親友と結婚する「友達婚」のメリット・デメリットを知って将来を考えよう!
友人関係の男女が結婚する「友達婚」が注目されています。
恋愛感情を抱かない2人が将来を考えて、結婚を選択するケースは珍しくなくなりつつあるのです。
しかし周囲からは「どうして友達と結婚するの?」「友達と結婚してうまくいくの?」と疑問を抱かれたり、反対されたりすることもあるでしょう。
この記事では、今注目の友達婚が気になる人に向けて、友達婚のメリットやデメリット、友達婚に向いているタイプなどを紹介します。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、婚活の参考にしてくださいね。
Contents
「友達婚」とは?
友達婚とは文字通り親友や友人と結婚することです。
交際を経て結婚する恋愛結婚とは違い、結婚するときにはお互い恋愛感情を抱いていません。
恋愛感情よりも友情を優先した結婚なので「友情結婚」や「友情婚」と呼ばれることもあります。
友人関係を通して、お互いのことをよく理解しあった2人が「これからの人生を一緒に過ごしたい」と望んで友達婚に踏み切るケースが多いです。
一方、恋愛婚の場合、当然ながら恋愛感情があるので、自分を良く見せようと無理したり、相手に合わせて我慢したりと、好きがゆえにしんどくなってしまうことがあります。
ストレスが蓄積された結果、良い関係性が築けないことも多いのです。
恋愛から解放された友達婚にはストレスが少なく、一緒にいて居心地が良いなどの利点があり、長続きしやすい結婚スタイルといえます。
親友・友人と友達婚するメリット
友達同士で結婚することが話題になっているものの、友達との結婚生活がうまくいくのか不安に感じますよね。
友達婚は恋愛感情を抱いていないがゆえに、幸せな結婚生活が長続きするケースが多いです。
ここでは友達婚する5つのメリットを紹介します。
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お互いを尊重できる
友達婚するカップルは恋愛感情を抱いていない分、人間性を重視して結婚しています。
お互いを尊重できる関係性を築けるのが友達婚のメリットといえるでしょう。
相手の良い面だけでなく、悪い面も理解して認め合うことは長い結婚生活で重要なことです。
結婚生活に波風が立たない
友達婚は結婚生活に波風が立たないというメリットもあります。
恋愛婚の場合、気持ちが冷めてしまうとそのまま夫婦仲に直結したり、浮気に走ったりする可能性があるからです。
事態によっては相手を束縛する、嫉妬するなどといった過度な恋愛トラブルが起こるかもしれません。
恋愛婚より安定した結婚生活をおくれるケースが多いです。
趣味や価値観が似た夫婦になれる
結婚して「趣味を楽しむ時間が減った」「考え方が合わない」などの不満を抱えている夫婦はとても多いです。
その点、友達婚の場合は趣味や価値観が似た夫婦になれるメリットがあります。
そもそも友達婚に至るカップルは、共通の趣味を通じて仲を深めていたり、似た考え方をしていたりするケースがほとんどです。
結婚後も一緒に趣味を楽しめることで、ストレスが少なく有意義な結婚生活を送れるでしょう。
気取る必要がない
友達婚は相手のありのままを受け入れているので、気取る必要はありません。
恋人(結婚相手)に良く思われたいと、かっこつけたり自分を偽ったりすることがないので、自分らしく過ごすことができます。
また、「結婚する前はこうじゃなかったのに」と籍を入れてから後悔することもありません。
長い結婚生活では、いかにのびのびと自分らしく過ごせるかが重要なのです。
夫婦対等で過ごせる
結婚はときに相手に依存したり、上下関係ができたりすることがあります。
これは愛情があるゆえの行動や経済的問題、関係性などが原因になっていることが多いです。
しかし友人同士であれば、そもそもが対等な関係なので結婚して、夫婦になっても対等に過ごすことができます。
相手に頼らず、お互いが自立しながらも、困ったときは助け合える良い夫婦関係が築けるでしょう。
親友・友人と友達婚するデメリット
良好な関係で長続きしやすい友達婚ですが、デメリットも存在します。
次に友達婚する3つのデメリットを紹介するので、友達婚に興味がある人はよくチェックしておきましょう。
子供が望めないかもしれない
友達婚の場合、恋愛感情がないため性交渉をしないカップルが多いです。
そのため2人の間に子供が望めない可能性があります。
結婚後に恋愛感情が芽生えて子供を授かるケースも珍しくありませんが、そういった行為を相手が受け入れてくれるかはカップルごとの問題です。
養子を迎えるパターンも考えられますが、そもそも子供を望んでいるかは事前に話し合っておく必要があるでしょう。
反対・批判・心配される
友達婚はまだ社会的に多くの認知を得ていません。
そのため、家族や友人など周囲の理解を得られない可能性があります。
孫の顔が見たい親から反対されたり、「偽装結婚では?」と批判されたりするかもしれません。
恋愛結婚が常識と考える人からは「ちゃんと夫婦になれるのか?」と心配されることもあるでしょう。
友達婚は周囲から祝福されないことも覚悟する必要があります。
好きな人ができたとき困る
パートナー以外に好きな人ができたときに困るのは友達婚の大きなデメリットです。
これは恋愛婚の場合でも同じですが、友達婚はとくに大きな問題といえます。
恋愛感情がない相手と結婚しているので、どうするべきか非常に悩むところでしょう。
ただ理解しあっている関係なので、「好きな人ができた」と素直に相談すれば乗り越えられるかもしれません。
お互いを尊重しあえる仲だからこそ、デメリットをカバーできる可能性もあります。
どんなタイプが友達婚に向いている?
