すぐ泣いてしまうのはうつ症状?原因・心理と涙が出てしまうときの対処法
感情が高ぶりやすく、ちょっとしたことですぐ泣いてしまい、恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
我慢しても涙を抑えることができずに焦ったり、こんなにすぐに泣いてしまうのは、うつ症状ではないかと心配になったりすることも。
この記事では、すぐ泣いてしまう人の原因や心理、涙が出てしまうときの対処法を解説します。
Contents
すぐ泣いてしまう人の特徴
子どもの頃は、悲しい時や思い通りにならない時にすぐ涙を流しますが、大人になるにつれて、あまり感情を見せなくなってきます。
特に男性は大人になると人前で泣くのは恥ずかしいと感じる人が多いでしょう。
大人になってもすぐ泣いてしまう人には、どのような特徴があるのでしょうか。
まず初めに、すぐ泣いてしまう人の心の特徴について紹介します。
素直な性格
すぐ泣いてしまう人は、子どものように素直な性格を大人になっても持ち続けています。
感情表現が豊かなので、悲しいことや辛いことがあると人前でも涙が出てしまい、感情を隠すのが苦手です。
感受性が強いので、周りのできごとや人の言葉をストレートに受け止めてしまって、適当にやりすごすことがなかなかできません。
自分自身のことでも悔しさや怒りで気持ちが高ぶると、我慢できずに思わず涙してしまうことも多いでしょう。
感情移入しやすい
他人の話を自分に起きたことのように感情移入しやすい人も、すぐ泣いてしまうタイプ。
自分は自分、他人は他人といったハッキリとした境界線がなく、人の辛さや悲しみに深く共感してしまいます。
ドラマや映画を見ると自分が登場人物になったような気分になり、悲しいシーンで泣いたりそのまま落ち込んだりしてしまう人もいますよね。
過去に辛い経験をしたことがある人は、人から自分と似た話を聞くと当時の辛さがよみがえって、泣いてしまうこともあります。
自分に自信がない
自分に自信がなくて、人に何か言われるとすぐに「自分はダメな人間だ」と落ち込みやすい人も簡単に泣いてしまいがち。
プレッシャーに弱く小さなことでも敏感に反応するので、何でもないことにもひどく傷ついてしまい、急に涙を流すこともあるでしょう。
他の人たちが楽しそうにしていると自分だけが浮いているように感じ、自己嫌悪の気持ちや孤独感から泣いてしまうこともあります。
すぐ泣いてしまう人の原因
ちょっとしたことでもすぐ泣いてしまう人の背景には、実は何か特別な理由があるのかもしれません。
すぐ泣いてしまう人がどういった事情から涙もろくなってしまったのか、隠れた原因を説明します。
ストレス発散
悲しい映画を見たり本を読んだりして意識的に涙を流す、最近話題のストレス解消方法、涙活(るいかつ)。
もしかすると、すぐ泣いてしまう人は日頃たまったストレスを解消するために、無意識のうちに涙活を行っているのかもしれません。
泣くことは自律神経にも影響していて、涙を流すことでリラックス状態へと切り替えられると言われています。
ストレスが重なって耐えられないと思った時、思い切り泣くと翌日はスッキリしていることもありますよね。
涙もろい人は、実は気づかないうちに無理をしていて、辛い自分を解放するために泣いて肩の荷を下ろしているのかもしれません。
大人になって色々な経験をした
年齢を重ねた人がすぐ泣くようになるのは、大人になって色々な人生経験を積み、他人に共感することが増えたからです。
子どもを産んでこれまで以上に親のありがたみを感じるようになったり、病気を経験して健康に対する感謝の気持ちが生まれたりすることもありますよね。
取り返しがつかないような大きな失敗や、人に裏切られた怒りや悲しみなど、心の傷が増えることも。
若い時は他人の話をリアルに感じられなくても、人生経験が増えると自分の体験と重なることが多くなります。
