オオイヌノフグリの花言葉には怖い意味がある？似た花や贈るシーンも紹介

るり色の小さな花が可愛らしいオオイヌフグリ。

日本全国に分布している花で、道端や公園の芝生などで見かけることも多いですよ。

そんなオオイヌノフグリには、どんな花言葉が込められているのでしょうか？

この記事では、オオイヌノフグリの花言葉や花の特徴に加えて似ている花を紹介します。

オオイヌノフグリの花言葉は？

可愛らしい青色の小花が魅力のオオイヌノフグリ。

そんなオオイヌノフグリにはどのような花言葉があるのでしょうか？

こちらでは、オオイヌノフグリの花言葉やその由来について解説します。

「信頼」

オオイヌノフグリには「信頼」という素敵な花言葉がこめられています。

花言葉の由来は、キリスト教徒である「聖女ベロニカ」が由来です。

オオイヌノフグリの学名は、聖女ベロニカと同じ綴りである「Veronica persica」と書きます。

十字架を背負って処刑場に向かうキリスト教の姿に心を打たれた彼女は、キリストの汗をハンカチで拭いました。

最後までキリストを信頼し続けたベロニカの姿がオオイヌノフグリの「信頼」という花言葉の由来となっています。

「信頼」という素敵な花言葉をもつオオイヌノフグリは、大切な恋人や友人、家族など信頼している相手への贈り物にぴったりです。

「忠実」

オオイヌノフグリには「忠実」という花言葉も存在します。

「忠実」は他の花言葉と同様に聖女ベロニカのキリストを信じ続ける姿勢が由来です。

たとえ周りが敵ばかりで処刑されてしまうとしても、ベロニカ聖女はキリストに忠実に向き合い続けます。

真心を忘れずハンカチでキリストの汗をぬぐう姿は、彼女の忠実な心からの行動といえるでしょう。

「清らか」

オオイヌノフグリには、爽やかな青の花色に似合う「清らか」という花言葉もつけられています。

キリストを純粋に敬う聖女ベロニカの清らかな心が花言葉の由来。

また、白から青のグラデーションがかった花色が、清らかな印象を与えることも理由の1つです。

オオイヌノフグリは、西洋で「聖女ベロニカの草」といわれており、清らかな彼女を彷彿とさせる素敵な花言葉ばかりです。

雑草でありながら清潔感のある可憐な花姿だからこそ、素敵な花言葉がたくさんつけられているのかもしれないですね。

オオイヌノフグリは色別の花言葉がない

オオイヌノフグリはメジャーな青い花のほか、白や紫などの花色があります。

しかし、オオイヌノフグリには色別の花言葉はなく、どの色のオオイヌノフグリも「信頼」「忠実」「清らか」という花言葉です。

どの色のオオイヌノフグリも美しく清らかな印象を与える、可憐な花。

花言葉もシンプルでどれも素敵な花言葉ばかりなので、大切な人へのプレゼントにもぴったりですよ。

オオイヌノフグリの花言葉には怖い意味がある？

オオイヌノフグリには怖い意味の花言葉はありません。

むしろ、キリストを純粋に敬い続ける聖女ベロニカの美しい心や忠誠心を表現した、素敵な意味合いばかりです。

心温まるポジティブな意味が込められているオオイヌノフグはプレゼントにもぴったりですよ。

オオイヌノフグリってどんな花？

公園や道端など身近に自生しているため一度は見たこともある人が多い、オオイヌノフグリ。素敵な花言葉が込められており、見た目にも愛らしい花ですが、名前を聞いてもピンとこない人もいるでしょう。