友達婚のメリット・デメリットが分かったところで、自分に友達婚は向いているのかチェックしてみましょう。
ここでは、友達婚に向いているタイプを紹介します。
恋愛がめんどくさい人
恋愛が面倒だと感じる人は友達婚に向いています。
「出会って好きになって付き合って…」と恋愛関係から結婚するまでは長い道のりです。
面倒な間を取っ払って、なおかつ遠慮のない人と結婚したいのであれば友達が一番の有力候補でしょう。
恋愛の駆け引きをせず、自分を良く見せようと無理しなくても済みます。
また「刺激的な恋愛に疲れてしまった」という理由で穏やかに過ごせる友達婚を選択するのもアリです。
子供を望んでいない人
友達婚は恋愛感情がないため、子供を作らないカップルが多いです。
子供を望まず、2人だけで生活したいと考える人は友達婚に向いています。
仕事や親の介護など、さまざまな理由から子供を望まない人もいるでしょう。
子供がいる家庭よりも経済的な余裕が生まれますし、子供に縛られて自分たちの時間がなくなることもありません。
相手と向き合う時間が多くなるので、お互いを深く理解しあった友達だからこそうまくいくといえるでしょう。
同性との恋も楽しみたい人
恋愛対象が同性の場合、残念ながら日本では婚姻関係を結べません。
しかし親を安心させるため、周囲からのプレッシャーなどさまざまな理由で結婚を迫られるケースがあるでしょう。
そんなとき、友達婚をすれば建前上は既婚者になることができます。
結婚と恋愛を分けて考えてくれるパートナーであれば、恋人を作ろうと何も言われません。
多様な性的指向やライフスタイルを理由に男友達や女友達と異性婚に至る同性愛者は実は少なくないのです。
婚姻関係を1つのツールとして利用し、より自分らしい生き方を実現している人もいます。
幸せな友達婚をしている芸能人夫婦
芸能界でも友達婚するカップルは多いです。
最後に幸せな友達婚をしている芸能人夫婦を紹介します。
真矢ミキ・西島数博
女優の真矢ミキさんは友人であったバレエダンサーの西島数博さんと2008年に結婚しました。
舞台の共演がきっかけで知り合い、西島さんから告白されますが友人として接していた真矢さんは交際を断ります。
西島さんは諦めず「恋愛抜きで相手を思いやれるからこそ、良い関係が築ける」という言葉に真矢さんが惹かれ交際をスタートし、後に結婚に至りました。
真矢さんは結婚について「何でも語り合える友達で、その友情の延長線上にこの度、結婚という形が自然に生まれました」とブログで語っています。
厳しい世界に身を置く2人はお互いを支えあう最良の形として結婚を選択したのでしょうね。
中村うさぎ・一般男性
小説家の中村うさぎさんは日本に留学中だった香港人の男性と1997年に結婚されています。
なんと結婚した理由は、夫である親友の学生ビザが執行されるのを防ぐためだとか。
これに加えて夫がゲイであったため「偽造結婚」「セックスレス夫婦」としてマスコミが騒ぎ立てました。
夫婦間では恋愛もセックスもありませんが、親友時代に培った強い絆と信頼から20年以上結婚生活が続いています。
夫婦の形は多様で、それぞれに愛情があって成り立っていることがわかりますね。
友達婚を望むなら婚活アプリを利用してみよう!
生涯のパートナーに恋愛感情よりも信頼や穏やかさを求める人にとっては友達婚はベストな選択といえます。
面倒な恋愛をせずに結婚したいと願う人もいるでしょう。
恋愛を挟まず結婚する方法として、お見合いや結婚相談所などが考えられますが「交際を経てから結婚」というプロセスに変わりはありません。
友達婚を望むなら婚活アプリや趣味を通じた婚活などを利用してみるのがおすすめです。
共通の趣味で盛り上がれる趣味友や価値観の似た友人と出会えるはずです。
考え方やライフスタイルが多様化している現代だからこそ、自分らしく生きられる素敵なパートナーを見つけて幸せになってくださいね!
- 友達婚とは恋愛感情を抱かない友人と結婚すること
- 友達婚のメリットに「お互いを尊重できる」「結婚生活に波風が立たない」などがある
- 友達婚のデメリットに「子供が望めない可能性がある」「周囲の理解を得られない」などがある
- 友達婚に向いているのは「恋愛がめんどくさい」「子供を望んでいない」などといったタイプ