自分を許すことはいいこと？正しい意味や効果、7つの許す方法を紹介

過去に犯したミスを許すことができずに、いつまでも自分を責め続けていませんか？

そろそろ自分を許したいけれど、それが本当にいいことなのか悩みますよね。

この記事では自分を許すことの正しい意味や効果と、許すための方法を紹介しています。

罪悪感から自分を解放し、ポジティブな人生を送るためのヒントを紹介しましょう。

「自分を許す」とはどんな意味？

勘違いしやすいのですが「自分を許す」ということは、「失敗を忘れて、なかったことにする」「言い訳を与えて仕方なかったと思う」ことではありません。

なぜなら、たとえ忘れたりごまかしたりしても、記憶が蘇ってまた罪悪感を抱いたり、同じような過ちを犯してしまったりするからです。

自分を許すとは、ありのままの自分自身を受け入れること。

過去に過ちを犯した自分も、現在罪悪感に苦しめられている自分も、全て自分の姿として受け入れるのです。

それができた時に初めて、本当に自分を許すことができるでしょう。

スピリチュアルな意味

自分を許すことは、スピリチュアル的にも重要な意味を持つ行為です。

スピリチュアル的に自分を許すこととは、自分の好きな部分だけではなく、嫌いな部分やネガティブな感情も含めて自分を愛するということ。

「自分のこういうところが嫌い」と自己否定ばかりしていたら、自分に自信を無くしてさらにネガティブになってしまいます。

ダメなところも含めてありのままの自分を愛せるようになると、自己肯定感が高まり自信を持って生きられるようになるでしょう。

自分を許すことで得られる効果とは？

他人に対する怒りは、その人とのわだかまりが解消されて初めて消えるので、その時点で相手を許すことができます。

しかし、自分に対する怒りや不満は、意識的に自分を許さない限りいつまでもあなたの心を攻撃し続けるでしょう。

自分を許せたら自分の気持ちが楽になるだけでなく、他にもいろいろな効果が得られます。

続いて、自分を許すことで得られる効果について紹介しましょう。

自分に優しくなれる

自分を許せない人は完璧主義者が多いので、次々と高いハードルを設定しては達成できない自分を価値がない人間だと責めてしまいがちです。

また、他人と自分を比べて劣等感を抱いたり、自分に対してふがいなさを感じたりすることも。

自分を許せるようになると「自分は自分」「こんなに努力して自分は成長している」などと、自分に対して優しくなれます。

自分に優しくできると自己肯定感も高まるので、毎日をポジティブに過ごせるようになるでしょう。

人に優しくなれる

自分を許すことができると、自分にだけでなく他人に対しても優しくなれます。

逆に、自分を許せない人は周りに対しても大らかな気持ちを持てないでしょう。

例えば、自分に余裕がない時に急な残業を言いつけられたら、上司に対して「今頃言うなんて酷い」などと怒りばかり感じてしまいますよね。

しかし自分を大切にできる人なら、他人に対しても「この時間に言うなんて、よほどの緊急事態なんだな」と大らかに考える余裕があるので、笑顔で協力できるはず。

当然、後者の考え方のほうが残業もあまり苦にならず、上司からも感謝されて信頼を得られるようになるでしょう。

人間関係が円滑になる

自分と他人に対して優しくなれると、人間関係が今まで以上に円滑になります。

人は好意を持って接してくれる人や優しくしてくれる人には、自分も好意を持ってお返しをしたいと思うものです。

周りは敵ばかりで自分はみんなから嫌われていると思っていると、実際に周りの対応が冷たくなることもあるでしょう。

しかし、自分を許せる人は他人も許せるので、周りから好感を持たれて親切にされることが増えてきます。

このように、自分を許すことは自分自身にだけでなく、人間関係にも良い影響を与えてくれるのです。

潜在意識が良い価値観を引き寄せる

自分を許すことは潜在意識にも良い影響を与え、良い価値観を引き寄せます。

潜在意識とは、表面上に現れず自覚できない意識のこと。

自覚できる顕在意識よりもずっと大きな力を持っていて、気付かないうちに価値観に影響を与える重要な意識です。

例えば「彼女が欲しい」と頭では思っていても、潜在意識で「彼女ができたら、面倒だな」と思っていれば、女性に好意を持たれてもどこか避けるような態度を取るでしょう。

自覚していないだけに自分で修正するのは難しいですが、自分を許すことができれば、潜在意識もポジティブな方向に修正されていくはず。

無意識のうちに良い価値観を引き寄せ、恋愛や仕事などにおいても成功を収められるようになりますよ。

自分を許すことができる7つの方法

自分を許すためには自己とのしっかりとした対話が必要です。

最初は難しさを感じるかもしれませんが、ちょっとしたテクニックを使えば楽に許せるようになりますよ。

大切なのは、頭で考えるだけでなく行動にも移して、徐々に変化していく自分を認めてあげることです。

