割り切れない自分は嫌「人は人、自分は自分」そんな人生を生きる7つの方法
他人を見ていると自分に劣等感を抱いてしまう人は、『人は人、自分は自分』と割り切ることができずに悩んでしまいます。
そんな自分を変えたい人たちに向けて、今回は『人は人、自分は自分』と割り切って人生を生きるための方法を記事にまとめました。
すぐに他人を羨ましく思ってしまう人は、この機会に自分の考え方を改め、明るく前向きな気持ちで人生を歩んでいきましょう。
Contents
「人は人、自分は自分」は冷たい?本当の意味とは
『人は人、自分は自分』といわれてしまうと、割り切るべきだと冷たい言葉に思えますが、実際には『人と違ってもいいんだよ』という意味の言葉です。
周りを気にしたり、相手に合わせたり、他人と比較したりなど、人間は自分と他人を重ね合わせることで劣等感を抱きます。
そんな時、人と違うことに悩むのではなく人と違うのはむしろ当然と考え、『他人に振り回されずに自分らしく生きよう』と伝えているのです。
名言「君は君 我は我也 されど仲良き」
『人は人、自分は自分』に関係する名言として、大正・昭和の小説家である武者小路実篤による『君は君 我は我也 されど仲良き』という言葉があります。
人は一人一人違うのが当然であり、人が持っているものを自分が持っていないこともあれば、自分が持っているものを人が持っていないこともあるでしょう。
それを比べてしまえば嫉妬が生まれてしまいますが、『人を受け入れて自分を受け入れることで、相手と良好な人間関係を築ける』と説いています。
ことわざ「頭の上の蠅を追う」
ことわざの中にも『人は人、自分は自分』に関係するものがあり、『頭の上の蠅を追う』は『他人の世話を焼く前に、まず自分自身の始末をしよう』という意味です。
他人のことばかり気にしていると自分のすべきことが見つからないため、まずは自分のことから考える必要があると気づかされる言葉ですね。
また、相手ばかりよく見えてしまうという意味のことわざとしては、『隣の芝生は青い』という言葉もあります。
「人は人、自分は自分」と割り切れない心理
『人は人、自分は自分』と分かっていつつも割り切れない人は、原因として以下の心理が考えられます。
否定・反対・嫌われるのが怖い
他人の気持ちを知ることはできないため、自分自身では『人は人、自分は自分』と理解していても、周囲が自分と同じように理解しているかどうかは分かりません。
そのため、自分らしさを出せば周囲から否定や反対をされるかもしれない、さらには嫌われるかもしれないと怖れ、つい周囲に合わせてしまうのです。
自分に自信が持てない
すぐに相手が正しいと考えてしまう人は『人は人、自分は自分』と割り切るのが難しく、これは自分に自信を持てないことが理由として挙げられます。
自己肯定感が低くて自分に自信が持てないと他人の判断に従ってしまい、自分らしさが失われてしまうのです。
人と比べるのが癖になり、劣等感を抱く
すぐに自分と他人を比較し、『人は人、自分は自分』以上に『人に負けたくない』という心理が働く人がいます。
このタイプの人は競争意識が強い性格なため、相手に負けた時でも『人は人、自分は自分』と割り切れず、劣等感を抱いてしまうのです。
人に合わせてしまう
自分らしく生きようとすると、時には周囲と違った行動をとらなければならないことがあり、その場合はどうしても目立ってしまいます。
そのため、目立つのが嫌いな人は自分らしく生きられず、例え自分なりの考えを持っていても人に合わせてしまい、結果『人は人、自分は自分』と割り切れないのです。
「人は人、自分は自分」と割り切る7つの方法
『人は人、自分は自分』と割り切るには、他人ではなく自分に重点を置いて考える必要があり、以下の対処法を実践するのがおすすめです。
目標設定をする
他人のことを考えず自分に対して目標を設定すれば、目標達成のためにおのずと自分のことに集中できるようになります。
例えば、『情報処理検定を取得する』『骨格診断の資格を取得する』といった具体的な目標を立てることがおすすめ。
明確な目標の方がモチベーションを保ちやすいです。
目標達成に向けて努力していれば次第に周囲の目が気にならなくなり、自分らしく生きることができるようになるのです。
人のことは気にしない
例えば、社会人として働く人の中には仕事の早さを同僚と比較して、『◯◯さんに比べて自分は仕事が遅い』と落ち込んでしまう人がいます。
しかしこのような感情は捨て去るべきで、人のことを気にせず自分の仕事に集中する癖を身につければ、他人と自分の違いを割り切れるようになります。
仕事内容が自分にとって苦手なものなら同僚よりも作業が遅いのは当然ですし、そもそも与えられた仕事内容が異なる可能性だってあるのです。
