【徹底検証】朝食を食べない人は食べる人に比べてメリットが少ないの?
なにかと忙しくて簡単に済ませてしまいがちな朝食ですが、実は一日で最も大切な役割を担っていることをご存知ですか?
この記事では、朝食を食べることのメリット・食べないことのデメリットから、朝食を取るべき理由について紹介していきます。
記事後半では、忙しい朝こそ取り入れたい朝食におすすめな食材をまとめました。
最後まで読んで元気な一日のスタートを切りましょう!
Contents
朝食を食べないことが身体に良くない理由!
人の身体は睡眠中も活動しているため、起床時はエネルギーが枯渇している状態です。
そんな状態でしっかり栄養補給をしないまま一日をスタートすれば、パフォーマンスが下がるのも無理ありませんよね。
名古屋大学の研究グループは、朝食を食べないことは肝臓の時計遺伝子や代謝リズムの異常から体重増加を引き起こすという研究データを発表しています。
世の中には断食などさまざまな健康法やダイエット方法がありますが、朝食を抜くことは避けたほうがいいといえるでしょう。
朝食を食べることによるメリット5選
朝食を食べることによって人の身体ではどのような反応が起こるのでしょうか。
ここでは、朝食を食べることによる具体的なメリットを解説していきます。
脳も身体も活発になる
寝ている間に消費したエネルギーを朝食によって補えば、朝から脳や身体をしっかり働かせることができます。
また、朝食を食べることは脳や身体を目覚めさせることにも繋がるので、朝から活発に行動することができるようになりますよ。
便秘解消の効果もある
朝食を食べれば、胃腸の働きを活発にさせることができます。
朝から胃腸を動かし刺激することで排便を促すことにも繋がり、便秘解消の効果も期待できるでしょう。
毎日決まった時間に朝食を食べるようにすれば、排便習慣も安定しやすくなります。
仕事の効率化が図れる
ブドウ糖は脳の大きなエネルギー源で、これが不足すると集中力や思考力が低下する原因になります。
そのため、朝食を食べてしっかり脳に栄養を与えれば、仕事の効率をあげることに繋がるのです。
とくに一日の段取りが決まる午前中の作業効率をあげることは、仕事の進捗をスムーズにしてくれるでしょう。
「年収と朝食には大きな関係がある」ともいわれているほど、朝食を食べることと効率よく仕事することには大きな関係性があります。
「朝は頭がぼーっとしてる」という人は、朝食で炭水化物などブドウ糖を補給することができるメニューを取り入れるのがおすすめです!
太りにくい身体づくりができる
「ごはんを食べたら身体があたたまった」という経験をしたことがありませんか?
食事をすると内臓が活発に動き出すため、体温を上昇させます。
とくに朝食を食べることは眠っていた胃腸を起こして血流をあげ、睡眠中に低下した体温をあげるための役割をするのです。
さらに、体温の上昇は基礎代謝をあげるため、痩せやすく太りにくい身体づくりに繋がります。
体内リズムが整う
人の身体は起床時から睡眠に向けて、エネルギー消費を調整しています。
これがいわゆる『体内時計』と呼ばれるもので、朝食を食べることは身体のリズムのスイッチとなります。
朝食を食べて身体に「起きたよ~」という合図を送ることで、体内リズムがリセットされ、一日を効率よく活動することができるのです。
朝食を食べないことによるデメリット
朝食を食べないことで身体にどのような影響を与えるのでしょうか。
ここでは、朝食を食べないことによるデメリットを3つ紹介します。
朝食抜き派の人は思い当たる節があるかもしれませんね。
イライラしたりダルさを感じたりすることがある
朝食を食べずに脳のエネルギーや身体を動かすパワーが足りない状態では、
- イライラする
- 体のだるさを感じる
- 頭がぼーっとする
などの症状が現れるようになります。
また、疲れを感じやすくなったり、集中力が続かなくなったりするなど、朝食を抜くことはさまざまなデメリットをもたらすのです。
食べる人に比べて太る可能性が高くなる
朝食を食べない人は、朝食を食べる人より太る可能性が高くなります。
たとえば、
- 空腹の時間が長くなるため、食べ過ぎの原因になる
- 血糖値が急上昇しやすく、インスリン分泌を増加させて脂肪を蓄えやすくなる
- 基礎代謝が低くなり、1日の消費カロリーが減少する
など、朝食を食べないことは太る原因を増やすことに繋がるのです。
健康に悪影響を及ぼすことも!