他人の話にも感情移入しやすくなるので、他人の話でも泣いてしまうようになるでしょう。
PMS(月経前症候群)
女性はPMS(月経前症候群)の影響で涙もろくなる場合もあります。
PMS(月経前症候群)とは、生理前のホルモンバランスの変化に心や身体が影響を受けて起こる不調のこと。
女性の生活に大きな影響を与える要因として、最近は日本でも話題にあがるようになってきました。
具体的には、お腹が痛くなる、手足がむくむなどの身体的な症状や、感情的で情緒不安定になる精神的な症状などがあります。
普段は気にならないようなことでも、生理前だとイライラして気持ちが高ぶりやすくなるので、すぐに泣いてしまうときもあるでしょう。
HSP
人一倍繊細なHSPの人は、すぐ泣いてしまう特性があります。
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、感受性が強く敏感で傷つきやすい気質を持った人のこと。
人間関係などで深読みしすぎて気疲れしてしまったり、過剰に反応してしまったりすることが多く、生きづらさを感じることも。
統計的に5人に1人がHSPの気質を持っているという説もあるので、すぐに泣いてしまう人はHSPである可能性が高いかもしれません。
あまりにすぐ泣いてしまうなら病気の可能性も
一時的に落ち込むことや、心が疲れやすくなる時は誰にでもありますが、長く続いている場合は心の病気の可能性があります。
自分でも戸惑うほどすぐ泣いてしまい、生活に支障が出てしまうような日が続くなら、うつの初期症状かもしれません。
うつの初期症状には涙もろくなる他に、眠れなかったり動悸がしたりする肉体的な異変や、やる気が出ない、集中力にかける等の精神的な異変もあります。
辛い症状が2週間以上続いている場合は、病院の受診やカウンセリングなど、専門家の先生に相談することを検討しましょう。
中学生・高校生もうつ病になる
大人だけではなく、思春期の悩みや受験のストレスなどを抱えた中学生・高校生もうつ病になる恐れがあります。
家族や知り合いの子どもで、すぐに泣いてしまうことが多く、長らくその状態が続いている人がいたら、初期のうつのサインかもしれません。
子どもだから、お年頃だからと油断しないことが大切です。
すぐ泣いてしまう人に対する周りの印象
職場の人や恋愛相手など周囲の人は、すぐ泣いてしまう人に対してどんな印象を持っているのでしょうか?
次は、すぐ泣いてしまう人に対する周りの人たちの本音を紹介します。
仕事場ですぐ泣いてしまう人の印象
上司や先輩から注意されてすぐ泣いてしまう人に対しては、気を遣ってそれ以上何も言えなくなってしまうでしょう。
わざと泣いてその場をごまかすのが得意な人もいるでしょうが、怒られては泣いてを何度も繰り返していると、周りはうんざりして相手にしなくなってきます。
問題が起きても指摘できないので、すぐ泣く人には仕事が任せられず、信頼を失ったり距離を置かれて孤立したりすることもあるでしょう。
すぐ泣いてしまう恋人の印象
男性でも女性でも、恋人がすぐ泣いてしまう場合には2通りの反応があります。
「繊細な人だから守ってあげたい」と思う反応と「面倒だから離れたい」と思う反応です。
守ってあげたいと思っていても、あまりに泣く頻度が多かったり敏感すぎたりすると、次第に離れたいと思うようになることも。
反対に、はじめは面倒だと思っていても付き合っていくうちに扱いに慣れて、可愛く感じるようになることもあるでしょう。
いずれにしても、すぐ泣いてしまう人の恋人は気を遣う場面が多く、結婚するのは大変だと思われがちです。
すぐ泣いてしまうときの対処法
すぐ泣いてしまうのは恥ずかしいし、周りに気を遣わせるのでもう少し我慢できるようになりたいと思っても、なかなか難しいですよね。
しかし、少しずつでも涙もろさを改善していく解決方法もあります。