こちらでは、オオイヌノフグリとはどんな植物なのか特徴や魅力を解説します。

ヨーロッパが原産地の多年草

オオイヌノフグリは、オオバコ科クワガタソウ属に属する多年草です。

ヨーロッパが原産の植物で、明治初期に日本に渡来しました。

繁殖力が強く日本の環境にも適しており、日本全国で自生しているので道端や公園などでもよく見かける帰化植物です。

冬の寒さ残る2月頃から咲き始め5月頃まで花を咲かせます。

夏には枯れてしまいますが根部分は生きており、秋になると再び芽吹いてくれますよ。

名前の由来がユニーク

オオイヌノフグリという名前は、実の形状が犬の陰嚢（フグリ）に似ていることが由来です。

植物学者・牧野富太郎が名づけたといわれていますが、彼が生まれる前からオオイヌフグリと呼ばれていたという説も。

ほかにも、日本の在来種である「イヌノフグリ」と似ていることと、サイズが大きいことから「オオイヌノフグリ」と付けられた説があります。

また、オオイヌノフグリの青く小さな花姿が、瞳に見えたことから「星の瞳」という別名で呼ばれることも。

愛らしい見た目や素敵な花言葉からはイメージできないユニークな名前も、オオイヌノフグリの魅力といえるでしょう。

青や紫の小さな花が愛らしい

オオイヌノフグリは春の訪れを知らせるように青や紫、白色の小さな花を咲かすのが特徴です。

花びらは7～10mm程度と非常に小ぶりながら、一面に広がるように次々に花を咲かせる姿は圧巻ですよ。

オオイヌノフグリの花は一度開花すると、一日で終わってしまいます。

しかし、次々に新しい花を咲かせてくれるので、春になると青や紫の愛らしいオオイヌノフグリがたくさん咲く姿が楽しめますよ。

オオイヌノフグリに似ている花はある？

るり色の爽やかな青色の小花が魅力のオオイヌノフグリ。

そんなオオイヌノフグリには、似ている植物がいくつか存在します。

こちらでは、オオイヌノフグリに似た花をご紹介。

お散歩やピクニックで青い小花を見つけたときは、オオイヌフグリかどうかチェックしてみてくださいね。

イヌノフグリ

イヌノフグリは、オオバコ科クワガタソウ属に分類されるイヌノフグリの仲間です。

日本に古くから自生している在来種で、オオイヌフグリよりもさらに小さく直径3mmほどの花を咲かせますよ。

日当たりのいい石垣などに生える一年草ですが、近年では減ってきており絶滅危惧II類に指定されている植物です。

遠くからでは気づかないほどの小さな花ですが、可憐で清らかな花姿はオオイヌフグリとよく似ています。

ネモフィラ

オオイヌフグリと同じく澄んだ青色の花を咲かせる「ネモフィラ」。

ムラサキ科ネモフィラ属に分類される全く別の植物ですが、花姿は似ています。

オオイヌフグリとの大きな違いは花の大きさで、オオイヌフグリが7～10mmほどの小花に対して、ネモフィラは20mmほどの花を咲かせます。

また、開花時期が4～5月とネモフィラの方が遅め。

さらに丸い葉っぱが特徴のオオイヌノフグリに対して、ネモフィラの葉はギザギザとしています。

フラサバソウ

フラサバソウもオオイヌフグリとよく似ており、同じ属性・オオバコ科クワガタソウ属に分類されています。

薄紫色の小さな小花が愛らしく、別名「ツタバイヌノフグリ」と呼ばれているほど見た目はそっくりです。

オオイヌフグリとの大きな違いは葉っぱで、フラサバソウの葉にはたくさんの毛があります。

タチイヌノフグリ

オオイヌフグリの仲間であるタチイヌノフグリも、日本全国で自生する帰化植物の1つ。

花姿や実、葉の形状はオオイヌノフグリとよく似ていますが、タチイヌノフグリの方は花が小さいです。

また、茎の枝分かれが少なく、成長するにつれて立ち上がってくるのが特徴的。

また、開花時期は4〜6月とオオイヌノフグリよりも少し遅めです。

オオイヌノフグリの花言葉にあったプレゼントシーンは？

オオイヌノフグリは素敵な花言葉が込められており、贈り物にもおすすめです。

しかし、あくまでも雑草に分類される植物なのでプレゼントシーンや贈り方は工夫を凝らす必要があります。

こちらでは、オオイヌフグリの花言葉にあったプレゼントシーンを紹介します。

誕生日祝い

オオイヌフグリは2月11日の誕生日花でもあります。

そのため、2月生まれや2月11日が誕生日の人に、オオイヌフグリを贈ってみてはいかがでしょうか。

オオイヌフグリの花は小さいのでカスミソウなどと組み合わせてミニブーケにすると素敵です。

また、花はすぐにとれてしまうので、ドライフラワーを封入したグッズやメッセージカードにオオイヌフグリの押し花でデコレーションするのもおすすめですよ。

愛らしい青色の花が似合う人へ

オオイヌフグリの魅力は何といっても澄んだ青色の花です。

そんな清らかな色味が素敵なオオイヌフグリは、可憐な青色の花が似合う人への贈り物にぴったり。

ミニブーケにして贈るのも素敵ですが、オオイヌフグリの群生地へ訪れるのもおすすめですよ。

一面に咲き誇るオオイヌフグリの風景は非常に素敵なので、想い出作りの1つとして訪れてみてはいかがでしょうか。

信頼している人への贈り物

オオイヌフグリにつけられている「信頼」になぞらえて、信頼している人への贈り物としてもおすすめです。

家族や友人、職場の人への信頼の気持ちを伝える際は、お菓子などと一緒にオオイヌフグリを添えてみてはいかがでしょうか。

オオイヌノフグリは春の訪れを感じさせる植物！大切な人へ素敵な花言葉を贈ろう

オオイヌフグリは「信頼」「忠実」「清らか」と素敵な花言葉がつけられています。

春の訪れを知らせるように涼やかに咲く姿が可愛らしくて癒されますよ。

一度開花すると1日で散ってしまう儚さもありますが、次々と開花して一面に広がる姿は生命力の強さを感じさせます。

カスミソウなどの花と組み合わせてアレンジメントにしたり、ドライフラワーにしてしおりや、アクセサリーを作ったりと工夫すれば贈り物にもぴったり。

大切な人への贈り物としてオオイヌフグリの素敵な花言葉を添えてみてはいかがでしょうか。