紫陽花の花言葉に怖い意味はある?色別の意味やおすすめのプレゼントシーンを紹介
梅雨の時期に街なかでも見かけることの多い、紫陽花。
青やピンクなどさまざまな色があり、丸い形が印象的な可愛らしいお花です。
今回は、そんな紫陽花の花言葉にまつわる情報をまとめました。
色別・種類別の花言葉や紫陽花の特徴、名前の由来などを解説。
おすすめのプレゼントシーンもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
紫陽花の花言葉は?色別に意味を解説
紫陽花は、小さな花が寄せ集まっているような様子から「家族団らん」など家族を象徴とした意味の花言葉が有名です。
一方で、淡く変化しやすい色合いから「移り気」などの意味も。
ここからは、紫陽花の花言葉を色別にチェックしていきましょう。
紫・青・水色の紫陽花
紫陽花の定番色といえば、紫・青・水色などのブルーカラーではないでしょうか。
青系の紫陽花には「知的」や「神秘的」といった花言葉がついています。
また、梅雨の長雨に耐える様子から「忍耐」や「辛抱強い愛」を表すともいわれているそう。
そのほかにも、青色のイメージから「冷淡」「無情」といった意味もあります。
プレゼントで贈る時には、さまざまな花言葉があることを承知しておきましょう。
赤・ピンクの紫陽花
明るく可愛らしい見た目の赤・ピンクなどの紫陽花には「元気な女性」や「愛情」といった花言葉があります。
赤やピンクの紫陽花は、フランスなどヨーロッパの比較的温暖な地域に咲きます。
温かみを感じる女性を連想させる色なので、このような花言葉がついたのかもしれません。
「母の愛情」の意味もあるため、母の日ギフトとしてもよく選ばれています。
白の紫陽花
何色にも染まっていないイメージにぴったりな「一途な愛」の花言葉をもつ、白色の紫陽花。
ほかにも、優しい印象から連想されるのか「寛容」といった意味もあります。
白は上品で可憐な色であるため、結婚祝いの贈り物にしても良さそうです。
緑の紫陽花
紫陽花には緑色をした品種の「アナベル」があります。
緑の紫陽花は、ブーケをつくる際のアクセントカラーとしても選ばれることも多く、ドライフラワーのアレンジメントにも人気です。
そんな緑である紫陽花の花言葉は「ひたむきな愛」。
見た目もモダンで素敵な花言葉がつけられているため、ほかの花と組み合わせて贈る人も多いようです。
紫陽花の花言葉は種類で異なる!品種の特徴や意味を解説
実は、紫陽花にはたくさんの種類があることをご存知でしょうか。
そして、種類によって花言葉の意味も異なります。
ここからは紫陽花の種類について、特徴や花言葉の意味を含めてご紹介。
今回は、紫陽花の種類を5つピックアップしました。
ガクアジサイ
ガクアジサイは、中心部に小さな花が寄せ集まり、その周りに大きな花が咲いているように見えるのが特徴的です。
比較的温暖な地域の海岸斜面や森のなかなど、あまり人の目が届かないところに咲きます。
ガクアジサイの咲く場所からイメージされるのか、花言葉は「謙虚」。
紫陽花のなかでもポピュラーな種類であるホンアジサイと比較して、控えめな花を咲かせる姿から由来しているともいわれています。
ヤマアジサイ
見た目はガクアジサイに似ており、華奢な咲き方をするヤマアジサイ。
ガクアジサイよりも、全体的に小さめなサイズ感で葉っぱが薄いのが特徴的です。
ヤマアジサイは「乙女の愛」や「切実な愛」といった可愛らしい意味をもっています。
華奢なイメージのヤマアジサイにお似合いの花言葉です。
カシワバアジサイ
柏の葉に似た形の葉をつけ、小さな花が密集して咲いて見えるカシワバアジサイ。
「汚れなき心」や「純粋」といった花言葉があります。
そのほかに「慈愛」「皆を惹きつける魅力」「優美」といった意味も。
由来については不明ですが、カシワバアジサイの見た目から連想されてつけられたのかもしれません。
コンペイトウ
コンペイトウはその名のとおり、駄菓子の金平糖に似た形をしている紫陽花です。
花同士が重なり合い、見た目は立体的で豪華な印象。
中心部から外側に向けてグラデーションのように染まる色合いも特徴的です。
そんなコンペイトウの花言葉は「忍耐強い愛情」。
その理由は、大ぶりな花が咲いても枝が強く折れる心配がないからだそうです。
てまりてまり
ホンアジサイとヤマアジサイを交配してつくられたのが、てまりてまり。
両品種の良さが活かされており、小さいサイズ感ながらも房にはたっぷりと花をつけ、美しく咲きます。
花言葉は、花が寄せ集まり咲いている姿から「家族団らん」です。
「家族平和」の意味もあり、家族の贈り物にも向いているでしょう。
紫陽花はどんな花?特徴や名前の由来をチェック
ここからは、紫陽花の基本情報をご紹介します。
紫陽花全般の特徴や開花時期、名前の由来などを見ていきましょう。
紫陽花の特徴