自分が自分を変えられると信じる
他人に対して自分と同じ価値観を求めると、『人は人、自分は自分』と割り切れなくなってしまいます。
仮に自分の意見を押し付けたところで、異なる価値観を持つ相手にとっては迷惑であり、他人を変えることはできないのです。
自分が変えることができるのは自分だけだと信じ、他人の価値観に対して変えようとするのではなく、尊重する気持ちを持ちましょう。
些細なことでも自分を褒めてあげる
『人は人、自分は自分』と割り切れない人は他人を羨む傾向があり、それは自分に劣等感を抱いているのが原因です。
いくら責任感のある真面目な人でも、自分がダメだと思ってしまえば自信が失われ、マイナスの感情を持ってしまいます。
そこで、どんな些細なことでもいいので自分を褒めてあげる習慣を身につけ、その中で自分の長所・魅力を発見し、自信を取り戻しましょう。
意見や気持ちを発表してみる
他人に合わせてばかりでは自分らしく生きることができなくなるため、時には自分の意見や気持ちを堂々と発表してみましょう。
自分の意見や気持ちを発表するからには、自分が何を望んでいるかを考える必要がありますから、おのずと自分と向き合うことができるのです。
そうすれば自分の考えが他人と異なることに気づき、『人は人、自分は自分』と割り切れるようになるでしょう。
みんなに好かれるのは不可能だと知る
人に好かれるのはいいことですが、みんなに好かれることは不可能であり、何事に対しても好む人がいる一方で嫌う人もいるものです。
- 広告の値段を安いと絶賛する人もいれば、高いと批判する人もいる
- 上司の命令を正しいと思う社員もいれば、間違っていると思う社員もいる
- 自分の友達のことを好きという人もいれば、嫌いという人もいる
- 人間関係において距離感の近さを大事にする人もいれば、そうでない人もいる
このように何事も賛否両論であり、一部の人から嫌われるのは仕方のないことです。
そこで嫌われるのを怖れると自分らしさを出せなくなってしまうため、『そもそもみんなに好かれるのは不可能だ』と割り切る気持ちが大切です。
ポジティブな気持ちで自分と向き合う
ネガティブな気持ちで自分と向き合っていると周りが輝いて見えやすく、『人は人、自分は自分』と割り切れなくなってしまいます。
そこで、ポジティブ思考で自分と向き合うことを心掛け、そのためには自分の短所ではなく長所に目を向けるようにしてください。
自分の長所を見つけてさらに伸ばす努力をすれば、自分に自信が持てるようになって常にポジティブな気持ちを持ち続けることができます。
心理学を学ばなくても「人は人、自分は自分」が身につく本
『人は人、自分は自分』と割り切るための自己理解は、心理学を学ばなくても本から身につけることができます。
そこで、『人は人、自分は自分』が身につくおすすめの本を紹介します。
嫌われる勇気
出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/4478025819/ref=cm_sw_r_tw_dp_VF4FK1YEK8AF3QB8Z2W2
フロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされるアルフレッド・アドラーの心理学をもとに、青年と哲学者の対話形式で書かれている本です。
アドラーは『トラウマ』の存在を否定して、『人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである』と断言しており、対人関係を改善するための具体的な克服法を学べます。
自己肯定感ノート
出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/4815604037/ref=cm_sw_r_tw_dp_9FYWA16CWZKR8X6X7JDW
自己肯定感が高まる書き方が3つのステップで分かりやすく解説されており、実践して毎日ノートに書くことで自己肯定感が高まる本です。
自己肯定感を高くする方法として、『高める』ではなく『高まる』の考えをポイントにしており、精神力・努力論ではなく科学的な方法が紹介されています。
『人は人、自分は自分』で自分らしい最高の人生を送ろう!
他人を羨むばかりの生活を送っていては人生を楽しめず、仕事にも恋愛にも自信を持てなくなってしまいます。
自分と同じ道を進み、同じ経験をして同じ能力・特徴を持った人などいるはずがないのですから、自分と他人が違うのは当然のことなのです。
だからこそ『人は人、自分は自分』と割り切り、誰かと比較するのではなく自分らしく生きて最高の人生を送りましょう!