仕事に行きたくないときの対処法|理由・原因、NG行動から将来を考えよう
週明けは仕事がはじまるのが憂鬱…と感じている人が多いでしょう。
しかしよほどの理由がない限り、そう簡単には休めません。
「風邪をひいたことにしようか…」「このまま辞めてしまうか」とネガティブな気持ちを抱えたままに毎日を過ごすのは問題です。
そこで今回の記事では、会社に行きたくないときの対処法やNG行動について解説していきます。
Contents
仕事に行きたくないときの対処法
仕事に行きたくない気分をそのままというわけにはいきませんよね。
まずは、仕事に行きたくないときの適切な対処法を見ていきましょう。
休んで気持ちを落ち着かせる
どうしても仕事に行きたくないのなら、いっそ休んでしまうのも1つの手です。
有給など適切な方法を使えば、周囲を気にすることなく休むことができるでしょう。
とはいえ、真面目な日本人は理由もなく休むことに罪悪感を覚える人が多いです。
しかし、無理して仕事に行ったとしても不安定な心身では十分な働きはできません。
正直に「仕事に行きたくない」と伝えれば角が立ってしまうかもしれないので、体調不良を理由にするのがこの場合、適切でしょう。
今後より良い仕事をするためのリフレッシュだと思って、しっかりと休むことをおすすめします。
休めないときは就業後の楽しみを作る
仕事の状況によってはどうしても休めない場合もあるでしょう。
そんなときは、就業後の楽しみを作るのがおすすめです。
「ちょっと高級なケーキを買って帰る」「行ってみたかったバーに行く」など、自分の気分が上がる予定を作っておけば、それを楽しみに仕事に行くことができるはずです。
今の状況を上司・友達に相談する
仕事に行きたくないという状況が続いているなら、上司や友達に相談しましょう。
信頼できる人に今の状況を打ち明けることで、少しは気分が軽くなるはずです。
また、客観的な目線から今後どうすればよいのか、具体的なアドバイスが得られるかもしれません。
生活習慣・環境を見直す
仕事に行きたくない原因は、職場だけにあるとは限りません。
生活習慣の乱れによる疲れなどが影響している可能性もあります。
普段から寝不足だったり、お酒を飲み過ぎてしまったりと、生活が乱れている自覚があるのなら今のうちに見直すことをおすすめします。
十分な睡眠やバランスの良い食事など、生活習慣や環境を整えることで心身もリフレッシュし、仕事への気力が戻ってくるはずです。
どうして働いているのか考える
周囲に相談したり、休みをとったりしてもなかなか仕事に行く気持ちになれない場合は、どうして働いているのかをじっくり考えることをおすすめします。
今の職種が合わないなど、根本的な部分に仕事のモチベーションが上がらない原因が隠れているかもしれません。
その場合は転職活動も視野にいれて、周囲の環境を変えることを考えたほうが良いでしょう。
自宅でできる仕事に変える
もしも職場環境に原因があるのなら、自宅でできる仕事に変えてみてはどうでしょうか。
仕事ではなく職場環境や人間関係にストレスを感じている場合は、在宅でも仕事ができる環境にすることで「行きたくない」気持ちが解決できるはずです。
リモートワークに切り替えるなど、まずは働き方を見直すのがおすすめです。
朝の過ごし方を変えてみる
会社に行く前の時間がとにかく憂鬱なのであれば、朝の過ごし方を変えてみるのがおすすめです。
- 起きたらまず、しっかりと朝日をあびる
- いつもより早起きしてみる
- 好きな音楽やラジオをBGMにしてみる
- バランスの取れた朝食を心がける
- いつもと違うルートで通勤してみる
以上のように、普段とは少し違う朝を過ごすことで気分を変えることができます。
朝ごはんに好物を取り入れるなど、ちょっとした楽しみをプラスすれば仕事前の憂鬱も軽くなるかもしれません。
仕事に行きたくないときのNG行動
仕事に行きたくないときは、心も体も疲れているものです。
だからといって、勢いで行動すると取り返しのつかないことになる可能性があります。
ここでは、仕事に行きたくないときにやってはいけないNG行動を見ていきましょう。
我慢する
仕事に行きたくないときに、もっともやってはいけないのは我慢することです。
「仕事が嫌だ」と感じているのに、忙しさや気のせいを理由に何の対策もとらないのは、後々自分を苦しめることになりかねません。
仕事に行きたくない、という気持ちは心や体からのSOSです。
その悲鳴を無視していると、うつ病や過労によるさまざまな症状を引き起こす可能性があります。
仕事を休むことができるなら休む、そうでなくても原因改善の糸口を見つけることが大切です。
連絡せずに休む
いくら仕事に行きたくない気持ちが強くても連絡せずに休むのはNGです。
無断欠勤は周囲に迷惑となる上、場合によっては懲戒処分の対象となる可能性もあります。
休みを切り出すのは面倒、あるいは言いづらいと思ってしまうかもしれませんが、会社での信頼を失わないためにも社会人の最低限のマナーとして、連絡だけは忘れないようにしましょう。
考えなしに退職する
仕事に行きたくないからといって、考えなしに退職するのはおすすめできません。
どんな人であっても、心身の状態やタイミングのせいで「仕事に行きたくない…」という気持ちになってしまうものです。
そこを勘違いして即退職してしまうと、再就職やキャリアの面で苦労することになるでしょう。
また、会社の就業規則によっては予告なしの退職が問題になってしまう可能性もあります。
退職という判断を下すのは、よくよく考えてからでも遅くありません。
最終的に会社を辞めるにしても、しっかり計画を立ててからにしましょう。
仕事に行きたくないのはなぜ?5つの理由
そもそもなぜ、仕事へのモチベーションが低下してしまうのでしょうか。
最後に「仕事に行きたくない」と思ってしまう5つの理由について解説していきます。
思い当たるものがあれば、そこが改善のポイントになるかもしれませんよ。
ミスを繰り返してしまう
仕事でミスを繰り返してしまうと、会社に行きたくない気持ちになる人は多いでしょう。
もし1度や2度のミスであれば、原因を把握して今後同じ失敗をしないよう気を付ければいいだけです。
しかし、気を付けているつもりなのに同じようなミスを繰り返してしまうと、周囲からの目が気になり会社への足が遠のいてしまうもの。
それでも同僚や上司がフォローしてくれているのであれば、相談しつつ適切なやり方を獲得していけばミスが防げるようになるかもしれません。
しかし、周囲からのフォローがない、叱責されるだけという場合は、仕事内容があなたにあっていないか環境自体が悪い可能性もあります。
自分に有意に考えず、客観的に状況を見ることが大切です!