朝食を食べない人は、肥満のリスクがあがると前述しましたが、その結果心臓病などの成人病や生活習慣病になるリスクをあげてしまう可能性が生じます。
また、体内リズムが安定しないことでホルモンバランスや自律神経が乱れ、健康への悪影響を及ぼすということも考えられるでしょう。
【必見】朝食におすすめの食材とその理由
忙しい朝こそ選びたい朝食におすすめの食材を5つ紹介します!
その理由や効果的な食べ方も解説しているので、しっかり把握しぜひ取り入れていきましょう。
卵
卵には、食物繊維とビタミンC以外の人体にとって必要な栄養素がすべて含まれており、完全栄養食品といわれています。
とくに良質なタンパク質や脂質、ビタミンミネラルなどが豊富で栄養バランスがよく、カロリーが低いことも魅力のひとつです。
時間がないときには、前日のうちにゆで卵にしておいて食べるのがおすすめ。
忙しい!でもお腹空いている!そんな日は、白いごはんに生卵をかけて食べるTKGで糖質も一緒に摂取するのも効率的ですよ。
アボカド
アボカドは健康効果だけでなく、美容にも力をいれたい人におすすめです。
アンチエイジングや健やかな肌を作るのに必要なビタミンミネラルが豊富で、むくみをとる効果も期待できます。
また、なめらかな食感は食欲のない朝に有難く、相性の良い食材も多いです。
タンパク質などの良質な栄養素が豊富なサーモンとの組み合わせがイチ押しです。
ナッツ類
ナッツには不飽和脂肪酸という、人体では作り出せない良質な脂質が豊富に含まれています。
また、抗酸化作用のあるビタミンEやお通じを改善する食物繊維など、嬉しい栄養素もたっぷり!
そのまま食べればしっかりした歯ごたえから満腹感を得られやすいでしょう。
サラダやヨーグルト・スープなどのアクセントにするのもおすすめです。
健康に気を付けたい人は、油や塩分カットのものを選ぶようにしましょう。
ナッツは意外と高カロリーなので、ダイエット中の人は食べ過ぎないようにだけ気を付けてくださいね。
ブルーベリー
フルーツが好きな人は、ぜひブルーベリーを朝食に取り入れましょう。
骨を強くしたり活性酵素を除去したりする役割のあるミネラルや、疲労回復に役立つアントシアニンなど、嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
腸内環境を整える食物繊維はブルーベリーの皮に多く含まれているので、冷凍ブルーベリーやジャムなどで丸ごと食べるのがおすすめですよ。
大豆食品
低糖質・高タンパクな大豆食品は朝の強い味方で、糖質制限ダイエットをしている人にもおすすめです。
豆腐や納豆、味噌汁などバリエーションも多いのでアレンジレシピも数多く、朝食のレパートリーを増やすのに一役買ってくれるでしょう。
どうしても食欲がないときは、大豆が原料のソイプロテインや豆乳を使ったスムージーなどのドリンクタイプの朝食も効果的ですよ。
朝食を食べない習慣のある人は今一度見直してみよう!
朝食を食べることにはダイエットや健康など、生活する上でのメリットがたくさんあります。
普段の自分を振り返ってみたときに、「朝食を食べない」または「朝食を食べない日が多い」という人は、これを機に習慣を見直してみてください。
朝食メニューに困ったときは、管理栄養士監修レシピなども参考になりますよ。
朝からしっかり栄養を摂って、健康的でアクティブな毎日を過ごしましょう!
- 朝食を食べないことは体重増加に繋がるという研究結果がある
- 朝食を食べるメリットは「脳や身体の活発化」「便秘解消効果」「仕事の効率UP」など
- 朝食を食べないデメリットは「イライラや体のだるさを感じる」「太る可能性が高くなる」「健康への悪影響」が挙げられる
- 朝食におすすめの食材は、卵・アボカド・ナッツ類・ブルーベリー・大豆食品