぐ天に向かって伸びていく凛とした姿からも、ひたむきで一途な心をイメージできます。
また、厳しい環境でも美しい花を咲かせるアイリスの姿から、明るい未来を連想しているのかもしれません。
【白いアイリス】「あなたを大切にします」
白いアイリスは、ロマンティックな「あなたを大切にします」という意味の花言葉を持っています。
可憐で無垢なアイリスの花にも、しっくりくる花言葉です。
この花言葉を添えて、特別な人へプレゼントするのもおすすめですよ。
「復讐」の意味を持つ黄色のアイリスは要注意!
ポジティブな意味の多いアイリスですが、なかには怖い花言葉を持つものもあります。
たとえば、黄色のアイリスは「復讐」というネガティブな花言葉を持っています。
しかし、黄色の花は明るく華やかなので、ポジティブな意味しかないように思われがち。
黄菖蒲など、黄色い花を咲かせるアイリスをプレゼントするときには注意しましょう。
そもそもアイリスはどんな花?基本情報をおさらい
アイリスには、気持ちが伝えられるようなメッセージ性のある花言葉が多数あります。
アイリスをプレゼントにするのであれば、どんな花なのか知っておくと、贈るときに会話を深めるきっかけになるかもしれません。
ここからは、アイリスの基本情報をおさらいしていきましょう。
アイリスの基本情報まとめ
- 科・属名:アヤメ科・アヤメ属
- 学名:Iris sanguinea
- 和名:文目(あやめ)
- 英語名:Siberian iris
- 原産地:ヨーロッパ、地中海、東アジアなど
- 開花時期:4月~7月ごろ
- 誕生花:3月5日、4月17日、5月5日、5月10日、6月6日など
アイリスは大きいもので90cmほどになり、鋭い剣のような形をした葉とすらりとした姿が特徴です。
魅力的なその姿から園芸品種としても愛好され、フランスの国花にもなっています。
ギリシャ神話が名前の由来になっている
アイリスという名前は、ギリシャ神話に登場する虹の女神「イリス」に由来します。
イリスは、全知全能の神ゼウスの妻であるヘラに仕えていましたが、ゼウスがイリスを見初めたことに困り「私をどこか遠くへ」とヘラに懇願。
虹の女神となったイリスは、神々の使者として伝令役を果たしたとされています。
アイリスは品種によって青色や白、ピンクなど色とりどりの花を咲かせ、レインボーフラワーと呼ばれることもあるほど。
虹の女神イリスから連想された花言葉も多数あります。
アイリスと同じ日の誕生花
アイリスには、誕生花になっている日が複数あります。
しかし、アイリスと同じ日に誕生花となっているお花は他にも。
たとえば、5月14日の誕生花はアイリス以外に以下のようなものもあります。
それぞれの花言葉をチェックして、メッセージを込めた花束にしてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
- ワスレナグサ:「真実の愛」「私を忘れないで」
- カーネーション:「誇り」「私の愛は生きています」
- イベリス:「心をひきつける」「甘い誘惑」「初恋の思い出」
- 紫のオダマキ:「勝利への決意」
日本で栽培可能なアイリスの種類を紹介
アイリスは、アヤメ科・アヤメ属に分類される植物の総称です。
日本でも古くからアヤメやカキツバタ、ハナショウブなどの野生種が親しまれています。
ここからは、全世界では200種類以上もあるといわれるアイリスのなかから、日本で栽培できるアイリスを解説していきますよ。
あやめ
あやめは、花びらに網目状の模様があり、つけ根が黄色になっているのが特徴。
品種によって異なりますが、おもに紫や白い花を咲かせます。
日本の野生種であり、日本国内の他、中国や朝鮮など北半球が原産。
日当たりが良く乾いた土を好み、4月中旬から5月中旬のあたたかい季節にかけて開花します。
ジャーマンアイリス
アイリスの代表ともいえるのが、ジャーマンアイリスです。
花びらのつけ根にひげがあるように見えることから、ビアデッドアイリス(ひげアイリス)という別名も。
また、豊かな香りがするのも特徴のひとつです。
フリルのような品種などもあり、地植えも鉢植えも可能なので、ガーデニングでも楽しめるでしょう。
ダッチアイリス
ダッチアイリスは、その名のとおりオランダで改良された品種です。
日本のアヤメやカキツバタにもよく似ており、花色は紫やピンク、黄色などバリエーション豊か。
地中海原産のため、日当たりが良くやや乾燥した土を好みます。
ジャーマンアイリスに比べて控えめな花なので、ナチュラルな庭づくりに適しています。
カキツバタ
「いずれアヤメかカキツバタ」というように、美しいものの象徴として愛されてきたカキツバタ。
アヤメと同様に日本の野生種ですが、陸で育つアヤメとは対照的に、カキツバタは池や沼など水辺を好みます。
暑さや寒さに強いため育てやすい種類ですが、栽培する場合は常に株を水につけておける環境が必要です。
ハナショウブ
ハナショウブもカキツバタと同様に水辺を好みます。
同じような環境に育ちますが、花びらのつけ根が白いカキツバタに対して、黄色いのがハナショウブの特徴。
日本の野生種であったノハナショウブから品種改良され、葉がショウブに似ていることからハナショウブと名付けられています。
アイリスの花言葉がぴったり!プレゼントにおすすめのシーンとは?
ポジティブな花言葉を持ち、育てやすい種類も多いアイリスはギフトにもおすすめ!
ここからは、アイリスをプレゼントするのにぴったりなシーンを紹介していきます。
誕生日以外でも、花言葉と一緒に、誰かに想いを届けてみてはいかがでしょうか。
病気の快気祝いや長寿のお祝いに
明るい未来をイメージさせるアイリスの「希望」という花言葉は、病気の快気祝いや長寿のプレゼントにもおすすめです。
ただし、贈り方には気をつけなくてはなりません。
お見舞いや快気祝いとして送る場合は、「寝付く」を連想させてしまう鉢植えはNG。
必ず、花束やアレンジメントになったギフトを贈るようにしましょう。
開業や開店など新たなチャレンジの応援に
開業や開店など、大きな志を持った人へのプレゼントには、アイリスの「良き便り」という花言葉がぴったり。
青いアイリスの「強い希望」や「信念」という花言葉も、前向きに挑戦する気持ちを後押ししてくれるでしょう。
結婚・出産・入学などおめでたいシーンにも
アイリスの「良き便り」や「希望」といったポジティブな花言葉は、入学祝いや結婚・出産祝いのようなおめでたいシーンにもぴったり。
アイリスの美しい姿と前向きな花言葉で、贈る人のこれからの人生を祝福する気持ちも伝わりやすいでしょう。
黄色のアイリスには怖い花言葉があるので注意しよう!贈るときには色を意識して
スラリとした佇まいと、ひらひらと華やかな花びらが印象的なアイリス。
名前の由来にもなった、虹の女神アイリスからイメージされる「希望」や「良き便り」といったポジティブな花言葉も多数あり、贈り物にもぴったりの花といえます。
ただし、黄色いアイリスには「復讐」というネガティブな意味もあるため、大切な人へのプレゼントでは、花の色に注意して選ぶようにしましょう。
- アイリスは語源にもなった虹の女神イリスに由来するポジティブな花言葉が多い
- 黄色いアイリスには「復讐」というネガティブな花言葉もあるので注意
- 「希望」や「良き便り」といった花言葉はおめでたいシーンや応援の気持ちを込めたプレゼントにおすすめ