最後に、すぐ泣いてしまう人や涙が出そうになって困った時に試したい対処法を紹介しましょう。
ゆっくり休息をとる
忙しい日が続いてストレスが溜まっているときは、ちょっとしたことでも過度に反応して泣きやすい状態になっています。
疲れがたまってピリピリしていると感じたら、ゆっくり休息をとって緊張をほぐしましょう。
特別なことをしなくても、仕事の手を休めて充分な睡眠を取ったり規則正しい生活を心がけたりすれば、気持ちも落ち着いてきます。
仕事以外の趣味や運動も、高ぶった気持ちをほぐすのに役立つでしょう。
自信を持つ
自分に自信がなくてネガティブに考えてしまう人は、自分に自信をつけるための工夫をしてみましょう。
まずは、毎日机の1箇所を片付ける、趣味の動画を最低1つ見るなど、達成しやすい目標を設定して、小さな成功体験を重ねるのがおすすめ。
小さな目標達成を毎日続けると、次第に自分に自信がついて、他人に対して劣等感を抱いたり自分を否定したりすることが少なくなるでしょう。
高過ぎるハードルは失敗しやすく、ますます自信を失うので避けた方が無難です。
自信を持って自分らしくのびのびと生きられるようになると、すぐに泣いてしまうことも減っていきます。
いつもと捉え方を変えてみる
泣きたくなることがあったら、いつもと捉え方を変える練習をするのも効果的です。
例えば、怖い上司にいつも口うるさく叱られて泣きそうになる時は、自分に言われたことばかり気にするのは止めて、その上司がなぜうるさいのかを考えてみます。
もしかしたら、上司はあなたに期待しているからこそ厳しくしているのかもしれません。
別の視点から考える練習をしていると、辛い時にも気分が変えやすくなるので、傷ついてもすぐには泣かないようになってくるでしょう。
率直な気持ちを伝える
自分の素直な気持ちが相手に伝えられず、感情だけが高ぶって泣いてしまう人は、泣かずに自分の言葉で相手に気持ちを伝える練習をしてみましょう。
まずは日記を書いて、自分の感情を言葉にする習慣を作るのがおすすめ。
素直な気持ちを書き起こす練習を繰り返せば、自分の想いを言葉にして伝えやすくなり、簡単には泣かなくなってくるでしょう。
ほかのことに集中する
目に涙が浮かんでウルウルしてしまった時は、その場のことは一瞬忘れて、強制的に他のことを考えて集中してみましょう。
先日食べたおいしいスイーツのことでもいいし、昨夜見たお笑いのネタでもかまいません。
気持ちだけでも泣きそうな状況から遠ざけて、空想に集中していれば泣きたい気持ちが収まってきます。
気になる人がいるなら、その人の笑顔や楽しかった記憶を思い浮かべて、心をほっこりさせると涙が引きやすいかもしれません。
過去の辛い恋愛の経験ですぐ泣いてしまう…そんなときは新しい出会い!
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すぐに泣いてしまうときは、新しい恋愛に飛び込むのもアリ!
素直な人や他人に共感しやすい人、自分に自信がない人は、ちょっとしたことでもすぐ泣いてしまいがちです。
ストレスや共感性の高さが原因ですが、女性の場合は生理の影響の可能性もあります。
あまりにも異変が長く続く場合は、初期のうつ症状のサインかもしれません。
すぐ泣いてしまう生活が続くと、職場や恋愛関係では信用を失う場合もあります。
涙もろさを改善するためにも、充分な休息や自分に自信が持てるような工夫をしてみましょう。
新しい恋愛に飛び込んで、ストレス解消を試みるのもアリですよ。
- すぐに泣いてしまう人は素直で共感力が高いが自己評価が低い傾向がある
- すぐに泣いてしまう原因はHSP、PMSの影響、うつの初期症状などの可能性がある
- 職場や恋愛相手からは面倒に思われて信用を無くす場合も
- 涙もろさを治したいなら、充分な休息や自分に自信を持つ練習が効果的
- 恋愛などほかのことに集中するのもおすすめ