アジサイ科アジサイ属の紫陽花は、雨降りの季節を代表する花でさまざまな花色があり、丸く可愛らしい花の形が特徴的です。
国内では、公園や街なかなどさまざまなところで見られます。
もともと日本原産の植物なのですが西洋にわたり、西洋紫陽花の品種として日本に逆輸入されるようにもなりました。
英語では「水の器」を意味する「hydrangea(ハイドランジア)」と呼ばれています。
ちなみに、紫陽花は小さな花が寄せ集まっているように思えますが、これは花びらではなく蕚(がく)といわれるもの。
実際の紫陽花の花は、蕚が集まる中心にある小さな粒状の部分です。
紫陽花の開花時期
紫陽花のシーズンといえば、やはり梅雨の時期をイメージする人が多いでしょう。
紫陽花の開花時期は5〜7月となっています。
まさに日本の梅雨にあたる6〜7月にかけてが、紫陽花の見頃です。
紫陽花の名前の由来
ところで「紫陽花」の名前の由来をご存知でしょうか。
実は紫陽花(アジサイ)は「アジ」と「サイ」が合わさった言葉。
アジは集まるの「アツ」、サイは藍色を表す「真藍(サアイ)」を意味しています。
紫陽花はたくさんの花が集まったように見えることから、その名がついたそうです。
紫陽花に怖い花言葉はある?プレゼントする前に知っておこう
紫陽花をプレゼントとして贈る前に知っておきたいポイントは、花言葉の意味。
紫陽花には、怖い花言葉はあるのでしょうか。
良い意味だけでなく「移り気」「浮気」といった、少々怖いイメージの花言葉がついているのも事実です。
また、青系の紫陽花には色のイメージから「冷淡」「無情」などの花言葉があります。
紫陽花の色合いや咲く姿から連想されて、このような花言葉がつけられているのでしょう。
しかし、紫陽花には「家族団らん」をはじめ、素敵な花言葉も多くつけられています。
「贈る相手に失礼ではないか?」と心配なら、紫陽花を贈る際に素敵な花言葉にちなんでプレゼントしていることを伝えるのもひとつの手です。
紫陽花はどんな時に贈る?花言葉に合うプレゼントシーンを紹介
最後に、紫陽花を贈るのにぴったりのプレゼントシーンをご紹介します。
紫陽花を贈りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
母の日・父の日
母の日にプレゼントする代表的な花と言えば、カーネーションが有名ですね。
しかし、近年では紫陽花の開花時期である5~7月の季節に合わせて、母の日・父の日でのプレゼントとして人気が高まっています。
ボリューム感があり花もちも長いので、プレゼントとして喜ばれること間違いなし。
また、花言葉である「家族団らん」にもぴったりです。
日頃の感謝を伝えると同時に、紫陽花を贈ってみてはいかがでしょうか。
結婚式
結婚する友人へのプレゼントにも、紫陽花はうってつけでしょう。
ウェディングドレスに似合う白色、可愛らしく華やかなイメージのピンク色などがおすすめです。
白の紫陽花には「一途な愛」の花言葉があるので、意味を込めて贈るのも素敵でしょう。
誕生日
紫陽花は、誕生日のプレゼントとしても最適です。
誕生花は6月の3日・14日・26日。
紫陽花が見頃の時期でもあるので、誕生日が6月の友人・家族にプレゼントにしてみましょう。
美しい紫陽花の花束をプレゼントとして選べば、きっと喜ばれるはずです。
恋人へのプレゼント
恋人へのプレゼントとしてもぴったりの紫陽花。
例えば、遠距離恋愛中の恋人に紫陽花の鉢植えを贈ってみてはいかがでしょうか。
ちょっぴり寂しい気持ちを伝えたり、一途な愛を伝えたりするなら、青や白色の紫陽花を選ぶのも良いかもしれません。
鉢植えの紫陽花は、長期間楽しめるので花を育てるのが好きな人にもおすすめです。
紫陽花の花言葉に想いを込めて!家族や大切な人に花を贈ろう
紫陽花の色別・種類別の花言葉などをご紹介しました。
花びらの特徴や名前の由来など、今まで知らなかったことも多かったのではないでしょうか?
花言葉には「家族団らん」や「一途な愛」など、温かみのある意味が多くあります。
一方で、少しだけ怖いイメージの花言葉がついていることも。
プレゼントとして紫陽花を贈るのであれば、贈る相手を選んだり、ポジティブな花言葉やメッセージを丁寧に伝えたりするのも良いかもしれません。
ぜひ、大切な人や家族に向けて、紫陽花の花を贈ってみてくださいね。
- 紫陽花には「家族団らん」など、家族を象徴とした意味の花言葉が有名である
- 青系の色は「知的」「忍耐」、赤やピンクは「元気な女性」「愛情」など色別で異なる花言葉をもっている
- ガクアジサイは「謙虚」、ヤマアジサイは「乙女の愛」など種類によっても花言葉が異なる
- 紫陽花には「移り気」「冷淡」「無情」など少し怖い意味の花言葉もある
- 紫陽花を贈るなら、母の日や父の日、結婚式や誕生日のお祝いなどのプレゼントシーンがおすすめ