次は、自分を許すことができる7つの方法を紹介しましょう。

今の気持ちを声に出す

自分を許すために最も簡単で効果的な方法は、今の気持ちを声に出してみることです。

1人になれる場所に行って、今の素直な気持ちを口に出して言ってみましょう。

誰かに見栄を張る必要もなく責められることもないので、自分の本音を正直に話せます。

そして、言い終わった後は勇気を出して、話した自分を褒めてあげましょう。

感情を言葉にして声に出すことで、脳や潜在意識にも良い影響を与えます。

気持ちも切り替えられて、自分を許すことに慣れていけるでしょう。

自分の頑張りを認める

次は、自分で自分の頑張りを認める練習です。

できなかったことや、できないことではなく「頑張ったこと」に視点を向けて、自分の努力を承認してあげましょう。

自分を許せない人は結果重視で、その過程の頑張りを無視しがちです。

結果が残らなくても頑張った自分を認めて褒められるようになれば、自分で承認欲求が満たせるようになります。

自分と他人を比較したり評価されたりする必要がなくなるので、自然と自分に自信が出て、余裕のある豊かな毎日を過ごせるようになるでしょう。

自分の長所に目を向ける

自分の短所ばかりでなく、長所にも目を向ける練習をしてみましょう。

自分に厳しい人は「え、長所なんてないし」と思いがちですが、誰にでも必ず長所はあります。

「猫に好かれる」「まつ毛が人より長い」など、履歴書に書けないような些細なことでも大丈夫です。

自分へのダメ出しが自分への賞賛に変われば、自分を許せる人に変わっていけるでしょう。

友達にアドバイスをもらう

信頼できる友達がいるのなら、自分を許せないという悩みそのものを打ち明けてみるのも良い方法です。

実はあなたの中ではもう答えが出ていて、誰かに「もう大丈夫だよ」と言ってもらえるきっかけを待っているだけかもしれません。

もしくは、悩むほどのミスではなかったのに、過剰に反応しているだけの場合もあります。

いずれにせよ、当事者ではなく第三者と情報を共有することで、罪悪感が軽くなっていくでしょう。

もし自分のミスで誰かに迷惑をかけたなら、どうしたら良いかもアドバイスしてもらえば、前向きな問題の解決にも役立ちます。

人のために行動する

自分を許せない人は、行動を起こすことに臆病になって引きこもりがちです。

まずは、積極的に外に出て人のためにできる行動を探してみましょう。

コンビニで募金したり、電車で席を譲ったりなど、簡単にできる親切はたくさんありますよね。

職場なら、他の人の雑用を手伝ったり、1本早い電車で出社してオフィスを掃除しておいたりすれば、きっと喜ばれるはず。

見返りを求めずに善行を積むことで心にゆとりができ、結果的に自分を許せるようになってきます。

自分に響く名言を見つける

世界の偉人・有名人と呼ばれる人たちにも、自分を許せない悩みを克服してきた人が大勢います。

自分に響く名言を見つけて、自分を励ますのも良いでしょう。

引用元：【幸せになれる！】自分や相手を許すための名言を紹介します

本から学ぶ

自分の力で自分を許すことができない時は、本から学ぶのもおすすめです。

心理学書や哲学書、小説、絵本などのさまざまなジャンルの書籍の中に、あなたが求めている答えが隠れている可能性がありますよ。

自分を許す心理学／加藤諦三

出典元：https://www.amazon.co.jp/dp/4837979734/ref=cm_sw_r_tw_dp_4PD2R26WV58YS6TAX6EX

心理学者の加藤諦三著の「自分を許す心理学」は、ありのままの自分を受け入れて自分のことを好きになるためのヒントが見つかる一冊。

サブタイトルにあるような疲れない生き方を目指す人や、自分が許せなくて行き詰っている人におすすめです。

自分を許すことができたら、恋愛もうまくいくかも！？

自分を許すことができたら、きっと人生が前向きになるでしょう。

そして前向きに生きることができたら、周りにも人が集まりますし、異性からアプローチされることもあるはずです。

もし異性との出会いがなくてお困りなら、マッチングアプリを使うのもいいでしょう。

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自分を許すことでより人生を豊かにすることができる！

自分を許すこととは、過ちを忘れることではなく、ありのままの自分も含めて全てを受け入れること。

自分のネガティブな部分も愛せるようになると、自分に自信がついてきます。

自分に優しくできると他人にも優しくなれるので、人間関係が良くなったり潜在意識にも良い影響を与えたりするでしょう。

今の気持ちを言葉にしたり、これまでの頑張りを認めたりしているうちに、だんだんと自分が許せるようになってきます。

自分を許せず悩んでいた人の格言や有名人の言葉、書籍からヒントを得るのもおすすめです。

罪悪感に捕らわれていた自分も受け入れて、より豊かな人生を送りましょう。