人間関係に悩んでいる
仕事に行きたくない理由でかなりの割合を占めるのが、人間関係の問題です。
会社ではどうしても同僚や上司との関わり合いを避けることができません。
その中に相性の悪い相手がいると、それだけで会社に行きたくなくなってしまうでしょう。
また、パワハラやセクハラなど問題行動のある人がいる場合は最悪です。
こうした人間関係のストレスは回避するのが難しい上、我慢するとうつ病やストレス性の疾患を引き起こす可能性があります。
「辛い」と感じるなら早めに適切な場所に相談するのがおすすめです。
残業・過重労働が多い
仕事に行きたくない代表的な理由の1つとして、残業や過重労働の多さを挙げることができます。
人間は機械ではないので、休みなしに働き続けることは不可能です。
にも関わらず、無理な残業や過重労働を強制されるような環境では「行きたくない」という気持ちが芽生えて当然でしょう。
労働基準法を逸脱した残業・過重労働は十分退職理由になりえます。
もしも退職がしづらい環境なら、退職代行サービスや弁護士に相談することをおすすめします。
仕事にやりがいを感じられない
仕事にやりがいが感じられないせいで、行きたくないという気持ちになることもあります。
今の部署が希望とまったくちがう、ルーティンワークばかりの業務である、など自分の思い描いていた仕事と乖離しすぎているとどうしてもモチベーションが上がらないものです。
人間関係や仕事内容に問題がないにも関わらず「仕事に行きたくない」と思ってしまうのは、やりがいのなさが原因かもしれません。
職場が家から遠い
単純に、職場が家から遠いせいで仕事に行きたくないというパターンもあります。
長時間の通勤による労働者のストレスは馬鹿にはできません。
家から遠い職場のせいで、早起きや長時間の移動を強いられるのは心身ともに負担がかかるもの。
また、ある心理学の研究によれば、通勤時間の長さは幸福度を低下させるという結果も出ています。
もし通勤が負担になっているのであれば、無理せず引っ越しを考えたほうが良いでしょう。
【危険信号】仕事に行きたくない理由がわからない原因
よくわからないけど仕事に行きたくない、と感じているなら一刻も早く対策が必要な状態になっているかもしれません。
最後に、仕事に行きたくない理由がわからない原因とその対策を紹介します。
うつ病や心の疲労
理由はわからないけど、とにかく仕事に行きたくないと感じているのなら、うつ病や心の疲労が隠れているかもしれません。
心が疲れてしまうと、あらゆることへのモチベーションが低下してしまいます。
もちろん働くことへの気力もなくなるので、仕事に行きたくなくなってしまうのは当然といえるでしょう。
仕事に行きたくない、家から出られないと感じているのなら、早急に専門医などに相談するのがおすすめです。
自己肯定感が低くなっている
自己肯定感が低くなっているせいで、仕事に行きたくないと感じている場合もあります。
とくに過重労働や残業を強いてくるようなブラック企業や、パワハラ上司などがいるような職場では自己肯定感はどんどん削られてしまいます。
そのような環境では自分の心身が疲れていることに気づきにくいです。
自分はダメなんだ、と責めてしまう気持ちが強くなっているなら、とにかく仕事と一旦距離をおいて冷静な判断力を取り戻すことが必要です。
仕事に行きたくないなら転職するのもあり!
仕事に行くのが面倒だな…と感じるのはよくあることですが、そうした気持ちが強くなってしまったときは注意が必要です。
なぜ仕事に行きたくないのか、自分自身のモチベーションが下がっていないか、その理由をまずは冷静に分析してみましょう。
リフレッシュすることで仕事への気力を回復させることも可能ですが、もし職場環境や人間関係が原因なら転職することも考えましょう。
求人・転職サイトや転職エージェントの関連記事を参考にしてみても良いかもしれません。
また、仕事に行くのが本当に辛いなら休むという判断をすることも大事です。
仕事に行きたくないという気持ちは心や体からのSOSです。
もし「仕事に行きたくない」と感じたら、自分自身と仕事のあり方を見つめなおすことをおすすめします。
- 仕事に行きたくないときは、無理をせずに休みをとることが大事
- 仕事に行きたくない気持ちは、上司や同僚に相談したり周りの環境を変えたりすることで改善する可能性がある
- 仕事に行きたくないとしても無断欠勤や考えなしの退職はNG!後で自分が困る可能性あり
- 人間関係の悩み、残業・過重労働の多さなどが仕事に行きたくない原因になりやすい
- 仕事に行きたくない理由が自分でもわからない場合は、うつ病や自己肯定感の低下といった深刻な問題が隠れている可能性あり!